February 2024 NEWS TOPICS INFORMATION

オフバンドに注意しましょう!
  関東総合通信局三浦電波監視センターからのお願い

 総務省 関東総合通信局三浦電波監視センターは、短波帯以下の周波数の電波及び人工衛星からの電波監視業務をおこなっていますが、この度、アマチュア局のデジタル文字通信方式の監査をおこなったなかで、複数の不法局・違反局を確認したと発表がありました。
 同センターから、アマチュア局におけるデジタル文字通信運用時の留意事項として、次のようなお願いがありましたので、適正なデジタル文字通信の運用に心掛けてください。

【電波法令違反の事例とお願い】
  1. 免許失効
    必ず運用前に免許状記載の免許の有効期間を確認してください。
  2. 指定外周波数使用(いわゆるオフバンド)
    発射する電波が、アマチュア局が動作することを許される周波数帯から逸脱していないか確認してください。
  3. 指定外周波数使用
    10MHz帯および14MHz帯での運用にあたっては第二級アマチュア無線技士相当以上、18MHz帯の運用にあたっては第三級アマチュア無線技士相当以上の資格と、その資格に相応した周波数等の一括表示記号が記載された無線局免許状が必要です。

▽詳しくは(総務省 関東総合通信局)
https://www.soumu.go.jp/main_content/000926093.pdf

(2月1日)



「新春記者懇談会」開催


「新春記者懇談会」で挨拶をする森田JARL会長(JA5SUD)

 JARLは令和6年1月19日(金)に東京・大塚で、2024年の「新年記者懇談会」を開催しました。
 この懇談会は日頃、アマチュア無線関連の報道をおこなっている報道各社(新聞、出版、Webメディア)の担当者を招き、JARL会長が昨年の振り返りと今年の運営方針を直接ご説明し、出席者との意見交換をおこなう場として2018年から毎年1月に設けているもので、今年は6社から8名の方にご出席いただきました。

  最初に森田耕司JARL会長(JA5SUD)が「元日早々の能登半島地震でお亡くなりになりました皆様のご冥福をお祈りし、被災された皆様のお見舞いを申し上げます」と述べた上で、「いろいろ課題の多い我が組織でありますけども、今年も皆様と情報協力、情報共有をしながら、積極的に進めてまいりたいと思います。ご協力、ご支援をよろしくお願いいたします」と挨拶しました。
 そして「2023年を踏まえた2024年の抱負」として、2023年6月の会長就任後、クリーンな運営に努めるべく「積極的な活動と情報発信」「組織の運営の透明化」を2本の柱として運営してきたこと、「ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線の活用等に係る制度改正」の施行により、無資格者の体験運用が容易となり各地で実施されるようになったが、この制度を一層活用して青少年がアマチュア無線を通じ、科学技術への興味を深めるきっかけとなるよう取り組むことを表明しました。

▽「2024年の抱負」(PDF)
https://www.jarl.org/Japanese/2_Joho/News2024/kisya0119.pdf

 続いて昨年の主要イベント(ハムフェア2023、アイボールパーティなど)を振り返った上で、今年は8月24日(土)・25日(日)に初めての会場となる東京都江東区の有明GYM-EXで「ハムフェア2024」が開かれることを案内。また、アマチュア無線の一層の地位向上と、次世代を担うアマチュア無線家の育成のため、「アマチュア無線の普及・啓蒙活動を推進し、広報活動にも力を入れていきます」と述べ、さらに2026年に創立100周年を迎えるJARLの中・長期的な事業活動方針について紹介しました。
 その後、出席者との意見交換がおこなわれ、「アマチュア無線入門者増加のための取り組み」「JARL改革について」「今年予定されている郵便料金の改定と会費について」「QSLカード転送の改善策」「ハムフェア2024の企画について」「関係各団体との連携強化」などの貴重なご意見や、建設的なご提案を多数いただきました。

(2月1日)

 




   
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