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 8J1RL も RTTY の運用を始めました

 日本のアマチュア無線家の皆様こんにちは。南極昭和基地では去る4月19日(土)のお昼前から24MHzがオープンし始めました。早速、電信でCQを出したところ、WARCバンド愛好者の皆様からたくさん呼ばれました。昼食後(日本では18時過ぎ)には、さらに日本からの電波が強力になってきたのでSSBでも運用しました。

 その後、24MHzのコンディションは低下してきましたが、今度は21MHzの状況がよくなってきたのでSSBで運用し、さらに次は18MHzのCWで多くの日本のアマチュア局と交信することができました。結局この日は4時間で約270局のJA、DX局と交信することができ、隊員一同充実した時間を過ごすことができました。

 また、4月23日(水)には試験的に14MHzにおいてRTTYでの運用をおこなったところ、たくさんのJA局からコールをいただきました。しかし残念なことに、この時に運用していた隊員の勤務時間が迫っていたことから、わずかの局としか交信することができませんでした。それと、初めて使用したソフトウェアの設定と使い方に慣れていなかったため、効率的にサービスすることができませんでした。今後はソフトの機能を早く使いこなせるようにして、スマートな運用を心がけたいと思いますので、皆様ぜひRTTYもワッチしてみてください。(最新情報によれば、27日の日曜日、RTTYをメインに運用するそうです。de JARL運用課)

 最後に、8J1RLを呼んでいただくのは大変ありがたいことですが、中にはいわゆる保険QSOをする局も目立ちます。ログについてはなるべく早くJARLのホームページで公開するようにしておりますので、ログを確認して貴方のコールサインが見当たらなかった時はJARLの担当者にお問い合わせいただき (oper@jarl.or.jp) 、それでもQSOの事実がないということであれば、次回のコンディションの良い時に再度呼んでいただければと思います。8J1RLではなるべく多くの局に南極昭和基地をサービスしたいと思いますので、今後ともご協力をよろしくお願いいたします。


 なお、ゴールデンウィークの「こどもの日」当日とその前後は、小中高生やQRP局を優先的に指定する予定でおります。南極との交信により、次代を担う児童生徒やQRPerに、夢を与えたいと思いますのでご理解の程よろしくお願いいたします。【4月23日昭和基地発】

(第44次南極地域観測隊 芝崎)

Tnx 国立極地研究所