「声のSNS アマチュア無線でつながる 君との出会い」

2018年8月25日・26日、東京ビッグサイト
西展示棟2ホールで盛大に開催される
アマチュア無線フェスティバル「ハムフェア2018」
レポートムービー(YouTube)

 8月25日・26日の2日間、東京都江東区有明の、東京ビッグサイト西2ホールで、日本のアマチュア無線界最大のイベント「アマチュア無線フェスティバル ハムフェア2018」が開催されました(後援:総務省・文部科学省・東京都・NHK・読売新聞社・公益財団法人日本無線協会・一般財団法人日本アマチュア無線振興協会・日本アマチュア無線機器工業会・公益財団法人東京観光財団、協賛:電波新聞社・電波タイムス社・CQ ham radio・子供の科学)。
 今年のハムフェアは「声のSNS アマチュア無線でつながる 君との出会い」をキャッチフレーズに、若者たちへアマチュア無線を通じた友達作り、人とのつながりを広げていくことを提案する展示や催事等をおこないました。

 今年の日本の夏はまさに台風直撃のオンパレードで、7月の東海ハムの祭典の開催前日には、逆走台風第12号の迷走騒動がありました。ハムフェア2018についても、開催前々日まで前週に連続発生した大型台風第19号・第20号の余波などが心配されましたが、開催当日は両日とも灼熱の真夏の青空で、開会後の10:30ごろからクラブコーナーを中心に、賑わいを見せ、初日は約27,000名の来場者を迎えました。

 2日目の最終日は約12,000名の来場者を迎えて、のべ約39,000名の方々が来場し、さまざまな展示や催事の見学、久々のアイボール、そして掘り出し物探索やお買い物などを十分に満喫されたようです。

 JARL入会・継続受付のブースでは、JARLが取り組んでいる「催事限定・入会金免除キャンペーン」と「青少年お試し入会キャンペーン」等を適用した入会受付も実施、ブースでは多くの新規入会や各種手続きやサービスに関するさまざまなご相談等をいただきました。

 またハムフェア2018では、JARLが近年重点的に取り組んでおります「アマチュア無線界の若返りを図る事を目的とした「青少年」を対象のアマチュア無線の世界への啓発支援事業」に加えて、女性の方々の活動を支援する取り組みも開始しており、これらの事業活動の一環として、「22歳未満の青少年」と「女性」の入場料を無料にすることしました。これが功を奏してか、会場内にはご家族・ご夫婦でのご来場を始め、女性来場者の姿が例年より多く見られたようです。

 なお、来年の「ハムフェア2019」は、2019年8月31日・9月1日の2日間、 東京ビッグサイトが現在建設を進めている南展示棟3・4ホールで開催の予定です。
 来年も東京ビッグサイトでお会いしましょう。

開催前のハムフェア2018インフォメーション


■ハムフェア2018 ハンディ機プレゼント当選者発表■

 ハムフェア2018において、会場で正員・准員・社団会員として会費期間1年以上でご入会の方の中から抽選で「ハンディ機」をプレゼントするキャンペーンを実施いたしました。
 本キャンペーンについて、厳正なる抽選の結果、次の5名の皆様が当選されましたのでお知らせいたします。当選された皆様、おめでとうございます。

<当 選 者>
JI1RNI JP1SBO JI1QHO JJ1NCM JS1TOW


★            ★

■特別記念局8J1HAMをアクティブに運用(今年の12時台はYLタイム)

 ハムフェア2018特別記念局8J1HAMは、ハムフェア会期前の6月29日から、関東地方本部内の都県支部による持ち回りにより8月24日までPR運用をおこなってきましたが、例年通りハムフェア2018当日の8月25日・26日の両日は、ハムフェア2018会場内の特別記念局ブースでアクティブに運用されました。

 ところでハムフェア2018にご来場いただいた皆様の中には、開催日両日の12時台の8J1HAMオペレーターの大部分は、実は女性ハムによるオペレートであったことにお気づきの方もいらっしゃるかもしれません。
 今年の8J1HAMでは、ハムフェアにご来場いただく女性ハムの方々の運用機会を広げる例年にない試みの一つとして、開催両日の12時台を「女性ハムの優先受付時間帯」に設定して運用受付をおこなったのです。

 この時間帯では女性オペレーターの中に、お母さんと一緒に来場した男の子の小学生ハムによる運用が加わる事例もありましたが、今年の8J1HAMの運用スケジュールでは、基本YL優先運用タイムだったのです。

 YLオペレーターをコールする多くの方がありパイルアップに、交信された方から、この運用は好評だったとの声もいただきました。

 なお下の2枚の写真は、初日12時台にオペレートされた女性ハムのみなさんです。

■青少年・ビギナー向けイベント(ハムフェア2018JARL特設ブース/スタンプラリー)

 今年の特設ブースは、青少年やニューカマーの皆さんにアマチュア無線のいろいろな楽しみ方を体験していただきました。

 子供たち向けの「無線 DE ビンゴ!」では、特定小電力トランシーバーを使ったゲームで、ゲームを楽しみながら無線の運用を体験していただきました。

 一方、モールス体験コーナーは、電気通信の原点の一つとも言えるモールス符号を体験していただくコーナーで、子供たちはもちろんのこと、アマチュア無線はビギナーの大人の方々もトンツーを楽しんでいました。なお、このブースでは、青少年お試し入会の受付もおこない、またコミュニティーFM局2局の協力でサテライトスタジオも設けました。

 このほか、毎年好評の子供たち向けイベントとして、今年もスタンプラリーを実施し場内にはスタンプカードを片手に、スタンプを探して歩き回る元気な子供たちが多く見られたようです。

■イベントコーナー

★アマチュア無線局によるミニライブ(水田かおりさん(JI1BTL)・Masacoさん(JH1CBX)・渡部まいこさん(JJ0SDQ)・青木小夜子さん(JJ3WWS))

★KH1/KH7Zベーカー島
DXペディションについて
田沼 健氏(JN1THL)
★「アマチュア無線を楽しもう!
Lite & AKIBAトーク」
総務省
★JAIA技術委員会「初心者でもわかる!?SDR(ソフトウエア無線)大研究」
アイコム(株)ソリューション事業部
櫻井 稔氏
★「非常通信への備え」 ARRLフィールドサービス ラジオスポーツ部長 ノーム・フサロ氏(W3IZ) ★「集まれホビー仲間」
電波新聞社各誌編集長
大橋太郎氏
★「小型衛星用トランスポンダーの使用方法について」 NPO-日本アマチュア衛星通信協会理事 上田穂積氏(JA0FKM/1) 日本大学・山口 清氏
★高ア連ジュニアハムの集い(全国高等学校アマチュア無線連盟) ★ハムフェア自作品コンテスト表彰式   JARL、総務省 ★関東UHFコンテスト表彰式
関東地方本部

■今年も子供たちに大人気だった工作教室

 ハムフェア2018の工作教室では「FMスピーカーラジオ」「モールス練習機」「IC+TRラジオキット」の3作品を用意しましたが、多くの子供たちがベテランスタッフのアドバイスで工作を楽しんでいたようです。

【ご参考】ハムフェア2018工作教室にご用意しました教材の、「FMスピーカーラジオ」と「モールス練習機」につきまして、「組立マニュアルを見てみたい」というお問い合わせを多数いただいております。マニュアルの閲覧をご希望の方は「FMスピーカーラジオ組立説明(PDF形式)」「モールス練習機組立説明(PDF形式)」でご覧いただけますのでご利用ください。

(TNX JH1CRF功力芳郎さん(教材制作))

■素朴な教材で楽しい実験「電気の散歩道」

 身近な素材で作った素朴な教材で、電気の不思議を体験できるこのブースは、子供たちはもちろんのこと、アマチュア無線の大ベテランの方々にも毎年大人気のコーナーです。
 今年も子供たちをはじめ多くのベテランの方々も、大いに電気の不思議を体験されていました。

■ハムフェア2018自作品コンテスト表彰式

 ハムフェア2018年自作品コンテストには、規定部門に3作品、自由部門に11作品の応募がありました。
 入賞作品はハムフェア2018会場内に展示をおこない、受賞者の方々にはハムフェア2018イベントコーナーで表彰状を授与しました。見事に入賞されたみなさんおめでとうございます。

■ビジネスコーナー/JAIAコーナー

 今年のアマチュア無線関連機器メーカーでは新製品も数多く見られ、多くの来場者の方々が気になる新製品について、係の方に熱心に質問をするなど厳しくチェックされていたようです。
 また、アマチュア無線機器販売店ブースは、連日特価品や掘り出し物を探し求める方々で、黒山の人だかりになっていたようです。

■今年も熱い!クラブコーナー

 クラブコーナーはズバリ!アマチュア無線のビッグなお祭り「ハムフェア」を象徴する「熱いコーナー」と言えるでしょう。
 日頃からのクラブの研究や活動成果の披露やクラブ員の歓談の場となる「グラブ純粋展示ブース」、そして「無線機器、電子機器、電子部品、ジャンク品」の超巨大フリーマーケットを構成する「クラブ一般展示ブース」は、それぞれ今年も大盛況で、特に初日は開場直後から人混みで埋まり、午後遅くまで身動きが取りにくいゾーンが場内各所に見られました。また、今年は海外のアマチュア無線団体のブース出展も例年より多く見られました。

■JARL入会・継続受付・QSLカード転送・DXCC申請受付

 JARL入会・継続受付は例年通り多くの会員の皆様にご利用いただきました。ブースで入会・会費継続をしていただいた皆様には、記念品をプレゼントしました。
 QSLカード転送受付についても例年通り多数のQSLカードを受け付けました。

 また、DXCCデスクではアメリカの連盟ARRLのフィールドサービスラジオスポーツ部長、ノーム・フサロ氏(W3IZ)を迎えておこなわれ、会期前受付等を含めて多数の申請をいただきました。

■ハムフェア2018 アイボールパーティ

 ハムフェア2018初日8月25日の夕刻には、昨年と同様アイボールパーティを開催しました。アイボールパーティには200名の参加があり、参加者はアマチュア無線談義を楽しむほか、記念品が当たるじゃんけん大会も開催され終始大いに盛り上がりました。

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