■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■ 【JARLメールマガジン】第8号 ----- 2006/04/05 ■□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━□■  東京の桜は、前号の配信直前に開花が宣言され、現在、桜吹雪がきれいな 時期にきております。今年の桜は例年に比べて早咲きで、入学式を待たずに、 散り始めてしまいましたが、会員の皆様の地域の桜はいかがでしょうか?  さて、第6号でお知らせいたしました学研「大人の科学」シリーズの「真 空管ラジオ」を手になされた方々、いかがでしたでしょうか?「真空管ラジ オ」は発売前から大いに話題を集め、同社の先行予約も早々に予定数量を終 了、さらに発売直後も、早々に店頭から姿を消していったそうです。  同社によれば、「真空管ラジオの購入者はアマチュア無線家の方々もたい へん多く、購入者の皆様に喜んでいただいたようで非常に嬉しく思います。 現在、真空管ラジオの弊社の在庫はゼロとなっており、特約店の店頭在庫 のみとなります。入手できないという方々からの反響も多数いただいてい ますので、真空管等の部品の入手ルートなどを含めて、いろいろと模索し ながら次回作の発売を検討しています」とのことです。  次回作が楽しみですね!  平成18年度の第1号となる今号は、平成の大合併とDXペディションを特集 記事としてお届けいたします。お楽しみに! ---【INDEX】------------------------------------------------------------ ★特集1:平成の大合併が3月31日でひと区切り! ★特集2:DXペディション情報 ★東京大学のXI-IVとXI-Vがオスカーナンバーを取得 ★現行IRCの有効期限は2006年12月31日までです! ★「ハムフェア2006」自作品コンテスト・絵画コンクール作品 募集中! ★第48回JARL通常総会「くまもと・火の国総会」を平成18年5月28日(日)開催 ★役員・評議員・支部長の選挙について ★レピータ局管理団体へお願い ★青少年に対する助成・申請受付について ★QSLビューローからのお願い ★News Topics ------------------------------------------------------------------------ ★……………………………………………………………………………………………    特集1:平成の大合併が3月31日でひと区切り! ……………………………………………………………………………………………★  旧「市町村合併特例法」の有効期限が平成17年3月31日とされていたこと から、この数年の間、全国の多くの市町村において相次いで市町村合併の動 きが見られ「平成の大合併」として大きな話題となりました。  平成18年3月31日に合併の市町をもって、旧法に基づく市町村合併がすべて 完了し、この「平成の大合併」により、日本の市町村数は779市、844町、197村 (平成18年4月1日現在)となりました。 ●市のランクアップへ!  「平成の大合併」では、現在の埼玉県さいたま市、静岡県静岡市、大阪府 堺市、新潟県新潟市、静岡県浜松市などが、政令指定都市化を目標に合併を 実施したのをはじめ、特例市、中核市を目指して合併した市も多数あります。  平成18年4月1日現在で、さいたま市、静岡市、堺市が政令指定都市とし て分区が済み、新潟市と浜松市は平成19年4月の政令指定都市化を目標に、 分区(新潟市は8区、浜松市は7区)の準備を進めています。 ●新郡が5郡誕生!  「平成の大合併」では新市区の誕生や市郡の消滅のみではなく、昭和44年 6月1日に島根県の4郡(海士郡・隠地郡・周吉郡・知夫郡)が合併し隠岐 郡が誕生して以来、約35年ぶりに誕生した岡山県加賀郡ほか、石川県鳳珠郡、 福井県三方上中郡、北海道二海郡・日高郡の5つの新郡が誕生しました。  また岐阜県中津川市と長野県木曽郡の旧山口村との越県合併、山梨県西八 代郡上九一色村の分村による合併(北部が甲府市、南部が南都留郡富士河口 湖町にそれぞれ編入合併)なども大いに話題を集めました。 ●JARL制定市郡区ナンバーに与えた影響  JARL制定の市郡区ナンバーは従来、市制などの施行日の順番に付番してい ました。  しかし、この「平成の大合併」により市町村合併が急激に増加したことか ら、市制施行日と市番号の順序が逆転するケースも起こりますが、平成15年 10月以降、市制などの官報告示の順番に付番するように変更することになりま した。  また、政令指定都市の区ナンバーについては、政令公布の時点で区の名称 が決定していないケースもあることから、政令公布後の市議会による区名の 議会決定の日をもって付番することになりました(制令公布日前に区名が決 定している場合は、制令公布日をもって付番となります)。  なおJARLの市郡区ナンバーでは、「東京23区」を一つの市としてカウント するため、4月1日時点で現存の市郡区数は780市、412郡、171区となります。 ●今後の市町村合併  旧「市町村合併特例法」による市町村合併はすべて終了しました。  平成18年4月1日以降の市町村合併は、平成16年5月26日に改正の新「市 町村合併特例法」(平成17年4月1日〜平成22年3月31日の時限立法)のも とで合併がおこなわれます。  今後も合併を目指している自治体が各地に見られますが、旧法のもとで多 くの市町村が、すでに合併済ませてしまったことから、その数は以前よりも 極めて少ないようです。  また今後数ヶ月の間は、新法の元で合併をおこなう市町村や、単独市制の 施行を予定している、町村も見られないことから、JARL制定の市郡区ナンバー の相次ぐ誕生・消滅は、一応のひと区切りということになります。 ▽JARL制定市郡区ナンバーリスト(2006年4月1日現在) http://www.jarl.or.jp/Japanese/A_Shiryo/A-2_jcc-jcg/jcc.htm ★……………………………………………………………………………………………    特集2:DXペディション情報 ……………………………………………………………………………………………★ ○アベス島  アベス島はカリブ海に浮かぶヴェネズエラ領の島で、2004年の8月にもYV0D のコールサインでDXペディションがおこなわれましたが、ハリケーンの襲来に より、たったの2日半(61時間)で終わりました。  今回のDXペディションは、11人のヴェネズエラのオペレータが参加する予定 で、コールサインはYX0Aが使われる模様です。  現在のところ4月19日から4月末までとアナウンスされています。  詳細は次のサイトをご覧ください。 http://www.yv0.info/frames.html ○アンダマン島  アンダマン・ニコバル諸島は、インド洋のベンガル湾南部に位置している インドの連邦直轄地域で、2004年12月にDXペディションがおこなわれましたが、 12月26日に起きたインドネシアのスマトラ沖大地震による大津波の被害を受け、 急きょ非常通信がおこなわれたことが思い出されます。  今回は、アンダマン島のポートブレアで4月18日から20日までハムフェス ティバルが開催され、これにあわせて海外のアマチュア局に特別に運用許可を 与えたもの。すでにドイツ人やアメリカ人などがチームを編成するなど、20数人 の運用リクエストが来ている模様で、4月18日から25日頃まで運用が予定されて いるとアナウンスされています。  詳細は参加を予定しているチームのひとつのWebをご覧ください。 http://www.dx-pedition.de/andaman2006/index1.html ★……………………………………………………………………………………………       東京大学のXI-IVとXI-Vがオスカーナンバーを取得 ……………………………………………………………………………………………★  東京大学中須賀研究室の発表によると、現在、宇宙で運用中の同大学の超小型 アマチュア衛星にXI-IVとXI-Vに、AMSAT(アマチュア衛星通信協会)からオスカ ーナンバーが付与された模様です。  1号機のXI-IV(2003年6月30日打ち上げ)には、CO-57(CUBESAT-OSCAR-57)、 2号機のXI-V(2005年10月27日打ち上げ)には、CO-58(CUBESAT-OSCAR-58)が それぞれ付与されオスカーシリーズのアマチュア衛星の仲間入りを果たしました。 ★……………………………………………………………………………………………        現行IRCの有効期限は2006年12月31日までです! ……………………………………………………………………………………………★  万国郵便連合 (UPU=Universal Postal Union)が発行している国際返信 切手券(IRC=International reply coupons)のうち、2002年1月1日に発行が 開始された現行のIRCには有効期限の明示があり、その有効期限は2006年12月31日 とされています。  日本郵政公社は、「有効期限(A echanger jusqu'au 31.12.2006(有効期限が 2006年12月31日であるとの意味))の記載がある場合には、有効期限内に切手等 と引き換えてください」とアナウンスしています。  また、同公社によると、「現行のIRCの販売を2006年6月30日までで、2006年7 月1日以降は新様式のIRCを販売する予定。  新しいIRCの有効期限について、3月24日現在では万国郵便連合から公式発表 されていませんが、従来同様5年間程度となる模様です」とのことです。  国際返信切手券(IRC)は、海外局のQSLカードのダイレクトコンファームや、 海外アワード申請の際にアマチュア無線家の間でもよく活用されており、IRC 1枚につき航空または優先扱いの普通郵便物の最低料金に相当する郵便切手と 交換することができます。  ご利用に当たっては、ご注意ください。 ▽日本郵政公社のニュース発表 http://www.int.post.japanpost.jp/index.php?page=news/nn/news_060207 ★……………………………………………………………………………………………  「ハムフェア2006」 自作品コンテスト・絵画コンクール作品 募集中! ……………………………………………………………………………………………★ ◆ハムフェア2006 開催要項  http://www.jarl.or.jp/Japanese/1_Tanoshimo/1-3_Ham-Fair/Ham-Fair.htm ◆自作品コンテスト(募集期間:2006年4月1日(土)〜5月10日(水))   http://www.jarl.or.jp/Japanese/1_Tanoshimo/1-3_Ham-Fair/2006/jisaku2006/jisaku2006.htm ◆絵画コンクール(募集期間:2006年5月1日(月)〜6月23日(金))   http://www.jarl.or.jp/Japanese/1_Tanoshimo/1-3_Ham-Fair/2006/kaiga2006/kaiga2006.htm ★……………………………………………………………………………………………  第48回JARL通常総会「くまもと・火の国総会」を平成18年5月28日(日)開催 ……………………………………………………………………………………………★  第48回JARL通常総会「くまもと・火の国総会」は、熊本市にて5月28日に開催 されます。総会は今後のJARLの事業と運営を決定する大切な場です。一人でも多 くの会員の皆様に、ご参加いただきますよう心よりお待ち申し上げます。   http://www.jarl.or.jp/Japanese/4_jarl/4-3_soukai/48-kumamoto/48-kumamoto.htm 「くまもと・火の国総会」実行委員会  http://www.jarl.com/khinokuni/index.html ★……………………………………………………………………………………………   役員・評議員・支部長の選挙について(投票締切は4月21日18:00) ……………………………………………………………………………………………★  今年(平成18年)は、JARLの通常選挙の年にあたります。  投票用紙は3月末に正員資格のある皆様に発送いたしました。  JARL通常選挙の投票は、平成18年4月21日(金)18:00です。  また投票用紙と一緒に、5月28日(日)に熊本県熊本市で開催の第48回通常総 会の「入場券兼委任状」を同封してあります。  ご都合により第48回通常総会に出席できない方は、投票用紙を送付の際に、封 筒の中に必要事項を記載した委任状を同封していただきますよう併せてお願いい たします。  http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/2-3_Kokuchi/2006/2006senkyo.htm ★……………………………………………………………………………………………           レピータ局管理団体へお願い ……………………………………………………………………………………………★  レピータ局管理団体におかれましては、日々レピータ局の管理運用にご尽力い ただきましてありがとうございます。  毎年4月は、レピータ局管理運用報告書を提出していただく時期です。  管理団体代表者の方は、前年度1年間分を簡潔にまとめた報告書をJARL事務局 技術研究所業務課へお送りください。  報告書の様式はJARL Webの次のページをご覧ください。 http://www.jarl.or.jp/Japanese/A_Shiryo/A-1_Repeater/kanri/kanri02.htm  管理団体代表者がこのメールマガジンをご覧になれない場合は、ご覧になった 構成員の方から代表者にお知らせください。  レピータ局管理運用報告書は、全国のレピータ局の運用状況を把握するために 大変重要なものです。  なにとぞ報告書の提出にご協力くださいますようお願い致します。 ★……………………………………………………………………………………………         青少年に対する助成・申請受付について ……………………………………………………………………………………………★  JARLでは、すばらしい趣味を次の時代に継承してくれる全国の少年少女を 対象として、平成18年度から会費の助成を開始しています。平成18年度にお いては、平成18年4月1日の時点で18歳未満の方(昭和63年4月2日以降に生ま れた方)が対象となります。会員の皆様には、青少年とのQSOやアイボールの 際に、ぜひこの措置を教えてあげてください。  http://www.jarl.or.jp/Japanese/5_Nyukai/Under_18/under_18.htm ★……………………………………………………………………………………………            QSLビューローからのお願い ……………………………………………………………………………………………★  最近、QSLカード以外のものを同封される方がいらっしゃいますが、QSLビュ ーローが受け取るのはQSLカードだけです。住所変更をはじめとする変更申請や、 ログシート、サマリーシートなどは同封しないでください。  QSLカードを正確かつ迅速に送るためには、会員の皆様のご協力が不可欠です。  転送作業がより円滑に進むように、次の「QSLビューローからのお願い」をぜひ ご一読いただきたく、お願いいたします。  ▽QSLビューローからのお願いのページ  http://www.jarl.or.jp/Japanese/5_Nyukai/onegai.htm ★……………………………………………………………………………………………               News Topics ……………………………………………………………………………………………★ ◆「平成18年度JARLカレンダー」を掲載  http://www.jarl.or.jp/Japanese/1_Tanoshimo/1-7_Calendar/2006/Calendar.htm ◆「第46回ALL ASIAN DXコンテスト結果」を掲載  http://www.jarl.or.jp/English/4_Library/A-4-3_Contests/2005/2005index.htm ◆「第59回QSOパーティー参加者一覧」を掲載  http://www.jarl.or.jp/Japanese/1_Tanoshimo/1-1_Contest/qp/2006/main.htm ◆「18.160MHzにおける放送波混入について」(3/20更新)  http://www.jarl.or.jp/Japanese/7_Technical/denshou/18MHz-BS.htm ◆海外短信「トルコのアマチュア無線家が撮影した皆既日食」  http://www.jarl.or.jp/Japanese/2_Joho/2-5_topics/2006-03-eclipse.htm =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=  ◆JARL NEWSは季刊発行です。「2006年春号」の発行は第48回通常総会議案   掲載の関係で5月上旬となりますので、あらかじめご了承ください。  ◆このメールは、JARL Eメール転送サービスに登録された方を対象に   お送りしております。  ◆配信解除につきましては、下記よりお願いします。    http://www.jarl.com/mailmagazinejarl/condition/  ◆発行・編集 日本アマチュア無線連盟 .......................................................................  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