| 2008年のNEWS |

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September 2009 NEWS TOPICS INFORMATION


前様式のIRC(国際返信切手券)の有効期限は2009年12月31日まで。


左が2009年9月1日から発売された現行デザインのIRC。有効期限は2013年12月31日。右は、 2009年8月31日まで発売されていた前様式のIRC。2009年12月31日で有効期限を満了するので注意が必要。

 前様式のIRC(平成18年9月1日〜平成21年8月31日まで販売されたもの。写真上右)は、2009年12月31日までの引き換え期限の明示があり、今年いっぱいで有効期限を満了します。前様式のIRCをお持ちの方は、早めに郵便切手等と交換をおこなうようにしてください。

 なお日本郵便では本年9月1日より、新しい有効期限2013年12月31日が明示された新デザイン様式のIRC(写真上左)の発売を開始しています。

(9月29日)





東京都西東京市立保谷小学校の児童が国際宇宙ステーションと交信に成功

 9月26日18:26、東京都西東京市の保谷小学校の児童たちが、ARISSスクールコンタクトで国際宇宙ステーションとの交信に成功しました。

 今回のコンタクトは国内37例目となります。これまでの国内のスクールコンタクトの英語による交信は、すべてアメリカ人宇宙飛行士のオペレートによるものでした。
 しかし、今回保谷小学校の児童たちと交信してくださったロバート・サースク宇宙飛行士(VA3CSA)は、カナダ宇宙局(CSA)のカナダ人宇宙飛行士です。
 ARISS運用委員の安田さん(7M3TJZ)によると、サースク宇宙飛行士によるスクールコンタクトのオペレートは、実は今回がはじめてだったそうです。

 さて保谷小学校のスクールコンタクトは、「熱心なアマチュア無線家が、PTAの母親たちに他校のスクールコンタクト(若田さん)を受信して聞かせたり、実際に空を飛んでいるISSを見せたりしたこと」をきっかけとして取り組みが開始されたそうです。

 小学校側もこのスクールコンタクトの実施に大変興味を示してくれたそうです。

 しかし「実施時間が夜間になる可能性がある」ということが、「小学校自体の主催行事として実施する上での難点」となったようです。

 そこで最終的には、同校PTAの「コンサートなどを企画する企画委員」に「宇宙チーム」を立ち上げて準備を進めてきたそうです。

 また、今回のスクールコンタクトでは、1年〜6年の全学年から交信希望の児童を募っています。

 英語に関しては、子供たちは歌を覚えるように簡単に「英語の質問」を覚えたそうです。交信の指導や練習は2回おこなったそうです。
 PTAの企画委員宇宙チームでは、4月からARISSスクールコンタクトや宇宙を知ってもらうために勉強しながら『宇宙ニュース』という新聞や手紙を発行(第1号は「国際宇宙ステーションって知ってる?」という記事)したり、また、夏休みには「宇宙教室」を開き宇宙航空研究開発機構(JAXA)の子供向けDVDを見たり、資格不要の特定小電力トランシーバーで遊ぶなど、子供たちの興味を引き出す数々の催事を実施しました。

 当日の会場の準備・設営から運営まで、PTAの保護者たち主導で進められました。このこともあってか、当日は準備設営の時間から、交信会場の同校体育館には、同校の児童たちをはじめ、就学前の子供たちの賑やかな声が響き渡っていました。

 17:10ごろから、実際に交信する子供たちの交信リハーサル。その後17:40に開会し、JAXAの上垣内茂樹計画マネジャー(有人宇宙環境利用ミッション本部事業推進部)による国際宇宙ステーションの説明がおこなわれ、いよいよ定刻を迎えることとなりました。

 今回のスクールコンタクトのために臨時に開設した社団局は8J1HOYA。コントロールオペレーターの黒崎祐一さん(JN1WTK)が、国際宇宙ステーションのアマチュア局NA1SSのコールを開始すると、ほどなくサースク宇宙飛行士から応答があり、子供たちとの交信が開始されました。
 途中、混信のため何問かの質問は、サースク宇宙飛行士の回答がはっきり聞き取れない状態になりましたが、無事18名の児童が質問に成功しました。

(9月28日)




ヨーロッパのCubeSat衛星が4機打ち上げに成功

 2009年9月23日06:21(UTC)、インド宇宙研究機関(Indian Space Research Organisation、ISRO)の海洋観測衛星「オーシャンサット2号」の打ち上げをメインミッションとするPSLV-C14ロケットの打ち上げが、インドのスリハリコタ宇宙センターでおこなわれ無事成功しました。

 今回の「オーシャンサット2号」の打ち上げミッションでは、同時にヨーロッパの諸国の6機の超小型衛星が相乗りしており、6機のうち次の4機がアマチュア無線の送信機を搭載したCubeSat衛星で、4機とも正常動作が確認されている模様です。
 なお、各衛星の詳細については、衛星名のリンク先のWebサイトをご参照ください。

衛星名

ビーコン周波数

データダウンリンク周波数

BEESAT

ドイツ

436.000MHz(CW)

436.000MHz 4800/9600bps GMSK

UWE-2

ドイツ

なし

437.385MHz 1200/9600bps AFSK/FSK

ITUpSAT1

トルコ

437.385MHz(CW)

437.325MHz 19200bps GFSK

SwissCube

スイス

437.505MHz(CW)

437.505MHz 1200bps FSK

(9月25日)




南アフリカ共和国のアマチュア衛星2号機「SumbandilaSat」打ち上げられる

 2009年9月17日 15:55:09(UTC)、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地で、ソユーズ2.1bロケットの打ち上げがおこなわれました。

 この打ち上げは、ロシアの気象観測衛星「Meteor M1」の打ち上げをメインミッションとしたもので、ロケットにはロシアの何機かの衛星が相乗りしていますが、その1機として南アフリカ共和国のアマチュア衛星2号機「SumbandilaSat」が相乗りしました。

 SA AMSAT(南アフリカ共和国のアマチュア衛星通信協会)の9月21日付けの発表によると、現在ステレンボッシュ大学の地上局管制チームによる初期管制作業がおこなわれている模様です。

 なおSumbandilaSatのアマチュア衛星としての機能(コールサインZS0SUM)は次のとおりです。

  • FM中継器モード(CTCSSトーン信号)
     アップリンク周波数が144.880MHz FM、ダウンリンク周波数は435.350MHzです。
  • ボイスデジピータ(オウム返しモード、CTCSSトーン信号)
     地上からアップリンクされた音声を20秒間録音して、その後、オウム返しに再生送信する機能です。
  • ボイスビーコン
     音声によるビーコン 435.300MHz

※制御用のCTCSSトーンの周波数は、9月25日時点ではまだ公表されていません。

 SumbandilaSatの詳細については、SA AMSATの次のページを参照してください。

▽SumbandilaSatの詳細
http://www.amsatsa.org.za/SumbandilaSat.htm
http://www.amsatsa.org.za/SZASAT.htm

(9月25日)





アメリカCQマガジン社の世界で2番目に古い歴史を持つDXアワード
 WAZ(Worked All Zone)の75周年記念アワードを発行

 アメリカCQマガジン社が発行しているWAZアワード(Worked All Zone=全ゾーン交信賞)は、R/9 Magazine(CQマガジンの前身となる雑誌)により1934年11月に発行が開始されたアワードで、現存するDXアワードの中ではIARU(国際アマチュア無線連合)が発行しているWACアワード(Worked All Continents=六大陸州交信賞、1926年4月から受付開始)に次ぐ古い歴史を持つアワードと言われているようです。

 ちなみに、ARRLDXCCアワードは1936年から発行が開始されています。

 WAZアワードの本賞は、現在まで8,600件以上発行されています。

●CQ Diamond Jubilee Worked All Zoneアワード

 CQマガジン社では、WAZアワードの75周年を記念して、記念アワード「CQ Diamond Jubilee Worked All Zone」を発行するとアナウンスしています。

【申請要件】この記念アワードは、2009年11月1日〜2010年12月31日(UTC)までの間の交信のみで、世界の40のCQゾーンとの交信をおこなうことで申請できるもので、アワードには発行番号は付番されますが、バンドやモードなどの特記はありません。
 CQマガジン社ではゾーン境界に関する誤認が多い、ゾーン2やゾーン17の局の交信には特に注意してくださいとアナウンスしています。
 なお、この記念アワードは自己宣誓によるもので、申請に際してQSLカードの送付やGCRは不要。申請受付は、2011年3月31日までです。

【申請書】申請書はCQマガジン社のWebサイトに掲載されますが、この様式を使用しなくても必要事項が記入してあればOKとのことです。
 また提出するログは、1〜40の各ゾーンの順に記載して、それぞれの交信の記録(交信年月日、時刻、バンド、モード、相手局のコールサイン)を明記しなければなりません。

【申請料】US CQマガジン購読者:6$または6IRC、US CQマガジン誌購読者以外:12$または12IRC
 なお、申請料のその他の支払方法等については、WAZアワード本賞のルールに準ずる。

【提出先】
CQ Diamond Jubilee WAZ Award
c/o Floyd Gerald, N5FG
17 Green Hollow Road
Wiggins, MS 39577 USA

 CQ Diamond Jubilee WAZアワードに関する問い合わせは、WAZアワードマネジャーのフロイド・ゲラルド氏(N5FG)まで、 E-mailでおたずねください。

n5fg(アットマーク)cqamateur-radio.com
※上記E-mailアドレスはスパムメール防止のため、「@」を(アットマーク)と表記しています。

(9月24日)





日本無線協会中国支部が当時受付即日結果発表の
「3、4アマ臨時国家試験」をJARL中国地方ハムの集い開催に併せて実施

 日本無線協会中国支部は、10月10日(土)に広島県東広島市の広島テクノプラザ(東広島市鏡山3-13-16)で開催されるJARL中国地方ハムの集いの開催に併せて、広島テクノプラザ第405研修室で3アマ、4アマの当日受付、即日結果発表の臨時国家試験を実施します。

 「中国地方ハムの集い」への参加を予定されている方で、現在4アマの方は当日会場で受験されて、3アマへのステップアップに挑戦してみませんか。
 またアマチュア無線に興味のあるお知り合いの方がいらっしゃれば、ハムの集いへの参加とともに、会場で4アマの受験をおすすめください。

 日本無線協会が発表している、臨時国家試験の実施概要は次のとおりです。

☆         ☆

  1. 試験日 平成21年10月10日(土)
     ○試験開始時刻(4アマ13:00、3アマ:14:20)
  2. 試験場所 東広島市鏡山3-13-16 広島テクノプラザ 第405研修室
  3. 受付および定員
    試験当日、第1、2、3研修室で
     3アマ 10:00〜13:50(定員40名)、4アマ 10:00〜12:20(定員40名)
     ※受付は定員になり次第締め切ります。
  4. 試験実施要領
    • 受験申請書用紙は、会場で120円で販売いたします。
    • 試験手数料は、3アマ5,200円、4アマ4,950円です。
    • 受験される方は、写真(縦3cm、横2.4cm)1枚および筆記用具を持参してください。
    • 試験結果は、試験終了の1時間後くらいに第1、2、3研修室で発表します。
    • 免許申請の受付は、当日はおこないません。

【詳細】
 詳細は日本無線協会中国支部(電話082-227-5253)にお問い合わせください。

(9月15日)





平成21年度受信環境クリーン月間(10月1日〜31日)を実施

 総務省、NHK、民放各社、JARLなど、関連団体で構成される、受信環境クリー ン中央協議会は、受信障害の防止を図ることを目的として、毎年10月1日から 10 月31日までの間を「受信環境クリーン月間」と定め、全国各地で放送電波 の受信障害の防止に向けた活動を展開しています。

 本月間中は、受信環境保護に関する幅広い周知・広報活動などが積極的に 実施されます。

 また、受信環境クリーン協議会(中央、地方)は平成21年度も全国の 中学生を対象に「受信環境クリーン図案コンクール」を実施しました。

 なお、平成21年度の図案コンクールの結果は、各総合通信局のWebサイト上で順次発表されます。

☆      ☆

<協議会事務局>
〒170-8480東京都豊島区駒込2-3-10
財団法人電気通信振興会内
TEL:03-3940-3981

(9月15日)





国内3例目のアマチュア無線の資格を持つ生徒たちによる
 スクールコンタクト
 東京電機大学中学校・高等学校無線部(JA1YQZ)が
 国際宇宙ステーションと交信

 9月12日17:25、東京都小金井市にある東京電機大学中学校・高等学校の生徒が、ARISSスクールコンタクトで国際宇宙ステーションとの交信に成功しました。国内36例目となりますが、同校の無線部(JA1YQZ)の全員がアマチュア無線の免許を持った有資格者による交信としておこなわれました。
 全員がアマチュア無線の資格を持つ交信は、2001年11月23日の入間市児童センター無線クラブJK1ZAM、そのJK1ZAMのサポートで2008年11月15日に実施された「ニューカマークラブin埼玉」以来の国内3例目ですが、「単独の学校のアマチュア無線クラブのメンバー」による実施は国内では初めてとなります。

 部長の小林 旦(あきら)君(JG1BJJ)によれば今回のJA1YQZのスクールコンタクトは、中学生の保護者で大変熱心なアマチュア無線家の方からの勧めにより、約1年前から実施を計画していたそうです。この時点でARISS Japanにはかなりの多く団体からのスクールコンタクトの申込が入っていますが、実施申込の団体の多くが「日本人宇宙飛行士との日本語による交信」を希望しています。JA1YQZでは「いつスケジュールが取れるのかわからない」ということで申込を躊躇していたそうですが、「アメリカ人宇宙飛行士との英語による交信であれば、比較的短期間にスケジュールが組める」ことがわかり、7月にARISS Japanに申請書を提出し実施に至ったそうです。なお、申請書は部長の小林君が自ら作成しました。

 当日は、ARISS運用委員の安田さん(7M3TJZ)や、入間市児童センター無線クラブの方の協力で準備・リハーサルが進められ定刻を迎えました。
 定刻の17:25の少し前から、部長の小林君が国際宇宙ステーションのNA1SSのコールを開始し、2回目のコールでマイク・バレット宇宙飛行士(KD5MIJ)からの応答があり交信を開始、7名の部員たちが順番にオペレーターチェンジを繰り返しながら18問の質問への回答をもらうことができました。

 交信の成功後、部長の小林君に「交信開始まで不安じゃなかったかな?」と聞いてみたところ「成功することだけを目標に準備をしてきましたから、失敗という言葉は最後まで全く思い浮かびませんでした。都合で今回の交信に参加できない仲間が1名出てしまったのはちょっと残念でしたが、無事交信が成功できてよかったと思います」とのこと。目標に向かって直向きに突き進むヤングパワーを感じ取ることができました。

☆       ☆

 学校や教育施設のアマチュア無線クラブなど、子供たちが全員アマチュア無線の資格を持ったクラブであれば、今回のJA1YQZように「アメリカ人宇宙飛行士との英語によるスクールコンタクト」を比較的短期間の間に実施することが可能です。
 今後も多くの学校や教育施設等のアマチュア無線クラブで、ぜひスクールコンタクトの実施を計画して欲しいものです。

(9月4日)




135kHz帯の免許・運用に関する総務省からのお知らせ

 総務省から、長波135kHz帯の免許および運用に関して、アマチュア無線家の皆様に対する周知要請がありましたのでお知らせします。

 平成21年3月30日からアマチュア無線に新規分配となった、長波帯135kHz帯は極めて低い周波数帯としてアマチュア無線家の皆様方の関心が高く、全国各地で免許を受ける局が次第に増加しています。

 135kHz帯付近の周波数は高周波利用設備等にもすでに使用されていることから、135kHz帯の免許に際して、「既存の高周波利用設備等から発生するノイズ等の影響については容認すること」という免許の条件が附款されています。

 なお、鉄道線路の付近でこの周波数帯を使用した場合、高周波利用設備を使用する列車の管理システム等に障害を与える可能性もあります。特に半径100m以内に鉄道線路が敷設されている場合については、鉄道の安全な運行のため十分に注意して運用する必要があります。

 また総務省では今後、アマチュア局への135kHz帯の免許の際には、「この周波数の使用は、等価等方輻射電力が1W以下に限る。」というこれまでの附款に加えて「ただし、鉄道線路から100m以内で運用する場合においては、等価等方輻射電力が、100mを1として鉄道線路からの距離を表した値を二乗した値に1Wを乗じた値以下の場合に限る。」という附款を付すこととしています。

 「等価等方輻射電力が、100mを1として鉄道線路からの距離を表した値を二乗した値に1Wを乗じた値」の計算式は、M(m)を鉄道線路までの距離(100m以内)とすると、

(M/100) 2 ×1[W]で表されます。

たとえば、鉄道線路から50mの距離の場合は、「(50/100) 2 ×1」であり、

0.25W以下で運用する必要があります。

(9月4日)




第4回マイクロ波入門講座開催される

 JARL マイクロ波委員会と国立大学法人電気通信大学先端ワイヤレスコミュニケーション研究センター(AWCC)は、8月30日、東京都調布市の電気通信大学創立80周年記念会館「リサージュ」で、マイクロ波帯によるアマチュア無線運用の楽しみ、そして設備と運用のノウハウなどもやさしく紹介する「第4回マイクロ波入門講座」を開催しました。

 当日は台風が関東地方に接近し、時折小雨が混じる天候にもかかわらず、事前申込みのあった110名が出席しました。

 今回のマイクロ波入門講座は、3部立ての構成で開催されました。

【午前の部】

 電気通信大学先端ワイヤレスコミュニケーションセンターの3名の教授による、マイクロ波帯の最先端技術の紹介がおこなわれました。

マイクロ波帯入門講座の
開催にあたって

JARL マイクロ波委員会委員長
JA1MTL明山 哲氏

最近のマイクロ波増幅技術

 電気通信大学AWCC
本城和彦教授

電気通信大学AWCC
山尾 泰教授

最近の電波伝搬研究について
(MIMO技術)


電気通信大学AWCC
唐沢好男教授

【午後の部】

 マイクロ波委員会委員の方々による、マイクロ波帯運用のノウハウを初め、マイクロ波帯運用に必要な無線局免許申請、変更申請のためのノウハウの紹介など、マイクロ波帯に取り組む上で大変役立つ講演がおこなわれました。

マイクロ波帯を運用するには
(マイクロ波最初の一歩)


 JARL マイクロ波委員会委員
 JH6RTO 福島誠治氏

無線局免許申請、
変更申請方法


TSS(株)保証事業部部長
滝本和男氏

コネクタとケーブルの接続
(講義と実演 M、N、BNC)


JARLマイクロ波委員会委員
 JH1UGF 槇岡寛幸氏
実演 JA1RON竹村純一氏
撮影 JA6VSV森永幸平氏
マイクロ波帯で使える
プリントアンテナの基礎


JARL マイクロ波委員会委員
JN1KLZ関 智弘氏

閉会の挨拶


電気通信大学理事
三木哲也氏(JA1CIN)
UECコミュニケーションミュージアム
案内と解説


電気通信大学名誉教授
芳野赳夫氏(JA1XF)

【UECコミュニケーションミュージアム見学】

 UEC コミュニケーションミュージアムは、電気通信大学の創立90 周年記念事業の一つとして、無線通信関係の企業や団体等の寄付、協力などを得て設立された博物館で、同館の所蔵品は、船舶・航空機をはじめとした往年の業務無線設備を主体として、往年のアマチュア無線機器なども大切に保管され、多数展示されています。

 今回のマイクロ波帯入門講座の開催に併せて、電気通信大学のご厚意により、通常、日曜日は休館の同ミュージアムを特別に開館していただき、同大学の芳野赳夫名誉教授(JA1XF=JARL電磁環境委員会委員長)の案内と解説による見学会を実施しました。

 出席者の皆さんは同ミュージアムの数々の興味深い展示品の見学を大いに楽しんで帰路についたようです。

(9月1日)




August 2009 NEWS TOPICS INFORMATION


富士山マイクロ波帯・ミリ波帯伝搬研究プロジェクト特別局8J1FUJ
 富士山測候所から24GHz帯ビーコンの運用を開始

 富士山マイクロ波帯・ミリ波帯伝搬研究プロジェクト特別局8J1FUJは、平成21日4月1日〜9月27日までの間、マイクロ波におけるアマチュア無線局に興味をもっていただくことを意図して「富士山 並びに富士山が見えるエリア」において、HF帯〜24GHz帯の広い周波数帯で運用をおこなうJARLの特別局です。

 8J1FUJは24GHz帯電波伝搬研究のため、かねてから富士山頂の気象庁富士山測候所施設から、24GHz帯のビーコン電波の発射を計画していましたが、このたび気象庁からの許可を得て、この8月6日、同施設を使用する他の研究機関の設備等に対して、干渉などの影響を与えないことを確認する「電波干渉試験」を実施し、干渉問題がないことが確認されたことから、同測候所施設からの運用を開始したものです。

 8J1FUJの24GHz帯ビーコンの運用は8月24日までおこなわれます。

 なお24GHz帯ビーコンの運用開始後、早々に数局から受信成功の報が、得られている模様です。
 画面は、JN1AYV岡本嗣男さんが神奈川県茅ヶ崎市で受信(受信設備はUTV-24G+IC-910、30cmカセグレンアンテナ)した、 8J1FUJの24GHz帯ビーコンをWSJTのソフトで表示したものです(TNX JN1AYV)。

岡本さんが受信したCW信号音(MP3型式)

 8J1FUJの24GHz帯運用周波数は24.019GHz CWです。みなさんもチャンスがあれば受信に挑戦してみてください。

(8月6日掲載)
(8月7日、受信信号音などを追加)




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