総務省後援

第63回 ALL ASIAN DXコンテスト規約


 JARL主催コンテストにおける移動運用およびマルチオペ部門について 

 新型コロナウイルス感染予防対策をおこなって、運用しましょう。
 手洗いの徹底・マスクの着用、ソーシャルディスタンスの確保、密閉、
 密集、密接となる行動を避けるよう、参加者は各自注意を払ってください。
 


1 開催日時
(1) 電信部門 2022年 6月18日(土)09:00から20日(月)09:00(JST)まで
(2) 電話部門 2022年 9月 3日(土)09:00から 5日(月)09:00(JST)まで
2 使用周波数帯
  アマチュアバンド:160m、80m、40m、20m、15m、10m
3 種目と電子ログで提出する場合のCATEGORY CODE

■アジアの局(JA局を含む)

参加種目CATEGORY
シングルオペシングルバンドハイパワーSO160HP〜SO10HP
ローパワーSO160LP〜SO10LP
オールバンドハイパワーSOABHP
ローパワーSOABLP
マルチオペ(注5)シングルTXM/S
マルチTXM/M

■DX局(アジア以外の局)
参加種目CATEGORY
シングルオペシングルバンドSO160〜SO10
オールバンドSOAB
マルチオペ(注5)シングルTXM/S
マルチTXM/M

■JA局のみ
参加種目CATEGORY
シングルオペジュニアSOJR
シングルオペシルバーSOSV

【注1】シングルオペは、コンテスト中の運用に関わるすべてのことを一人でおこなうものとし、それ以外はマルチオペとする。
【注2】ローパワーは出力100W以下。ハイパワーは出力の制限はなし。
【注3】ジュニアは年齢20歳未満とし、シルバーは年齢70歳以上。
【注4】マルチオペ・シングルTXでは、10分間ルール(CQ WW方式)を適用。10分間ルールとは、バンドを変更したときは受信時間を含めて少なくとも10分間そのバンドにとどまらなければならないというルール。ただしニューマルチを得る場合に限り、他の1バンドでの同時送信が可能で、10分間ルールはランニングステーションとマルチステーション個別に適用する。
【注5】マルチオペの運用場所は一箇所とし、運用範囲は直径500mの円内とする。

4 呼出し
(1) 電信の場合……………CQ AA
(2) 電話の場合……………CQ AAコンテスト

5 コンテストナンバー
(1) OM局:RST符号による信号レポートとオペレーターの年齢
(2) YL局:RST符号による信号レポートと"00"(ゼロゼロ) またはオペレーターの年齢
(3) マルチオペ局:RST符号による信号レポートおよびオペレーターの平均年齢またはオペレーターの年齢

6 共通規約
(1)クロスバンドによる交信を禁止する。
(2)コンテスト中の運用場所の変更を禁止する。
(3)シングルオペおよびマルチオペ・シングルTXによる、同一または異なるバンドにおける2波以上の電波の 同時発射を禁止する。ただしマルチオペ・シングルTXにおいてニューマルチを得る場合の異なるバンドにおける2波の電波の同時発射を除く。
(4)マルチオペの同一バンドにおける2波以上の電波の同時発射を禁止する。
(5)レピータによる交信を禁止する。
(6)コールサインもしくはマルチプライヤーを受信信号の周波数情報と共にオペレーター に知らせるあら ゆる技術、たとえばWebクラスター、CWスキマ−、リバースビーコンネットワークの使用を認める。
(7)自局の運用情報をWebクラスターにアップロードするセルフスポッティングやスポットを依頼する行為 を禁止する。
(8)リモート運用は、すべてのアンテナ、送信機、受信機がひとつの所在地に収まっている場合にのみ許さ れる。すべてのリモート運用局は、局免許、オペレーター免許、および該当参加部門のルールに従う こと。
(9)送信機、受信機、アンテナを設置した無線局の所在地外に位置するリモート受信機の使用は禁止する。
(10)コンテスト終了後に、データベースや録音、電子メールまたはその他の手段を使って交信ログを作った りあるいは交信を確認したり、コールサインやナンバーを修正することを禁止する。ただし、手書きログを電子ログ化する作業は、これに含まれない。

7 得点とマルチプライヤー
(1)アジア州の局
  ① 得点
   完全な交信の得点は、次のとおりとする。
   ただし、同一エンティティー内の局との 交信は得点にもマルチにもならない。
   また同一バンドにおける同一局との重複交信(同一局との2回以上の交信をいう)は、1回の交信を
   除き、得点にならない。

   ・160mバンド…………交信相手がアジア州の局では3点、アジア州以外の局で  9点
   ・80mと10mバンド……交信相手がアジア州の局では2点、アジア州以外の局では6点
   ・その他のバンド … 交信相手がアジア州の局では1点、アジア州以外の局で  3点

  ② マルチプライヤー
    各バンドで交信した局の「*DXCCリスト」による異なるエンティティー数
                 (*リストは「Current Entities」をご覧ください)

(2)アジア州以外の局
  ① 得点
   アジア州の局(駐日米極東軍補助軍用無線局を除く)との完全な交信の得点は、次のとおりとする。
   ただし、アジア州以外の局との交信は得点にもマルチにもならない。
   また同一バンドにおける同一局との重複交信は、1回の交信を除き、得点にならない。

   ・160mバンド…………3点
   ・80mと10mバンド……2点
   ・その他のバンド……1点

  ② マルチプライヤー
   各バンドで交信したアジア州の局の「WPXコンテストルール」による異なるプリフィックス数

(3)JD1局の取り扱い
  ① 小笠原諸島と沖の鳥島は、アジア州とする。
  ② 南鳥島は、オセアニア州とする。

(4)MM(公海上)の局
  運用場所のいかん(アジア州内外)に関わらず、アジア州の局との交信のみを有効とし、MM局として得点は
  掲載するが、順位付けはしない。MM局との交信は、得点をアジア州同士の交信と同一とするがマルチはカウ
  ントできない。

8 総得点の計算方法
(1)オールバンドの場合
    〔各バンドにおける得点の和〕×〔各バンドで得たマルチプライヤーの和〕
(2)シングルバンドの場合
    〔当該バンドにおける得点の和〕×〔当該バンドで得たマルチプライヤーの和〕

9 書類の提出
(1)サマリーシートおよびログシートの提出方法
① 電子ログ(E-mail)による場合
電子ログによる提出の場合、所定の様式で作成したテキストデータあるいは キャブリロ(Cabrillo)形式をメールで提出先アドレスに送信する。
記憶媒体(USB、メモリなど)による 提出の場合、電子ログによる提出と同様の形式のデータを記憶媒体に入れて郵送する。 (記憶媒体の返却を希望する場合は返送先の住所 ・氏名を記載し、必要な料金の切手を貼った封筒を 同封してください)。
② 紙ログの場合
JARL制定の「サマリーシート」および「ログシート」(または同形式のもの、A4判)を 使用し、必要事項を記入して提出する。(記入例: サマリー ・ ログ
また、紙によるログ・サマリーは、記入項目がすべて手書きであり、交信局数が100局までのログのみを 受け付けることとする。
③ 書類は、各部門(電信部門/電話部門)にて、1種目のみに提出すること。 もし、その種目において、2以上の局で参加したときは、そのいずれかの1局に限っての提出とする。
(2)サマリーシートおよびログシートの記入上の注意
① マルチオペの場合
全オペレータのコールサイン(コールサインがない場合は氏名)をJARL電子ログ形式では〈MULTIOP LIST〉に記入する。 (JARL Web電子ログサマリー作成ページでは「マルチオペ、ゲストオペの場合の運用者のコールサイン(氏名)」)、キャブリロ(Cabrillo)形式ではOPERATORS:に全オペレータのコールサイン(コールサインがない場合は氏名)を記入する。 紙ログの場合はサマリーシートの意見欄に記入すること(同欄に全部記入できない場合は、サマリーシートの裏面または別紙に記入する) 
② ジュニアまたはシルバーの場合
年齢をJARL形式電子ログサマリーでは〈COMMENTS〉に、キャブリロ(Cabrillo) 形式ではSOAPBOX:に記入すること。 紙ログサマリーシートでは意見欄に記入すること。
③ 時間はUTCを使用する。
④ マルチプライヤーの欄には、各バンドで新規に交信した局のエンティティまたは プリフィックスを 1回のみ記入する。
(3)提出締切日
    ① 電信部門 2022年 7月20日
    ② 電話部門 2022年10月 5日
(4)提出先
  ● 電子ログ(E-mail)による場合
   ① 電信部門 aacw@jarl.org
   ② 電話部門 aaph@jarl.org
  ● 郵送の場合 〒170-8073 JARL ALL ASIAN DX コンテスト係
(5)JA局の入賞対象局については、次に掲げる資料等の提出を求める場合がある。   
  ① 交信または受信時に記入したログ(オリジナルログ)
  ② 送信機の名称、測定出力など運用時のデータ
  ③ マルチオペ種目のオペレータの無線従事者資格の確認資料(無線従事者免許証のコピー)
(6)個人情報の利用について
  JARLは、個人情報を取得した際の利用目的の範囲内でJARLの実施するコンテスト業務遂行(集計・審査・
  証状発送)のために利用する。

10 賞
(1)参加種目のエンティティー(U.S.A.にあってはUS CQ Zoneのエリア3、4、5)ごとの参加局数に応
   じて、次のとおり賞状を贈る。
  ① 10局以下の場合………1位
  ② 11局〜20局の場合……2位まで
  ③ 21局〜30局の場合……3位まで
  ④ 31局以上の場合………5位まで
(2)各種目上位50%以内にある日本(JA)のコールエリア第1位のJARL会員局に賞状を贈る。
   ただし、(1)の賞状を贈る局には発行しない。
(3)シングルオペ・オールバンド種目の各大陸第1位の局には、総務大臣賞状を贈る。

11 失格事項等
(1)ログシートに記載されている交信または受信局のコールサイン等について審査の結果、
   明らかに虚偽の記載が認められた場合は失格とする。
(2)この規約に定める事項に違反した場合は、コンテスト審査において処分を決定する。
   この処分とは、減点、警告、エントリーのチェックログへの移行、失格等を言う。
(3)(1)、(2)及びコンテスト結果に対して異議の申し立てを受け、裁定の結果失格と
   なった局は、失格の日から3年間はJARL主催コンテストに参加しても入賞を認めない。
(4)失格の局は、コールサインおよび失格の理由をJARL NEWSに発表する。

12 JARL登録クラブの得点および順位等         * 登録クラブ一覧表 *
  JARL登録クラブの構成員(日本国内から参加したシングルオペ局とマルチオペ局1局)から申告された総得
  点をクラブごとに集計の上、登録クラブごとに順位を決定する。

13 結果発表
  JARL Web(2023年3月ごろ)、JARL NEWS(2023年春号)等で発表予定

   ◇ コンテストアワード制度  により申請することができるコンテストアワードは、
     次のとおりです。

    現行アワードタイプ:ADXA、ADAX-HALF、HAC、WAC
    All ASIAN DX独自タイプ:交信局数賞(50QSO単位)、マルチ数賞(20マルチ単位)
     *コンテスト提出書類とは別便で申請してください。

   ◇ コンテスト参加記念楯制度  により、参加記念楯が作成できます。



  ◆ コンテストの参加にあたっては、事故のないよう無線局の運用を行い、コンテスト規約に定める
    事項を守り、電波を適正に使用して参加しましょう。




アジア州内のエンティティー
※表示しているプリフィックスはARRLのDXCCリストによる。
プリフィックスエンティティー
-----スプラトリー諸島
3W・XVベトナム
4J・4Kアゼルバイジャン
4Lグルジア
4Sスリランカ
4X・4Zイスラエル
5B・C4・P3キプロス
7Oイエメン
8Qモルディブ
(アジア地域のみ)
9Kクウェート
9M2・4西マレーシア
9Nネパール
9Vシンガポール
A4オマーン
A5ブータン
A6アラブ首長国連邦
A7カタール
A9バーレーン
APパキスタン
BS7スカボロリーフ
BV台湾
BV9Pプラタス
B中国
E4パレスチナ
EKアルメニア
EP〜EQイラン
EXキルギスタン
EYタジキスタン
EZトルクメニスタン
プリフィックスエンティティー
HL・6K・6N韓国
HS・E2タイ
HZサウジアラビア
JA〜JS・7J〜7N日本
JD1小笠原諸島
JT〜JVモンゴル
JYヨルダン
ODレバノン
P5北朝鮮
S2バングラディシュ
TA〜TCトルコ(アジア区域のみ)
UA〜UI8・9・0・RA〜RZアジアンロシア
UJ〜UMウズベキスタン
UN〜UQカザフスタン
VR香港
VUインド
VU4アンダマン・ニコバル諸島
VU7ラクシャディープ諸島
XUカンボジア
XWラオス
XX9マカオ
XY〜XZミャンマー
YAアフガニスタン
YIイラク
YKシリア
ZC4キプロス島内のイギリス基地内
【全55エンティティー】



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