「IARU HF World Championship に参加する連盟本部局(HQ局)の 運用者(局の開設を含む)の公募および運用等に関する要領」 (略称:「HQ局の公募と運用等に関する要領」) |
IARUの構成団体であるJARLは、IARU主催のHF World championship に連盟局として参加します。参加するにあたっては得点最大化を目指し、IARUにおけるJARLの実績を十分にアピールしたいと考えています。 運用にあたっては、有利な特別コールサイン8NxHQ局(予定)を用い、各国の連盟局に遜色ないスコアを達成したいと考えますので、JARL会員の協力により本運用に協力いただける団体等を次の要領で公募します。 なお、募集期間は2017年1月1日(日)から2月28日(火)までとしますので、JARL事務局業務課宛て“電子メールで”お申し込みください。 (oper (at) jarl.org (at) は@マークに変えてください) 。 申込み書(フォーム)は、こちら 1.応募にあたって (1)応募資格 応募資格は、代表者がJARL会員である任意の団体またはJARL登録クラブとし、局の運用については、代表者および構成員の中のJARL会員が行うこととします。(会員以外のゲスト運用も可能) (2)局の形態 8NxHQという特別なコールサインを免許申請するにあたり、局の形態(a) (b)いずれかについて申告してください。 (a)個人局免許を基とした応募 8NxHQ局を個人局との設備共用で免許申請します。(社団局と8NxHQとの設備の共用を希望されるときは、事前にJARL事務局へご相談ください。) その際に必要となる設備共用の同意書などの提出をお願いします。 (b)新たに免許申請を行う形態での応募 8NxHQ局は各地方総合通信局の新設検査を受けることになります。 この場合は、検査に費用の負担を含めて申込者での対応をお願いします。 (3)運用に関する事項 参加可能なバンド・モードを申告してください。 複数のバンドで同時運用が可能である場合はそのバンド・モードを申し出てください。 (4)選定に必要な情報に関する事項 運用希望のバンド・モードと自局で達成ができると思われるQSO数、マルチの数、合計得点を申告してください。 申告例 : 7MHzSSB 2000QSO 50マルチ 14万点 申告の最終締め切りは2月28日(火)です。 過去の歴代スコアはここに参考掲載した資料のとおりです。 2.運用担当バンド・モードの決定について (1)申込受付後、連絡用のメーリングリスト(ML)を設置するとともに、ワーキンググループ(以下、WG)で審査させていただきます。 WGでは、スコア申告値に前年度の[達成値/申告値]で表される「信頼値」を掛けて評価を行います。 信頼値の最高は100%で最低は0%です。(0%とは無断不参加などです) 複数のバンド・モードを担当された場合は、ハイバンド(21/28MHz)、ミッドバンド(7/14MHz)、ローバンド(1.8/3.5MHz)で区分して信頼値を適用します。 過去の歴代スコアと自局の保有する能力を十分に勘案の上、達成可能なスコアの検討をお願いします。 (2)申告スコアにより、参加希望者全員が納得できる最高スコアである場合、その申込者がそのバンド・モードの担当となります。 (3)もし、申告スコアに疑問等がある場合は、その理由を添えてWGあてに申し出てください。 指摘を受けた申込者は、客観的なデータや過去の実績などに基づいて、申告スコアの妥当性を説明していただくことがあります。 (4)運用希望のなかったバンド・モードについては、ML上で個別に依頼をしますので、検討をお願いします。 (5)このプロセスでもバンド・モード割り当てがなかった場合は、JARL-IARU-HQ-WGにて検討を行って決定します。 なお、ML上でのやり取りの内容は審議中の事項ですので、ML登録者以外への転送は行わないでください。 関係者で情報共有する必要がある場合は、当該MLに参加登録の申し出をしてください。 3.参加者決定後の手続きについて (1)免許申請について JARL事務局から、参加申込時の局の参加形態にあわせて、免許申請に必要な書類の作成依頼を行いますので、記載漏れのないようにお願いします。 必要な書類の提出時期と必要書類一覧は別便にて情報提供と依頼をしますが、大まかには次のとおりです。 [運用担当局決定時] 運用申込書 特別局、特別記念局の申請、運営等に関する調査票 [免許申請時] 無線局の設置同意書 無線局の設備共用同意書(必要な局のみ) 既設局の免許状、事項書、工事設計書、送信機系統図の写し [運用後] 運用記録(本番のログ、事前運用のログ、オペレーターリスト、運用風景の写真など) 運用報告書 収支報告書 (2)コンテスト前の運用について 例年、おおむねコンテスト開始日の7日〜10日位前に免許が発給されています。 コンテスト前の事前運用については、特にバンド・モード等の制限はありませんが、コンテスト開始直前の運用は、コンテスト開始時の得点に影響が出ることも考えられますので、できるだけ控えてください。 (3)実際の運用について @連絡先について 実運用の直前や運用中に不慮の事態に陥った際の連絡先として、各局の電話番号を事前に確認しますので、コンテスト中に確実に電話連絡が取れる番号をお知らせください。 A運用の留意点 コンテストルールでは、運用地点からのオペレーターの個々のコールサインを使ってのHQ局との交信は禁止されています。 しかし、運用地点以外からの交信は禁止されていませんので、各オペレーターが自宅からあるいは自動車からなどのQSOサービスは可能です。 また運用中は,HQ局から他のコールサインでの運用は禁止されています。 BDXクラスターの利用について DXクラスターなどを積極的に利用していただくことを推奨します。 ただし、自らの運用情報を自らがスポットすること(セルフスポット)は禁止されていますので注意してください。 C運用者について 一般のJARL記念局の場合は、JARL会員以外の方でも運用可能となっていますが、本行事はIARU構成団体のJARLが、JARLとして各連盟とスコアを競う行事ですので、運用者はJARL会員でなければならないと思われます。 都合により、JARL会員以外の方が運用しなければならない状況では、ゲストOP制度による運用で対応してください。 (4)運用記録(ログ)の提出について 運用の記録や整理集計結果は、運用後の翌週日曜日2400JST(2017年は7月16日2400JST)までにJARL事務局業務課にお送りください。 Cabrillo形式またはテキスト形式に限定させていただきます。 その後、WGでログの一本化作業を行い、IARUに提出できる体裁に整えていきます。 運用終了後に、速報値をMLあてポストしていただけるとなおいいと思います。 (5)注意事項について @運用が行われる場合、周囲の諸事情で運用が継続できなくなることがないよう措置を講じてください。 運用を担当する方がごく少数の場合も同様で、運用可能時間帯に運用が中断することがないよう措置を講じてください。 A各運用担当局において作成されるログは、JARL局の運用ですのでJARLの管理下にあるものとご理解ください。 ログ内容の公開は、JARLが必要の範囲で行いますので、個人的な判断でログ内容の公開されないようご注意ください。 B一本化後のログを利用希望の場合は、別途申し込みをお願いします。 C次年度以降の参加局については、単に代表者が違うとかコールサインが違うといった点で異なった局であるとの判定はせず、局の実態を勘案して総合的に同一であるか否かを判断します。 DQSLカードは、運用終了後3箇月以内に発送完了となるようお願いします。 (6)免許申請等にかかる費用の負担と連盟からの補助について @免許申請費用の負担 新設、変更等にかかる免許申請費用は参加者が負担することとします。 A連盟からの補助 (a)局の保守・管理費等として、連盟より各局につき1万円を補助します。 (b)各局のQSLカード制作費として、上限2万円以内の実費を補助します。 (運用バンド数に応じて考慮します。) ------------------------------------------------------------------------- 2008年11月16日制定 2016年12月27日改正 JARL-IARU-HQ-WG (JARL IARU HF World Championship WG) 座長:JA1SLS 構成員:JA1HGY、JE1BJP、JR1CBC |