JARL NEWS 履歴

2006年冬号
2006年冬号 ■2006年冬号の表紙
 新年、明けましておめでとうございます。本号から、表紙のデザインをリニューアル。 2006年のJARL NEWSは、今日深い電子部品のコラージュ風のデザインで、電気や電子 技術への興味について、あらためて振り返っていただきたいと思います。
 第1回目の今回は「真空管」です。無線機自作のファンや熱心なオーディオ愛好者 の間には、今でも、根強い「真空管」のファンがいらっしゃいます。
 真空管は往年の電子技術の基礎を育ててきました。真空管を使った自作の電子機器に 初めて電源を入れた時、ガラス管内に灯る暖かい光は「火入れ」という言葉がまさに ぴったりです。
JARLからのお知らせは、「CQ ham radio」誌 ( CQ出版社刊 毎月19日発売) においても、「FROM JARL」として掲載しております。


■2006年冬号の主な記事■   




QTC

地域活動を活性化し社会貢献・青少年育成をめざそう

(社)日本アマチュア無線連盟
会長 JA1AN 原 昌三

 新年おめでとうございます。2006年の初頭にあたり、会員の皆様方に謹んで新春のお慶びを申し上げます。
 昨年のアマチュア無線界をかえりみますと、総務省がWRC-2003の結果を踏まえて、アマチュア無線技士国家試験における電気通信術(モールス電信)の試験方法を変更し、平成17年10月1日から実施されたことにより、第3級、第2級ならびに第1級アマチュア無線技士の受験者および合格者が短期間に大幅に増加するという、うれしいニュースにふれることができました。今年は会員の皆様のステップ・アップを期待しております。
 さて、アマチュア無線の使命としては災害発生時などで非常通信に協力することによる社会貢献や、科学に興味を抱く次の時代を担う青少年の育成などがあります。このためには、地域に密着した組織である支部の活動強化をおこない、地域活動をより一層推進することが必要だと思います。
 本年JARLは通常選挙の年にあたりますが、このたび、支部長が地域の会員の支援を得るとともに、責任を持って運営が遂行できるようにその選出方法を推薦制から選挙制といたしました。
 アマチュア無線が、将来にわたり発展していくためには、地域活動を活性化し、社会貢献と青少年の育成が必要となりますので、新しい年はこれまでにも増して、会員の皆様のご理解とご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。
 本年の皆様方のますますのご健勝とご活躍をお祈りし、新年のごあいさつといたします。



TOPICS
 Topicsに掲載の次の記事はJARL Webの各ページに紹介されています。

【訂正】本号地方だよりの記事中で、三重県支部と福島県支部の記事の一部に誤りがありました。
 正しい内容をJARL Web版地方だよりでお知らせしていますのでご参照ください。



■JARL NEWSの今後の発行予定と原稿の締切りについて

○2005年10月から年4回の季刊発行となりました。
 2005年秋号(10月1日発行予定)より季刊発行となりました。
 本号「2006年冬号」(2006年1月1日発行)、「2006年春号」は総会議案掲載のため2006年5月上旬、「2006年夏号」が2006年7月1日となります。
 大変ご不便をおかけしますが、ご理解をたまわりご協力をいただきますようお願いいたします。
○JARL NEWSの原稿締切りについて
 地方だよりなどの原稿は、各号発行月の2カ月前の20日が締切日となります。
 たとえば2006年5月上旬発行の「2006年春号」は、5月下旬〜7月中旬の行事を掲載させていただくことになりますが、原稿締切日は2月20日となります。早めに行事等の内容をご決定いただき、原稿をお送りいただきますようお願いいたします。
○CQ誌の「FROM JARL」の活用について
 JARL NEWSへの掲載にタイミングの合わない地方本部や支部の行事等については、CQ出版社にご協力いただいている、CQ誌のFROM JARLのページも活用させていただきます。CQ誌のFROM JARLについても、掲載号数月の2カ月前の20日となりますので、あわせてよろしくお願いいたします (たとえば9月号(8月19日発行)は7月20日)。
 CQ誌のFROM JARLのページはJARL広報課で編集・制作をおこなっていますので、JARL NEWS同様、広報課(E-mailの場合は、jn_genko@jarl.or.jp)までお送りいただきますようお願いいたします。
JARL Web版「地方だより/登録クラブ・ニュース」をご活用ください
 地方本部や支部、登録クラブの行事予定については、新設のJARL Web版「地方だより/登録クラブ・ニュース」のページにも、お送りいただいた原稿の整理が完了し次第掲載となります。なお、同ページの掲載原稿は、当該行事終了後、または次号JARL NEWS掲載後に削除となりますのであらかじめご了承ください。



■ インフォメーション

■第481回理事会(文書による)開催
 JARLの第481回理事会を文書により開催。特別局の開設について審議をおこない承認されました(平成17年9月14日議決)。

第482回理事会開催(会員専用ページ)


第483回理事会開催(会員専用ページ)


第107回評議員会開催(会員専用ページ)


■委員会の開催
 次の各委員会をJARL事務局会議室で開催しました。
●JARL改革委員会
 平成17年10月1日(第9回)、11月12日(第10回)、JARL事務局会議室で改革委員会(委員長=JH2XPV)を開催。地方組織の将来のあり方、前納会員に対する財源対策など内容の検討をおこないました。また、第10回委員会で理事会へ提出する第2次答申のまとめを検討し、決定しました。
●アマチュア無線フェスティバル実行委員会
 平成17年10月15日、JARL事務局会議室で、アマチュア無線フェスティバル実行委員会(委員長:JH1HNH)を開催。ハムフェア2006の基本構想ほかの検討をおこないました。
●コンテスト審査分科会
 平成17年10月16日、JARL事務局会議室でコンテスト審査分科会(分科会長=JM1LRQ)を開催し、第35回6m AND DOWNコンテストの書類審査をおこないました。
 また、平成17年11月19日に第48回フィールドデーコンテストの書類審査をおこないました。
●青少年育成委員会
 平成17年10月2日、JARL事務局会議室で第1回青少年育成委員会(委員長=JA8ATG)を開催。委員各々の実践報告と青少年育成に関する考えや意見が述べられました。
 12月4日、JARL事務局会議室で第2回青少年育成委員会を開催。具体的な育成事業検討の基礎的情報を得るとともに、既に実施されているJARLの青少年対策事業の概要と成果の確認や課題を検討しました。
●電磁環境委員会
 平成17年9月28日、JARL会議室で電磁環境委員会(委員長=JA1XF)を開催。高速電力線搬送通信に関する研究会への今後の対応について検討しました。
 また11月15日にJARL事務局会議室で開催の電磁環境委員会では、高速電力線搬送通信に関するパブリックコメントへの対応について検討しました。
●周波数委員会
 平成17年11月6日、JARL事務局会議室で周波数委員会(委員長=JA3OZ)を開催。周波数使用区別の全般的な見直しについて検討しました。
●レピータ委員会
 平成17年9月30日、文書によるレピータ委員会(委員長=JA3OZ)を開催。D-STARレピータ局、アナログレピータ局の開設増設などについて審議しました。

■平成18年JARL通常選挙に支部長選挙を実施
 JARLでは、アマチュア無線による社会への貢献、科学に興味を抱く青少年の育成、非常通信体制の整備をすることを、今後のより一層の重点課題として検討をおこなってきましたが、このたびJARLにおける地域に密着した組織である、支部の活動の強化をおこなうことによる地域活動のより一層の推進が必要との結論を得ました。  このため、支部組織の長である支部長が支部会員の支援を得るとともに、責任を持って支部運営が遂行できるようにするため、支部長の選出方法を推薦制から選挙制にすることとし、平成18年2月におこなわれる通常選挙から実施されることになりました。  それにともなう規則、選挙規程、地方本部組織運営規程のおもな改正点は次のとおりです。

  • 支部長の選出方法を、地方本部長が推薦し会長が委嘱するものから、支部会員の選挙によるものとしました。
  • 支部長の定数、任期および被選挙権を定めました。
  • 支部長選挙に候補者がいなかったときは、再選挙はおこなわず地方本部長の推薦により、会長が委嘱することができるようにしました。

■モールス電信技能認定試験のご案内
 JARLでは毎年ハムフェア開催にあわせて、「モールス電信技能認定」の実技試験をおこなっていますが、この実技試験を2006年2月18日(土)に東京・巣鴨のJARL事務局で実施します。このモールス電信技能認定は、JARLがCWの普及・発展を目的に独自におこなっているものです。欧文・和文ともさまざまなクラスがありますので、みなさんもぜひ腕だめしに挑戦してください。多くの方々の参加をお待ちしています。
 この「モールス電信技能認定」の実技試験の詳細や、認定のための申請書の様式などは、モールス電信技能認定のページをご覧ください。
 また、郵送による案内書等の送付を希望の方は、80円切手を貼った返信用封筒を同封してJARL運用課まで請求してください。

■モールス電信技能認定実施規程の一部改正について
 平成17年5月24日付け官報で総務省令第95号、総務省告示第613号〜第615号が公布され、10月1日からアマチュア無線技士国家試験における電気通信術(モールス電信)の試験方法が変更されたことに併せ、JARLのモールス電信技能認定実施規程の「試験の免除」の項目を一部改正しました。なお、5段から3段の試験時間を2分短縮して「3分間」としました。この改正全文は、モールス電信技能認定のページでご覧いただけます。

■ARDF審判員資格者証の更新手続きについて
 ARDF審判員資格者証の有効期間は5年です。資格者証の有効期限が近づいている方は、早めに更新手続きをしましょう。審判員資格者証の更新には、従事証明書の添付が必要ですが、これまで審判員として従事する機会がなかった方については、審判員テストにご回答いただき、このテストに合格した場合に資格者証の更新が可能です。更新のための書類をご希望の方は、返信用切手(審判員テストが必要な方は90円、他は80円)を貼った封筒を同封のうえJARL運用課「資格者証更新係」あてにご請求ください。

■ビーコン局開設の告知
【注】コールサイン (1)周波数 (2)電波の型式 (3)空中線電力 (4)送信空中線の型式 (5)電波の発射時間 (6)無線設備の常(設)置場所 (7)局の免許人の氏名等 (8)電波の発射開始の日の順に掲載

<登 録>
  • JR0YFB (1)2424.70MHz (2)F2A (3)2W (4)コーリニア (5)常時 (6)新潟県佐渡市竹田経塚1858-8ノ内 (7)佐渡経塚ネットアマチュア無線クラブ(代表者:JH0FHW西須殉治、0259-88-2506) (8)平成17年10月20日

■平成18年度連盟行事予定
平成18年4月29日(土)理事会(連盟事務局)
平成18年5月27日(土)理事会、評議員会(熊本県)
平成18年5月28日(日)第48回通常総会(熊本県)
平成18年6月24日(土)・25日(日)理事会(連盟事務局)
平成18年8月19日(土)・20日(日)2006年アマチュア無線フェスティバル(東京都)
平成18年9月30日(土)・10月1日(日)理事会(連盟事務局)
平成18年10月全日本ARDF競技大会(静岡県)
平成18年11月18日(土)・19日(日)理事会・評議員会(東京都内)
平成19年2月24日(土)・25日(日)理事会(連盟事務局)

■レピータ局の告知
(1)設置場所 (2)出力周波数 (3)アクセストーン (4)運用時間 (5)代表者 (6)緊急連絡者

<開設>
  • JP2YGQ (1)愛知県田原市高松町尾村崎44-14 (2)439.60MHz(平成17年10月1日から運用)(3)88.5MHz (4)常時 (5)・(6)柴田光晴 JM2NWT(090-3582 -0266)
  • JP3YHQ (1)京都府京都市南区久世殿城町123-7 (2)1291.96 MHz(平成17年9月24日から運用) (3)88.5Hz (4)07:00〜24:00 (5)柴尾友己 JE3KAW(075-922-8668) (6)佐伯良一 JN3IAZ(075-922 -6729)
  • JP6YHM (1)鹿児島県薩摩川内市永利町2133-15 (2)439.74 MHz(平成17年9月27日から運用) (3)88.5Hz (4)常時 (5)・(6)銭原義久 JA6IUQ(0996-22-4281)

<増設>
  • JP2YDP (2)439.41MHz(平成17年11月10日から運用) (3)DV (4)常時
  • JP2YFG (2)439.52MHz(平成17年9月20日から運用) (3)88.5Hz (4)常時
  • JPWYCU (2)439.90MHz(平成17年10月10日から運用) (3)88.5Hz (4)常時

<変更>
  • JR1WG (6)木村久男 JI1CYL(0467-77-6197)
  • JP1YDD (5)・(6)積田 譲JL1ESU(047-437-6457)
  • JP1YHF (1)群馬県前橋市石倉町1-15-9(平成17年10月30日から運用) (4)常時
  • JR2VP (1)静岡県浜松市元城町103-2(平成17年10月5日から運用) (2)1292.56MHz撤去 (4)常時 (6)竹村則明 JH2AIE(053-448-1096)
  • JP3YCM (6)冨田 彰JF3MHV(0797-85-0476)
  • JP3YDI (6)益満兼雅 JA3KNQ(06-6427-8914)
  • JR6YD (1)沖縄県浦添市城間4-20-6(平成17年10月15日から運用)
  • JR7WO (1)福島県福島市西中央1-1(平成17年9月1日から運用)

<運用再開>
  • JP1YDD (2)1292.74MHz(平成17年9月8日から運用)
  • JP1YFA (2)1291.18MHz(平成17年8月31日から運用)
  • JP2YCO (2)439.90MHz、1292.64MHz(平成17年9月20日から運用)
  • JP3YCJ (2)1292.28MHz(平成17年9月18日から運用)
  • JP3YFE (2)2425.66MHz(平成17年11月15日から運用)
  • JP3YFG (2)2425.50MHz(平成17年10月25日から運用)
  • JP6YCD (2)1291.14MHz(平成17年8月23日から運用)
  • JR8WR (2)439.96MHz(平成17年10月13日から運用)
  • JP9YCN (2)439.96MHz(平成17年9月27日から運用)

<停波>
  • 無線設備故障・設置場所変更等のため当分の間
     JP1YDQ(439.70MHz、1292.36MHz)、JR5WS(2425.38MHz)

<廃止>
  • JP1YEI(平成18年1月9日付)
  • JP1YEP(平成17年12月20日付)
  • JP1YHP(平成17年12月31日付)
  • JP1YIL(平成17年12月31日付)
  • JP2YCW(平成18年1月29日付)
  • JP3YDX(平成18年1月27日付)
  • JP3YEB(平成18年1月27日付)
  • JP9YDH(平成17年12月14日付)

<訂正とお詫び>
 JARL NEWS2005年秋号で増設として掲載したレピータ局のうち、JP3YHPの周波数の表記に誤りがありました。正しい周波数は1292.48MHzです。お詫びのうえ訂正いたします。

■サイレントキー
 次の会員の方がお亡くなりになりました。つつしんでご冥福をお祈りします(敬称略)。

JA1HQ島田 宏JA1ZV木村剛士JA1FHK日下部和雄JA2JA神戸幸生
JI2QVC須藤信男JH3OKU若松久人JF4QKD林 英雄JA6KRE星子鉄之助
JH6FKO山田明男JJ6KRV津隈重治JK8PWF香田利重JA0ABW櫻井誠也
JA4-80082(JA4SKX) 明石政幸

 お知り合いの方で、逝去された方がおられましたら、ハガキなどの書面により、会員事業課までお知らせください。

■平成17年にご逝去のJARLの事業に貢献されたOMの方々

 平成17年に、JARLの事業に多大な貢献をいただいた、次のOM方々が、ご逝去されました。謹んでご冥福をお祈りいたします。
  • JA1KKA(ex.J3GN)荒木 透氏(平成17年4月)
     独立行政法人 物質・材料研究機構の前進である金属材料研究所所長を勤められ、日本のアマチュア無線の先覚者として戦前から活躍されました。
     長年、府中クラブ(JA1ZGO)の会長も務められました。
  • JA2JA 神戸幸生氏(平成17年10月)
     昭和43年から昭和46年までJARL理事、昭和47年から昭和52年までJARL副会長を歴任。自ら「神戸電波研究所」を設立されるなど、電波通信の技術開発に生涯を捧げられました。
  • JA1PK 阿部英亮氏(平成17年10月)
     マイクロ波の先駆者として活躍され、JARLレピータ委員を長年努められました。戦後のアマチュア無線の再開当時、JARLの幹事やクラブ委員などを歴任されました。
  • 電波タイムス社 阿川秀雄氏(平成17年11月)
     電波タイムス社の創業者で、電波・電気通信行政の発展と電波の有効利用を促進。戦後アマチュア無線の再開にもご尽力をいただき、昭和28年1月に内閣総理大臣褒状を受けられました。


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