■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■       【JARLメールマガジン】第19号 ----- 2006/09/20 ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■  先週週末、台風13号が九州地方をはじめとした、西日本地域に大きな 被害をおよぼしました。被災地の方々には、心よりお見舞いを申し上げ ます。関東地方においても台風13号が、秋雨前線にもたらした影響のせ いか、曇りや時によっては大雨といったぐずついた天気が続き、急に肌 寒い天候となってみたり、はたまた真夏のような残暑がぶり返してみた りと実に不思議な天気が続いています。  9月は高校の文化祭が、10月はあちらこちらで運動会が開催されるシ ーズンです。  「天高く馬肥ゆる秋」ということわざがあるほど、食材がおいしくな る時期であるとともに、「芸術の秋」とたとえられるほど創作意欲がわ き、芸術的なものを鑑賞したり創ったりしたくなる時期でもあります。  アマチュア無線界では、夏のシーズンも終わり一段落する時期でもあ りますが、秋にはコンテストも多く開催されますので、アクティビティ を下げずに、アマチュア無線界を盛り上げていきましょう! ---【INDEX】------------------------------------------------------------ ★現れhajiめたサイクル24開始の兆し!Backward Sunspotが発生 ★北海道工業大学のCubeSat HITSATが2006年9月23日打ち上げ予定 ★宇宙服衛星SuitSat-1(AO-54) 送信停止後、約7ヶ月で大気圏突入 ★全市全郡コンテストに参加しよう ★大人の科学シリーズ「真空管ラジオVer.2」が10月20日発売予定 ★ケンウッドの創立60周年記念限定モデル、抽選会がおこなわれる ★JARDが、養成課程講習会第三級短縮コースの平日開催をスタート ★DX NEWS ★9月〜10月に運用のJARL記念局情報 ★NEWS TOPICS ★東海地方本部が第1回「愛・地球博記念コンテスト」を開催 ★D-STARレピータ局の周波数 A/B設定の変更のお知らせ  (9月4日より順次変更しておりますので、ご注意ください) ★青少年に対する助成・申請受付について ★局免の満了日をお知らせください ★QSLビューローからのお願い ★新様式の国際返信切手券(IRC)が9月1日より販売開始されています ★アマチュア局にも無線局免許手続規則第15条の2が適用されます  (再免許申請を忘れた方へのお知らせ) ★JARL Eメール転送サービスを利用していない会員の方も、  JARLメールマガジンの配信が受けられるようになりました ★みなさん、どうしていますか?(1) パソコンのデータバックアップ ------------------------------------------------------------------------ ★……………………………………………………………………………………………   現れはじめたサイクル24スタートの兆し!Backward Sunspotが発生 ……………………………………………………………………………………………★  NASA(アメリカ航空宇宙局)やARRL(アメリカの連盟)は、8月末〜9 月上旬にかけて、「Backward Sunspot」の発生を報じています。  このBackward Sunspotなるものがいったい何者なのか、NICT(情報通信 研究機構)の研究者の方にお伺いしてみると、次のような回答が返ってき ました。  「太陽活動の11年周期は、11年ごとに太陽が持つ磁場の北極・南極が逆 転する事から起こります。この磁場の反転は、太陽活動が極小になったと きに起こるもので、Backward Sunspotは磁場の逆転が起こったことを示す 特徴を持つ太陽黒点です。  太陽黒点は、磁極のN、Sを持つ2つがペアになって観測されますが、 その並びがこれまでと逆の並びになっている太陽黒点をBackward Sunspot と呼びます。これは、太陽観測衛星SOHOの磁場を観測できる特殊な望遠鏡 により観測されました」  なお、本件に関する詳細はNASAの次のページに詳しく紹介されています。 http://science.nasa.gov/headlines/y2006/15aug_backwards.htm  今回、Backward Sunspotの発生が確認されたことから、サイクル24スタ ートの兆しが、いよいよ現れはじめてきたようです。 ★……………………………………………………………………………………………    北海道工業大学のCubeSat HIT-SATが2006年9月23日打ち上げ予定 ……………………………………………………………………………………………★  独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)の発表によれば、9月4日に はM-Vロケット7号機のフライトオペレーションがはじまり、9日から10日 にかけてSOLAR-B衛星の最終外観確認の後、ノーズフェアリングの組付け がおこなわれ、10日にはノーズフェアリング組付けのようすが報道関係 者に公開されたそうです。また、13日にはロケット頭胴部が整備塔に運 ばれ、既に組み上げられていた1・2段モータの上部に組み付けられたと 報道されています。  JAXAによると、SOLAR-B衛星はJAXA宇宙科学研究本部の3番目の太陽 観測衛星で、現在運用中の太陽観測衛星「ようこう」(SOLAR-A)の後 継機となる衛星で、X線望遠鏡や極端紫外線撮像分光装置などを搭載し 太陽活動の観測をおこなう役割を持っています。  無事打ち上げに成功すれば、太陽活動が電波伝搬におよぼす影響の 分析や究明にも、今後SOLAR-Bの観測データが活用されることでしょう。  前回のメールマガジンでも少しだけ紹介しましたが、JAXAではこの SOLAR-B衛星を打ち上げるM-Vロケット7号機の余剰能力を活用して、 ソーラー電力セイル実証超小型衛星(SSSAT)と北海道工業大学の CubeSat HITSATを打ち上げるとしています。  JAXA発表の資料によると、北海道工業大学のHITSATは超小型衛星の バス技術の実証や姿勢制御実験を目的とする衛星で、SOLAR-B衛星の切 り離し後、分離機構システムがロケットからの分離許可タイマ信号を 受信して自ら分離して(約840秒後)、第3段ロケットと同じ軌道に投 入され、同大学内に設置の地上局システムを用いて運用されるとしてい ます。  HITSATの詳細な情報につきましては、JAXAのサイトや北海道工業大学 のHITSATホームページをご覧ください。 ▽独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)   http://www.jaxa.jp/ ▽独立行政法人宇宙航空研究開発機構:SOLAR-B/M-V-7カウントダウンページ  http://www.isas.jaxa.jp/j/countdown/index.shtml ▽北海道工業大学HITSATホームページ  http://www.hit.ac.jp/~satori/hitsat/index.html ★……………………………………………………………………………………………   宇宙服衛星SuitSat-1(AO-54) 送信停止後、約7ヶ月で大気圏突入 ……………………………………………………………………………………………★  前回、送信を停止してから半年以上の経過後も、宇宙服衛星SuitSat-1 (AO-54)が宇宙空間を周回していたことをお知らせしましたが、AMSAT (アマチュア衛星通信協会)によれば、9月7日16:00(UTC)ごろ南緯110.4度、 東経46.3度付近(オーストラリア西部のルーウイン岬の南南西1400km地点) の上空で大気圏に突入したもようです。  世界ではじめての宇宙服衛星SuitSat-1の、長期に渡った「宇宙の旅」 は、約7カ月でその幕を閉じました。  既報の通り、ARISS/AMSATでは、今回のSuitSat-1プロジェクトの経験 を元に、さらに改良を加えた宇宙服衛星2号機SuitSat-2の放出計画の準備 に当たっています。  改良された2号機SuitSat-2は、どんな形で「新たな宇宙の旅」を見せて、 そして聞かせてくれるのか今から楽しみですね。 ★……………………………………………………………………………………………          全市全郡コンテストに参加しよう ……………………………………………………………………………………………★  10月7日〜8日の土日には、全市全郡コンテストが開催されます。全市 全郡コンテストは、交信した相手局の市郡区ナンバーをマルチプライヤー とするコンテストです。  旧「市町村合併特例法」の有効期限が平成17年3月31日とされていたこ とから、この数年の間、全国の多くの市町村において相次いで市町村合併 の動きが見られ「平成の大合併」として大きな話題となりましたが、平成 18年3月31日に合併の市町をもって、旧法に基づく市町村合併がすべて完 了ました。この「平成の大合併」により、日本の市町村数は779市、844町、 197村(平成18年4月1日時点)となりました。  この「平成の大合併」が一段落してから初めての全市全郡コンテストと なります。  全市全郡コンテストでは、市郡区がマルチとなります。  平成の大合併で誕生した、市・郡・区でコンテストに参加される局も 多数いますので、誕生間もない新市郡区のナンバーをいっぱい交換する 絶好のチャンスです。  JCC/JCG/AJAといった、多くの市郡区との交信で獲得するアワードを追い かけている方も、今回のコンテストはねらい目でしょう。  みなさまの参加をお待ちいたしております。 ・開催日時  2006年10月7日(土)21:00から8日(日)21:00(JST)まで    ・参加資格  日本国内のアマチュア局およびSWL(アマチュア局の電波を受信する個人 をいう)    ▽コンテスト規約の詳細は、ホームページをご確認ください   http://www.jarl.or.jp/Japanese/1_Tanoshimo/1-1_Contest/all_cg/allcg_rule.htm ★……………………………………………………………………………………………     大人の科学「真空管ラジオVer2」が10月20日発売予定 ……………………………………………………………………………………………★  学習研究社の大人の科学シリーズは、昔懐かしい「電子ブロック」や、 酸性雨などを調べる「地球環境分析キット」、からくり人形を再現した 「からくりシリーズ」など、大人も楽しめる科学体験キットを添付した ムックです。  今年の3月には大人の科学シリーズの一つとして、30年以上前に中国 で製造された(1K2、1B2、2P2もしくは3S4)3本の真空管を使った「真空 管ラジオ」が10,000台限定販売されましたが、発売後すぐに完売となっ てしまいました。  JARL会員の方の中にも、同キットを入手して製作された方や、残念な がら売り切れで入手できなかった方も数多くいらっしゃることと思います。  学習研究社が発行している、8月に配信された大人の科学のメールマ ガジンによると、発売後すぐに完売になった「真空管ラジオ」の人気に 応えて、同社では「真空管ラジオ」第2弾の発売を計画していたそうで すが、数万セットの真空管が中国の倉庫から発見されて入手できるめど が立っため、今回Ver2の発売にいたった模様です。  大人の科学「真空管ラジオVer.2」は、10月20日の発売予定です。  入手できた真空管は、前回に増して大量本数であり、Ver2は10,000 台の限定発売ではなく、学習研究社では大人の科学シリーズの定番ラ インナップに加える予定ということです。  なお、Ver2は増幅回路に使用する2本の真空管が前作と異なるため、 回路の一部に変更が加わるほか、前作購入者からの意見を反映した改 良や、改造のための数々の工夫を凝らしてあるとのことです。 主な変更点(大人の科学 メールマガジンより) ・三極接続回路から五極接続回路へ変更しました。 ・底板を「紙」から「ファイバーボード」に変更し質感を上げました。 ・ソフトな足ゴムを追加して電池管特有のハウリング傾向を改善しま  した。 ・マイクユニットを追加して音の増幅実験ができるようにしました。  配線 ミスや真空管不具合の発見ツールとしても使うことができます。 ・トランスを大きくして、音量・音質の改善をしました。 ・バリコンの送りピッチを細かくして、チューニング性を改善しました。 ・2P3フィラメントのショートランドとアンテナ線用半田ランドを追加して、  改造しやすくしました(ハンダごてが使えるユーザー向け)。 ・リッツ線は1920年代に実際に使われていた淡い「緑色」を再現しました。 ・本体色は深い「茶」と「黒」のツートーンカラーにしました。  大人の科学シリーズ「真空管ラジオVer2」の製作体験記事は、近日中に JARL Webで紹介の予定です。お楽しみに。  なお詳細については、「大人の科学」ホームページをご確認ください。 ▽大人の科学  http://shop.gakken.co.jp/otonanokagaku/index.html ★……………………………………………………………………………………………      ケンウッドの創立60周年記念限定モデル、抽選会がおこなわれる ……………………………………………………………………………………………★  既報のとおり、音響機器、アマチュア無線機器メーカーのケンウッドは、 2006年12月に創立60年を迎えるにあたり、起業記念日の12月21日までを創立 60周年記念キャンペーンとして、オーディオ機器、アマチュア無線機器の両 分野から、創立60周年記念となる「TRIOモデル」の限定発売をアナウンスし ていました。「TRIO」のブランド名は、古くからアマチュア無線家やオーデ ィオ愛好家の間で非常に親しまれたブランドのひとつです。  アマチュア無線機器においては、現在の同社のフラッグシップモデルであ る「TS-2000S」(ブラックバージョン)に、通常モデルではオプションであ るデジタルレコーディングユニット、音声合成ユニットを装備し、ラジオコ ントロール・プログラムを同梱。日本国内販売モデルでは、同社が1960年1 月〜1986年5月まで使用した往年の「TRIO」ロゴのバッジ、No.1からの限定 シリアルナンバーを付して、TRIOロゴを印刷した外装箱に入れられ限定発売 されるというものです。  創立60周年を記念していることから、発売台数は国内は60台(世界では570 台)の限定発売で、7〜8月に申し込みがおこなわれました。  (株)ケンウッドの発表によると、創立60周年記念限定モデルは、国内で60 台の限定販売に対し、3倍以上もの申し込みがあった模様で、厳正な抽選が 8月25日15:00よりケンウッド横浜事業所内でおこなわれました。  当選者の方々には、8月末までに発送を終了しているとのことです。 ▽詳細(株式会社ケンウッド ニュースリリース)  http://www.kenwood.co.jp/newsrelease/2006/20060907_com.html ★……………………………………………………………………………………………  JARDが、養成課程講習会第三級短縮コースの平日開催をスタート ……………………………………………………………………………………………★  日本アマチュア無線振興協会(JARD)は、受講希望者の方からの要望が多 かった、養成課程講習会第三級短縮コースの平日開催を実施することとなり ました。  第1回目の平日開催は、東京・巣鴨のJARDハム教室(〒170-8088東京都豊 島区巣鴨3-36-6 共同計画ビル)で平成18年12月14日(木)となります。  講習会番号はA18-414、お申し込みはJARD養成部講習会係(電話03-3910- 7210)までお願いします。  なお、受付は定員になりしだい締め切りとなりますので、あらかじめご了 承ください。 ▽詳細 http://www.jard.or.jp/ ★……………………………………………………………………………………………                DX NEWS ……………………………………………………………………………………………★ *ARRL DXCCデスクのビル・ムーア氏(NC1L)によると、モンテネグロの  4O3AB と4O3ESが2006年8月15日からDXCCに有効 と発表しています。 *メキシコとドイツの合同チームによるRevillagigedo 諸島のSocorro島  (IOTA:NA-030, GL:DK48ms)へのDXペディションが10月17日から11月  にかけて 予定されています。使用するコールサインはXF4DLです。  Revillagigedo諸島は、メキシコ合衆国のDXCC上の別エンティティー (XF4)で、2004年の3月以来のQRVとなります。  ▽詳細   http://www.xf4dl.xedx.org/ ★……………………………………………………………………………………………          9月〜10月に運用のJARL記念局情報 ……………………………………………………………………………………………★ ・ハムフェスタ笠岡2006(8J4HAM、9/1〜10/1) ・栗東市市制施行5周年記念事業(8J3R、9/1〜10/31) ・八王子市制90周年記念(8J1H、9/1〜10/10) ・第18回全国生涯学習フェスティバル(8N1I、9/1〜10/9) ・2006全日本ARDF競技大会(8J2ARDF、8/6〜10/15) ・第34回SEANETコンベンション(8J3SEA、07/15〜09/20) ・日本ではじめてのまち歩き博覧会「長崎さるく博'06」(8N6SRQ、04/01〜10/29) ・第61回国民体育大会「のじぎく国体」(8N3K、04/01〜10/10) ・いわき市市制施行40周年記念事業(8J7IWAKI、09/23〜10/22) ▽詳細  http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/2-6_stations/es-sta_list.htm ★……………………………………………………………………………………………             News Topics ……………………………………………………………………………………………★ ◆総務省が電力線搬送通信設備の技術基準等の整備に関する無線設備規則の  一部改正案に係る電波監理審議会からの答申および関係省令案等について  の意見募集の結果を公表  http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/2006_news-3.htm#0915 ◆総務省が電波法施行規則及び無線設備規則の各一部を改正する省令案等に  係る電波監理審議会への諮問及び意見を募集  (433MHz帯アクティブタグシステムの制度の整備)  http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/2006_news-3.htm#0914 ◆日本での外国人運用第1号、  アーミン・マイヤー元駐日アメリカ大使がサイレントキー  http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/2006_news-3.htm#0911 ◆JARL NEWS 2006年夏号の主な記事  http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/2-1_Digest/2006/JN06summer.htm ◆JARL Web版地方だより(9月4日更新)  JARL Web版CLUB NEWS (9月19日更新)  http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/lc-main.htm ★……………………………………………………………………………………………    東海地方本部が第1回「愛・地球博記念コンテスト」を開催 ……………………………………………………………………………………………★ ・期間  平成18年9月23日(祝)00:00〜12:00(JST) ・参加資格  日本国内の陸上で運用するアマチュア局およびSWL ・使用周波数帯  1.9MHz、JARLコンテスト使用周波数帯、および1200MHz以上の各アマチュア  バンドとします。なお、1200MHzバンド以上は、総務省告示の「アマチュア  業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別」によります。 ・部門 * 電話部門 * 電信部門 * 電信電話部門 ▽詳細は下記ホームページの規約をご参照ください  http://isotope.iso.sist.chukyo-u.ac.jp/tkitest/regulation/1st-ai.html ★……………………………………………………………………………………………    D-STARレピータ局の周波数 A/B設定の変更のお知らせ   (9月4日より順次変更しておりますので、ご注意ください) ……………………………………………………………………………………………★  現在運用中のD-STARレピータ局の内、実証実験を兼ねて先行開設した局等 の周波数およびレピータ装置識別のA/B設定を、周波数の有効利用、利便性 の向上を目的に順次変更させていただきました。  今回変更された対象局及び変更周波数、変更作業日等の詳細は、JARL Web の次のページをご覧ください。 http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/060810d-star.htm  D-STARレピータ局をご利用の皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、周波 数の有効利用、利便性の向上のため、ご理解ご協力くださいますようお願い いたします。 ★……………………………………………………………………………………………         青少年に対する助成・申請受付について ……………………………………………………………………………………………★  JARLでは、アマチュア無線というすばらしい趣味を次の時代に継承してく れる全国の少年少女を対象として、平成18年度から会費の助成を開始してい ます。  平成18年度においては、平成18年4月1日の時点で18歳未満の方(昭和63年 4月2日以降に生まれた方)が対象となります。会員の皆様には、青少年と のQSOやアイボールの際に、ぜひこの青少年への助成の措置を教えてあげて ください。  http://www.jarl.or.jp/Japanese/5_Nyukai/Under_18/under_18.htm ★……………………………………………………………………………………………           局免の満了日をお知らせください ……………………………………………………………………………………………★  JARLでは、免許満了日の約3カ月前にハガキで再免許手続きの時期が近 づいたことをお知らせするサービスを実施しています。  このサービスに関してくれぐれもご注意いただきたいのは、JARLの会員 データは総合通信局の局免許データとリンクしているわけではないため、 免許満了日をあらかじめJARLに知らせていただく必要があるということです。  現在、JARLに免許満了日をお知らせいただいていない方は、会員事業課ま で、ハガキ、FAX、またはE-mailでご連絡願います。 【送付先】 (社)日本アマチュア無線連盟 会員事業課   住所:〒170-8073 東京都豊島区巣鴨1-14-5   FAX :03-5395-3134   E-mail:kaiin@jarl.or.jp  なお、JARL Webの会員専用ページをアクセス可能な方は、「会員データの 照会と変更」のページで、免許満了日をご自身で入力・変更することができ ますのでご利用ください。 ▽詳細  JARL Webメニューのページから、「会員データの照会・変更」(JARL会員 ご自身のデータの照会・変更/Eメール転送サービス登録・変更・解除)の ページ(JARL会員専用)にお入りください。  http://www.jarl.or.jp/Japanese/0-1.htm ★……………………………………………………………………………………………            QSLビューローからのお願い ……………………………………………………………………………………………★  JARLのQSLビューローでは毎月100万枚ほどのQSLカードを相手局へ転送する 業務をおこなっています。このような状況で大量のQSLカードを正確かつ迅速 に送るためには会員の皆様のご協力が不可欠です。  転送作業がより円滑に進むように次の項目について、ぜひご協力をお願い いたします。 1. 転送先コールサインは、大文字(活字体)でわかりやすく書いてくだ  さい。 2. 白紙のカード、自局のコールサインが書かれていないカード、自局か  ら自 局へのカードなどは転送できません。また、まだ付与されていな  いプリフィックスのコールサインが書かれたカードも転送できません。 3. QSLカード以外のものは同封しないでください。サマリーシート、各種  変更申請、写真などを同封される方がいますが、QSLビューローが受け  取るのは、QSLカードだけです。 4. QSLマネージャーを経由して送る場合は、QSLカードの6枠(8枠)の  左に「VIA」とわかりやすく大きく書き、枠内にはマネージャーのコール  サインを書いてください。 5. 国内局宛てはQSLカードの6枠(8枠)の面を上にして、上から順に、  エリアごと、プリフィックスごとにまとめてください。SWLカードは記  念局のQSLカードの後、外国局宛てはプリフィックスごとにアルファべ  ット順にしてください。 ▽詳細(QSLビューローからのお願いのページ)  http://www.jarl.or.jp/Japanese/5_Nyukai/onegai.htm ★……………………………………………………………………………………………  新様式の国際返信切手券(IRC)が9月1日より販売開始されております! ……………………………………………………………………………………………★  平成18年9月1日(金)から、新様式の国際返信切手券(IRC)が販売されて います。売価は1枚150円で、日本では1枚につき130円に相当する郵便切手、 国際郵便葉書または航空書簡と引き換えることができます。  また、平成14年1月1日以降販売されている新様式のIRCには、有効期限が 設けられており、有効期限が過ぎてしまったIRCは交換できなくなってしま います。なお、平成13年12月31日まで販売された国際返信切手券で有効期 限が表示されていないものについては、無期限で引き換えることができる そうです。  詳細については、お近くの郵便局にお問い合わせいただくか、日本郵政 公社の下記ホームページをご参照ください。 ▽詳細  http://www.int.post.japanpost.jp/index.php?page=news/nn/news_060830 ★……………………………………………………………………………………………    アマチュア局にも無線局免許手続規則第15条の2が適用されます          (再免許申請を忘れた方へのお知らせ) ……………………………………………………………………………………………★  アマチュア局にも無線局免許手続規則第15条の2が適用されることになり ました。  アマチュア局の再免許申請は、「免許の有効期間満了前1箇月以上1年を 超えない期間」にしなければなりませんが、既に受付期間が終了してしまっ てから再免許申請を忘失したことを思い出される方がおられるかと思います。  一般的には、この時点で新たな開局申請手続きをおこないますが、今般、 再免申請受付期間を過ぎてしまったが、まだ免許の有効期間が満了してい ない局に限り、無線局免許手続規則第15条の2の規定を適用し、工事設計書 の記載を省略した開局手続きができることとなりました。  なお、この手続きをとる場合には、アマチュア局の廃止届と同時に、開設 申請書を提出することとなります  詳しいことは、所轄の地方総合通信局にお尋ねください。 ★……………………………………………………………………………………………     JARL Eメール転送サービスを利用していない会員の方も、     JARLメールマガジンの配信が受けられるようになりました ……………………………………………………………………………………………★  JARLメールマガジンは、これまでJARL Eメール転送サービスをご利用い ただいている方を対象に配信してまいりましたが、Eメール転送サービスを ご利用いただいていないJARL会員の方からも、購読の希望を多く寄せていた だいておりますので、このたび、Eメール転送サービスをご利用いただいて いない方もJARLメールマガジンの購読申し込みをおこなえるようにいたしま した。  現在、Eメール転送サービスの登録をしていないJARL会員の方で、JARLメ ールマガジンの配信を希望されるお知り合いがいらっしゃいましたら、教え てあげてください。  なお、JARLメールマガジンの購読申し込みをいただけるのは、JARL会員 (正員・准員)の方のみとなりますので、あらかじめご了承ください。 ▽詳細  http://www.jarl.com/mailmagazinejarl/condition/mailmagazine.html ★……………………………………………………………………………………………          みなさん、どうしていますか?(1)           パソコンのデータバックアップ ……………………………………………………………………………………………★  最近、友人からこんな相談を受けました。  「つい最近、パソコンのハードディスクが故障して、無線業務日誌のデー  タを紛失してしまいました。何かよい方法はありませんか?」  実は私もつい最近、職場のパソコンのハードディスクと自宅のパソコンの ハードディスクが読めなくなり、パソコン3台分のデータを紛失してしまい ました。職場のパソコンは、1週間に1回外付けハードディスクにデータを バックアップしていたのですが、自宅のパソコンは……。  しかも運が悪いことに、ハードディスク本体が故障したらしく、パソコン に詳しい知り合いのSEさんに相談したのですが、専門業者に復旧を依頼する しか術がなく、データの復旧にはおよそ20〜60万円ぐらいの費用がかかり、 しかも、完全なデータ復旧が保証されるものではないということでした。  私もかつては、フロッピーディスクにデータを書き込んでいましたが、こ こ数年でCD、DVDや外付けハードディスクといった多様な大容量メディアが 普及し、安価な価格で入手できるようになりました。  ハードディスクのデータは常に書き換えられて変化しています。  ハードディスクは高速に回転する磁気円盤上に磁気ヘッドでデータを記録 していきますが、データを読み書きする磁気ヘッドと、記録する円盤の位置 関係は「地表すれすれの高度を飛行するジェット機」のような位置関係によ くたとえられていて、高速回転する円盤上に接触すれすれで浮かんでいるよ うな感じと言われています。  そのため以前から、強い衝撃を与えると円盤や磁気ヘッドが接触して、損 傷してしまうという事故が発生しています。  現在は構造の改良やサーボ技術の向上、緩衝材の工夫などもあって、ハー ドディスク耐衝撃性にはかなりの改善が見られるものの、「衝撃に弱い」と いう事実そのものは、依然変わっていません。  CD-RやDVD-Rは、特別な色素にレーザビームを照射して、焼き付け分解す ることでデータを記録しています。  CD-RWやDVD±RW、DVD-RAMなどといった再記録可能なメディアでは、相変 化材料に対してレーザービームを照射してデータの記録や、消去をおこなっ ていますが、ともにレーザービームの当たり方次第では、3〜5年で読めな くなる可能性があるそうです。  また再記録可能なメディアでは、この寿命の以前にも相変化材料が変化し なくなった時点で、読み書きや消去が不能となる可能性があります。  また、USBメモリやデジカメで使うSDカード等の半導体メモリーは静電気 に弱い弱点があり、しかもその小ささから紛失しやすいメディアといえます。  そこで、知人の質問に対して、私は次のようにお答えしました。  パソコンのハードディスクに記録されたデータは、常に種類の異なる複数 のメディアに、マメにバックアップをとるということが、データの紛失を防 ぐ一番よい方法ではないかと?  これって本当に基本的なことなのですが、さまざまなメディアの特性を考 えて、データを長期保存するための工夫をしなければいけません。  無線局のログデータだけに限らず、大切なデータは、必ず異なる複数のメ ディアにバックアップをとりましょう!  そうそう、ログデータに限って言えば、紙に出力して保存するのも一つの 手段ですね。毎月、QSLカードの発行をおこなうと同時に紙媒体にログをプリ ント保存するというのも一つの方法です。  数年前、湿気で半導体が壊れ、データの読み出しができなくなる事故が多 発して、あるメーカーのハードディスクドライブがリコールになったことも ありますし、高温多湿な残暑が続く今年は、突発的な事故による停電が多発 していることもあり、パソコンのハードディスクにとってはあまりよくない 環境が続いていると思われます。  データを紛失する前に、バックアップはきちんととりましょうね! =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  ◆JARL NEWSは季刊発行です。「2006年秋号」は2006年10月1日に発行、   「2007年冬号」は、2007年1月1日発行の予定です。  ◆このメールは、JARL Eメール転送サービスに登録された方を対象にお送り   しておりましたが、Eメール転送サービスを登録していないJARL会員の方   にも、登録手続きをすることで配信できるようになりました。   JARL Webのトップページから登録画面に入ることができます。  ◆配信解除につきましては、下記よりお願いします。    http://www.jarl.com/mailmagazinejarl/condition/  ◆発行・編集 日本アマチュア無線連盟 ...........................................................................  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