令和2年7月に行った意見募集や令和2年4月にバンドプランの見直しを踏まえて、コンテスト規程およびコンテスト規約の見直しについて第53回理事会におきまして、次のとおりコンテスト規程および規約の一部改正することに決定しました。
■ コンテスト規程の一部改正について
フィールドデーコンテストの開催日時を、8月第1土曜日の21:00から翌日15:00までとします。(現在は18:00から翌日12:00まで)。
■ コンテスト規約の改正について
〇 JARLコンテスト使用周波数帯の1.9MHz帯および50MHz帯について、下記のとおり改正するとともに、各コンテストの参加種目が追加されます。
※ 詳細については、各コンテスト規約にてご確認ください。
〇 コンテスト使用周波数帯
周波数帯 | 改正後(MHz) | 改正前(MHz) |
1.9MHz帯 | CW 1.801~1.820 | |
AM/SSB 1.850~1.875 | ||
50MHz帯 | CW 50.050-50.090 | CW 50.250-50.300 |
AM/SSB 50.350-51.000 | AM/SSB 50.300-51.000 | |
FM 51.000-52.000(変更なし) | FM 51.000-52.000 |
〇 また、その他、次の点についても、コンテスト規約の一部改正が行われております。
・ 令和3年度よりJARL主催のすべてのコンテストにおいて、紙ログは総交信局数が100局までとします。100局を超える紙ログは受け付けいたしません。
これまで当委員会の審査分科会メンバーによる手書きログの電子ログの入力作業を行っておりますが、より一層の電子化を進めていく観点から、紙ログでの提出の方も電子ログ提出に挑戦してみてください。
・ USBなどの記憶媒体での電子ログ提出の場合、返却を希望する提出局については、返送用封筒が同封されていた際には、記憶媒体を返却しますが、返送用封筒は媒体が破損しない包装とし、封筒には返送に必要となる切手を貼ってください。
・ JARL主催のコンテスト( ALL ASIAN DXコンテストを除く)のログは、日本標準時(JST)で記載することとします。
〇 JARL主催のコンテスト( ALL ASIAN DXコンテストを除く)のログ提出締切日について、コンテスト終了日から20日後でしたが、コンテスト終了日から10日後と提出期間を短縮します。
なお、紙ログの交信局数制限と書類提出締め切り日の変更にともない、コンテスト結果発表についても、従来よりも早く発表するよう努めます。
2020年7月1日から7月31日まで、意見募集を行い、69名の方からご意見をいただきました。
意見募集した結果をまとめ、委員会としての方向をまとめたものを本Webにて報告します。
→ 結果報告
コンテスト委員会からの報告
PDF:◇意見・提出局数, ◇フィールドデーコンテスト・意見, ◇その他の意見
電子ログをJARLに提出すると自動応答メールが返信されます。自動応答メールの中に[参考情報]としてメッセージを受け取ることがあります。この[参考情報]は、サマリーやログ部分を自動チェックしてその結果を報告するものです。[参考情報]のメッセージを受け取ったら内容をチェックして、もし間違いがあったら再提出を行ってください。今回は、この内容をご紹介するとともにその対応方法も記述します。
[参考情報]のメッセージ対応:再提出の必要は無いです。次回のログ提出以降はR2.0にしてください。
対応:提出したログをご確認ください。問題が見つかったら再提出してください。
対応:提出したログをご確認ください。問題が見つかったら再提出してください。
対応:該当する場合は再提出してください。
対応:該当する場合は再提出してください。
対応:該当する場合は再提出してください。
対応:再該当する場合は再提出してください。
対応:該当する場合は再提出してください。
対応:該当する場合は再提出してください。
対応:該当する場合は再提出してください。
JARLコンテストに参加されて電子ログを提出された方々全員を対象に、ログチェックレポートを送付しています。ログチェックレポートとは、提出されたログの審査結果をお知らせするものです。どこで減点されたのか等がわかりますので、今後のコンテストスキルやスコアの向上に役立つと思います。
2014年度のコンテストから、規約改正により、紙によるログ・サマリーの提出は手書きのもののみを受け付けることとなっています。紙のログ・サマリーのフォーマットは、本Webよりダウンロードしてください。
いろいろな事情で紙に手書きでログを書くことしかできない方に対しては、受け付けしますが、それ以外はすべて電子ログで提出していただくことになります。 なお、新春のQSOパーティについては、ステッカーの送付(SASE 同封)の関係から、紙ログの受け付け(プリントアウト可)を継続することとします。
JARLで決められたサマリー・ログが出力できるコンテストログ(CTESTWIN等)を使う場合は、ログの案内に従ってログを提出してください。それ以外の場合は、【 電子ログサマリー作成ページ 】を利用してログを提出してください。サマリー・ログの形式は、【 電子ログ提出方法(解説) 】で決められております。ご一読ください。
ぜひ無線のお友だちやご家族のパソコンに詳しい方に相談してみてください。お友達やお孫さんが、 ご本人のログを代理で電子ログで提出してみる、ということは大変結構なことだと思います。
JARLでは次の7種類のコンテストなどを毎年実施しております。
名 称 |
規約 |
開 催 日 時 |
周 波 数 帯 |
最近の結果 |
|
ALL JAコンテスト | 規約 |
4月の最終日曜日の前日の21時00分から最終日曜日の21時00分(JST)まで(2021年は4月24~25日) | 1.9~50MHz帯 | 2020年 | |
6m AND DOWNコンテスト | 規約 |
7月の第1土曜日21時~翌日の15時まで(2021年は7月3~4日) | 50MHz帯以上 | 2020年 | |
フィールドデーコンテスト | 規約 |
8月の第1土曜日21時~翌日の15時まで(2021年は8月7~8日) | 1.9MHz帯以上 | 2020年 | |
全市全郡コンテスト | 2020規約 規約 |
10月の第2月曜日の前々日の21時~前日の21時まで(2021年は10月9~10日) | 1.9MHz帯以上 | 2020年 | |
All ASIAN DX コンテスト |
電信部門 | 2020規約 規約 |
6月の第3土曜日00時~翌日の24時UTCまで(2021年は6月19~21日) | 1.9~28MHz帯 | 2020年 |
電話部門 | 9月の第1土曜日00時~翌日の24時UTCまで(2021年は9月4~6日) | 1.9~28MHz帯 | |||
QSOパーティ | 規約 |
1月2日09時~7日21時まで | 全バンド | 2021年 |
IARU HFワールドチャンピオンシップ |
規約 | 7月の第2土曜日12時~翌日の12時UTCまで (2021年は7月10~11日) | 1.9~28MHz帯 | 2020年 |
※「デジタルQSOパーティ」は、アマチュア無線家の方々へのデジタル通信方式への興味の促進という、 開催当初の目的を達成したこと、参加数の減少から等から、第522回理事会において協議のうえ、2010年で終了しました。
コンテストの交信は、コールサインのほかに参加するコンテストの規約に定められた、コンテストナンバーを交換し合います。コンテストナンバーはRS(T)レポートに地域コードや番号、空中線電力などを付加する形式のものがあったり、RS(T)レポートに通し番号を付加する形式があったりで、コンテストによって大きく異なりますので、参加する前にルールをよく読んで間違えないようにしてください。
コンテストでは総合得点が高ければ高いほど上位になります。総合得点の計算方法はコンテストによってまちまちですが、一般的には次のような式で計算する場合がほとんどです。
(カッコ内はマルチバンドで参加した場合)
総合得点 = (各バンドの)交信局数(の和) × (各バンドの)マルチの数(の和)
マルチ(Multiplier)はコンテストごとに決められていて、一般的にはある一定の地域、たとえば都道府県とか市や郡などのほか、海外コンテストでは異なる国や異なるプリフィックスなどもあります。先に紹介したコンテストナンバーの中に組み込まれているケースが多くあります。
JARL主催コンテスト(ALL ASIAN DX、QSOパーティを除く)では、1.9MHzから430MHz帯において、コンテストに参加しない局にも配慮して、電波型式ごとに「コンテスト使用周波数」を次のように設定しています。この周波数表記は、バンドプランの周波数表記方法と同じで、各周波数は電波のスペクトラムの境界を表わしています。
運用にあたって特に注意してほしいのは、SSBにおいてLSBの場合は下限周波数、USBの場合は上限周波数です。
たとえば、7MHzにおけるコンテストの下限周波数は7060KHzですが、LSBですので、ダイヤルに表示される周波数は、7063KHzになります。仮に7060kHzの表示周波数で送信すると7057kHz~7060kHzの範囲の電波を送信したことになり、周波数帯の逸脱になります。
14MHzの場合はUSBですので、上限周波数は14297KHzの表示周波数になります。 14300kHzの表示で送信すると14300kHz~14303kHzの範囲の電波を送信したことになり、周波数帯の逸脱になります。
以上の点に注意して、コンテストをお楽しみください。
周波数帯 |
電信 (CW) |
電話 (AM/SSB) |
電話 (FM) |
1.9MHz帯 | 1.801~1.820 | 1.850~1.875 | - |
3.5MHz帯 | 3.510-3.530 | 3.535-3.570 | - |
7MHz帯 | 7.010-7.040 | 7.060-7.140 | - |
14MHz帯 | 14.050-14.080 | 14.250-14.300 | - |
21MHz帯 | 21.050-21.080 | 21.350-21.450 | - |
28MHz帯 | 28.050-28.080 | 28.600-28.850 | 29.200-29.300 |
50MHz帯 | 50.050-50.090 | 50.350-51.000 | 51.000-52.000 |
144MHz帯 | 144.050-144.090 | 144.250-144.500 | 144.750-145.600 |
430MHz帯 | 430.050-430.090 | 430.250-430.700 | 432.100-434.000 |
1200MHz帯以上 | 現在のところ決めていません。 バンドプランに従って運用してください。 |
3.570 - 3.575MHz | (FT8:3.573-3.575MHzかつJT65:3.570-3.573) |
7.074 - 7.079MHz | (FT8:7.074-7.077MHzかつJT65:7.076-7.079MHz) |
14.074-14.079MHz | (FT8:14.074-14.077MHzかつJT65:14.076-14.079MHz) |
21.074-21.077MHz | (FT8:21.074-21.077MHzかつJT65:21.076-21.079MHz) |
28.074-28.077MHz | (FT8:28.074-28.077MHzかつJT65:28.076-28.079MHz) |
| / 50.313-50.316MHz (FT8) |
50MHz帯:51.30MHz / | 144MHz帯:145.30MHz / | 430MHz帯:433.30MHz |
JARLが主催するコンテスト以外にも、国内外のさまざまな団体が主催するコンテストが多数開催されています。さまざまなコンテストの案内は、このWeb内のJARL Web版地方だよりのほか、JARL NEWSのコンテストカレンダーのページや、地方だより、クラブニュース/QSPコーナーなどに掲載されます。規約をよくご覧になって、ぜひみなさんも楽しいコンテストに参加してみてください!!
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