CONTEST

第54回6m AND DOWNコンテスト規約


10GHzについて
10.1GHzと10.4GHzは一つのバンド、10GHzとして扱います。 QSO、マルチは一つしかカウントできません。

1 開催日時

2024年7月6日(土)21:00~7日(日)15:00(JST)

2 参加資格

日本国内のアマチュア局およびSWL(アマチュア局の電波を受信する個人をいう)

3 使用周波数帯

下表のコンテスト使用周波数帯および1200MHz以上の各アマチュアバンド。なお、1200MHzバンド以上は、 総務省告示の「アマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別」による。
アマチュアバンド
使用周波数帯
電信
電話
50MHz帯
50.050-50.090MHz (AM/SSB)50.350-51.000MHz
(FM) 51.000-52.000MHz
144MHz帯
144.050-144.090MHz (AM/SSB)144.250-144.500MHz
(FM)144.750-145.600MHz
430MHz帯
430.050-430.090MHz (AM/SSB)430.250-430.700MHz
(FM)432.100-434.000MHz
(注)A2A電波による電信はAM/SSB、F2A電波による電信はFMの使用周波数帯とする。
■ コンテストの運用について

JARL主催コンテスト(ALL ASIAN DX、QSOパーティを除く)では、電波型式ごとに「コンテスト使用周波数帯」を制定しています。 運用にあたって特に注意してほしいのは、SSBにおいてLSBの場合は下限周波数、USBの場合は上限周波数です。
たとえば、144MHz帯のSSBでは 144.250-144.500 となっていますが、144MHz帯においては USB電波を使用しますので、ダイヤルに表示される周波数では、144.250-144.497 の間で運用となり、430MHz帯のSSBでは 430.000-430.700となっていますが、430MHz帯においてにおいても、USB電波を使用しますので、ダイヤルに表示される周波数では、430.250-430.697 の間で運用となります。
以上の点に注意して、コンテストをお楽しみください。

4 参加部門および種目

部門
種目
コードナンバー
電話
(注1、10)
シングルオペ
(注3)
オールバンド PA
ニューカマー(注4、8) PN
D-STAR PD
マルチオペ(注9) オールバンド PMA
電信 シングルオペ
(注3)
オールバンド CA
50MHzバンド C50
144MHzバンド C144
430MHzバンド C430
1200MHzバンド C1200
2400MHzバンド C2400
5600MHzバンド C5600
10.1GHzバンド以上 (注8) C10G
シルバー(注5、8) CS
QRP(注6、8) CP
マルチオペ(注9) オールバンド CMA
電信電話
(注2,10)
シングルオペ
(注3)
オールバンド XA
50MHzバンド X50
144MHzバンド X144
430MHzバンド X430
1200MHzバンド X1200
2400MHzバンド X2400
5600MHzバンド X5600
10.1GHzバンド以上 (注8) X10G
シルバー(注5、8) XS
QRP(注6、8) XP
SWL(注8) XSWL
マルチオペ(注9) オールバンド XMA
ジュニア(注7、8) XMJ
  • (注1)電話部門の各種目は、空中線電力20W以下とする。
  • (注2)電信電話部門は、「電信および電話」または「電話」の交信によるものとする。
  • ただし、SWLおよびジュニアは電信のみによる参加のときも、この部門に含める。
  • (注3)シングルオペは、コンテスト中の運用に関わるすべてのことを一人でおこなうものとし、それ以外はマルチオペとする。
  • (注4)ニューカマーは、はじめて局を開設した個人局であって、局免許年月日が開催日の3年前の同日以降に免許された局とする。
  • (注5)シルバーは、年齢が70歳以上のオペレータによる運用であるものとする。
  • (注6)QRPは、空中線電力5W以下とする。
  • (注7)ジュニアは、年齢が18歳以下のオペレーターの運用とする。
  • (注8)ニューカマー、シルバー、QRPおよびジュニアは、使用するバンド数に関係なくオールバンドにエントリーしたものとみなす。10.1GHzバンド以上およびSWLは使用するバンドに制限はない。
  • (注9)運用場所は一箇所とし、運用範囲は直径500mの円内とする。
  • (注10)D-STARの交信は、DVモード(デジタル音声通信)かつシンプレックスで行う。

5 交信方法

  • (1)呼び出し
    • 電話の場合………CQコンテスト(またはCQ JAコンテスト)
    • 電信の場合………CQ TEST(またはCQ JA TEST)
  • (2)コンテストナンバー交換
    • (a)50MHz帯~1200MHz帯
      RST符号による相手局のシグナルレポート
      自局の運用場所を示す都府県・地域等ナンバー(別表)
      空中線電力を表すアルファベット1文字(注1)
      (例)相手局のシグナルレポートが「59」、自局の運用場所が東京都「10」、空中線電力が「20W」の電話によるコンテストナンバーは、「5910L」とする。
    • (b) 2400MHz帯以上
      RST符号による相手局のシグナルレポート
      自局の運用場所を示す 別表の市、郡、区ナンバー
      (例えば、区で運用する場合は市ナンバーではなく、区ナンバーとする)
      空中線電力を表すアルファベット1文字(注1)
      (例)相手局のシグナルレポートが「599」、自局の運用場所が千葉市中央区「120101」、空中線電力「1W」の電信によるコンテストナンバーは、「599120101P」とする。
      (注1) 空中線電力別の表記(アルファベット)については、次の区分による。
      100W超 H
      20Wを超え100W以下 M
      5Wを超え20W以下 L
      5W以下 P
      都府県・地域等のナンバー・リスト
      ■北海道の地域
      宗 谷    101
      留 萌    102
      上 川    103
      オホーツク     104
      空 知    105
      石 狩    106
      根 室    107
      後 志    108
      十 勝    109
      釧 路    110
      日 高    111
      胆 振    112
      桧 山    113
      渡 島    114
      ■都府県
      青 森  02
      岩 手  03
      秋 田  04
      山 形  05
      宮 城  06
      福 島  07
      新 潟  08
      長 野  09
      東 京  10
      神奈川    11
      千 葉  12
      埼 玉  13
      茨 城  14
      栃 木  15
      群 馬  16
      山 梨  17
      静 岡  18
      岐 阜  19
      愛 知  20
      三 重  21
      京 都  22
      滋 賀  23
      奈 良  24
      大 阪  25
      和歌山    26
      兵 庫  27
      富 山  28
      福 井  29
      石 川  30
      岡 山  31
      島 根  32
      山 口  33
      鳥 取  34
      広 島  35
      香 川  36
      徳 島  37
      愛 媛  38
      高 知  39
      福 岡  40
      佐 賀  41
      長 崎  42
      熊 本  43
      大 分  44
      宮 崎  45
      鹿児島    46
      沖 縄  47

      ■その他
       小笠原  48
      (注)北海道・札幌市は石狩地域の区域、沖ノ鳥島、南鳥島、硫黄島は小笠原の区域に含まれる。

6 共通規約

  • (1)クロスバンドによる交信を禁止する。
  • (2)コンテスト中の運用場所の変更を禁止する。ただし(3)の場合を除く。
  • (3)コンテスト参加の目的で常置場所を離れ移動運用する局かつシングルオペに限り、運用開始時のマルチプライヤー内の運用場所変更を認める。
  • (4)シングルオペの同一または異なるバンドにおける2波以上の電波の同時発射を禁止する。
  • (5)マルチオペの同一バンドにおける2波以上の電波の同時発射を禁止する。
  • (6)レピータによる交信を禁止する。
  • (7)コールサインもしくはマルチプライヤーを受信信号の周波数情報と共にオペレーター に知らせるあらゆる技術、たとえばWebクラスター、CWスキマ-、リバースビーコンネットワークの使用を認める。
  • (8)コンテスト期間中に自局の運用情報をWebクラスターにアップロードするセルフスポッティングや、携帯電話、メール、チャット、SNSなどのアマチュア無線以外の手段を用いて伝える行為、ならびにそれを依頼する行為を禁止する。
  • (9)リモート運用は、すべてのアンテナ、送信機、受信機がひとつの所在地に収まっている場合にのみ許される。すべてのリモート運用局は、局免許、オペレーター免許、および該当参加部門のルールに従うこと。
  • (10)送信機、受信機、アンテナを設置した無線局の所在地外に位置するリモート受信機の使用は禁止する。
  • (11)コンテスト終了後にログを修正することを禁止する。ただし、誤入力の修正、電子ログのフォーマット変更や手書きログを電子ログ化する作業はこれに含まれない。
  • (12)一つのコールサインで複数の部門・種目にログを出すことを禁止する。
  • (13)一人のオペレータが複数の異なるコールサインで運用し、それぞれのコールサインでログを提出することを禁止する。

7 得点およびマルチプライヤー

  • (1)アマチュア局
    • 得点
      第5項(2)に定めるコンテストナンバーの交換が完全におこなわれた交信を使用バンドより次の得点 とする。
      • (a) 50MHz帯~1200MHz帯・・・・・・1点
      • (b) 2400MHz帯以上・・・・・・・・・・ 2点
      同一バンドにおける重複交信(同一局との2回以上の交信)(注):0点
      (注)電波型式が異なる場合の同一局との2回以上の交信も重複交信
    • マルチプライヤー
      • (a) 50MHz帯~1200MHz帯
        交信相手局の運用場所を示す都府県・地域等
        ただし、バンドが異なれば同一都府県・地域等であってもマルチプライヤーとする。
      • (b) 2400MHz帯以上
        交信相手局の運用場所を示す市、郡、区
        ただし、バンドが異なれば同一市、郡、区でもマルチプライヤーとする。
  • (2)SWL
    • 得点
      送信および受信局のコールサインならびに送信局の送出したコンテストナンバーの完全な受信を使用バンドにより次の得点とする。
      • (a) 50MHz帯~1200MHz帯・・・・・・1点
      • (b) 2400MHz帯以上・・・・・・・・・・ 2点
        同一バンドにおける重複受信(同一局を2回以上受信することをいう)(注):0点
        (注)電波型式が異なる場合の同一局との2回以上の受信も重複受信。
    • マルチプライヤー
      • (a) 50MHz帯~1200MHz帯
        送信局の運用場所を示す都府県・地域等
        ただし、バンドが異なれば同一都府県・地域等であってもマルチプライヤーとする。
      • (b) 2400MHz帯以上
        送信局の運用場所を示す市、郡、区
        ただし、バンドが異なれば同一市、郡、区でもマルチプライヤーとする。

8 総得点の計算方法

  • (1)オールバンドの場合
    〔各バンドにおける得点の和〕×〔各バンドで得たマルチプライヤーの和〕
  • (2)シングルバンドの場合
    〔当該バンドにおける得点の和〕×〔当該バンドで得たマルチプライヤーの和〕

9 書類の提出

  • (1)電子ログによる場合
    電子ログによる提出の場合、 所定の様式で作成したテキストデータをメールで提出先アドレス(6d@jarl.org)に送信する。
    記憶媒体(USB、メモリなど)による提出の場合、サマリーシートはJARL制定のものに必要事項を記入し、ログシートのデータを記憶媒体でお送りください。(記憶媒体の返却を希望する場合は返送先の住所 ・氏名を記載し、必要な料金の切手を貼った封筒を同封してください)。
  • (2)紙ログによる場合
    JARL制定の「サマリーシート」および「ログシート」(または同形式のもの、A4判)を使用し、必要事項を記入して提出する。
    また、紙によるログ・サマリーは、記入項目がすべて手書きであり、交信局数が100局までのログのみを受け付けることとする。
  • (3)記入内容は種目に応じて、次のとおりとする。
    • マルチオペの場合:全オペレータのコールサイン(コールサインがない場合は氏名)、および年齢(ジュニアのみ)をJARL電子ログ形式では〈MULTIOPLIST〉に記入する。(JARL Web電子ログサマリー作成ページでは「マルチオペ、ゲストオペの場合の運用者のコールサイン(氏名)」)、紙ログの場合はサマリーシートの意見欄に明記すること(同欄に全部記入できない場合は、サマリーシートの裏面または別紙に記入する)
    • ニューカマーの場合:局免許年月日をJARL電子ログ形式では〈LICENSEDATE〉に記入する。紙ログの場合はサマリーシート意見欄に明記する。
    • シルバーの場合:シルバーの場合:年齢をJARL電子ログ形式では〈AGE〉に記入する。紙ログの場合はサマリーシート意見欄に明記する。
    • 時間はJSTを使用する。
  • (4)入賞対象局について、次に掲げる資料等の提出を求める場合がある。
    • ① 交信または受信時に記入したログ(オリジナルログ)
    • ② 送信機の名称、測定出力など運用時のデータ
    • ③ マルチオペ種目のオペレータの無線従事者資格の確認資料(無線従事者免許証のコピー)
  • (5)提出締切日  2024年7月17日(必着)
  • (6)提出先
    • ①電子ログ(E-mail)による場合6d@jarl.org
    • ②郵送の場合 〒170-8073 JARL 6m AND DOWNコンテスト係
  • (7)個人情報の利用について
  • JARLは、個人情報を取得した際の利用目的の範囲内でJARLの実施するコンテスト業務遂行(集計・審査・賞状発送)のために利用する。

10 賞

  • (1)各種目の書類提出局には、コールエリアごとの局数に応じて、上位10%以内でかつ最大7位までの順位のJARL会員局に賞状を贈る。
  • (2)オールバンド、50MHz、144MHz、430MHzバンドの各種目は、全国第1~3位のJARL会員局に賞状を贈る。

11 失格事項等

  • (1)ログシートに記載されている交信または受信局のコールサイン等について審査の結果、明らかに虚偽の記載が認められた場合は失格とする。
  • (2)この規約に定める事項に違反した場合は、コンテスト審査において処分を決定する。
    この処分とは、減点、警告、エントリーのチェックログへの移行、失格等を言う。
  • (3)(1)、(2)及びコンテスト結果に対して異議の申し立てを受け、裁定の結果失格となった局は、失格の日から3年間はJARL主催コンテストに参加しても入賞を認めない。
  • (4)失格の局は、コールサインおよび失格の理由をJARL NEWSに発表する。

12 JARL登録クラブの得点および順位等

登録クラブ一覧表*
JARL登録クラブの構成員(マルチオペ局1局ならびにSWLを除くシングルオペ局)から申告された総得点をクラブごとに集計の上、登録クラブ種別ごとに順位を決定します。

13 結果発表

12月頃 JARL Web、JARL NEWS(2025年1月頃を予定)等で発表予定

コンテストアワード

コンテストアワード制度により申請することができるコンテストアワードは、次のとおりです。
  • 現行アワードタイプ
    • AJD、WAJA/HAJA、JCC100~800、JCG100~500、AJA、VU-1000s、50MHz-100、144MHz-100、430MHz-100、1200MHzバンド以上の交信局数賞(10~500)
  • 6m AND DOWNコンテスト独自タイプ

■電子ログについて■

電子ログで書類提出していただいた局のコールサイン・受付時刻などを、このページ(6m AND DOWNの場合)にて公開しています(詳細はこちら)。

電子ログによる書類提出方法の解説と電子ログ作成ツールをこのページで公開しています。


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