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March 2009 NEWS TOPICS INFORMATION


JARL主催コンテスト使用周波数帯の一部(430MHz帯)を変更

 平成21年3月25日付けの官報でアマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別が告示され、新しいバンドプランが制定されました。(平成21年3月30日施行)
 この新バンドプランでは430.70〜431.00MHzまでの周波数帯にVoIPが割り当てられましたが、従来のJARLコンテスト周波数は430MHz帯のAM/SSB(電話)を430.25〜430.80MHzと定めており、一部(430.70から430.80MHzの100kHz分)がVoIPに含まれます。
 このため、JARL主催コンテスト使用周波数帯の430MHz帯AM/SSB(電話)については次のとおり変更いたしました。

★JARL主催コンテスト使用周波数の430MHz帯AM/SSB(電話)

【旧】
430.25〜430.80MHz → 【新】430.25〜430.70MHz

(3月31日)






市郡区情報(平成21年12月31日、滋賀県東浅井郡および伊香郡の消滅)

 平成21年3月30日付けの官報で、「滋賀県長浜市(市番号2303)」への「東浅井郡(郡番号23011)の全2町」および「伊香郡(郡番号23001)の全4町」の編入合併が告示され、平成22年1月1日に施行されることとなりました。
 この合併にともない、滋賀県東浅井郡と伊香郡は平成21年12月31日をもって消滅郡となります。

★直近の市郡区番号の動き
 直近の合併による郡番号の動きは、平成21年3月30日付けで合併がおこなわれた「日南市(市番号4504)」と「南那珂郡(郡番号45007)の全2町」の合併にともなう南那珂郡の消滅、平成21年月5日に施行される、「群馬県前橋市(市番号1601)」への「勢多郡(郡番号16008)の全1村」の編入合併があります。
 またこのほかに平成21年4月1日には政令指定都市化にともなう岡山市の行政区ナンバー誕生があります。
 直近に動きが見られる、区番号および郡番号の動きをあらためてまとめますと次のとおりです。
  • 宮崎県南那珂郡(郡番号45007)消滅(平成21年3月29日)
  • 岡山県岡山市(市番号3101)政令指定都市化にともなう行政区の誕生(平成21年4月1日)
      名称    区番号
      北区    310101
      中区    310102
      東区    310103
      南区    310104
  • 群馬県勢多郡(郡番号16008)消滅(平成21年5月4日)

(3月31日)






新「バンドプラン」が平成21年3月30日より施行に!

 平成21年3月25日付けの官報で、無線局運用規則第258条の2の規定に 基づき、アマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別を 定める告示がおこなわれ、平成21年3月30日より施行されます。
 この告示は、新しいバンドプランを制定するものです。

 平成21年3月17日付けの告示で、7MHz帯の拡大(7000〜7200kHz)、 および長波帯135kHz帯(135.7〜137.8kHz)の新規分配がおこなわれるこ とになりましたが、一連の告示により、平成21年3月30日より、アマチ ュア無線家の間で長年に渡る願いであった7MHz帯の拡大(7000〜7200kHz)、 および長波帯135kHz帯(135.7〜137.8kHz)の新規分配がおこなわれ、併 せて新「バンドプラン」が適用されることとなります。

 今回の改正では、7MHz帯の拡大、135kHz帯の新規分配のほか、1.9MHz帯 でPSK31などの占有周波数帯幅が100Hz以下の狭帯域データ通信が運用でき るようになり、またV/UHF帯でVoIP専用区分が設けられるなど、バンドプ ランの見直しもおこなわれています。

 なお、現在すでに7MHz帯の免許を受けている方は、新たに申請をしなく ても、平成21年3月30日から7100〜7200kHzの拡大となる周波数での運用 が可能となります。

 新規分配の135kHz帯(指定周波数は「136.75kHz」)や、1.9MHz帯における、 PSK31などの狭帯域データ通信には免許申請が必要です。

 告示の詳細は、インターネット版「官報」をご覧ください(平成21年3月25日付けは、3月31日までの間閲覧できます)。

2009年3月30日からのアマチュアバンドプラン

(3月25日)






依佐美(よさみ)送信所がIEEEのマイルストーンに!

 愛知県刈谷市にある依佐美(よさみ)送信所は、昭和初期に開設された、長波帯の運用を主とした送信所です。戦前はヨーロッパ方面との無線通信を中心として運用していたことから、「対欧無線通信発祥の地」とも呼ばれています。
 また第二次世界大戦中から戦後は、長波帯の電波の性質を利用した、対潜水艦通信などにも活用されましたが、1993年をもって送信を停止し、現在は施設の一部のみが保存されています。

依佐美送信所の歴史(電気興業(株)のWebサイト)

 このたびこの依佐美(よさみ)送信所が、IEEE(アメリカ電気電子学会)のマイルストーンと呼ばれる施設に認定されるとのことで、その祝賀会が5月19日に開催されるとのことです。
 その際お祝いに、ユネスコの世界遺産であるスウェーデンのグリメトン送信所(ヴァールベリ・ラジオ放送局)から17.2kHzで祝電を打つことが計画されています。

 この祝電の受信体制を検討している、情報通信研究機構(NICT)電磁波計測研究センター宇宙環境計測グループでは、電波時計のグループ(新世代ネットワーク研究センター光・時空標準グループ)と連携して話を進めて、現状ではNICTの稚内・国分寺・沖縄の三つの観測施設での受信を計画しており、2009年4月8日17:00(UTC、JSTでは4月9日02:00)から約30分間(変更になる場合もあります)に受信実験(グリメトン送信所の出力は100〜200kW)を実施する予定とのことです。

 しかしVLF(超長波帯)の受信となるとなかなか施設がなく、またグリメトン送信所はクリスマスなど年3回程度イベントとして電波を出しているようですが、少なくとも最近は日本からの受信報告はない模様であり、日本での受信実績もかなり乏しいようで難しい実験と考えられることから、NICT電磁波計測研究センター宇宙環境計測グループでは、「もしVLFが受信できる受信装置をお持ちのアマチュア無線家の方がいらっしゃれば、受信実験に参加協力をして欲しい」と呼びかけています。

(3月24日掲載)
(3月27日更新)
受信実験日時等の情報を追加





小型衛星「まいど1号」がアマチュア無線によるデータの送信を開始

 「まいど1号」は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が平成21年1月23日 12:54(JST)、鹿児島県種子島の種子島宇宙センターからH-IIAロケット15号機で打ち上げた温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)とともに打ち上げた、アマチュア無線の送信機を搭載した小型副衛星の1機です。

 「まいど1号」の管制をおこなっている大阪府立大学衛星運用管制室の発表によると、3月16日からアマチュア無線による「まいど1号」の運用テストを開始し送受信テストに成功。先週末から、アマチュア無線でのデータの送信を開始しました。

 アマチュア衛星通信愛好者の間では、すでに「まいど1号」の信号をキャッチしたという情報が交わされています。

 「まいど1号」のアマチュア衛星局のコールサインはJL3YUS、運用周波数(ダウンリンク)は437.505MHzです。興味のある方は、ぜひ受信に挑戦してみてください。

【大阪府立大学工学部の報道発表】
http://www.osakafu-u.ac.jp/news/001115.html
【東大阪宇宙開発協同組合 SOHLA】
http://www.sohla.com/index.php

(3月23日)






待望の7MHz帯の拡大、135kHz帯の新規分配が決定。
 平成21年3月30日より施行

 平成21年3月17日付けの官報で、次の告示がおこなわれました。

  1. 無線局免許手続規則の一部を改正する省令
  2. 無線設備規則の一部を改正する省令
  3. 電波法施行規則第13条の2の規定に基づき、アマチュア局が動作することを許される周波数帯を定める告示
  4. 無線局免許手続規則第10条の2第10項の規定に基づき、アマチュア局において使用する電波の型式を表示する記号を定める告示
  5. 無線設備規則別表第二号第54の規定に基づき、アマチュア局の無線設備の占有周波数帯幅の許容値を定める告示

 この告示により、平成21年3月30日より、アマチュア無線家の間で長年に渡る願いであった7MHz帯の拡大(7000〜7200kHz)、および長波帯135kHz帯(135.7〜137.8kHz)の新規分配がおこなわれることになります。

 7MHz帯については、現在すでに7MHz帯の免許を受けている方は、新たに申請をしなくても、平成21年3月30日(日本時間)から7100〜7200kHzの拡大となる周波数での運用が可能となります。

 新規分配の135kHz帯(指定周波数は「136.75kHz」)や、1.9MHz帯におけるPSK31などの狭帯域データ通信には免許申請が必要です。

 告示の詳細は、インターネット版「官報」をご覧ください(平成21年3月17日付けは、3月24日までの間閲覧できます)。

 また、総務省では今回の7MHz帯の拡大、135kHz帯の新規分配と併せて、「無線局運用規則第258条の2の規定に基づき、アマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区分を定める告示」の準備を進めています。

 これについても近々告示になる模様ですので、告示されしだいJARL Web等でお知らせいたします。

(3月17日)





小型アマチュア衛星「かがやき」の現状
 (ソランハムクラブがアマチュア衛星通信愛好者の方々に受信協力を要請)

 「かがやき」は、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が平成21年1月23日 12:54(JST)、鹿児島県種子島の種子島宇宙センターからH-IIAロケット15号機で打ち上げた温室効果ガス観測技術衛星「いぶき」(GOSAT)とともに打ち上げた、アマチュア無線の送信機を搭載した小型副衛星の1機です。

 「かがやき」は、東京大学の「ひとみ」(PRISM)(コールサイン:JQ1YZW)、香川大学の「KUKAI」(STARS)(コールサイン:親機JR5YBN、子機JR5YBO)、東京都立産業技術高等専門学校(東京都立航空高等専門学校)の「輝汐」KISEKI(KKS-1)(コールサイン:JQ1YYY)、東大阪宇宙開発協同組合「まいど1号」(SOHLA-1)(アマチュア衛星局コールサイン:JL3YUS)とともに、高度約660kmの宇宙空間に放出されましたが、「かがやき」の信号のみが現在に至っても受信確認できていません。

 管制を担当するソランハムクラブ(JQ1YQW)衛星運用チームでは、これまで1日も早く「かがやき」の信号をキャッチし、コマンドをおこなうため地上局の運用をおこなってきましたが、3月13日現在もその信号が確認できないことから、アマチュア衛星通信の愛好者の方々に向けて、「かがやき」の受信に関するより一層の協力を求めています。

 詳細は、KAGAYAKI Official Web Siteをご参照ください。

(3月16日)





西日本ハムフェア(熊本県玉名郡長洲町)に1,350名が来場!

 3月8日、熊本県玉名郡長洲町のユニバーサル造船有明事業所体育館で、第8回西日本ハムフェアが開催されました(第8回西日本ハムフェアのご案内)。
 同会場での西日本ハムフェアは、今年が3回目となります。
 当日1,350名の来場があり、さまざまな展示や催事を楽しみました。

 早朝はあいにくの小雨模様でしたが、会場前には早くから来場者が集まりオープンを待ちました。天候への配慮から、当初のスタート予定の10:00を30分繰り上げて09:30とし開会式がおこなわれました。

▲開会前から会場入口には大勢の来場者が集まった。右の写真はテープカット

 オープン後の場内は大変な人混みが続きました。実行委員会では12:00時点で来場者1,000名突破を場内にアナウンスしています。また開場後は小雨も上がり、その後、終了まで雨が降ることはありませんでした。
 この人混みは、13:00過ぎまで絶えることなく、来場者は各種の展示や催事、お買い物を十分に楽しみ、会場を後にされたようです。

▲さまざまな展示や催事、講演、お買い物を楽しむ来場者のみなさん

 今年の西日本ハムフェアには57の団体(地方本部実施の5催事を含む)の出展がありました。とりわけ東海地方や関西地方など他エリアの団体の積極的な出展が増えたのは大きな成果とも言えるでしょう。
 当日実施の3つの講演会の演者については、九州以外から迎え、楽しい役立つ講演会がおこなわれました。
 また今回の西日本ハムフェアに当たって、総務省総合通信基盤局の「電子申請届出システムのデモンストレーションおよび相談のコーナー」の出展もあり、電子申請についての質問や相談などに親切に対応されていました。

 恒例の「こどもARDF競技会」「工作教室」といった親子で楽しめる催事や、造船所の施設という特性を生かした「造船所見学ツアー」も実施され来場者の人気を集めていたようです。


▲総務省総合通信基盤局の電子申請相談コーナー

▲会場内では特別記念局8J6HAMも運用された。

▲今年の工作教室のひとこま。ハンダ付けなしで製作できるオリジナルAMラジオを作る子供たち

 西日本ハムフェアのイベントとしての規模は、関西地方本部開催の「関西アマチュア無線フェスティバル」に次ぐものですが、広域から多数の来場者を迎えるビッグイベントの一つとして確実に成長して来た感があります。
 来年の西日本ハムフェアは、「ビッグイベント」としてのさらなる成長を見せるのでしょうか。

(3月10日)




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