October 2020 NEWS TOPICS INFORMATION


電波法施行規則の一部を改正する省令案等に係る意見募集を開始!!
 ―アマチュア無線の社会貢献活動に関する取り組み等の制度見直し―

 総務省では、アマチュア無線の社会貢献活動での活用、小中学生のアマチュア無線の体験機会の拡大をおこなうための電波法施行規則の一部を改正する省令案等に係る意見募集を、令和2年10月16日から同年11月17日までの間おこないます。

 今回の改正案は「アマチュア無線の社会貢献活動での活用」と「小中学生のアマチュア無線の体験機会の拡大」が柱となっており、被災地での通信確保等で、地域において重要な役割をこれまでにも果たしてきているアマチュア無線の運用実績等を踏まえて、非常災害時のボランティア活動や国や地方公共団体等の施策での共助を背景とする地域活動等へ、アマチュア無線の地域社会貢献ができるようにするものと、本年4月にアマチュア無線体験局の制度化がおこなわれたところではありますが、さらにIoT人材の裾野を広げるために、家庭や学校において、有資格者の指揮・立ち会いの下で、無資格の小中学生が電波の利活用や楽しさを身近な生活の中で体験していただくことができるようにする制度の見直しがおこなわれるものです。

 なお、この意見募集については、10月5日にJARL尾義則会長とJARD三木哲也会長が総務省総合通信基盤局の竹内芳明局長にアマチュア無線の社会貢献活動に関する取り組みについての要望書の提出により制度の見直しが進められたもので、JARLとしては今回の制度見直しについて引き続き早期実現を総務省にお願いしていきます。

今回の意見募集についての詳細は次のURLをご参照ください。
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban14_02000473.html

(関連記事)
アマチュア無線による社会貢献活動への取り組み等に関する要望書を提出
https://www.jarl.org/Japanese/2_Joho/News2020/2020_news-10.htm#1006


(10月16日)




アマチュア無線による社会貢献活動への取り組み等に関する要望書を提出

▲左から、JARD三木 哲也会長、JARL尾 義則会長、総務省総合通信基盤局 竹内 芳明局長

 JARLの尾 義則会長とJARDの三木 哲也会長は、10月5日に総務省を訪問し、これまで両団体において検討してきたアマチュア無線による社会貢献活動に関する取り組み、および、無資格者による体験運用のより一層の機会拡大について、総務省総合通信基盤局の竹内 芳明局長へ、JARL尾会長およびJARD三木会長から要望書を手渡しによる提出をおこない、早期の実現に向けての協力をお願いしました。

アマチュア無線の社会貢献活動を促進する制度等の創設について(要望)

 竹内局長からは「早期の実現に向けて努力する。実現の際には、アマチュア無線による社会貢献が有効活用できるように周知活動に努めてほしい」との回答をいただきました。


▲総合通信基盤局電波部 鈴木 信也部長(左)
 またその後、尾会長と三木会長は、総合通信基盤局電波部の鈴木 信也部長ともお会いし、竹内局長への要望書の提出を報告するとともに、アマチュア無線のより一層の普及促進のため、早期実現に向けての制度整備等への協力をお願いしました。

 JARLおよびJARDの両団体により提出した要望の内容については、更なるアマチュア無線の振興とその利活用に向けて、アマチュア無線の制度を拡大し、アマチュア無線の利用として国や地方自治体が実施する地域活動やイベント等を支援するボランティアによる通信が明示的に可能となるようにアマチュア無線の利用範囲の見直しと、先日、制度化が行われた無資格者による運用についても、児童等へのさらなる範囲拡大を要望するものです。
 JARLおよびJARDの両団体は、これら要望した事項の早期実現について総務省へ協力のお願いをして参ります。

(10月6日)
(10月7日更新)



   
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