■第17回 第16回へ 第18回へ ログページはこちら

 PSK31の運用始めます

 既にお知らせしているところですが、昭和基地のアマチュア無線局8J1RLは今年の4月からRTTYの運用を開始し、現在までの交信局数は約350局となりました。まだまだQSOの実績は少なく、もっとRTTYの運用にも力を入れなくてはいけないのですが、世界的にはまだPSK31を運用している局もかなりあると聞いており、昭和基地で聞いた感じでも運用している局は多いようなので、かねてからオンエアしたいと考えていたPSK31の運用も始めることにいたしました。

 PSK31はRTTYと同様にCWに比べると伝搬状況が良好な時でないと文字化けが多くなりますので、CWやSSBと比較するとオンエアする比率は若干下回ると予想されます。 また、PSK31はRTTYと並行して14/21MHzを中心に電波を出していくことにしますが、2004/2/1以降、つまり第45次隊に越冬を引き継いだ後のRTTYとPSK31の運用についてはどうなるか分かりませんので、RTTYやPSK31による8J1RLとのQSOを希望されている局はなるべく早くQSOを済ませることをお勧めします。

 8J1RLで使用しているPSK31のソフトウェアは日本語も対応していますが、DX局とのQSOも多いモードですので日本語での電文送信はなるべく控えて頂きますよう、よろしくお願いいたします。また、PSK31での運用はまだ不慣れですので、皆様にご迷惑をかけるかもしれません。運用面でルールにそぐわないようなところがあれば、JARL事務局を通じてご指導頂ければ幸いです。
【8月20日昭和基地発】

(第44次南極地域観測隊 芝崎)

Tnx 国立極地研究所