JARL主催コンテストでは提出されたすべてのログデータを相互参照し、コールサイン等の受信ミスが無いかチェックしたうえで順位を決定しています。相互参照によるチェックの精度を高め公正なログ審査ができるよう、コンテストで交信した場合はエントリーしない場合やエントリー種目以外のバンド・モードによる交信データについてもチェックログとしてログ提出をお願いします。
交信データをチェックログとして提出する方法を以下に説明します。
サマリーシートの参加部門種目コードナンバー<CATEGORYCODE>に「CHECKLOG」と記載します。
記載例<SUMMARYSHEET VERSION=R2.1> <CONTESTNAME>ALL JAコンテスト</CONTESTNAME> <CATEGORYCODE>CHECKLOG</CATEGORYCODE> <CALLSIGN>7K6ABC/1</CALLSIGN> <TOTALSCORE>0</TOTALSCORE> <ADDRESS>〒170-8073 東京都豊島区南大塚3-43-1</ADDRESS> <NAME>大塚 太郎</NAME> <EMAIL>7k6abc@jarl.com</EMAIL> <POWER>50</POWER> <OATH>私は、JARL制定のコンテスト規約および電波法令にしたがい運用した結果、 ここに提出するサマリーシートおよびログシートなどが事実と相違ないものであることを、 私の名誉において誓います。</OATH> <DATE>20**年5月12日</DATE> <SIGNATURE>大塚 太郎</SIGNATURE> </SUMMARYSHEET> <LOGSHEET TYPE=自作> DATE(JST) TIME BAND MODE CALLSIGN SENTNo RCVNo Multi PTS 20**-04-28 22:54 7 SSB JM1*** 59 10L 59 13M 13 1 20**-04-28 22:55 7 SSB JK1*** 59 10M 59 10M 10 1 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 中略 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 20**-04-29 21:53 50 SSB JA2Y** 59 10L 59 20L 20 1 20**-04-29 22:02 144 SSB JA2*** 59 10L 59 20L - 1 20**-04-29 22:15 7 CW JE3*** 599 10M 599 25M 25 1 </LOGSHEET>
ログに「#CHECKLOG」または「X」と記入します。
ログに「#CHECKLOG」と記載した行を挿入すると、「#CHECKLOG」と記載された行以降はスコアにカウントされなくなります。
エントリーする交信データ行の後に、「#CHECKLOG」と記載した行を挿入し、更にその後にチェックログとしたい交信データを記載します。
【例】マルチバンドで交信したが、50MHzだけでエントリーしたい。
まず、バンド単位で並び替えておき、エントリーしたい50MHzバンドの交信データが一番上になるようにします。そして50MHzバンドの交信データの後に「#CHECKLOG」と記載した行を挿入し、その後にチェックログにしたい交信データを記載します。
DATE (JST) TIME BAND MODE CALLSIGN SENTNo RCVDNo 2022-08-07 11:22 50 CW JA1RL/1 599 09M 599 16M 2022-08-07 14:43 50 CW 8J1HAM 599 09M 599 10M #CHECKLOG 2022-08-07 10:17 144 CW JA1RL/1 599 09M 599 16M 2022-08-07 12:38 144 CW JA1YRL 599 09M 599 10M
10:17 144MHzのJA1RL/1以降はチェックログとなります。
チェックログにしたい交信データ行の先頭に「X」(半角英字のエックス)を記載します。行の先頭に「X」を記載した交信データのみがチェックログとなります。
【例】マルチバンドで交信したが、50MHzだけでエントリーしたい。
DATE (JST) TIME BAND MODE CALLSIGN SENTNo RCVDNo X 2022-08-07 10:17 144 CW JA1RL/1 599 09M 599 16M 2022-08-07 11:22 50 CW JA1RL/1 599 09M 599 16M X 2022-08-07 12:38 144 CW JA1YRL 599 09M 599 10M 2022-08-07 14:43 50 CW 8J1HAM 599 09M 599 10M
行の先頭に「X」が記載された10:17 JSTと12:38 JSTの144MHzの交信データだけがチェックログとなります。
交信データを、エントリーする部門・種目のログ、および、チェックログとするログの二つに分けて、それぞれの提出書類を準備します。
チェックログとする書類はサマリーシートの参加部門種目コードナンバー<CATEGORYCODE>に「CHECKLOG」と記載し、エントリーするログはサマリーシートの参加部門種目コードナンバー<CATEGORYCODE>にエントリーする部門・種目のコードナンバーを記載して両方を提出してください。
チェックログを提出する場合に限り、同一コールサインについて、エントリー部門・種目のログを1つと、チェックログを1つの計2つの書類を提出することが可能です。
エントリー部門・種目の交信データと合わせて一つの電子ログとして提出してください。 サマリーシートに記載された部門・種目コードに従って自動で得点計算を行いますので、エントリー部門・種目以外の交信データに#CHECKLOGやX等の表示を行う必要はありません。