入賞おめでとうございます!

自作品コンテスト入賞作品

 今年は、規定部門および自由部門に、個性あふれる25作品の応募がありました、審査の結果、次のとおり各部門の受賞が決まりました。受賞者のみなさん、おめでとうございます。

(敬称略)

【規定部門(QRPモールストランシーバー)】

最優秀賞(総務大臣表彰)

「低消費電力7MHz QRP CWトランシーバー“ECO-7 TRANSCEIVER”」
(JH2ECU 沼尻英二郎)

<<<<特長>>>>

  • Eクラスプッシュプルファイナルによる高効率、低スプリアス。
  • トップに7.000MHzから7.030MHzまでの30kHz帯域のハーフラティスクリスタルフィルター。
  • 周波数を広域に可変させた高安定度のセラロックVFO。
  • AFフィルターを兼ねたBTL接続CMOSオペアンプによる低消費電力ヘッドホンアンプ。
  • ワンチップマイコンによるキーヤーとフルまたはセミブレークイン。ストレートキーにも対応。
  • ギアメカやケースの自作で自作の楽しさアップ。
  • 特殊部品や高価な部品を使わず再現性の良い設計を指向。
  • 自己放電が少なく1000回充電できるエネループの採用でエコロジーにも配慮。

優秀賞第一席

「おじさんだって自作を楽しもう!作って、使って、見て、楽しむ
ワンパック 1.9MHz CWトランシーバー」(JA1SLR 水越信夫)

<<<<特長>>>>

  • プリント基板をエッチングせずに、基板にチップを貼り付け、そこに部品をハンダ付けし作製。配線のチェックや部品の交換が基板の上からできるので改造や修理が簡単。
  • 1.9MHz帯の運用では必須と思われるアンテナチューナーとSWR計を備え、セミブレークイン回路やサイドトーン回路も採用し、AC電源も内蔵しているので使い勝手が大変良好。
  • VXO回路を使用しているので安定度は良好。
  • 送信出力は2.5Wあり実用性が高い。
  • BFOの周波数が可変できる。
  • 選択度はCW用のフィルターを用いているので良好。
  • パネルの文字は日本語を用いて日本のハムの自作であることを強調。

優秀賞第二席

「7MHz QRP CWトランシーバー」
(JE1UCI 冨川寿夫)

<<<<特長>>>>

  • VFOにDDSを使用し、送信時の周波数は直接発振させ、受信時は中間周波数分をソフトでスライドさせるという、いわば「ハイブリッド方式」とした。デジタルトラッキングで、スーパー受信機でありながら送信機はダイレクトに周波数を作る。
  • 受信側はラジオ用ICを使用した簡易型。IFフィルターには480kHzのセラミック発振子によるフィルターを使用。
  • メインの基板はシールドケースに収納しノイズ対策とした。

優秀賞第三席

「QRPp CW 2BAND トランシーバ」(JJ1INO 井上洋輔)

<<<<特長>>>>

  • 7MHz、10MHz、CW専用。
    QRPp出力100mW。
  • 2本レバーキーとICキーヤーを内蔵。重鎮で使いやすい。
  • 送信部にBPF、LPFを採用し、送信スプリアス特性は良好。
  • CW通信の操作性を重視した自局送信波モニター方式のフルブレークインシステム。
  • 受信部はスーパーヘテロダイン方式、IFはクリスタルフィルター4段でCW用高選択度を実現。
  • 水晶振動子は市販品を使用するように各部の周波数を設計し安価で納期も速い。

優秀賞第三席

「7MHz QRP CWトランシーバー「KURAMA II」」(JN3XBY 岩永敏弥)

<<<<特長>>>>

  • 手軽な移動運用を目指し、小型軽量。
  • 実用的で、かつ電池での運用を両立させるため送信出力は1W以上。
  • 受信部は6段構成のクリスタルフィルターを使用したシングルスーパー方式。
  • 安定的な運用のためDDSを使用した発振回路を採用。
  • CW運用に幅を持たせるためのエレキーを内蔵。ストレートキーにも対応。
  • 周波数表示は5点のLEDでおこない、切り換えにてS表示、電源電圧表示も可能。
  • ケースもプリント基板を加工して自作。

【自由部門】

最優秀賞(総務大臣表彰)

「6m QRPp AMポケットトランシーバー(Pocket 6 AM)」
(JR8DAG 菅野正人)

<<<<特長>>>>

  • 周波数可変トランシーブトランシーバーであり50.580〜50.630MHzが運用可能。
     トランシーブ操作は2つのVXOと2連バリコンを利用して実現。
  • 受信は中間周波数455kHzのシングルスーパーヘテロダイン方式で、回路を簡略化しつつQRPp運用において必要な受信性能を確保。
  • 送信はオーディオICの出力を終段に直結して変調をかける終段コレクター変調を採用し、トランスレスで良好な変調を実現。送信出力は10mWのQRPpで、より小電力での交信を楽しむことができる。
  • 回路をできる限り簡略化した結果、ポケットに入る大きさを実現。
  • 電源は006Pを外付けし、電池交換を容易にした。消費電流は受信時20mA、送信時30mAで、全体の消費電力は約0.5Wと省電力。
  • これまでに1、2、8エリアの12局と交信し、運用面での実用性を確認

優秀賞第一席

「携帯用QRP Gunn ATVトランシーバー」
(JA1AKA 荒川 賢)

<<<<特長>>>>

  • だれにでも簡単、安価に製作できる携帯用QRP 10GHz Gunn ATVトランシーバー。
  • コンパクトなオールインタイプで運用場所を選ばない。
  • 災害時にも役立つように多電源方式で低電圧、低電流のQRPですが、見通し区間であれば、約100kmは最高画像評価でのATV QSOが可能。

優秀賞第二席

「2.4GHz帯平面アレーアンテナ」

(JO1SSF 相馬武志)

<<<<特長>>>>

  • 平面アンテナの一種であるプリンテッドダイポールを多素子化してアレーアンテナを構成し、小型・高利得を実現。
  • 給電部は同位相&同振幅で励振するようにマイクロストリップラインによるトーナメント型の並列給電回路を採用し、T分岐で各素子に等分配の給電をおこなっている。
  • 小型、軽量で取り付けは工具不要。移動運用や伝搬実験に最適。

優秀賞第三席

「DFX-702 430MHz FM/AMトランシーバ」
(JG6DFK 児玉智史)

<<<<特長>>>>

  • スタンダードなFMモードに加え、「無線電話の原点」でもあるAMモードに対応。
  • PLLシンセサイザの採用によりバンド内を10kHzステップでフルカバー。
  • 自作しやすく実用的な出力5Wを最新パワーモジュールで簡易に実現。
  • ALC型マイクアンプとNFBの採用による高音質な変調。
  • 集中定数回路と片面基板の採用によりプリント基板自作の敷居を下げた。
  • 応用しやすい回路や実装を目指した。
  • 運用に必要な最低限の機能を装備。

アイデア賞

「電磁ループアンテナ用の可変コンデンサーユニット」
(JA4BTP 堀切 晃)

<<<<特長>>>>

  • 可変容量156pF〜168pF/4〜22pF、耐入力はMax 50W SSB。
  • 特殊スイッチ機構によりアマチュアバンドからアマチュアバンドへの周波数移動が瞬時におこなえる。
  • 浮遊容量の影響と同時に高圧に対応させるため、固定コンデンサーの入/切に水銀スイッチ2個を使用した特殊スイッチを考案。
  • 1:15のギアドモーターを利用したのでクリチカルな同調操作も楽にできる。
  • 使用部品は入手しやすいものにした。

JARL会長賞

「たいこでキーヤー」(JE1NMR 黒田大地)

<<<<特長>>>>

  • 太鼓の達人のように楽しいキーヤーを作ろうと思った。でき上がったら顔のようになっていた。
  • タッチするだけでキー操作をできるようにし、無線機につなげてキーイングができる。


努力賞

「超弾性合金マグネットを用いた木製パドル」
(JA9BSL 野村 実)

<<<<特長>>>>

  • レバーの支持に超弾力性合金を採用。
  • マグネットの反発力と吸引力で押し圧調整。
  • 接点にマイクロスイッチを使用。接点のメンテナンスを不要にした。
  • 主要素材に木を採用。小型・軽量で移動運用に最適。

努力賞

「市販キットを改造した短波ラジオ」(松永才都)

<<<<特長>>>>

  • 市販AM(中波)ラジオを改造した短波ラジオ。
  • 短波のローバンド(5〜12MHz)を受信できる。
  • スピーカーを内蔵しており、十分な音量で受信可能。
  • 数mのワイヤーアンテナを使用することにより、十分な感度で受信可能。


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