■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■      【JARLメールマガジン】第72号 ----- 2008/12/05 ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■  師走を迎えて、今年も残すところ1カ月を切りましたがいかがお過ご しでしょうか。  アマチュア無線の世界にとって、2008年の最もビッグなニュースは、 前号でもお知らせしましたように、なんと言っても「7MHz帯の拡大、 長波帯135kHzの配分等」に関する、総務省の意見募集がおこなわれたこと につきるでしょう。  特に兼ねてからの悲願であった「7MHz帯」の拡大が、「総務省の意見 募集」という具体性を持った形で、アマチュア無線家の前に姿を現した のです。  また、長波帯135kHzの分配については実現されれば、 これまで使 ったことのない、全く新たな周波数が使えるようになるのですから、 7MHz帯の周波数帯の拡大とは別の意味合いで大きな朗報と言えるで しょう。  なおアマチュア無線への新しい周波数帯の分配は、1989年7月1日に 開放された18/24MHz帯以来となり、約20年ぶりのこととなります。  総務省は12月12日までの間、本件に関する意見募集をおこなってい ます。 ---【INDEX】------------------------------------------------------------ ★平成20年度会員増強キャンペーン実施中 ★青少年の科学への興味を引き出すことを目標とした各種学会等との連携・  合同活動 第1回「おもしろ科学教室」(名古屋大学)にイベント協力  (東海地方本部) ★QSOパーティーは、平成21年(2009年)で第62回を迎えます  みなさん、奮ってご参加ください ★【物知り百科】QSOパーティーの歴史 ★レピータ委員会の改称について ★JARLの賠償責任保険制度について(2009年分の申込締切迫る) ★総務省が、無線設備規則の一部を改正する省令案等に係る電波監理審議会 に諮問・意見を募集(7MHz帯の拡大、長波帯135kHz帯の分配ほか) ★JARLアイボールミーティングを開催 ★関東総合通信局の電波規正局とJARLのガイダンス局が今年2度目の連携運用 ★ALL JAコンテスト開催日が変わります! ★来年の全日本ARDF競技大会は茨城県で開催 ★アマチュア衛星ふじ3号のレポートにご協力ください ★DX NEWS ★ARISS Japanが第18次長期滞在クルー若田光一宇宙飛行士、 および、  第20次長期滞在クルー野口聡一宇宙飛行士との  スクールコンタクト実施団体を募集 ★野外でアマチュア無線を運用する際の注意 ★運用の際には必ずコールサインを言いましょう ★2008年12月に運用のJARLの記念局情報 ★青少年に対する助成・申請受付について ★QSLビューローからのお願い ------------------------------------------------------------------------ ★……………………………………………………………………………………………       平成20年度会員増強キャンペーン実施中 ……………………………………………………………………………………………★  平成20年11月1日〜12月末日まで、平成20年度のJARL会員増強キャンペーン を実施中です。  キャンペーン期間中にJARLに正員・准員として会員期間1年以上で新たにご 入会いただいた方に、もれなくJARL特製グッズをプレゼントいたします。  なお正員・准員として新たに半年間のご入会、または家族会員として新たに ご入会いただいた方にもJARLグッズをプレゼントします。  メールマガジン読者の皆様には、JARL未入会の方に、ぜひ入会をお勧めいた だきますようお願いいたします。 【問い合わせ先】JARL会員事業課 電話03-5395-3109 E-mail:kaiin(アットマーク)jarl.or.jp ※スパムメール防止のため、上記アドレスは「@」を(アットマーク)と 表記しています。 ★…………………………………………………………………………………………… 青少年の科学への興味を引き出すことを目標とした各種学会等との連携・ 合同活動 第1回「おもしろ科学教室」(名古屋大学)にイベント協力             (東海地方本部) ……………………………………………………………………………………………★  国立大学法人名古屋大学東山キャンパス(名古屋市千種区不老町)内「IB 電子情報館」大講義室で、平成21年1月12日(月)、第1回「おもしろ科学 教室」が開催されることになりました。  この「おもしろ科学教室」は、応用物理学会東海支部、電気学会東海支部、 電子情報通信学会東海支部、日本アマチュア無線連盟東海地方本部、日本赤外 線学会、日本物理学会名古屋支部、プラズマ・核融合学会、日本弁理士会東海 支部、NPO法人アスクネット、名古屋大学、愛知県の主催、JSTイノベーション プラザ東海の共催、中日新聞社、NHK名古屋放送局の後援で「日本の次世代科 学技術を担う青少年の科学啓発のための学協会等連携による地域社会を対象 とした科学技術理解増進を趣旨」として開催されるものです。  イベントは「小学生」「中学生」「高校生」を対象として、「理科のおもし ろさや楽しさを体験し、遊びの中で理科の色々な現象に対する興味と関心を持 たせることによって理科好きの子供を育てるため、講演会、工作教室、展示等」 がおこなわれます。  JARL東海地方本部は「キツネを探せ!FOXハンティング」と題して、子供た ちを対象にFMラジオを使ったFOXハンティングを実施します。 ================================================================== 【日時】平成21年1月12日(月)祝日、午後 【場所】名古屋大学IB電子情報館大講義室   (会場は300人ほど収容可能) 【イベントの予定】 13:00 開会式(平野総長挨拶:予定) 13:00〜13:45 講演会:中村光廣准教授(名大理学部)            「ノーベル賞のひみつ素粒子のなぞ」 13:45〜14:45 主催団体による各種展示等 ●核融合・プラズマ学会 「プラズマ放電のくるくるヘリカル」「プラズマボール」 「超伝導技術磁気浮上列車」 ●応用物理学会東海支部 「卓上SEMによるミクロの世界探検」「大気圧プラズマ」 ●名古屋大学 ノーベル賞紹介ビデオ及びパネル ●電気学会東海支部(展示内容検討中) ●日本弁理士会東海支部(13:45から30分) 電子紙芝居「発明」、「特許」ってなあに? ●工作教室、各種イベント (14:45〜16:30、テーマは予定、参加申込は終了しています)  @風船を使ってホバークラフトとロケットを作ろう!   (1年生以上60名、応用物理学会東海支部)  A簡単モーターを使って回転だまし絵を作ろう!   (3年生以上60名、電子情報通信学会東海支部)  B超簡単火災報知機を作ろう!  (5年生以上30名、日本赤外線学会)  Cキツネを探せ!FOXハンティング   (1年生以上50名、日本アマチュア無線連盟東海地方本部) ==================================================================  第1回「おもしろ科学教室」に参加する子供たちの募集は、地元有力紙の 「中日新聞」の12月7日(日)付け折り込みチラシで、愛知県ほか近隣県の 一般家庭を対象に12月19日までの間実施される予定ですので、当日の案内チ ラシの要領でお申し込みください。  なお第1回「おもしろ科学教室」の案内チラシは、JARL Webの次のアドレ スでJARLメールマガジン読者の皆様にも12月7日からご覧いただけるように 掲載します(PDF)ので、興味がある方はぜひご覧になってみてください。 http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/20090112-univ-nagoya-event.pdf ※PR期間の関係から、12月7日以降の掲載となります。  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  また、講演会の聴講や各種展示等の見学については、申込をしなくても 会場スペースの余裕の範囲で自由ですので、申込が間に合わなかったご家庭 の方々も、講演の聴講や展示の見学にでかけてみてはいかがでしょうか。  当日参加の方は会場が満員の場合、入場できない場合がありますのであら かじめご了承ください。  このような「青少年の科学への興味を引き出すことを目標とした各種学会」 や「大学」「自治体」、そしてJARLほかの関連団体の連携・合同計画による 「一般青少年に向けての体験型科学啓蒙イベント」の実施はこれまであまり 前例がなく、今後も各団体の連携・協力を深め「第2回」「第3回」とイベ ントの輪が広がっていくことが大いに期待されます。 ★……………………………………………………………………………………………     QSOパーティーは、平成21年(2009年)で第62回を迎えます           みなさん、奮ってご参加ください ……………………………………………………………………………………………★  2009年1月2日09:00〜3日21:00、新春恒例の「QSOパーティー」が開催さ れます。QSOパーティーは、平成21年(2009年)で第62回を迎えます。  2009年の新年もご挨拶を兼ねて、みなさんもぜひQSOパーティーをお楽しみ ください。 【規約】=============================== 1.開催日時  2009年1月2日09時00分から3日21時00分(JST) 2.参加資格  アマチュア局およびSWL(アマチュア局の電波を受信する個人をいう。 以下同じ) 3.使用周波数帯  総務省告示「アマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別」 によるものとする。 4.参加部門  アマチュア局 (コードナンバー………30)  SWL    (コードナンバー………31) 5.交信方法等 (1)呼び出し  電話…CQ NEW YEAR PARTY  電信…CQ NYP  データ、画像、ATV等は、電話や電信に準じる。 (2)交換する通報  RST符号による相手局のシグナルレポート+オペレータの名前 (3)国内局:交信(受信)の相手局は、日本国内および国外のアマチュア局。   国外局:交信(受信)の相手局は、日本国内のアマチュア局に限る。 6.交信上の禁止事項 (1)総務省告示「アマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別」 の逸脱 (2)レピータの使用 7.書類の提出 (1)完全な交信局数が20局以上のアマチュア局または完全な受信局数が20局以  上のSWLは、JARL制定の「サマリーシート」および「ログシート」(または  A4判で同形式のもの)を使用し、必要事項を記入して提出すること。 (2)提出締切日 2009年2月2日(消印有効) (3)提出先 〒170-8073 JARL会員部運用課QSOパーティー係 8.参加記念品 (1)書類を提出したアマチュア局およびSWLには、希望により記念ステッカー  を贈る。   国内の局が記念ステッカーを希望する場合は、サマリーシートなどを提出  する際、返信用封筒(住所、氏名、呼出符号および郵便番号を明記し、80円  切手を貼った定形封筒)を同封すること。   国外の局が記念ステッカーを希望する場合は、サマリーシートなどを提出  する際、返信用封筒(SAE)と1IRCを同封すること。 (2)次の場合は記念ステッカーを贈らない。  この規約に違反した場合  提出したサマリーシートなどに虚偽の記載があった場合 ★……………………………………………………………………………………………          【物知り百科】QSOパーティーの歴史 ……………………………………………………………………………………………★  QSOパーティーの歴史は長く、第1回QSOパーティーは、戦後のアマチュア 無線の再開間もない、昭和28年5月5日、「日本のお空を賑やかにすること」 を目的として開催されました。  当初のQSOパーティーはコンテスト形式で、24時間の間にどれだけ多くの 局と交信できるかというスタイルで実施されていました。  2009年のQSOパーティーが、第62回目となるのは、QSOパーティーがスタート したころ、複数回開催された年があることからです。  当時のQSOパーティーの変遷を年別に見てみましょう。 第1回  1953年5月5日 第2回  1954年1月 第3回  1954年4月 第4回  1955年1月 第5回  1955年4月 第6回  1956年1月 第7回  1956年4月 第8回  1957年1月 第9回  1957年4月 第10回  1958年1月 第11回  1958年4月 第12回  1959年1月  と、1954年の第2回〜1958年の第11回までは年2回の開催でした。  1959年1月には第12回が開催されましたが、この年から4月の実施分に ついては、「第1回ALL JAコンテスト」と改称され現在に至っています。  つまり、QSOパーティーは「ALL JAコンテスト」のルーツでもあったの です。  こうして、1959年以後のQSOパーティーはお正月の年に1回開催となり ました。  その後、QSOパーティーが迎えた次の転機は1974年の第27回です。  ALL JAコンテストが文字通り「日本の代表的なコンテスト」の道を歩む 一方で、QSOパーティーは「新年の挨拶を兼ねてアマチュア無線家の親睦を 図る交信会」のようなスタイルで実施されるように変わったのです。  この実施スタイルの変更は昭和49年(1974年)からで、おなじみの 「十二支のステッカー」は、この年の干支である「寅」(とら)から発行 が開始されています。  ステッカーの発行は当初は有償の頒布からスタートしましたが、その後、 ステッカーは返信用切手を貼った封筒を同封し、ログやサマリーを提出さ れた方にプレゼントされるようになりました。  そして1990年に開催の第43回から1月2日〜3日の2日間の開催になり 現在に至っています。  平成21年(2009年)の第62回QSOパーティーのステッカーは「丑」です。  2009年のQSOパーティーで、干支のステッカーはちょうど3巡したことに なります。2009年の丑のステッカーは、1985年(昭和60年)の初代、1997年 (平成9年)の2代目に続く、3代目の「丑」ということになります。 ★……………………………………………………………………………………………          レピータ委員会の改称について ……………………………………………………………………………………………★  第505回理事会で,レピータ委員会の名称をデジタル化に対応してワイヤ レスネットワーク委員会(Wireless Network Committee 略称:WNC)と改称 することとしました。また,(旧)次世代通信委員会のD-STARに関する部分 をWNC内にデジタル専門小委員会(D-STAR Specialized Sub-committee 略称 :WNC-DS)として設置しました。 <委員会の任務> WNC   ・(旧)レピータ委員会の任務     ・WNC-DSの検討結果の確認と承認 WNC-DS ・(旧)次世代通信委員会のD-STARに関する部分の引継ぎ     ・D-STARの普及促進策及び改善の検討     ・その他  委員長及び委員は,(旧)レピータ委員会を引継ぎ,WNC-DS座長にJS1CYI 吉澤浩史,同委員にJJ1OHB長谷川巧,7M3TJZ安田聖,JA3VAP水島章広の各氏 が就任しました。  なお,委員会名改称に伴うレピータ関係規程等の委員会名記述部分は, 当面読み替えることとします。 ★……………………………………………………………………………………………    JARLの賠償責任保険制度について(2009年分の申込締切迫る) ……………………………………………………………………………………………★  2009年JARL賠償責任保険制度について、JARL会員を対象に2008年10月10日 から2008年12月10日まで募集しています。  2009年の賠償責任保険の保険期間は2009年1月1日午後4時から2010年1 月1日午後4時までです。  詳細は、JARL NEWS2008年秋号をご覧ください(専用払込取扱票も綴じ込 んでいます)。  ▽JARL Webはこちら  http://www.jarl.or.jp/Japanese/5_Nyukai/hokenseido.htm ★……………………………………………………………………………………………    総務省が、無線設備規則の一部を改正する省令案等に係る         電波監理審議会に諮問・意見を募集       (7MHz帯の拡大、長波帯135kHz帯の分配ほか) ……………………………………………………………………………………………★  総務省は、アマチュア局に関する規定の整備のため、無線設備規則の一部 を改正する省令案を、11月12日、電波監理審議会へ諮問したと発表しています。  総務省では諮問省令案及びそれに関係する省令案等について、平成20年11 月13日(木)から同年12月12日(金)までの間、意見を募集しています。  今回の改正案のうち、アマチュア局に関係するものとしては、 ・無線設備規則の一部を改正する省令案 ・無線局免許手続規則の一部を改正する省令案 ・アマチュア局の無線設備の占有周波数帯幅の許容値を定める告示案 ・アマチュア局が動作することを許される周波数帯を定める件の一部  を改正する告示案 ・アマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別を定め  る件の一部を改正する告示案 ・アマチュア局において使用する電波の型式を表示する記号を定める  件の一部を改正する告示案 ・電波法関係審査基準の一部を改正する訓令案 で、具体的には、 ・7MHz帯の拡大に関するもの ・長波帯135kHzの分配に関するもの ・各電波型式の占有周波数帯幅の許容値の制定に関するもの ・1.9MHz帯における狭帯域データ通信(F1B、F1D、G1B、G1D)に関するもの  などがあります。 ★……………………………………………………………………………………………        JARLアイボールミーティングを開催 ……………………………………………………………………………………………★  12月3日、東京都港区の青山ダイヤモンドホールで、2008年のJARLアイ ボールミーティングが開催されました。  当日は、逢沢一郎衆議院議員、小野清子前参議院議員(元国家公安委員長、 7M3URU)、中原 爽前参議院議員(JA1BNB)、総務省関東総合通信局の岡崎 邦春無線通信部長をはじめ、アマチュア無線界に関連深い方々など120名の 出席がありました。  アイボールミーティングは原会長(JA1AN)の開会挨拶でスタートし、 会長は挨拶の中で「来春、JARLとして悲願であった7MHz帯の拡大が 実現され、また併せて長波帯135kHzの配分も現実のものとなろうとして います。また、JARLの会員数はこれまで漸減傾向を示していましたが、 最近になって、ようやく歯止めがかかった傾向が伺われます。このこと から2009年はアマチュア無線の世界にとって、非常に重要な年でもあり、 出席者の皆様にはアマチュア無線界のために今後もより一層のご尽力を いただきたく思います」と語りました。  原会長の挨拶に続いて、席上では本年4月29日の春の叙勲で、旭日大綬 章(きょくじつだいじゅしょう)を受けた、小野清子氏にJA1EYL山田千 鶴恵さんからお祝いの花束の贈呈がおこなわれ、小野氏から祝辞とお礼 の言葉をいただきました。  引き続き、逢沢一郎衆議院議員から「アマチュア無線は、インターネ ットの世界と違って、匿名性のないコミュニケーションであるところが すばらしい。今後のアマチュア無線の発展に期待している」との祝辞を いただきました。  続いて、中原 爽前参議院議員から祝辞をいただき、その後日本アマ チュア無線機器工業会の塩畑一男会長の乾杯の音頭を取り開会。  開会の後、アメリカ電気電子学会(IEEE)のEMCソサエティーからIEEE のEMC(環境電磁工学)研究の分野において著しい貢献があったソサエ ティーのメンバー1名に付与される、環境電磁工学の分野では最も権威 ある「ロレンスG.カミング賞」を受賞されたJA1XF芳野赳夫氏(電気 通信大学名誉教授、JARL電磁環境委員会委員長)に、JF1IZM田中靖子さん から、お祝いの花束の贈呈がおこなわれるなど、終始和やかな雰囲気の中、 盛会の内に終了しました。 ★……………………………………………………………………………………………  関東総合通信局の電波規正局とJARLのガイダンス局が今年2度目の連携運用 ……………………………………………………………………………………………★  11月20日(木)、東京都江東区青海の暁埠頭公園で、関東総合通信局と JARL(東京都支部監査指導委員会)が連携して使用区別違反や呼出符号不 送出などの運用違反者等に対して、電波で注意を促しました。  今回の連携運用は、6月5日に神奈川県監査指導委員会が実施して以来 2度目となります。  今回、連携運用をおこなった東京港湾地域は、前回実施した横浜ベイエ リアの港湾地域と同様、144MHz帯や430MHz帯で運用する不法局等の出現す る頻度が高い地域と言われており、関東総合通信局が横浜ベイエリア港湾 地域と同様に重点的に取締をおこなっている地域の一つです。  運用は東京都支部監査指導委員会が144MHz帯及び430MHz帯をモニターし、 運用違反等を発見した場合、関東総合通信局とJARLの両者で周波数等を確 認し、まずJARLのガイダンス局が注意を喚起するメッセージを送出し、状 況を見て、運用違反が続くようであれば、関東総合通信局の不法無線局探 索車(DEURAS-M)に搭載された電波規正局から違反の局が運用を停止する まで正しい運用を指導するメッセージを繰り返し送出するという前回と同 様の形式で実施しました。  前回と同様、山崎関東総合通信局電波監理部監視第一課長、JH1UBU根本 関東地方本部長、JA1FY野田関東地方監査長ほか関係者が現場にかけつけ、 関東総合通信局の担当者と東京都支部のガイダンス局担当者とのスムーズ な連携によりおこなわれ、違反運用をおこなっていた局に対して、注意喚 起・正しい運用に関する指導をおこなうことができました。  今後、各地においてもこのような合同運用の実施が期待されます。 ★……………………………………………………………………………………………        ALL JAコンテスト開催日が変わります! ……………………………………………………………………………………………★  ご存じのとおり、今年までALL JAコンテストは天皇誕生日(昭和天皇)であ った4月28日から4月29日に開催されてきました。  しかし、参加しやすい土・日曜日に開催してほしいという多くの会員から の要望がJARLに寄せられ、これにこたえて平成21年からは4月の最終土曜日 21時から翌日の21時まで開催ということになりました。 (平成20年11月に開催の第506回理事会で規程改正)  来年のカレンダーには4月25日から26日にALL JAコンテスト開催と書き込 んでおいてください!! ▽詳細 http://www.jarl.or.jp/Japanese/1_Tanoshimo/1-1_Contest/allja_test.htm ★……………………………………………………………………………………………        来年の全日本ARDF競技大会は茨城県で開催 ……………………………………………………………………………………………★  2009年全日本ARDF競技大会の開催場所については平成20年9月に開催さ れた理事会で北陸地方本部内が候補予定となりましたが、このたび開催さ れた第506回理事会(平成20年11月)で改めてこのことについて協議された 結果、2009年の全日本ARDF競技大会は、関東地方本部内とし、茨城県支部 を中心に進めていくことで了承されました。  詳細は決定次第お知らせいたします。 ★……………………………………………………………………………………………      アマチュア衛星ふじ3号のレポートにご協力ください ……………………………………………………………………………………………★  7月20日より「ふじ3号」は、アナログ中継器の連続運用となっています。  中継器の利用は制限しませんが、CWテレメトリーの一部(温度データ)に 誤動作が生じている模様ですので、ダウンリンク信号等に変化がありました ら、時刻や状況、テレメトリーデータなどのレポートをお送りくださるよう、 お願いします。 ▽詳細 http://www.jarl.or.jp/Japanese/3_Fuji/new/information.htm ★……………………………………………………………………………………………                 DX NEWS ……………………………………………………………………………………………★ ○DXCC ARRL DXCCデスクのビル・ムーア氏(NC1L)からの情報によると、次の運用 がDXCCに有効とのことです。 WA2YUN/KH9:2007年から開始された運用 VK9DWX(Willis Island):2008年の運用 VU4RG(Andaman & Nicobar Island):2008年の運用 ★……………………………………………………………………………………………      ARISS Japanが第18次長期滞在クルー若田光一宇宙飛行士、      および、第20次長期滞在クルー野口聡一宇宙飛行士との          スクールコンタクト実施団体を募集 ……………………………………………………………………………………………★  2009年2月から3か月間、国際宇宙ステーションに日本人初の長期滞在 クルー(第18次)として若田光一宇宙飛行士が搭乗します。  今回の長期滞在ミッションは、日本の宇宙実験棟「きぼう」の船外実験設備 組み立て作業を主とするものです。  若田宇宙飛行士は、アマチュア無線を学生時代の趣味の一つとしていた経験が あります。  NASAは若田宇宙飛行士の長期滞在のミッションの中に「日本の各地の学校等と の日本語によるARISSスクールコンタクト」の実施を組み込んでおり、若田宇宙 飛行士と日本の多数の学校等とのARISSスクールコンタクトの実施が期待されて います。  またその後、2009年後半から2010年前半にかけて、第20次長期滞在クルーとし て、6カ月間の長期滞在が予定されている野口聡一宇宙飛行士の滞在期間にも、 同様に日本の各地の学校等とのスクールコンタクトが組み込まれています。  ARISS Japanでは、若田・野口両宇宙飛行士とのスクールコンタクトの実施を 希望している、学校や団体の募集を広くおこなっています。  お知り合いの学校や教育施設等で、若田・野口宇宙飛行士との交信に関心を 示している団体がありましたら、ぜひみなさんも積極的に協力をしていただき、 子供たちの交信のサポートをお願いいたします。  なお、ARISSスクールコンタクトの詳細に関するお問い合わせは、 ariss(アットマーク)jarl.or.jp までお願いします。 【URL】http://www.jarl.or.jp/ariss/index.html ※上記メールアドレスは、スパムメール防止のため、「@」を(アットマーク) と表記しています。 ★……………………………………………………………………………………………        野外でアマチュア無線を運用する際の注意 ……………………………………………………………………………………………★  野山など公共の場でアマチュア無線を運用する場合は、自然環境の保全に 配慮してください。とりわけアンテナの設置や発電機の騒音発生にあたって は周辺に迷惑をかけないように気をつけてください。  運用が終了したら撤収後の掃除なども忘れないようにしてください。ゴミ などは必ず持ち帰るようにしてください。来たときよりも綺麗にして帰るぐ らいの意気込みで、自分で出したゴミ以外のゴミでも進んで持って帰るよう にしてください。 ★……………………………………………………………………………………………    不法局対策委員会が「みんなで不法局を追い出そう!!」キャンペーン     【運用の際には必ずコールサインを言いましょう】 ……………………………………………………………………………………………★  あきらかに業務用と思われる通信をはじめ、音楽を流してレピータを妨害 したり、バンドプランを無視した運用など、アマチュアバンドに不法局が 出没しています。これらの不法局を追い出すための、とても良い方法があり ます。  それはみんなで「コールサインを言う」という、とても簡単なことなので す。コールサインの送出は、無線局運用規則で義務付けられています。  あなたはコールサインを言わずに交信していることがありませんか?  もし、そのような交信をしていたら、それを聞いている他の局は、あなた が「正規のアマチュア局」なのか、「免許を受けていない不法無線局」なの か判断できません。  そのような状況は不法無線局にとって、たいへん都合がよく、あなたは 不法無線局が出没しやすい環境をつくっていることになってしまいます。  みんなで、交信のときはコールサインを必ず言うことによって、不法局を 追い出そうではありませんか。 ▽「みんなで不法局を追い出そう!!」キャンペーンのページ  http://www.jarl.or.jp/Japanese/7_Technical/denshou/callsign.htm ★……………………………………………………………………………………………   2008年12月に運用のJARLの記念局情報 ……………………………………………………………………………………………★ ・オリーブ100年祭(8J5OLIVE、H20/04/01〜H21/03/31) ・Project KDES 2008(8J1AXA、H20/05/01〜H21/03/31) ・妙高市合併3周年記念・新潟県支部大会妙高開催(8JφMYOKO、H20/06/01〜H21/01/03) ・第8回西日本ハムフェア(8J6HAM、H20/12/20〜H21/03/08) ★……………………………………………………………………………………………          青少年に対する助成・申請受付について ……………………………………………………………………………………………★  JARLでは、アマチュア無線というすばらしい趣味を次の時代に継承する全国 の少年少女を対象として、会費の助成をおこなっています。  「助成の対象となる方」は年度ごとに変わりますが、なるべく多くの方が 助成を受けられるように、ご入会(継続)の時期に誕生日が過ぎて、すでに 18歳になっていても、その年度の4月1日現在にさかのぼって、年齢が18歳 未満であれば助成を受けられます。  平成21年3月末日までの間(平成20年度)については、平成20年4月1日の 時点で18歳未満の方(平成2年4月2日以降に生まれ方)を対象としており ます。  青少年とのQSOやアイボールの際に、ぜひこの会費の助成について教えてあ げてください。 ▽詳細 http://www.jarl.or.jp/Japanese/5_Nyukai/Under_18/under_18.htm ★……………………………………………………………………………………………            QSLビューローからのお願い ……………………………………………………………………………………………★  JARLのQSLビューローでは毎月100万枚ほどのQSLカードを相手局へ転送する 業務をおこなっています。このような作業をおこないながら、大量のQSLカードを 正確かつ迅速に送るためには会員の皆様のご協力があると大変たすかります。  転送作業がより円滑に進むように次の項目について、ぜひご協力をお願いし ます。 1. 転送先コールサインは、大文字(活字体)でわかりやすく書いてください。 2.QSLカードの寸法および重量は、  「重量2g以上4g以内」、「長辺14cm以上15cm以下、短辺9cm以上10cm以下」、  ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~  「折り返しのないもの」と規定されていますのでご注意ください。   最近、コピー用紙のような薄い紙やカレンダーの裏などに印字された薄い  紙を使用した規格外のQSLカードが増えています。これら規程に違反したカー  ドは、他の仕分けカードに混入したり、それ自体、破損、紛失、飛散など、  転送作業の妨げになりますので、転送はできませんのでご注意ください。   なお、今後も「QSLカードの規格」の周知は図ってまいりますが、規程の  重量や寸法は厳守していただきますようお願いします。 3. 白紙のカード、自局のコールサインが書かれていないカード、自局か  ら自局へのカードなどは転送できません。また、まだ付与されていない  プリフィックスのコールサインが書かれたカードも転送できません。 4. 事故の原因となりますので、QSLカード以外のものは同封しないでください。  サマリーシート、各種変更申請、写真などを同封される方がいますが、QSL  ビューローが受け取るのは、QSLカードだけです。 5. 事故の原因となりますので、QSLマネージャーを経由して送る場合は、  QSLカードの6枠(8枠)の左に「VIA」とわかりやすく大きく書き、枠  内にはQSLマネージャーのコールサインを書いてください。 6. 国内局宛てはQSLカードの6枠(8枠)の面を上にして、上から順に、  エリアごと、プリフィックスごとにまとめてください。SWLカードは  QSLカードの後、外国局宛てはプリフィックスごとにアルファべット順  にしてください。  ※交信相手が非会員の場合、カードは転送されません。  ※交信してもすぐにカードを出さない人もいます。  ※読みにくい字や存在しない間違ったプリフィックスが書かれてい   たりするとカードは転送されません。  ▽詳細:QSLビューローからのお願いのページ   http://www.jarl.or.jp/Japanese/5_Nyukai/onegai.htm  以上、よろしくご協力をお願いします。 ★……………………………………………………………………………………………              CQ出版社よりお知らせ ……………………………………………………………………………………………★ ━◆新刊発売のお知らせ◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■第3級ハム解説つき問題集 2009年版(11月15日発売) 野口 幸雄 著 A5判 224ページ 受験申請書,払込取扱票,模擬テスト付き 定価1,680円 国家試験に出題された問題と、その答えを出題範囲ごとにまとめ、各問題には解答を 得るための解説も付いています。 http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/13/13921.html ■CQ ham radio 12月号(11月19日発売) 第1特集「アマチュアのインターネット活用術」 第2特集「アンテナ・アナライザを使ってみよう」 定価870円(税込) http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/MCQ/MCQ200812.html ■別冊CQ ham radio No.6(11月19日発売) 特集「運用に役立つ製作ヒント集」 定価1,680円(税込) http://shop.cqpub.co.jp/hanbai/books/MBC/MBC200812.html 【お求めは、全国の書店またはCQ出版WebShopをご利用いただけます】 http://shop.cqpub.co.jp/ ※発売日は、東京都内発売を基準にしております。地域により、発売が異なること  がありますので、あらかじめご了承願います。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆◆2008 Microwave Workshops & Exhibition 出展のお知らせ◆◆ 11月26日(水)〜28日(金)の3日間、パシフィコ横浜 アネックスホールF201−F206 会議室において、「2008 Microwave Workshops & Exhibition」が開催されます。 ご来場の際は、ぜひ当社ブースにお立ち寄りください。 http://www.cqpub.co.jp/event/mwe/2008.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ CQ出版(株) 販売促進室 〒170-8461 東京都豊島区巣鴨1-14-2 TEL(03)5395-2141 FAX(03)5395-2106 E-mail sales(アットマーク)cqpub.co.jp URL http://www.cqpub.co.jp/ ※上記アドレスはスパムメール防止のため「@」を(アットマーク)と表記して います。 -=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  ◆JARL NEWSの今後の発行予定について   JARL NEWS2009年冬号は、2009年1月1日に発行の予定です。     ◆このメールマガジンは、JARL Eメール転送サービスに登録された方をはじめ、   JARL Webから配信の登録手続きをいただいた会員の方に配信しております。   配信登録のページにはJARL Webのトップページから入ることができますので、   お知り合いのJARL会員の方で、本メールマガジンの配信を希望される方が、   いらっしゃれば、教えてあげてください。 http://www.jarl.com/mailmagazinejarl/condition/mailmagazine.html  ◆配信解除につきましては、下記よりお願いします。   http://www.jarl.com/mailmagazinejarl/condition/  ◆過去のメールマガジンは下記のページをご覧ください。   http://www.jarl.or.jp/mailmagazine/jarl-mail-magazine.htm  ◆発行・編集 日本アマチュア無線連盟 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