第54回東海ハムの祭典 名古屋市公会堂で開催される

 東海ハムの祭典実行委員会は、第54回東海ハムの祭典を令和4年7月24日(日)10時から16時30分まで愛知県名古屋市の名古屋市公会堂で開催しました。

 実行委員会では新型コロナウィルス感染症の拡大状況をみながら対面とオンラインのどちらでも開催できるように準備し、最終的に来場者・スタッフの安全を確保しながらの対面とZoomウェビナーによるハイフレックス型オンライン同時配信で実施しました。
 当日は会場入口で来場者全員が検温・消毒・連絡先の記入をし、JARLデスクでの入会・会費継続等の手続き、QSLカード転送受付、オフィシャルガイドブックの配布のほか、JARL愛知県支部と語る会、親子電子工作教室、ミニコンサートなどがおこなわれ、会場には約1,800名が来場、ネットワーク経由では約650名がアクセスし、合計で2,450名の方が参加しました。

■「届け!若人の声サミット」に中・高・大学生が集合!
 東海地方の中学・高校・大学の学校社団局(クラブ局)を中心に約30名の学生の皆さんが集まりました。各学校のクラブ局紹介の後、活発な意見交換がおこなわれました。「お互いのシャックを見学したい!」との提言があり、東海ハムの祭典終了後も交流を続けることを約束しました。
 オンライン参加者からは「高校で無線クラブに入っていたことを思い出し、無線を始めたころを懐かしく思いました」などの意見が多数寄せられました。

▲パワーポイントで各クラブ局紹介

▲中学・高校・大学の生徒・学生が集まった

■特別講演会
 総務省関東総合通信局電波監理部齋藤秀雄電波障害分析課長による特別講演会「最近の特異な電波障害事例〜意外なモノから雑音が!〜」では、日常生活の意外なモノから雑音が出ていることや、電波障害事例について説明いただき、来場者から高度な質問が寄せられました。

■特別記念局8J2TKIと運用体験特別局8J2YAAの運用

 特別記念局8J2TKIと運用体験特別局8J2YAAの運用もおこわれました。
 特別記念局は行事などの期間に限り開設される臨時の社団局で、運用体験特別局は無線従事者免許証の有無や運用者の年齢に関係なくアマチュア無線を体験することができます。運用体験特別局は2023年3月31日まで東海地方本部内の各種アマチュア無線イベントで継続して運用されます。

■屋外では地震体験車「なまず号」で地震体験
 屋外のイベントでは、JARL愛知県支部が防災に関して協定を結んでいる愛知県からお借りした地震体験車「なまず号」で地震の疑似体験ができました。多くの方が東日本大震災や関東大震災の震度7の地震を体験し、防災・減災に関する知識を身に付けました。

▲特別記念局と運用体験特別局の運用

▲地震体験車「なまず号」

■式典とお楽しみ抽選会
 1階大ホールでは、総務省東海総合通信局無線通信部伊藤泰久無線通信部長、中日新聞本社技術局藤田俊広局次長ほか多くの来賓をお迎えして式典がおこなわれ、第62回東海QSOコンテスト入賞者の中日新聞社表彰や、JARL東海地方本部に貢献された方々へ感謝状の贈呈がありました。
 お楽しみ抽選会では、目玉商品(ハンディ機ICOMID-31PLUS)に小学5年生の岩水桃也さん(JS2KGD)が見事当選しました。岩水さんは、小学4年生の時に運用体験特別局8J2YAAを体験して以来、1年間で4、3、2アマとステップアップしたJARL会員だそうです。おめでとうございます!

▲午後からおこなわれた式典

▲抽選会で2アマの小学5年生が当選!

 最後にJA2HDE木村実行委員長から「次回の東海ハムの祭典は第55回の記念大会を予定しています。ぜひ来年もお会いしましょう」とのアナウンスがあり、早速準備を開始していることが伝えられました。

 第54回東海ハムの祭典当日の様子はYouTubeライブ配信でご覧いただけます。
▽YouTube
https://youtu.be/xELsqHf14lw
▽東海ハムの祭典(HP)
https://www.tokai-jarl.jp/saiten/