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November 2007 NEWS TOPICS INFORMATION


東京都が沖ノ鳥島映像ライブラリーを作成(映像提供にJARLが協力)

 東京都は、このほど重要な日本の領土である南海の孤島「沖ノ鳥島」の歴史や今後を記録を記録する映像ライブラリーを作成し、 11月30日、東京都新宿で開催された「沖ノ鳥島フォーラム2007」で、映像ライブラリーの一つ、記録映画「奇跡の地 沖ノ鳥島」の上映し ました。当日は出演の高樹沙耶さんほかによるトークショーもおこなわれました。

 この映像ライブラリーの作成には、JARLも創立50周年記念事業の 一環として実施した、沖ノ鳥島DXペディションの映像提供をおこなう 形で協力し、「奇跡の地 沖ノ鳥島」の記録映画には、7J1RLの記録 映像が紹介されています。

 なお東京都によれば、このライブラリーは今後広く「沖ノ鳥島」 および、また地球環境保護に関するPR活動に活用していくこととし、 映画「奇跡の地 沖ノ鳥島」は、12月1日から開局のBSデジタル 放送BS11で、12月2日12:30〜13:56で放送されます。

 BS11を受信できる設備をお持ちの方は、ぜひごらんになってください。

(11月30日)




世界無線通信会議(WRC-07)速報!
  アマチュア無線に長波帯135.7〜137.8kHzが2次分配へ

 2007年10月22日からスイスのジュネーブにおいて開催されている、世界無線通信会議(WRC-07)は議題の審議がほぼ終わり、今週中に終了する見込みです。

 国際アマチュア無線連合(IARU)からはW4RAラリープライス会長以下7名が出席し、またいくつかの国からは代表団にアマチュア関係者が加わり、アマチュア無線の周波数の拡大等に向けて努力がおこなわれ、JARLからは日本代表団の一員として職員1名が出席しました。現地からの報告によれば、アマチュア無線に関する最終審議結果などは次のようになる見込みです。

 135kHzへのアマチュア無線への分配については、今まで大部分の国・地域が提案していたとおりRR第5条の該当部分の変更が採択され、分配表中の 135.7〜137.8 kHz にアマチュア業務を2次分配として新たに加え、同条脚注で最大出力1W(EIRP)を超えないこと、および、同条脚注 5.67 にある国々(Region 1)での無線航行業務への有害な混信を与えないことが条件になっています。

 また、委員会レベルまで反対していたアラブ諸国(アルジェリア、エジプト、イラン、イラク、リビア、レバノン、シリア、スーダン、チュニジア)は、別の新たな同条の脚注として、このバンドの使用は、固定及び海上移動業務に限るとし、アマチュア業務での使用を禁止しています。

 短波放送など4〜10MHzの分配の見直しについては、各国から反対が多く、放送業務への追加分配や、アマチュア無線として要望していた5MHz帯の分配および7MHz帯の拡大などは実現しませんでした。

 なお、本件に関するさらに詳しい情報等は、WRC-07終了後にお知らせする予定です。

(11月14日)




アマチュア衛星AO-16(PacSAT)がテレメトリー送信を再開

 AMSAT(アマチュア衛星通信協会)は11月12日付けのニュースで、「最近数カ月の間機能が停止していた、AO-16(PacSAT、写真:AMSATのサイトより)の機能が一部回復して、437.026MHzでテレメトリーの送信をおこなっている」と発表しています。

 AO-16は1990年1月22日に、仏領ギアナのクール宇宙基地からアリアン4ロケットで、UO-14/15、DO-17、WO-18、LU-19とともに同時打ち上げとなったマイクロサットタイプの衛星で、打ち上げから約20年を迎えます。

 AMSATサイトの「サテライト・ステータスリスト」によればこの時、同時打ち上げとなった6衛星のうち現在も動作状態にある衛星は、このAO-16とアルゼンチンのマイクロサットタイプ衛星LU-19(CWビーコン437.1250 MHz CWのみ)の2機のみの模様です。

 AO-16は437.026MHz帯のテレメトリーを、1200bpsのBPSKでダウンリンクします。

 今回の発表によれば、管制チームは「プログラムのリロードの作業を進めている」としていますが、同チームは「アマチュア衛星利用者の方々に、AO-16のテレメトリーの受信データの提供協力を求めています。

 なお受信データには、コールサインと受信地点の緯度経度(またはグリッドスクエア)、日時(UTC)を明示して欲しいとしています。

(11月14日)




イラク国内のアマチュア無線活動が11月20日から再開に

 ARRL(アメリカの連盟)は、「本年3月に、国内のアマチュア無線活動が全面的に休止されていたイラク国内でのアマチュア無線活動が、本年11月20日から、従前通り全面的に再開される」という、イラクのアマチュア無線協会(IARS)のディヤ・サーク会長(YI1DZ)のレポートを報じています。

 イラク国内でのアマチュア無線活動休止は、国防計画(機密対策)の一部として、イラクの国防省の要望によって政府により決められていたものです。

【関連情報】
http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/2007_news-4.htm#0402-2
http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/2007_news-3.htm#0314

(11月14日)




総務省が「周波数再編アクションプラン(平成19年11月改定版)」
  及び意見募集の結果を公表

   総務省は、平成18年度に実施した電波の利用状況調査(3.4GHz超の周波数帯を対象) の評価結果に基づく具体的な周波数の再編を円滑かつ着実に実施するため、平成18年10 月に策定した「周波数再編アクションプラン(平成18年10月改定版)」を見直し、 「周波数再編アクションプラン(平成19年11月改定版)」を公表し、平成19年9月19日か ら同年10月18日までの間、意見募集をおこないました。

 「周波数再編アクションプラン」には、アマチュア無線関係では「3.8MHz帯」拡大 が掲げられており、意見募集期間中に同プランに関する39件の意見が寄せられ、 総務省はホームページ内で、各意見について総務省の考え方と併せて公表しています。

(11月14日)




無線従事者免許申請書が変わります
 (現行の申請書の使用は平成20年3月末まで)

 総務省では、平成20年4月1日から無線従事者免許申請書の様式を変更します。
 これにより、現行の無線従事者免許申請書は平成20年4月以降、利用できなくなりますのでご注意願います。特に、

  • 平成19年度12月期の第1級・第2級アマチュア無線技士国家試験に合格された方
  • 平成19年11月〜平成20年3月開催の第3級・第4級アマチュア無線技士国家試験に合格された方
  • 平成19年11月〜平成20年3月開催のJARDの養成課程講習会(第3級・第4級アマチュア無線技士)を受講されて修了試験に合格された方

 の場合、無線従事者免許申請書を提出する時期が、申請書様式の切り替え時期と重なる可能性がありますので、提出時期に合わせて十分に注意して正しい様式の書類を使用してください。

 また、この様式は「新規の無線従事者免許証申請」と「無線従事者免許証の再交付申請」の共用のものです。無線従事者免許証の再交付申請についても、申請書の提出時期に合わせて正しい様式の書類を使用するようにしてください。

【詳細(電波利用ホームページ)】http://www.tele.soumu.go.jp/j/operator/apchange/henko.htm

○現行の申請書(平成20年3月末日まで)

 現行の申請書は写真の通り、横長の特殊サイズです。この用紙は、平成20年3月末日をもって使用できなくなります。

○新しい申請書(平成20年4月1日から)

 現行の横長の特殊サイズから、下の写真の様式のA列4番(A4)サイズのものに変更されます。

(11月1日)



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