■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■      【JARLメールマガジン】第149号 ----- 2012/03/05 ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■  2012年1月23日〜2月17日にスイス・ジュネーブで開催されたWRC-12に おいてアマチュア無線界にとって朗報がもたらされました。  中波帯472-479kHzの7KHz幅の新規分配が決定したのです。 WRCでのアマチュア無線への周波数新規分配の決定は、WRC-07(2007年 10月22日〜11月16日)における長波帯135kHz(135.7〜137.8kHz)以来です。  135kHz帯はWRC-07での新規分配決定の後、日本においては関連法令等の 改正などを経て、2009年3月30日から、アマチュア無線家に免許されるよう になりました。  今回の中波帯の新規分配も、日本においては関連法令等の改正などを経て 実施されます。  中波帯の送受信機は、ラジオやオーディオアンプなどのパーツを流用して 作れる可能性があります。  自作が好きなアマチュア無線家の方々にとっては、「短波帯のように よく飛ぶか?飛ばないか?」はさておき、大変楽しみな周波数と言えるの ではないでしょうか。国内での新規分配の開始が楽しみですね。  なお、アマチュア無線への472-479kHzの新規分配の詳細は本文をお読み ください。 ---【INDEX】------------------------------------------------------------ ★アマチュア無線に472-479kHzの新規分配 ★第11回西日本ハムフェア、1450名を迎えて盛大に開催される ★南スーダン共和国のプリフィックスが決定 ★マリー・ヴィソツキー島(R1M)が消滅エンティティーに ★JARL発行アワード関連の平成24年4月1日以降の変更事項等について ★「電力線搬送通信設備」(PLC)の動向 ★第53回科学技術週間(4月16日〜22日)  各地の科学関係機関や研究施設でイベントが実施されます ★ARDF審判員資格者証の期限切れに注意!! ★関西アマチュア無線フェスティバル7月14日(土)・15日(日)開催 ★九州総合通信局および日本無線協会九州支部の所在地表記の変更について  (平成24年4月1日から) ★理事候補者の選挙について ★2012年3月に運用のJARLの記念局情報 ★JARL NEWSが均等季刊発行となります(春号は4月1日発行) ★網走支部がオホーツク支部へ名称変更 ★3アマ・4アマの養成課程講習会を全国各地で実施中 (日本アマチュア無線振興協会) ★電波は譲りあって使いましょう ★SSBモードでの運用について ★野外でアマチュア無線を運用する際の注意 ★青少年に対する助成・申請受付について ★JARL QSL転送サービスのご利用について ------------------------------------------------------------------------ ★……………………………………………………………………………………………        アマチュア無線に472-479kHzの新規分配 ……………………………………………………………………………………………★  2012年1月23日〜2月17日、スイス・ジュネーブにおいて開催された国際 電気通信連合(ITU)の世界無線通信会議(WRC-12)において、アマチュア 無線に472-479kHzの7kHz幅を 2次分配することが承認されました。  会議においては、日本をはじめ多数の国がこの周波数帯のアマチュア無線 への2次分配を支持しましたが、一部の国々では航空無線航行用の無指向性 電波標識(NDB)あるいは船舶との通信をこの周波数帯で運用しているとし て分配に反対する意見もありました。このため、分配をおこなう国において はアマチュア局の最大送信電力を1W EIRP (等価等方輻射電力)とする制限が 課せられましたが、これらの国々(下記、50音順)から800km 以上離れた 地域においては、送信電力の制限値を5W EIRPまで増加してもよいとされて います。  アゼルバイジャン、アラブ首長国連邦、アルジェリア、イエメン、イラク、 イラン、ウクライナ、ウズベキスタン、エジプト、オマーン、カザフスタン、 カタール、キルギスタン、クウェート、コモロ、サウジアラビア、ジブチ、 シリア、スーダン、ソマリア、中国、チュニジア、バーレーン、ベラルーシ、 モーリタニア、モロッコ、ヨルダン、リビア、レバノン、ロシア  世界無線通信会議は、国際的な周波数の利用方法、無線局の運用手続、 技術基準等を規定する無線通信規則(RR: Radio Regulations)の改正を おこなうための会議で、通常3〜4年に一度開催されます。  それぞれの国の電波主管庁は、世界無線通信会議での無線通信規則の改正 に基づいて、国内の法令改正をおこなう必要があり、結果が反映されるまで には時間がかかります。 ★……………………………………………………………………………………………     第11回西日本ハムフェア、1450名を迎えて盛大に開催される ……………………………………………………………………………………………★  3月4日、熊本県玉名郡長洲町のユニバーサル造船有明事業所体育館で、 第11回西日本ハムフェアが九州地方をはじめ全国各地から1,450名の来場者 を迎えて盛大に開催されました。  当日の天候はあいにくの小雨。天候の状況を配慮して、実行委員会では 定刻09:30の開場時刻を若干繰り上げてテープカットがおこなわれました。  地方本部や支部、アマチュア無線クラブのブースをはじめ、無線関連機器 メーカー、無線関連機器や電子パーツ販売店ブースほか、今年の西日本ハム フェアには韓国のハムの出展もありました。  総務省の電子申請の解説ブースも大いに力が入っていたようで、多くの 来場者の方々が熱心に解説を受けていました。  例年の出来事ではありますが、西日本ハムフェアでは開会直後から場内 は身動きが取りにくいほどの人混みとなり、お昼近くまで継続する傾向が あります。今年も例にもれず、人混みは13:00近くまで続きました。  小雨という天候の関係もあって、来場者の場内滞留時間はたいへん長か ったようで、実行委員会が場内アナウンスで発表した12:00現在の来場者数 は1,300名。  講演会等ではJARLのJA5MG稲毛 章会長ほかや九州地方の社員の代表者、 支部長の代表者等を交えて「新生JARLに望む!」という意見交換のディス カッションを開催しました。  さらに「APRS勉強会」(講師:JF1AJE松澤荘八氏)、「アンテナ手作り の勧め」(講師:JA6PJ築地武彦氏)などが開催され、多くの来場者の方々 が熱心に聞き入っていました。  来場の子供たちのための「子ども電子工作教室」も例年通り開催されま した。  そして、会場の地の利を生かした催事として、ユニバーサル造船有明 事業所の厚意で毎年実施している「造船所見学」は、今年も大好評だった ようで、見学バスは11便運行、約220名の方々がマンモスタンカーの造船 現場の見学を楽しまれたようです。  決して好天とは言えませんでしたが、開催時間内には雨具を必要とする ほどには雨脚が強くなることもなく、来場者の皆さんは、数々のイベント を大いに楽しんで帰路につかれたようです。 ★……………………………………………………………………………………………        南スーダン共和国のプリフィックスが決定 ……………………………………………………………………………………………★  2011年7月9日、スーダン共和国から分離独立した「南スーダン共和国」 の誕生、7月14日の国連加盟から約7カ月経て、ITU(国際電気通信連合) は2012年2月21日付けで、「南スーダン共和国」の国際呼出符字列に 「Z8A〜Z8Z」を使用すると発表しました。  これにより今後、南スーダン共和国の電波主管庁から同国の無線局に与 えられるコールサインのプリフィックスには「Z8」が使用されます。  なお今回の決定を受けて、アメリカの連盟ARRLが定めている「DXCC List」 にも、「南スーダン共和国」のエンティティーのプリフィックスとして、 「Z8」が明記されました。 ●ITUが発表している国際呼出符字列分配表  Table of International Call Sign Series (Appendix 42 to the RR) http://www.itu.int/online/mms/glad/cga_callsign.sh?lang=en  (2012年2月21日付けで更新となっています) ●ARRL Webで発表のDXCC List(PDF形式) http://www.arrl.org/files/file/Awards/DXCC/2011e%20DXCC%20Current.pdf  (南スーダンのプリフィックスZ8が明記されました) ★……………………………………………………………………………………………      マリー・ヴィソツキー島(R1M)が消滅エンティティーに ……………………………………………………………………………………………★  アメリカの連盟ARRLはロシアの北西に位置するマリー・ヴィソツキー島 (R1M)を2012年2月17日付けで消滅エンティティーとしました。  ARRLの発表では「フィンランド運輸通信省によれば、フィンランド− ロシア間のサイマー運河協定が2012年2月17日に発効したが、マリー・ ヴィソツキー島(R1M)は、このたびの協定には含まれていないため、同日 付でDXCCリストから削除し、消滅エンティティーリストに加えた」として います。 ▽ARRLの発表 http://www.arrl.org/news/malyj-vysotskij-island-added-to-dxcc-deleted-entities-list ★……………………………………………………………………………………………   JARL発行アワード関連の平成24年4月1日以降の変更事項等について ……………………………………………………………………………………………★  JARL発行アワード関連の平成24年4月1日からの改正等について概要を お知らせします。 ○特記名称の統合「RTTYをDigitalの特記名称に統合」  4月1日以降に「RTTY」の特記として申請があったものは、「Digital」 の特記としての発行となります。 ○アワード申請手数料の改正  平成24年4月1日よりアワード申請手数料が改正。新申請手数料は、 JARL Webのアワードのページをご参照ください。 http://www.jarl.or.jp/Japanese/1_Tanoshimo/1-2_Award/Award_Main.htm ○熊本市の政令指定都市化に伴う、WAKUアワード申請の条件  既報のとおり、政令指定都市移行により熊本市には、5つの行政区が新 たに誕生します。  熊本市の政令指定都市移行のため、WAKU申請の条件は、 平成24年3月31日以前は ・「19政令指定都市の170行政区と交信して、それぞれの行政区の局から QSLカードを得る」という条件のものが、 平成24年4月1日以降は、 ・「20政令指定都市の175行政区と交信して、それぞれの行政区の局から QSLカードを得る」というように条件が変わります。  WAKUアワード獲得を目指している方はご注意ください。 ★……………………………………………………………………………………………      「電力線搬送通信設備」(PLC)の動向 ……………………………………………………………………………………………★  既報のとおり、行政刷新会議(内閣府)から平成22年6月に「スマートメー ターの普及促進に向けた屋外通信(PLC通信)規制の緩和」について検討をお こなうよう総務省に指示があり、「情報通信審議会 情報通信技術分科会  電波利用環境委員会」の下に「高速電力線搬送通信設備作業班」が設置され て、2MHzから30MHz帯の周波数でのPLCの屋外利用について、無線システムへ の影響等の検証・検討がおこなわれています。  JARLではこの検討に関して電磁環境委員会が対応しており、芳野委員長が 作業班構成員として参画しています。  第6回作業班が平成24年1月13日に、1月末〜2月上旬の2回の屋外PL C実証実験を経て、2月29日には第7回作業班が実施されました。  JARLでは、第4回作業班(11月8日)において提示された実験場所の環境 雑音が高く、この背景雑音値で基準値が設定される恐れもあるため、環境雑音 が低い実験場所への変更を強く提案しました。  その結果、JARLの提案した多摩川も実験場所として追加されました。  1月末〜2月上旬の実証実験の結果については、2月29日の第7回作業班 で構成員に提示されましたが、データを基にした議論は、3月27日に開催 予定の第8回作業班でおこなわれる予定です。  JARLは作業班構成委員として、今後ともPLCの屋外利用に関して強く反対 していきます。  なお、これまでの動きについては、JARL Webの次のページをご参照ください。 http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/2-7_plc/powerline-communication.htm ★……………………………………………………………………………………………        輝いている 科学するときの あなたの目        第53回科学技術週間(4月16日〜22日)     各地の科学関係機関や研究施設でイベントが実施されます ……………………………………………………………………………………………★  4月18日は「発明の日」です。「発明の日」は専売特許条例(現在の特許 法)が、明治18年4月18日に公布されたことを記念して制定されたもので「発 明の日」を含む1週間が、昭和35年2月26日の閣議了解により「科学技術週間」 と制定されてから、平成23年度開催で53回目を迎えます。  科学技術週間には、文部科学省の呼びかけにより、全国各地の科学館、 博物館、大学、試験研究所などで、講演会、展覧会、映画会、座談会、 施設公開など科学技術に関する各種の催事の実施が予定されています。  今年の科学技術週間(第53回)は4月16日〜22日、 「わぁ ぼく こんなに みつけたよ かがくのたね」を標語として実施され、 各地の科学技術団体や研究施設などにより、さまざまな催事が実施される 予定です。2月20日現在では、各団体等で開催の催事予定や行事予定は発表 されてないものが多いようですが、「第53回科学技術週間のWebサイト」で、 決定したものから順次紹介される予定ですので、こまめに行事や催事等を チェックして、楽しそうな催事を見つけてみましょう。 ▽第53回科学技術週間のWebサイト http://stw.mext.go.jp/ ★……………………………………………………………………………………………        ARDF審判員資格者証の期限切れに注意!! ……………………………………………………………………………………………★ ARDF審判員資格者証の有効期間は交付の日から5年を経過した年度末(3 月31日)までです。更新を希望する方は、次の書類等をJARL業務課ARDF係 まで送付してください。 1.ARDF審判員資格者証更新申請書  次のサイトからダウンロードしてプリントアウトしてください。 http://www.jarl.or.jp/Japanese/1_Tanoshimo/1-5_ardf/ardf-shinpanshikaku_koshin.pdf 2.ARDF 審判員資格者証用紙に添付する写真  申請前6箇月以内に撮影した無帽、正面、上三分身、無背景の縦30ミリ メートル、横24ミリメートルのものを添付してください。 3.返送用封筒(90円切手を貼付したもの。返送先宛名を明記してください) 4.競技大会従事証明書または研修証明書をお持ちでない方  JARL業務課に「ARDF委員会作成の知識の検証用紙」をSASE同封でご請求 ください。 5.手数料500円(為替または現金)  ご不明な点等の質問はJARL業務課ARDF係までお問い合わせください。 電話:03-5395-3112 E-mail:oper(アットマーク)jarl.or.jp ※上記アドレスはスパムメール防止のため「@」を(アットマーク) と表記しています。 ★……………………………………………………………………………………………   関西アマチュア無線フェスティバル7月14日(土)・15日(日)開催 ……………………………………………………………………………………………★  関西アマチュア無線フェスティバルKANHAM2012は、今年は7月14日(土)、 15日(日)に、大阪府池田市の池田市民文化会館および池田市カルチャー プラザ、文化会館隣接の豊島野公園で開催されます。実行委員会ではKANHAM 2012の開催に向けて、魅力ある催事の実施について検討を開始しています。  KANHAM2012では、毎年恒例のメーカー展示、クラブ展示・販売、フリー マーケット等はもちろん、数々の催事の開催が計画されています。実行委 員会ではメインテーマやテーマ催事などは現在検討中ですが、毎年、ユニ ークな新イベント等が登場して、来場者を楽しませてくれるKANHAMですか ら、今年のテーマイベントも大いに期待できそうです。  なお、第17回関西アマチュア無線フェスティバル(KANHAM2012)の催事に 関する案内は、実行委員会のホームページに決まったものから順次掲載され る予定ですので、大いに期待しましょう! ▽実行委員会のホームページ http://www.jarl.gr.jp/kanham/ ★……………………………………………………………………………………………  九州総合通信局および日本無線協会九州支部の所在地表記の変更について  (平成24年4月1日から) ……………………………………………………………………………………………★  熊本県熊本市の政令指定都市化(平成24年4月1日)に伴い、総務省九州 総合通信局と日本無線協会九州支部の所在地表記が、平成24年4月1日から 次のように変更となります。  平成24年4月1日以後に、申請書等の郵便物を送付される方はご注意くだ さい。 【総務省九州総合通信局】 ・平成24年3月31日まで:熊本県熊本市春日2-10-1 熊本地方合同庁舎 ・平成24年4月1日から:熊本県熊本市西区春日2-10-1 熊本地方合同庁舎 【日本無線協会九州支部】 ・平成24年3月31日まで:熊本県熊本市辛島町5-1 日本生命熊本ビル ・平成24年4月1日から:熊本県熊本市中央区辛島町5-1 日本生命熊本ビル ★……………………………………………………………………………………………            理事候補者の選挙について ……………………………………………………………………………………………★  JARLの理事候補者の選挙が平成24年2月6日付けの告示として、JARL NEWS 2012年冬号に掲載されています。  詳細は、JARL NEWS2012年冬号(1月1日発行)の次のページ、およびJARL Webの次のページをご参照ください。 【JARL NEWS2012年冬号】  ・選挙告示、選挙運動についてのご注意(JARL NEWS2012年冬号・12ページ)  ・理事候補者選挙のお知らせ(同13ページ) 【JARL Web「平成24年実施の理事候補者の選挙について】 http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/2-3_Kokuchi/2012/2012senkyo.htm ★……………………………………………………………………………………………        2012年3月に運用のJARLの記念局情報 ……………………………………………………………………………………………★ ・稲城市制施行40周年記念(8J1ING、H23/10/01〜H24/03/31) ・JARL新法人移行特別記念局(8N*JARL、H24/01/01〜H24/03/31)  注)*印は、複数エリアの開設を示します。 ・吉川市新駅開業記念(8J1YMS、H24/02/01〜H24/03/31) ・第36回古河桃まつり・第19回古河熱気球大会(8N1MOMO、H24/03/01〜H24/04/05) ・電波学園(名古屋工学院専門学校)設立60周年記念事業 (8J2NDP・8J2NKC、H23/10/01〜H24/09/30) ・第11回西日本ハムフェア(8J6HAM、H23/12/10〜H24/03/04、運用終了) ★……………………………………………………………………………………………      JARL NEWSが均等季刊発行となります(春号は4月1日発行) ……………………………………………………………………………………………★  年4回の季刊発行としているJARL NEWSは、これまで冬号(1月1日)、 春号(5月上旬)、夏号(7月1日)、秋号(10月1日)と、春号が通常 総会議案掲載の関係で発行が遅れる変則的な季刊発行でしたが、一般社団 法人移行にともない春号発行日を4月1日とした均等季刊発行となります。  なお、JARL NEWS2012年春号の「地方だより」「クラブニュース/QSP」の 原稿締切は、平成24年2月20日となりますのでご注意ください。 ★……………………………………………………………………………………………         網走支部がオホーツク支部へ名称変更 ……………………………………………………………………………………………★  平成24年4月1日から、現「網走支部」の支部名称が「オホーツク支部」 に変更となります。 ★……………………………………………………………………………………………     3アマ・4アマの養成課程講習会を全国各地で実施中         (日本アマチュア無線振興協会) ……………………………………………………………………………………………★  一般財団法人日本アマチュア無線振興協会(JARD)では、アマチュア無線 技士に関する養成課程講習会を全国各地で開催しています。  JARDがおこなう養成課程講習会には、「第三級短縮コース」および「第四 級標準コース」の2種類があります。  「第四級標準コース」は、2日の講習(法規6時間、無線工学4時間、修了 試験1時間 計11時間、受講料等22,750円)で修了し、無線通信の知識がない 初心者でもOKですのでどなたでも受講できます。  お知り合いの方でアマチュア無線に興味があり、アマチュア無線を始めて みようという方がいましたらぜひアマチュア無線の資格の取得を勧めていた だき、一緒にアマチュア無線を楽しまれてはいかがですか?  また、3アマへのステップアップをご希望の方には、「第三級短縮コース」 があります。「第三級短縮コース」は、1日の講習(法規4時間、無線工学 2時間、修了試験1時間 計7時間、受講料等12,750円)で修了しますので、 第4級アマチュア無線技士の資格をお持ちの方でしたらこの機会にぜひチャ レンジしてみてください。  3アマでは、モールス電信(CW)を使った交信を楽しむこともできますの で、アマチュア無線の楽しみの幅が広がります。  無線従事者の免許を取得するには、JARD主催の養成課程講習会を受講する のが合格への近道です。  これから受講できる養成課程講習会の日程のご案内や、養成課程講習会の 資料請求は、JARDのホームページにくわしく掲載されていますのでご参照く ださい。 《詳細》 (パソコン用) http://www.jard.or.jp (携帯用) http://www.jard.or.jp/i/ ★……………………………………………………………………………………………          電波は譲りあって使いましょう ……………………………………………………………………………………………★  一口に、「アマチュア無線」と言っても、さまざまな運用方法があり、 各種の通信技術が用いられて日夜通信がおこなわれています。  電波は、「有限」ですし、アマチュア無線用に割り当てられた周波数も 限られています。  電波を発射する際には、他の無線局が運用をしていないか十二分に 確かめるのは当然として、自分の電波が他の無線通信に妨害を与え ないように気をつけることが求められます。    言わば「譲り合い」の精神でお互いが十二分に注意しながら電波を 有効に活用することが必要なのですが、最近、この「譲り合い」の 精神を忘れ、他の局が運用していることを認識しないまま電波を発射 して妨害を与えているとの事例が散発しています。  弱い電波の局もあれば、自分の受信機では単なる雑音としか聞こえ ない特殊な電波型式で運用している局もあります。  各局にありましては、決して他の局にご迷惑をかけることのない運用 を心掛けていただきますようお願いします。 ★……………………………………………………………………………………………            SSBモードでの運用について ……………………………………………………………………………………………★    アマチュア無線家の皆様の中には、日頃はハンディートランシーバーや モービルトランシーバーでFMモードによる運用が中心の方々も多いと思い ます。  SSBモードでのアマチュア無線の運用は、全世界的に3.5/3.8/7MHz帯では LSB(下側波帯のSSB)、14MHz帯以上の周波数帯では、USB(上側波帯のSSB) を使用するという長年の国際的な慣習があります(衛星通信ではダウンリン クがLSBになる場合があります)。  特にHF帯で運用される場合、LSB/USBの切り替えを忘れないように十分に ご注意ください。 ★……………………………………………………………………………………………        野外でアマチュア無線を運用する際の注意 ……………………………………………………………………………………………★  移動運用で、野山など公共の場でアマチュア無線を運用する場合は、自然 環境の保全に配慮してください。とりわけアンテナの設置や発電機の騒音発生 にあたっては周辺に迷惑をかけないように気をつけてください。  運用が終了したら撤収後の掃除なども忘れないようにしてください。ゴミ などは必ず持ち帰るようにしてください。来たときよりも綺麗にして帰るぐ らいの気持ちで、自分で出したゴミ以外のゴミでも進んで持って帰るよう にしてください。 ★……………………………………………………………………………………………        青少年に対する助成・申請受付について ……………………………………………………………………………………………★  JARLでは、アマチュア無線というすばらしい趣味を次の時代に継承する 全国の少年少女を対象として、会費の助成をおこなっています。  「助成の対象となる方」は年度ごとに変わりますが、なるべく多くの方が 助成を受けられるように、ご入会(継続)の時期に誕生日が過ぎて、すでに 18歳になっていても、その年度の4月1日現在にさかのぼって、年齢が18歳 未満であれば助成を受けられます。  平成23年度については、平成22年4月1日の時点で18歳未満の方(平成4年 4月2日以降に生まれた方)を対象としております。  青少年とのQSOやアイボールの際に、ぜひこの会費の助成について教えてあ げてください。 ▽詳細 http://www.jarl.or.jp/Japanese/5_Nyukai/Under_18/under_18.htm ★……………………………………………………………………………………………        JARL QSL転送サービスのご利用について ……………………………………………………………………………………………★  JARLのQSLビューローでは毎月100万枚ほどのQSLカードを相手局へ転送する 業務をおこなっています。大量のQSLカードを正確かつ迅速に送るためには会 員の皆様のご協力があると大変たすかります。  転送作業がより円滑に進むように次の項目について、ぜひご協力をお願いし ます。 1. 転送先コールサインは、大文字(活字体)でわかりやすく書いてください。 2.QSLカードの寸法および重量は、  「重量2g以上4g以内」、「長辺14cm以上15cm以下、短辺9cm以上10cm以下」で  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  「折り返しのないもの」と規定されていますのでご注意ください。   最近、コピー用紙のような薄い紙やカレンダーの裏などに印字された薄い  紙を使用した規格外のQSLカードが増えています。これら規程に違反したカー  ドは、他の仕分けカードに混入したり、それ自体、破損、紛失、飛散など、  転送作業の妨げになりますので、転送はできませんのでご注意ください。   なお、今後も「QSLカードの規格」の周知は図ってまいりますが、規程の  重量や寸法は厳守していただきますようお願いします。 3. 白紙のカード、自局のコールサインが書かれていないカード、自局か  ら自局へのカードなどは転送できません。また、まだ付与されていない  プリフィックスのコールサインが書かれたカードも転送できません。 4. 事故の原因となりますので、QSLカード以外のものは同封しないでください。  サマリーシート、各種変更申請、写真などを同封される方がいますが、QSL  ビューローが受け取るのは、QSLカードだけです。 5. 事故の原因となりますので、QSLマネージャーを経由して送る場合は、  QSLカードの6枠(8枠)の左に「VIA」とわかりやすく大きく書き、枠  内にはQSLマネージャーのコールサインを書いてください。 6.QSLカードのまとめは、発行するコールサインごとにお願いします。  複数のコールサインをお持ちの方やご家族でQSLカードを発行する際  には、ご協力をお願いします。 7. 国内局宛てはQSLカードの6枠(8枠)の面を上にして、上から順に、  エリアごと、プリフィックスごとにまとめてください。SWLカードは  QSLカードの後、外国局宛てはプリフィックスごとにアルファべット順  にしてください。  ※交信相手が非会員の場合、カードは転送されません。  ※読みにくい字や存在しない間違ったプリフィックスが書かれてい   たりするとカードは転送されません。  ※交信してもすぐにカードを出さない人もいます。  ▽詳細:QSLビューローからのお願いのページ   http://www.jarl.or.jp/Japanese/5_Nyukai/onegai.htm  以上、よろしくご協力をお願いします。 ★……………………………………………………………………………………………              CQ出版社よりお知らせ ……………………………………………………………………………………………★ ━◆新刊発売のお知らせ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■第2級ハム国家試験問題集 2012/2013年版 (3月1日発売) アマチュア無線技士国家試験用 野口 幸雄 著 A5判 208ページ JAN9784789813662 定価2,520円  本書は昭和63年10月期から,平成22年12月期までに行われた第2級アマチュ ア無線技士国家試験の問題を,出題範囲ごとに系統的にまとめ,解答番号を 付けた,国家試験を受験する方に必携の書です.出題頻度を示してある他, 無線工学の計算問題については,解説を付けてその算出方法を説明しています. http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/13/13661.html --------------------------------------------------------------------- ■LEDで作る! 知る! 光の世界 (3月1日発売) 虹から学ぶ光の不思議体験と電子工作 伊藤 仁/舘 伸幸 共著 B5変型判 176ページ  JAN9784789841689 定価2,520円  理科や科学の実験は「光」や「音」という日常生活でごく自然に接している 素材を用いることができます.それら理科学実験に使う道具を電子工作で自ら 作り出すことにより,より楽しく,より自由に実験を進められるようにまとめ ました.本書では,光のさまざまな現象を実験とともに体験理解するとともに, LEDの電子工作を通じて三原色から作られる光の不思議を解き明かしていきます. http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/41/41681.html --------------------------------------------------------------------- ■Arduinoで計る,測る,量る (3月1日発売) 測定したデータをLCDに表示,SDカードに記録、 無線/インターネットに送る方法を解説 神崎 康宏 著 B5変型判 264ページ JAN9784789842198 定価2,940円  本書は,Arudinoで温度,湿度,明るさ,電流,気圧,距離,重さなど日常 必要になる主な計測項目を取り上げました.そして,計測した結果をSDカード に記録し,PCに有線/無線で送信し,インターネットにも対応させるところ までを具体的に解説します. なお,本書のプログラムはArduino 1.0で動作を確認しています. http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/42/42191.html --------------------------------------------------------------------- ■ビジュアル通信ソフトMMSSTV&EasyPal (3月1日発売) 静止画像の送受信ソフトと編集ツール 木幡 栄一 著 B5判 56ページ JAN9784789812443 定価1,575円 CD-ROM付き  SSTV(Slow Scan Television)は昔からアマチュア無線で行われている画像 通信の基本系です.MMSSTVはパソコンとトランシーバ(無線機)を使って, 画像をアナログ的に伝送できるようにするフリーソフトです.  インターネットがなくても,同じ趣味の世界で遠くのハムと絵画像を交換 する醍醐味を味わうことができるソフトです. http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/12/12441.html ---------------------------------------------------------------------- ■Interface 2012年4月号 (2月25日発売予定) 特集 タッチで広がる!NFC & FeliCaアプリを開発しよう JAN4910016190427 定価980円 http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/MIF/MIF201204.html ---------------------------------------------------------------------- ■CQ ham radio 2012年3月号 (2月18日発売) 特集 アマチュア無線の電子ログ活用入門 JAN4910042070328 定価940円 別冊付録 ハムのための「道の駅」最新ガイド http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/MCQ/MCQ201203.html ---------------------------------------------------------------------- ■別冊CQ ham radio QEX Japan No.2 (2月18日発売) 外誌記事で作る変わり種アンテナ JAN4910079970325 定価1,470円 http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/MBC/MBC201203.html ---------------------------------------------------------------------- 【お求めは,全国の書店またはCQ出版WebShopをご利用いただけます】 http://shop.cqpub.co.jp/ ━◇近刊のお知らせ◇━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■第1級ハム国家試験問題集 2012/2013年版 (3月10日発売予定) アマチュア無線技士国家試験用 野口 幸雄 著 A5判 288ページ JAN9784789813679 定価2,520円  昭和63年10月期〜平成22年12月期に行われた第1級アマチュア無線技士国家 試験の問題を,出題範囲ごとに系統的にまとめ,解答番号を付けた,国家試験 を受験する方の必携の書です. http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/13/13671.html  ---------------------------------------------------------------------- ■専用プリント基板と付属ICで作るエフェクタ (3月10日発売予定) エレキギターに歪系の定番ファズとコーラスをDIY 猫田 湾 著 B5判 100(4C4ページ+1C96ページ) JAN9784789812467 定価6,510円 プリント基板+IC 2個(ダンボール・ホルダ)付き  付属の専用プリント基板を使って,エレキギターなどの楽器で使うエフェ クタを自作します.音にこだわり,自分だけのサウンドを目指すミュージッ ク・プレーヤー必見の書です. http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/12/12461.html ---------------------------------------------------------------------- ■トランジスタ技術 2012年4月号 (3月10日発売予定) 特集 絵とき!電子回路超入門 JAN4910066630423 定価820円 http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/MTR/MTR201204.html ---------------------------------------------------------------------- ■CD-ROM版 トランジスタ技術2011 (3月10日発売予定) トランジスタ技術編集部 編 ケース入り JAN9784789838542 価格13,650円 CD-ROM付き  「CD-ROM版トランジスタ技術2011」は,月刊「トランジスタ技術」2011年 1月号〜12月号の本誌掲載記事のほとんどすべてを,発行時の印刷ミスや誤植 などを修正したうえで,PDF(Portable Document Format)ファイルに変換して CD-ROMに収録したものです.PDF閲覧ソフトウェアの検索機能を利用すること により,キーワードやデバイス型番などにより記事を検索することが可能と なります. http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/38/38541.html ---------------------------------------------------------------------- ※ 発売日は,東京都内発売を基準にしております.地域により,発売が異なる ことがありますので,あらかじめご了承願います. ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━  CQ出版(株) 販売促進室 〒170-8461 東京都豊島区巣鴨1-14-2  TEL(03)5395-2141 FAX(03)5395-2106  E-mail sales(アットマーク)cqpub.co.jp  URL http://www.cqpub.co.jp/ ※上記アドレスはスパムメール防止のため「@」を(アットマーク)  と表記しています。 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  ◆JARL NEWSの今後の発行予定について   JARL NEWS2012年春号は、2012年4月1日に発行、JARL NEWS2012年  夏号は、2012年7月1日発行の予定です。  ◆このメールマガジンは、JARL Eメール転送サービスに登録された方を   はじめ、JARL Webから配信の登録手続きをいただいた会員の方に配信   しております。   配信登録のページにはJARL Webのトップページから入ることができま   すので、お知り合いのJARL会員の方で、本メールマガジンの配信を   希望される方が、いらっしゃれば、教えてあげてください。 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