■JARL主催「新年記者懇談会」開催される
JARLは令和7年1月24日(金)に東京・大塚で、新年記者懇談会を開催しました。
この懇談会は、日頃、アマチュア無線関連の報道をおこなっている報道各社(新聞、出版、Webメディア)の担当者を招いて、昨年の事業活動を振り返りながら、今年の運営方針を説明し意見交換をおこなう場として毎年1月に開催しているもので、今年は6社から8名の記者・担当の方に出席いただき、森田耕司JARL会長から、2024年の事業活動と2025年の活動方針などについての説明がおこなわれました。
冒頭、森田会長(写真)より、「1年が駆け足のように過ぎていった感があります。来年は、『JARL 創立100周年』、次の2027年は、『アマチュア無線局開設100周年』という、無線を愛するものとして大きな節目となります。次の100年に向けた様々な施策を展開して、皆様とともに歩んでまいりますので、よろしくお願いします」と挨拶がありました。
2024年を踏まえた2025年の抱負
2024年6月に会長再任となり、引き続き当連盟にとって真の意味での「新時代の到来」となるようクリーンな事業運営に努め、「積極的な活動と情報発信」、「組織の運営の透明化」を2本の柱として運営してきました。地方本部・支部の活動にも参加し、多くの方とできる限り直接話をする機会を持っています。
総務省の「ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線の活用等に係る制度改正」が行われ、体験運用が容易に行えるようになり、この制度を活かし青少年がアマチュア無線を通じて科学技術への興味を深めるきっかけとなる支援を進めます。また、JARD様、JAIA様、CQ出版社様とこれまでにも増した協力体制を築き、SD会議などの活動を引き続き行い、関連団体間の連携を進め、アマチュア無線の振興と次世代育成に取り組みたいと考えています。
2024年行事と2025年開催予定の行事等
昨年のハムフェアは会場を有明GYM-EX に移し、一昨年より2,000名多い45,000名が来場され、盛大に開催することができました。
今年のハムフェア2025は、「GYM-EX で はばたこう アマチュア無線の世界」をキャッチフレーズに8月23・24日に昨年と同様、有明GYM-EX にて開催しますので、引き続き皆様のご協賛・ご協力をお願いします。
青少年育成活動への具体的な取組み
先にも述べました総務省の制度改正により、アマチュア無線や電波の楽しさを知る・学ぶ機会が拡大されました。
本年もハムのたまごの皆さんにアマチュア無線の楽しみ方を伝えられる様に進めて参ります。また、昨年はYOTA サマーキャンプに学生2名を公募により派遣し、 ハムフェアなどで活動報告を行っていただきました。今後も若い方々への支援を様々な場面ですすめ、アマチュア無線の楽しさや魅力、JARLの役割・活動を、会員や一般の方々へより広くアピールを継続して参りますので、皆様も折に触れ各イベントのご紹介をお願いします。
中・長期的なJARL 事業活動と展望
JARLが2026年に100周年を、2027年にはアマチュア無線局開設100周年を迎えることができるのは、皆様方のご支援ご協力の賜物であると感謝申し上げます。
若者の理系離れを憂いていますが、総務省が制度改正を行い、青少年がアマチュア無線に興味をもつ機会が身近になりました。青少年に対する施策を中心として次世代への継承の基礎を構築するとともに、これまでアマチュア無線を楽しみ支えてきたOMの皆様が今後も末永くアマチュア無線を楽しめるよう、「積極的な活動と情報発信」と「組織運営の透明化」に取り組み、次の100年に向けての活動を進めて参ります。
(2月5日)
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