June 2025 NEWS TOPICS INFORMATION

電波の日・情報通信月間 各地でアマチュア無線家が表彰される

 第75回「電波の日」(令和7年6月1日)および、令和7年度「情報通信月間」(同年5月15日〜6月15日)にあたり、各地でアマチュア無線家(JARL会員)の皆様が表彰を受けました。


(写真は令和7年度 電波の日・情報通信月間 記念中央式典の模様)

■「電波の日 情報通信月間」四国総合通信局長表彰
・JA5AIL畠山正則様(高知県電波適正利用推進員協議会 幹事)

【功績の概要】多年にわたり電波適正利用推進員として、電波教室や地域のイベントなどにおいて電波利用に関する相談や周知啓発活動を積極的に行うとともに、高知県電波適正利用推進員協議会の幹事として電波の適正利用の推進に多大な貢献をされた。

■「電波の日 情報通信月間」九州総合通信局長表彰
・JG6MNG 松木孝生様(元鹿児島県電波適正利用推進員協議会会長)(前JARL鹿児島県支部長)
【功績の概要】長年にわたり鹿児島県電波適正利用推進員協議会の会長として同協議会を牽引されるとともに、地元での電波教室の開催や周知啓発活動を積極的に取り組むなど、地域における適正な電波利用環境の保護に多大な貢献をされた。

・JA6CDC 中村隆英様(元佐賀県電波適正利用推進員協議会会長)
【功績の概要】長年にわたり佐賀県電波適正利用推進員協議会の会長として同協議会を牽引 されるとともに、地元での電波教室の開催や周知啓発活動を積極的に取り組む など、地域における適正な電波利用環境の保護に多大な貢献をされた。

■東北電気通信協力会長表彰
・JA7UQB佐藤雄孝様(JARL宮城県支部長)

【功績の概要】永年にわたり電波適正利用推進員として地域における良好な電波利用環境の保護に向けて周知啓発活動や相談対応に積極的に取り組むとともに、電波教室の開催を定例化して子供たちの電波知識の醸成に取り組むなど電波利用環境の保護に多大な貢献をされた。

■「電波の日 情報通信月間」北陸総合通信局長表彰
・JA9BHE 柴田雄司様(元JARL理事、元JARL北陸地方本部長)

【功績の概要】多年にわたり、電波適正利用推進員として、また、富山県電波適正利用推進員協議会の会長及び幹事として、北陸地域の電波の適正利用の推進に多大な貢献をされた。

・JA9YDB福井工業高等専門学校アマチュア無線研究会様
【功績の概要】「全国高校アマチュア無線コンテスト」の高校マルチオペレータ・7MHz部門において7連覇を達成するとともに、令和5年に開催された「第21回IARU世界ARDF選手権」に日本代表選手を派遣するなど、北陸地域の電波利用の普及・発展に多大な貢献をされた。


〜 「電波の日・情報通信月間」における表彰とは 〜
総務省及び情報通信月間推進協議会は、「電波の日」および「情報通信月間」にあたり、電波利用又は情報通信の発展に貢献した個人及び団体に対して表彰をおこなっている。

(6月30日)



JARD新会長に種村一郎氏が就任

 令和7年6月26日に一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(JARD)の理事会が開催され、三木哲也 JARD会長が任期満了により退任し顧問に就任され、当連盟の理事・副会長を歴任し、現在、参与である種村 一郎氏が新たにJARD会長に就任されました。
 同日午後、種村(新)JARD会長、三木(新)JARD顧問、夏賀邦明JARD専務理事が、当連盟本部を表敬訪問されました。


左より、夏賀JARD専務理事、三木(新)JARD顧問、種村(新)JARD会長、森田JARL会長

(6月27日)



JARL第14回定時社員総会開催される(速報)



 当連盟の第14回定時社員総会が、令和7年6月22日(日)、これまでの会場から東京都千代田区のステーションコンファレンス万世橋に会場を移し開催されました。また、今回より、傍聴希望者(JARL会員)にZoomにより社員総会の様子が配信されました。

※社員総会の議題、報告事項、及び社員から事前に提出された質問・意見等(準備書面)と、それに対する回答を、次の「第14回定時社員総会議案等について」に掲載しておりますので、こちらも併せてご覧ください。
第14回定時社員総会議案等について
https://www.jarl.org/Japanese/4_jarl/4-3_soukai/25-teiji/gian-m.htm

※今回の総会は、令和6年4月の通常選挙で選出された社員の方々により審議がおこなわれました。
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 社員総会に先立ち、JA5SUD 森田耕司会長から、JARL山形県支部行事・ハムミーティングin南陽(令和6年10月6日開催)の件について、次の説明がありました。

 SNS上で話題になっている同催事の件について私からご説明申し上げます。

 同催事のプログラムとしてJARL会長と交信する時間が設けられており、山形県支部長より事前に、「会長にオンエアいただくのは、(相手が)もし非会員の場合、これを機に入会いただくという目的もあります」とのメッセージをいただいておりました。私からは「ハンディー機を持参しますが、ニッカドバッテリーが弱っているため、ACアダプターを使用するので、当日、電源の準備をお願いします」と伝えました。

 当日、ハンディー機を持参しましたが、催事会場に、お願いしていた電源が確認できませんでした。これは困ったことになったと思いましたが、同プログラムは事前に周知されており、会員はじめ皆さんが(交信を)期待しているという思いもあり、支部長からハンディー機をお借りして、数局と交信しました。

 その後、本年5月になってから東北総合通信局の担当者より連絡があり、複数の方から届いた昨年10月6日の運用が違反である旨の80条報告は事実かという確認があり、私は事実を認め謝罪いたしました。同担当者からは、速やかに変更届けを提出するよう指示があり、早速、支部長に連絡して使用した機材を(同一の機種と交換する形で)送付していただき、手続きを行いました。

 なお、今回の件について東北総合通信局に確認したところ、総合通信局では報告のあった運用を現認しておらず、口頭注意とし、本人も謝罪していることから、これを記録に残し、これ以上の対応は考えていないということでした。

 本件についてはSNS上で事実に基づかない投稿が散見されますが、以上が事実でございます。

 組織を預かるものとして軽はずみな行動を起こしてしまい、誠に申し訳ございませんでした。



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 第14回定時社員総会は13時に開始され、 JA5SUD 森田耕司会長からの開会の挨拶の後、会長から、出席社員の中から、次の2名の方が議長団として指名されました。
  • 議長  JJ4KME 古城朋和 氏
  • 副議長 JF1RPZ 出田洋 氏
 ここからは議長による進行となり、事務局から社員の出席状況など(12:50現在)の報告が次のとおりおこなわれた結果、定款第37条に定める総社員の議決権の過半数が出席し、定足数を満たしていることから、議長から第14回定時社員総会の成立が宣言されました。
  1. 議決権を有する総社員の数(134名)
  2. 総社員の議決権の数(134個)
  3. 総会当日12:50現在の出席社員の数(102名)
  4. 委任書面による出席社員の数(13名)
  5. 議決権行使書面による出席社員の数(9名)
  6. 同時刻時点での出席社員数計(124名)
 このあと書記の指名、議事録署名人の指名がそれぞれおこなわれました。
  • 書記 阿部和之 総務課長
  • 議事録署名人
    JG1DKJ 澤田倉吉 氏、JA5XPD 渡部理教 氏、JK8CFM 岡田壮弘 氏
 続いて、議長より議事進行についてのお願いと注意事項が伝達され、議事に入りました。
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第1号議題 令和6年度決算の件
報告事項(令和6年度事業報告令和7年度収支予算令和7年度事業計画
 ※第1号議題と密接な「報告事項」も併せて審議

 本議題及び報告事項について、令和6年度においては「積極的な各種活動と情報の発信」「組織運営の透明化」を2本の柱に掲げ新たな事業施策を展開し、収支状況については、この数年ではコロナ禍(令和3年度)を除くと赤字額は最も少なかったと、会長より説明がありました。
 続いて、監査結果について、JA1MEK 志村文夫監事により、令和6年度の業務及び財産の状況について、法令及び定款に基づき、会計および理事の職務の執行に関して監査を実施し、事業報告及びその附属明細は法令及び定款に従い当連盟の状況を正しく示しており、理事の職務執行に関して不正の行為並びに法令若しくは定款に違反する重大な事実はなく、計算書類と附属明細書については、適正に表示していると説明がありました。
 本議題の挙手による採決の結果は次のとおりです。

 第1号議題:可決
(賛成者の挙手が圧倒的多数だったので計数省略)


第2号議題 定款改正の件
(社員総会のデジタル化のための定款改正案)

※本議題は定款改正のため、定款第61条により総社員の3分の2以上の賛成により可決
 (本社員総会においては90名以上の賛成で可決)


 社員総会の各場面で電磁的方法(デジタル方式)を利用できるようにしておくことは、社員総会の機動的な開催、社員の負担軽減及び経費節減のために有効と考えられますが、デジタル方式の急激な導入は混乱を引き起こし兼ねないため、法令を遵守しつつ、徐々に進めるのがよいと考えられるとして、本議題の定款改正について7K1BIB 山内貴博常務理事より議案の説明がありました。
 本議題の投票による採決の結果は次のとおりです。

 第2号議題:可決
 (委任状、議決権行使書を含めた賛否の数 賛成:117、反対:11、無効:0)


第3号議題 定款及び規則改正の件
(社員、地方本部長及び支部長の交代時期を4月1日に変更するための定款及び規則改正案)

※本議題のうち定款改正は、定款第61条により総社員の3分の2以上の賛成により可決
 (本社員総会においては90名以上の賛成で可決)
 本議題のうち規則改正は、定款第38条により出席した社員の過半数の賛成により可決
 なお、定款の改正が可決されなかったときは、規則の改定は取り下げるものとします。


 現在、役職者(社員、役員、地方本部長、支部長)は、選挙が行われた年の6月に開催される「定時社員総会終結の時」をもって交代することになっていますが、認知されている課題解決のため、法律上交代の時期が定められている理事及び監事を除き、社員、地方本部長及び支部長の交代の時期を4月1日に変更し、その実現のために選挙の時期を前倒しするために定款及び規則を改正するとして、山内常務理事より議案の説明がありました。
 本議題の投票による採決の結果は次のとおりです。

 第3号議題:否決
 (委任状、議決権行使書を含めた賛否の数 賛成:85、反対:43、無効:0)


第4号議題 規則改正の件
(役職者について、年齢制限、重任制限及び解任規定を設けるための規則改正案)

※本議題は規則改正のため、定款第38条により出席した社員の過半数の賛成により可決
(以下、第8号議題まで同様)


 組織のガバナンス・コンプライアンス強化の観点から、役職者(社員、役員、地方本部長及び支部長)について、年齢制限、重任制限及び解任の規定を設けるため規則を改正するとして、山内常務理事より議案の説明がありました。
 第3号議題否決のため、JE8KQR 大國秀夫 氏より、改正案の「規則第22条2項(5)」の満80歳の基準となる日を「2月7日」とする修正動議があり、当該修正が議決権行使書に基づく意思表示に重大な影響を及ぼさない軽微なものであると判断されたため、議長が議場に諮り修正動議が承認されました。
 本議題の投票による採決の結果は次のとおりです。

 第4号議題(修正動議含む):可決
 (委任状、議決権行使書を含めた賛否の数 賛成:90、反対:38、無効:0)


第5号議題 規則改正の件
(支部長による社員兼任を希望制とするための規則改正案)


 支部長の負担を軽減しつつ、支部長に専念することにより支部の機能を強化したいという支部長の意思を尊重するため、支部長選挙を社員選挙から独立させ、支部長に専念したい者は支部長選挙のみに立候補するものとし、支部長を務めつつ社員も兼務したい者は、支部長選挙に立候補するとともに所属の地方本部区域毎の社員選挙にも立候補することができるものとするために規則を改正するとして、山内常務理事より議案の説明がありました。
 本議題の投票による採決の結果は次のとおりです。

 第5号議題:否決
 (委任状、議決権行使書を含めた賛否の数 賛成:39、反対:89、無効:0)


第6号議題 規則改正の件
(社員選挙における1票の格差を可能な限り縮小させるための規則改正案)


 第5号議題が否決されたため、関連する本議題は審議無しとなりました。

 第6号議題:(審議無し)


第7号議題 規則改正の件
(各分野の専門家を理事として迎えるために、理事会が推薦する理事候補の人数の上限を増やすための規則改正案)


 ガバナンス・コンプライアンス強化の観点から、当連盟の重要な活動に関わっている方々が理事会に直接参加することで、理事会に情報が集まり、大局的な視点から適切な判断を行なうことができるようにすることが重要であることから、各分野の専門家を理事会に招聘できるように、理事会が推薦できる理事候補の人数の上限を、現在の2名から4名に増やすために規則を改正するとして、山内常務理事より議案の説明がありました。
 本議題の投票による採決の結果は次のとおりです。

 第7号議題:否決
 (委任状、議決権行使書を含めた賛否の数 賛成:34、反対:94、無効:0)


第8号議題 規則改正の件
(理事の候補者に関する規則改正案)


 地方本部長の意思を尊重し、かつ理事となることについての自覚を確認するために、地方本部長が理事候補となる際に、改めてその希望を問うものとすることを目的として規則を改正するとして、山内常務理事より議案の説明がありました。
 第7号議題否決のため、JE3DBS 蛭子健策 氏より改正案の「規則第26条1項」の推薦理事候補者数を「定員2名を超えない範囲」とする修正動議があり、当該修正が議決権行使書に基づく意思表示に重大な影響を及ぼさない軽微なものであると判断されたため、議長が議場に諮り修正動議が承認されました。
 本議題の投票による採決の結果は次のとおりです。

 第8号議題(修正動議含む):否決
 (委任状、議決権行使書を含めた賛否の数 賛成:49、反対:79、無効:0)


第9号議題 定款改正の件
(代表理事の業務代行順位を定めるための定款改正案 )

※本議題は定款改正のため、定款第61条により総社員の3分の2以上の賛成により可決
 (本社員総会においては90名以上の賛成で可決)


 定款第23条には「会長に事故があるとき又は会長が欠けたとき」の規定が存在せず会長が不存在となることが第74回理事会で指摘されたことから定款を改正するとして、山内常務理事より議案の説明がありました。
 本議題について、JJ2JQF 中田茂樹 氏より修正動議がありましたが、当該修正については大きな変更が伴うこと、本議題は定款変更であるため議決権行使書が無効となってしまうことは望ましくないことなどから議長は動議を取り扱わないこととし、議場からも異議は出ませんでした。
 本議題の挙手による採決の結果は次のとおりです。

 第9号議題:否決
(賛成者の挙手が圧倒的少数だったので計数省略)


以上により、議長が終了宣言をおこない、第14回定時社員総会を終了しました。
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 本社員総会の終了後、同会場で初の「社員懇談会」が開催され、社員と役員とが忌憚のない意見交換をおこないました。

(6月26日)




(総務省)令和7年度電波利用環境保護周知啓発強化期間を実施
      「あなたは知ってる?電波のルール」

 総務省は、「あなたは知ってる?電波のルール」をキャッチフレーズに、令和7年6月1日(日) から同年6月10日(火)までを「電波利用環境保護周知啓発強化期間」として、電波利用環境保護に関する周知啓発活動を集中的・重点的に行っています。
 また、6月を「不法及び違反無線局対策強化期間」として、良好な電波利用環境を推進しています。



▽総務省 報道発表
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban17_02000059.html

▽令和7年度電波利用環境保護周知啓発用ページ
 「あなたは知ってる?電波のルール」
https://www.tele.soumu.go.jp/RMPR2025/index.html

▽総務省動画チャンネル「見えない電波を守る見えるマーク」(YouTube)
https://youtu.be/tSpnpjbq_HA

(6月5日)



JARL中央局JA1RLが「電波の日」特別運用を実施!

 令和7年6月2日(月)に、日本各地で「電波の日・情報通信月間」記念式典が開催されました。

 JARLでは、「電波の日」である6月1日(日)に東京都豊島区のJARL本部にて、JARL中央局JA1RLによる「電波の日」の特別運用をおこないました。
 当日はJA1RL中央局運用委員会(JG1DKJ 澤田倉吉委員長)のメンバーによっておこなわれ、10時00分から15時ごろまで7MHz帯から1200MHz帯の周波数で国内外の約600局との交信をおこなうことができました。
 JA1RL中央局運用委員会では、今後も積極的に運用をおこなって参ります。


 「電波の日」は、昭和25(1950)年6月1日に、電波法・放送法・電波監理委員会設置法が施行され、電波の利用が国民に広く開放されたことを記念して設けられました。

(6月5日)




   
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