■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■      【JARLメールマガジン】第158号 ----- 2012/07/20 ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■  いよいよ本格的な夏がやってきたようで、日本の各地で猛暑の知らせが 聞かれる今日このごろです。  8月4日(土)21:00〜5日(日)15:00には、第55回フィールドデー コンテストが開催されます。真夏のフィールドでめいっぱいアマチュア 無線を楽しみたい季節です。熱中症などには十分気を付けてフィールド デーコンテストを存分に楽しみましょう。  なお、第55回フィールドデーコンテストの規約はJARL Webの次のページ をご参照ください。 http://www.jarl.or.jp/Japanese/1_Tanoshimo/1-1_Contest/fd/fd_rule.htm ---【INDEX】------------------------------------------------------------ ★関西アマチュア無線フェスティバルに7,000名の来場者を迎えて開催 ★総務省が「電波有効利用の促進に関する検討会 中間とりまとめ(案)」  に対する意見募集 ★星出彰彦宇宙飛行士、国際宇宙ステーションでの長期滞在へ ★コンテスト委員会からのお知らせ ★富山県支部が北陸地方非常通信協議会会長賞表彰 ★DX NEWS ★学校等の社団局への助成金交付の受け付け中 ★ハムフェア2012出展者説明会を実施(7月9日) ★ハムフェア2012のDXCC申請受付について ★東京でおこなわれる8月の3アマおよび4アマ当日受付試験の実施について ★2012年7月下旬〜8月に運用のJARLの記念局情報 ★3アマ・4アマの養成課程講習会を全国各地で実施中  (日本アマチュア無線振興協会) ★電波は譲りあって使いましょう ★SSBモードでの運用について ★野外でアマチュア無線を運用する際の注意 ★青少年に対する助成・申請受付について ★お詫びと訂正 ★JARL QSL転送サービスのご利用について ★総合通信局等の所在地とアマチュア無線関連問い合わせ電話番号  (平成24年7月1日現在) ------------------------------------------------------------------------ ★……………………………………………………………………………………………   関西アマチュア無線フェスティバルに7,000名の来場者を迎えて開催 ……………………………………………………………………………………………★  7月14日・15日の両日、大阪府池田市の池田市民文化会館で関西アマ チュア無線フェスティバルKANHAM2012が盛大に開催されました。  今年のKANHAMのテーマは、「知ってる人にはなつかしい 知らない人に は新しい!!」そして「アマチュア無線始めました(こどもから大人まで)」 というサブテーマも設けられ、往年の人気無線機器やカタログの展示がお こなわれたテーマ展示をはじめ、各種の講演やイベントを開催。  例年通り、メイン会場の池田市民文化会館に加えて、会館横の豊島野公園 での屋外フリーマーケット、池田市カルチャープラザでは3・4アマ臨時国 家試験やVE試験なども実施されました。  当日は関西地方をはじめ他エリアからの来場も多数あり、両日の来場者数 はのべ7,000名(14日:4,000名、15日3,000名)と、昨年の、のべ5,800名を 大幅に上回る賑わいとなり、特に開会直後からの会場内は例年にも増して大変 な人混みとなりました。  メーカー、販売店、クラブブースのある2階会場の初日は、お昼過ぎまで 身動きが取れない状態で、その後も掘り出し物を探す方々や、アイボールを 楽しむ方々、見学を楽しむ方々等の人混みが絶えることなく続きました。   各種講演や催事などでは、 ・八重洲無線FTDX-3000の技術紹介 ・桂ちきんさん、笑福亭瓶太さん(JO3KHA)の落語 ・兵庫県出身でアマチュア無線家の歌手Masacoさん(JH1CBX)と笑福亭瓶太  さんのミニトークショー ・第二弾!JARLそこまで言って委員会 ・防災シンポジウム ・モールス通信入門 ・DXCC/IOTAフィールドチェック ・総合通信局電子申請説明会 ・D-STARの楽しみを語ろう ・ソフトの作者と語ろう ・自作名人 激集合 ・南極昭和基地とのテレビ電話会議による交信  ほかが開催され、大いに来場者の注目を集めました。  一方、KANHAMの大きな特徴の一つとも言える、青少年向けの科学啓発 イベント「こども科学実験スタンプラリー」ですが、今年は両日とも開会 前から会場入口前に早い時間から親子連れの長蛇の行列ができ、受付開始 後は1階ロビーからイベント会場の3階イベントスペースへの階段は受付 待ちの親子連れの行列で、かなりの長時間にわたり切れ間なくびっしり埋 まるなど大変な人気ぶりです。  さまざまな科学実験を楽しむ元気なちびっ子たちで超満員の状態となり ました。  また、各コーナーのスタッフには、高校生などの若いスタッフを積極的 に迎えて、イベントの運営がおこなわれていました。  毎年、進化を続けてきたKANHAMの「青少年向け科学啓発イベント」です が、今年も大きな進化が見られたようです。               ★    ★  活発な梅雨前線の影響を受けた不安定な天候がとても心配されましたが、 奇跡的に会場周辺の池田市では雨がふらず、むしろ日差しの強い2日間、 過去最高の来場者数を迎えての関西アマチュア無線フェスティバルは、 こうして無事全日程を終了しました。 ★……………………………………………………………………………………………  総務省が「電波有効利用の促進に関する検討会 中間とりまとめ(案)」  に対する意見募集 ……………………………………………………………………………………………★  総務省では、電波の有効利用のための諸課題や具体的方策について検討 するため、「電波有効利用の促進に関する検討会」(座長:土居 範久中央 大学研究開発機構教授)を開催していますが、検討会における中間とりまと め(案)について、平成24年7月6日〜31日までの間、広く意見を募集して います。  今回の「電波有効利用の促進に関する検討会 中間とりまとめ(案)」の 中で、アマチュア無線に関する分野に直接関係しているものは次のとおり です。 ・一定の範囲の周波数、出力等の免許の変更手続を簡易な手続で可能と  することを検討する(6ページ) ・技術基準適合自己確認の対象範囲の拡大、および不適合機器の流通防止  に関する検討をする(12ページ) ・無線局の良好な受信環境の保護等(15〜19ページ) ・電波利用料の使途や金額の見直し等(23〜32ページ) ▽総務省の報道発表 http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban09_02000061.html ★……………………………………………………………………………………………      星出彰彦宇宙飛行士、国際宇宙ステーションでの長期滞在へ ……………………………………………………………………………………………★  7月15日11:40(日本時間)カザフスタン共和国バイコヌール宇宙基地から、 ソユーズ-FGロケットで打ち上げられた、星出彰彦宇宙飛行士(KE5DNI)が 搭乗するソユーズ宇宙船は、7月17日(月)13:51に無事、国際宇宙ステー ションとのドッキングに成功し、星出宇宙飛行士の約4カ月間の長期滞在が 始まりました。  若田光一宇宙飛行士、野口聡一宇宙飛行士、古川 聡宇宙飛行士に続く 日本人としては4人目の宇宙長期滞在です。 ●小型衛星の放出ミッションで2アマチュア衛星を放出  星出宇宙飛行士は今回の長期滞在において、さまざまなミッションをおこ ないます。  日本人宇宙飛行士による初の船外活動をはじめ、日本実験棟「きぼう」 (JEM)に搭載される予定の、小型衛星放出機構から放出されるJAXA公募の 小型衛星3機、RAIKO(和歌山大学/東北大学)、FITSAT-1(福岡工業大学)、 WE WISH(明星電気)の放出ミッションなども実施する予定です。  なお今回の小型衛星放出ミッションにおいて放出予定の3機の小型衛星の うち、FITSAT-1とWE WISHはアマチュア無線の送信機を搭載した、アマチュア 衛星としての放出となります。  FITSAT-1とWE WISHのダウンリンク周波数は次のとおりです。 ■FITSAT-1のダウンリンク CW 437.250MHz FM 437.445MHz 1200bps AX.25 FSK 5840.00MHz 115.2kbps http://turing.cs.fit.ac.jp/~fitsat/ ■WE WISHのダウンリンク 437.505MHz CW、SSTV https://sites.google.com/site/jq1ziijq1zij/home/ww ●星出宇宙飛行士によるスクールコンタクト  星出宇宙飛行士の長期滞在中には、若田、野口、古川宇宙飛行士と同様に スクールコンタクトの実施が予定されています。  ARISSによれば、7月20日現在では長野県、茨城県、埼玉県の各県の学校や 施設での実施がスケジュールされている模様で、うち1件は星出宇宙飛行士 の出身校の一つである茨城県の茗溪学園の科学部無線工学班(JJ1YAF)の メンバーと、星出宇宙飛行士との交信となります。 ★……………………………………………………………………………………………           コンテスト委員会からのお知らせ ……………………………………………………………………………………………★ 1.JARLコンテストについての意見募集  意見募集を今年8月から2013年3月にかけて3回に分けて実施します。  ・JARLコンテストについての意見募集(第1回目、2012年8月1日〜31日) http://www.jarl.or.jp/Japanese/1_Tanoshimo/1-1_Contest/1st-iken-boshu.htm 2.電子ログ提出の推進 (1) 来年度からの紙ログ・サマリーについて   コンテスト委員会では電子ログ提出の更なる推進を図るために、平成25年  (2013年)のコンテストから紙によるログ・サマリーの提出は手書きのもの  のみを受け付けることにするように、規約の改正をおこなう予定です。  紙にきれいにプリントアウトした紙ログを提出する方がいますが、これは  来年からは受付ないことになります。   いろいろな事情で紙に手書きでログを書くことしかできない方に対しては、  これを受け付け、それ以外の方はすべて電子ログで提出していただくことに  なります。まだ電子ログでログ提出していない方は、平成24年中に電子ログ  化の準備を進めるようにお願いします。 (2) 「JARLコンテスト 電子ログサマリー作成ページ」 バージョンアップ   JARL Web内にある、「JARLコンテスト 電子ログサマリー作成ページ」が  バージョンアップしました。   今回から、ログを手入力あるいはファイルで入力して、Webからログを  提出できるようになりました。電子メールの環境がない方でも、Webを見る  環境にあればログ提出をすることができるようになりました。   ソフトウエアは、委員会のボランティアが作成しています。ぜひ使って  みてください。 ▽JARLコンテスト 電子ログサマリー作成ページ http://contest.jarl.org/summarymaker.htm (3) 電子ログ・サマリーの作成、提出がうまくいかない場合  ぜひ無線のお友だちやご家族のパソコンに詳しい方に相談してみてください。 お友達やお孫さんが、ご本人のログを代理で電子ログで提出してみる、という ことは大変結構なことだと思います。 ★……………………………………………………………………………………………       富山県支部が北陸地方非常通信協議会会長賞表彰 ……………………………………………………………………………………………★  7月12日、石川県金沢市で開催された、平成24年度の北陸地方非常通信協議会 (会長:齊藤一雅北陸総合通信局長)総会で、富山県支部が北陸地方非常通信 協議会会長賞表彰を受けました。  今回の富山県支部の事績の概要は「長年にわたり支部独自の活動として災害時 を想定した防災訓練を実施し、災害時における通信の確保に努められた功績」という ものです。 http://www.soumu.go.jp/soutsu/hokuriku/press/2012/pre120711.html ★……………………………………………………………………………………………                 DX NEWS ……………………………………………………………………………………………★ ○DXCC  DXCCデスクのビル・ムーア氏(NC1L)によると、次の局との交信がDXCCに 有効と発表しています。 ・3C0E アンノボン島:2012年の運用 ・3C6A 赤道ギニア共和国:2012年の運用 ・5X1RO ウガンダ共和国:2012年の運用 ・J25DXA ジプチ共和国:2011年の運用 ・J28RO ジプチ共和国:2010年の運用 ・XW4XR ラオス人民民主共和国:2012年の運用 ・9X0PY ルワンダ共和国:2011年12月24日〜2012年1月7日の運用 ・S21YD バングラデシュ人民共和国 :1994年、1995年、1998年、1999年の運用 ★……………………………………………………………………………………………        学校等の社団局への助成金交付の受け付け中 ……………………………………………………………………………………………★  JARLでは、助成に関する規程第7条に基づき学校などの社団局への助成 の受け付けを7月1日から8月31日まで間おこなっています。  なお、助成金(10,000円/予定)の交付は10月中におこなう予定です。 ▽詳細 http://www.jarl.or.jp/Japanese/B_download/jyosei/jyosei.htm ★……………………………………………………………………………………………        ハムフェア2012出展者説明会を実施(7月9日) ……………………………………………………………………………………………★  2012年7月9日、東京都文京区の文京区民センター会議室で、ハムフェア 2012 出展者説明会を実施しました。  当日はビジネス出展団体、クラブ出展団体のご出席をいただき、ハムフェア 2012の出展、搬入出に関する注意点等の説明、またクラブコーナー出展団体 のコマ割り抽選等をおこないました。 ▽ハムフェア2012インフォメーション http://www.jarl.or.jp/Japanese/1_Tanoshimo/1-3_Ham-Fair/Ham-Fair.htm ★……………………………………………………………………………………………          ハムフェア2012のDXCC申請受付について ……………………………………………………………………………………………★  ハムフェア2012のDXCCアワード申請受付には、ARRLからノーム・フサロ氏 (W3IZ)が来日(予定)します)。フサロ氏の来日は2007年のハムフェア以来 となります。  今年も、ハムフェア会期前の2日間はJARL事務局で申請受付をおこない、 遠方の方々の申請受付は8月20日(月)から23日(木)まで郵送などにておこ ないます。  ハムフェア2012のDXCC申請受付の詳細は、JARL Webの次のページでご参照 ください。 http://www.jarl.or.jp/Japanese/1_Tanoshimo/1-3_Ham-Fair/2012/2012dxcc.htm ★……………………………………………………………………………………………  東京でおこなわれる8月の3アマおよび4アマ当日受付試験の実施について ……………………………………………………………………………………………★  来る8月に、東京ビッグサイトでハムフェアが開催されることに合わせて、 日本無線協会は第三級および第四級アマチュア無線技士の当日受付試験を、 東京ビッグサイト会議棟で次のとおり実施します。  このため、中央区晴海の日本無線協会国家試験センターでの8月の当日受付 試験はおこないませんので、注意してください。 1 試験日時 平成24年8月25日(土)   3アマ 12:30から   4アマ 第1回10:30から、第2回14:00から ※いずれも定員は150名 2 試験会場 江東区有明3−11−1   東京ビッグサイト会議棟605会議室 3 交通 ゆりかもめ「国際展示場正門」下車、徒歩3分      りんかい線「国際展示場」下車、徒歩7分  その他、詳細は第三級及び第四級アマチュア無線技士国家試験案内をご覧 ください。 ▽日本無線協会のWebサイト http://www.nichimu.or.jp/ ★……………………………………………………………………………………………        2012年7月下旬〜8月に運用のJARLの記念局情報 ……………………………………………………………………………………………★ ・銀河連邦建国25周年記念事業(8J1GINGA、04/01〜12/31) ・三郷市市制施行40周年記念事業(8J1MST、04/28〜12/31) ・茂原市制施行60周年記念(8J1MBR、H24/06/01〜H25/03/31) ・八街市市制施行20周年記念(8J1SPY、H24/06/01〜H25/03/31) ・ハムフェア2012(8J1A、08/01〜08/26) ・電波学園(名古屋工学院専門学校)設立60周年記念事業 (8J2NDP・8J2NKC、H23/10/01〜H24/09/30) ・第67回国民体育大会(ぎふ清流国体)(8J2GF、04/01〜10/15) ・静岡県立静岡東高校創立50周年記念式典(8J2YDU、08/03〜11/03) ・日本国際警察協会創立50周年記念(8J3IPA、04/01〜12/31) ・長浜・戦国大河ふるさと博(8J3NARI、04/22〜12/02) ・第13回国際マンガサミット(8J4MANGA、08/01〜11/10) ・受信環境クリーン月間(8N5CLEAN、07/01〜10/31) ・2012今治ジャズタウン(8J5JAZZ、08/01〜08/31) ・2012年沖縄アマチュア無線の日記念局及び沖縄県復帰40周年記念局 (8N6JAPAN、05/15〜07/31) ・岡藩城下町400年祭(8J6OKAJO、06/01〜12/31) ・FIAアジア・パシフィックラリー選手権第5戦及び全日本ラリー選手  権第7戦「ラリー北海道」(8J8APRC、08/01〜09/16) ・第36回全国高等学校総合文化祭(8J9HC、06/09〜08/12) ★……………………………………………………………………………………………     3アマ・4アマの養成課程講習会を全国各地で実施中         (日本アマチュア無線振興協会) ……………………………………………………………………………………………★  一般財団法人日本アマチュア無線振興協会(JARD)では、アマチュア無線 技士に関する養成課程講習会を全国各地で開催しています。  JARDがおこなう養成課程講習会には、「第三級短縮コース」および「第四 級標準コース」の2種類があります。  「第四級標準コース」は、2日の講習(法規6時間、無線工学4時間、修了 試験1時間 計11時間、受講料等22,750円)で修了し、無線通信の知識がない 初心者でもOKですのでどなたでも受講できます。  お知り合いの方でアマチュア無線に興味があり、アマチュア無線を始めて みようという方がいましたらぜひアマチュア無線の資格の取得を勧めていた だき、一緒にアマチュア無線を楽しまれてはいかがですか?  また、3アマへのステップアップをご希望の方には、「第三級短縮コース」 があります。「第三級短縮コース」は、1日の講習(法規4時間、無線工学 2時間、修了試験1時間 計7時間、受講料等12,750円)で修了しますので、 第4級アマチュア無線技士の資格をお持ちの方でしたらこの機会にぜひチャ レンジしてみてください。  3アマでは、モールス電信(CW)を使った交信を楽しむこともできますの で、アマチュア無線の楽しみの幅が広がります。  無線従事者の免許を取得するには、JARD主催の養成課程講習会を受講する のが合格への近道です。  これから受講できる養成課程講習会の日程のご案内や、養成課程講習会の 資料請求は、JARDのホームページにくわしく掲載されていますのでご参照く ださい。 《詳細》 (パソコン用) http://www.jard.or.jp (携帯用) http://www.jard.or.jp/i/ ★……………………………………………………………………………………………          電波は譲りあって使いましょう ……………………………………………………………………………………………★  一口に、「アマチュア無線」と言っても、さまざまな運用方法があり、 各種の通信技術が用いられて日夜通信がおこなわれています。  電波は、「有限」ですし、アマチュア無線用に割り当てられた周波数も 限られています。  電波を発射する際には、他の無線局が運用をしていないか十二分に 確かめるのは当然として、自分の電波が他の無線通信に妨害を与え ないように気をつけることが求められます。    言わば「譲り合い」の精神でお互いが十二分に注意しながら電波を 有効に活用することが必要なのですが、最近、この「譲り合い」の 精神を忘れ、他の局が運用していることを認識しないまま電波を発射 して妨害を与えているとの事例が散発しています。  弱い電波の局もあれば、自分の受信機では単なる雑音としか聞こえ ない特殊な電波型式で運用している局もあります。  各局にありましては、決して他の局にご迷惑をかけることのない運用 を心掛けていただきますようお願いします。 ★……………………………………………………………………………………………            SSBモードでの運用について ……………………………………………………………………………………………★    アマチュア無線家の皆様の中には、日頃はハンディートランシーバーや モービルトランシーバーでFMモードによる運用が中心の方々も多いと思い ます。  SSBモードでのアマチュア無線の運用は、全世界的に3.5/3.8/7MHz帯では LSB(下側波帯のSSB)、14MHz帯以上の周波数帯では、USB(上側波帯のSSB) を使用するという長年の国際的な慣習があります(衛星通信ではダウンリン クがLSBになる場合があります)。  特にHF帯で運用される場合、LSB/USBの切り替えを忘れないように十分に ご注意ください。 ★……………………………………………………………………………………………        野外でアマチュア無線を運用する際の注意 ……………………………………………………………………………………………★  移動運用で、野山など公共の場でアマチュア無線を運用する場合は、自然 環境の保全に配慮してください。とりわけアンテナの設置や発電機の騒音発生 にあたっては周辺の人たちに決して迷惑をかけないように気をつけてください。  運用が終了したら撤収後の掃除なども忘れないようにしてください。ゴミ などは必ず持ち帰るようにしてください。来たときよりも綺麗にして帰るぐ らいの気持ちで、自分で出したゴミ以外のゴミでも進んで持って帰るよう にしてください。 ★……………………………………………………………………………………………        青少年に対する助成・申請受付について ……………………………………………………………………………………………★  JARLでは、アマチュア無線というすばらしい趣味を次の時代に継承する 全国の少年少女を対象として、会費の助成をおこなっています。  「助成の対象となる方」は年度ごとに変わりますが、なるべく多くの方が 助成を受けられるように、ご入会(継続)の時期に誕生日が過ぎて、すでに 18歳になっていても、その年度の4月1日現在にさかのぼって、年齢が18歳 未満であれば助成を受けられます。  平成24年度については、平成24年4月1日の時点で18歳未満の方(平成6年 4月2日以降に生まれた方)を対象としております。  青少年とのQSOやアイボールの際に、ぜひこの会費の助成について教えてあ げてください。 ▽詳細 http://www.jarl.or.jp/Japanese/5_Nyukai/Under_18/under_18.htm ★……………………………………………………………………………………………               お詫びと訂正 ……………………………………………………………………………………………★  2012年7月5日配信のJARLメールマガジン第157号の冒頭文中で、ハムフェ ア2012の開催日の記述に誤りがありました。8月25日(土)・26日(日)が 正しくお詫びのうえ訂正いたします。 ★……………………………………………………………………………………………        JARL QSL転送サービスのご利用について ……………………………………………………………………………………………★  JARLのQSLビューローでは毎月100万枚ほどのQSLカードを相手局へ転送する 業務をおこなっています。大量のQSLカードを正確かつ迅速に送るためには会 員の皆様のご協力があると大変たすかります。  転送作業がより円滑に進むように次の項目について、ぜひご協力をお願いし ます。 1. 転送先コールサインは、大文字(活字体)でわかりやすく書いてください。 2.QSLカードの寸法および重量は、  「重量2g以上4g以内」、「長辺14cm以上15cm以下、短辺9cm以上10cm以下」で  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  「折り返しのないもの」と規定されていますのでご注意ください。   最近、コピー用紙のような薄い紙やカレンダーの裏などに印字された薄い  紙を使用した規格外のQSLカードが増えています。これら規程に違反したカー  ドは、他の仕分けカードに混入したり、それ自体、破損、紛失、飛散など、  転送作業の妨げになりますので、転送はできませんのでご注意ください。   なお、今後も「QSLカードの規格」の周知は図ってまいりますが、規程の  重量や寸法は厳守していただきますようお願いします。 3. 白紙のカード、自局のコールサインが書かれていないカード、自局か  ら自局へのカードなどは転送できません。また、まだ付与されていない  プリフィックスのコールサインが書かれたカードも転送できません。 4. 事故の原因となりますので、QSLカード以外のものは同封しないでください。  サマリーシート、各種変更申請、写真などを同封される方がいますが、QSL  ビューローが受け取るのは、QSLカードだけです。 5. 事故の原因となりますので、QSLマネージャーを経由して送る場合は、  QSLカードの6枠(8枠)の左に「VIA」とわかりやすく大きく書き、枠  内にはQSLマネージャーのコールサインを書いてください。 6.QSLカードのまとめは、発行するコールサインごとにお願いします。  複数のコールサインをお持ちの方やご家族でQSLカードを発行する際  には、ご協力をお願いします。 7. 国内局宛てはQSLカードの6枠(8枠)の面を上にして、上から順に、  エリアごと、プリフィックスごとにまとめてください。SWLカードは  QSLカードの後、外国局宛てはプリフィックスごとにアルファべット順  にしてください。  ※交信相手が非会員の場合、カードは転送されません。  ※読みにくい字や存在しない間違ったプリフィックスが書かれてい   たりするとカードは転送されません。  ※交信してもすぐにカードを出さない人もいます。  ▽詳細:QSLビューローからのお願いのページ   http://www.jarl.or.jp/Japanese/5_Nyukai/onegai.htm  以上、よろしくご協力をお願いします。 ★…………………………………………………………………………………………… 総合通信局等の所在地とアマチュア無線関連問い合わせ電話番号 (平成24年7月1日現在) ……………………………………………………………………………………………★ 【北海道総合通信局無線通信部陸上課】 所在地:〒060-8795 札幌市北区北8条西2-1-1 札幌第1合同庁舎 電話:011-709-2311(内線4655) 【東北総合通信局無線通信部陸上課】 所在地:〒980-8795 仙台市青葉区本町3-2-23 仙台第2合同庁舎 電話:022-221-0688 【関東総合通信局無線通信部陸上第三課】 所在地:〒102-8795 東京都千代田区九段南1-2-1 九段第3合同庁舎 電話:03-6238-1937(自動応答・職員対応含む) 24時間FAX・テレフォンサービス、職員対応時間(9:00〜12:00、13:00〜16:30) 【信越総合通信局無線通信部陸上課】 所在地:〒380-8795 長野市旭町1108 長野第1合同庁舎 電話:026-234-9988 【北陸総合通信局無線通信部陸上課】 所在地:〒920-8795 金沢市広坂2-2-60 金沢広坂合同庁舎 電話:076-233-4481 【東海総合通信局無線通信部陸上課】 所在地:〒461-8795 名古屋市東区白壁1-15-1 名古屋合同庁舎第3号館 電話:052-971-9622 【近畿総合通信局無線通信部陸上第三課】 所在地:〒540-8795 大阪市中央区大手前1-5-44 大阪合同庁舎第1号館 電話:06-6942-8564 【中国総合通信局無線通信部陸上課】 所在地:〒730-8795 広島市中区東白島町19-36 電話:082-222-3369 【四国総合通信局無線通信部陸上課】 所在地:〒790-8795 松山市宮田町8-5 電話:089-936-5034 【九州総合通信局無線通信部陸上課】 所在地:〒860-8795 熊本市西区春日2-10-1 電話:096-326-7865 【沖縄総合通信事務所無線通信課陸上担当】 所在地:〒900-8795 那覇市旭町1-9 カフーナ旭橋B-1街区5階 電話:098-865-2306 ★……………………………………………………………………………………………              CQ出版社からお知らせ ……………………………………………………………………………………………★ ━◆新刊発売のお知らせ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■CQ ham radio 2012年8月号 (7月19日発売) 特集 アパマン・ハムで楽しむ アマチュア無線 JAN4910042070823 定価940円 別冊付録 図解 HF電波伝搬 http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/MCQ/MCQ201208.html ---------------------------------------------------------------------- ■トランジスタ技術 2012年8月号 (7月10日発売) 特集 奥行きカメラKinectで3D計測 JAN4910066630829 定価820円 http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/MTR/MTR201208.html ---------------------------------------------------------------------- ■アナログ・マイコン!? PSoCに目覚める本 (28ピンDIP型PSoC&書き込み器&CD-ROM付き) (マイコンと電子工作 No.7) (6月29日発売) 高野 慶一 著 B5判 160ページ JAN9784789817547 定価5,040円 デバイス,書き込み器,CD-ROM付き  DIP型のシステム・オン・チップPSoC1の基本機能や使い方,製作例などを 紹介します.初めてPSoCを使う人や,PSoCの名前は知っているのだけど使っ たことのない人などにおすすめです.プロのエンジニアが,PSoCの特徴や 具体的な使い方を記事にしているので,電子工作のみならず,仕事で必要な 人にも参考になる情報が満載です. http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/17/17541.html ---------------------------------------------------------------------- ■トランジスタ技術SPECIAL (6月29日発売) はじめてのディジタル・パワー制御(SP No.119) JAN4910167110725 定価2,310円 -- http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/MSP/MSP201207.html ---------------------------------------------------------------------- 【お求めは,全国の書店またはCQ出版WebShopをご利用いただけます】 http://shop.cqpub.co.jp/ ━◇近刊のお知らせ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■Androidによるマイコン・ボード制御入門 (7月25日発売予定) 全部入りマイコン・ボードmbedとイーサネットでつながる 大川 善邦 著 B5変型判 288ページ JAN9784789816298 定価2,730円  Androidタブレットとmbedとをイーサネットでつなぐためのネットワーク ・プログラミングを解説します.mbedは,ARM社のCortex-M3をコアにした NXPセミコンダクターズ社のUSBを内蔵したマイコン・ボード(LPC1768評価 ボード)です.また,mbedは,マルツエレック株式会社のMAPLE Boardに載 せて使っています. http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/16/16291.html ---------------------------------------------------------------------- ■実用アンテナ製作スタイルブックHF編 (7月25日発売予定) 別冊CQ ham radio掲載から精選した力作アンテナ B5判 128ページ JAN9784789818889 定価2,310円  別冊CQ ham radio No.1〜15(No.2,13を除く)に掲載されたアンテナ製作 の中から,実用性と再現性の高い力作アンテナを精選して再編集したもの です.HFから50MHzまでのユニークな製作例を参考にしていただき,自作ア ンテナで電波を飛ばす醍醐味を味わってください. http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/18/18881.html ---------------------------------------------------------------------- ■エレキジャック No.22 (7月25日発売予定) 第1特集 Android×Wi-FiでI/O! 第2特集 Arduinoでセンシング&コントロール B5判 144ページ JAN4910042080822 定価1,680円  第1特集では,スマホやタブレットに使われるアンドロイドOSのマシンと マイコンをつないだ電子工作を取り上げます.第2特集は,利用範囲が拡大 しているArduinoの活用法を数多く取り上げています.特設記事では,いま 話題の音の良いUSB DACのキットを使って,音をよりよくするチューンナッ プを行います. http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/MCQ/MCQZ201208.html ---------------------------------------------------------------------- ■Interface 2012年9月号 (7月25日発売予定) 特集 わずか50行でつなぐ!マイコンとネットワーク JAN4910016190922 定価980円 http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/MIF/MIF201209.html ---------------------------------------------------------------------- ■CQブラシレス・モータ&インバータ・キット (7月30日発売予定) Tech Villageセレクト・シリーズ ダンボール箱入り 価格86,100円 【直接販売商品】 ブラシレスDCモータ+インバータ(ドライブ基板,マイコン基板,センサ基板) を自作し組み立てる(コイルの手巻き,はんだ付け)キット. ---------------------------------------------------------------------- ※発売日は,東京都内発売を基準にしております.地域により,発売が異なる  ことがありますので,あらかじめご了承願います. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  CQ出版(株) 営業部 〒170-8461 東京都豊島区巣鴨1-14-2  TEL(03)5395-2141 FAX(03)5395-2106  E-mail sales(アットマーク)cqpub.co.jp  URL http://www.cqpub.co.jp/ ※上記アドレスはスパムメール防止のため「@」を(アットマーク)  と表記しています。 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  ◆JARL NEWSの今後の発行予定について   JARL NEWS2012年秋号は、2012年10月1日に発行、JARL NEWS2013年  冬号は、2013年1月1日発行の予定です。  ◆このメールマガジンは、JARL Eメール転送サービスに登録された方を   はじめ、JARL Webから配信の登録手続きをいただいた会員の方に配信   しております。   配信登録のページにはJARL Webのトップページから入ることができま   すので、お知り合いのJARL会員の方で、本メールマガジンの配信を   希望される方が、いらっしゃれば、教えてあげてください。 http://www.jarl.com/mailmagazinejarl/condition/mailmagazine.html  ◆本メールマガジンの送信アドレスへの返信はできません。   本メールマガジンは、JARL広報課で作成しています。記事内容について   のお問い合わせは、事務局担当業務各課または広報課までお願いします。   http://www.jarl.or.jp/Japanese/4_jarl/4-1_Soshiki/Jimukyoku.htm  ◆配信解除につきましては、下記よりお願いします。   http://www.jarl.com/mailmagazinejarl/condition/  ◆過去のメールマガジンは下記のページをご覧ください。   http://www.jarl.or.jp/mailmagazine/jarl-mail-magazine.htm  ◆発行・編集 日本アマチュア無線連盟 ..........................................................................  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