March 2021 NEWS TOPICS INFORMATION

JARL会員数が27年ぶりに前年度比増加に

 当連盟はこれまで、組織基盤の強化として会員増強活動に積極的に取り組んでまいりました。地方本部・支部による会員増強企画や、入会者や現会員に向けた各種キャンペーンの継続、関係団体・企業などとの連携強化、さらに、アマチュア無線やJARLの活動についての積極的なPRなどを推進してきましたが、これらの施策が着実に実を結び、コロナ禍によるハムフェアをはじめとした各種催事の中止や延期にもかかわらず、会員数の漸減傾向が確実に改善し、このほど、令和2年度末(令和3年3月7日現在)の会員数が65,788名と、前年同期比で574名増加いたしました。年度末時点の前年同期比の会員数増加は、平成6年以来、実に27年ぶりとなります。

 これもひとえに、会員の皆さま方をはじめ、関係各位のご協力によるものと感謝申し上げる次第です。
 アマチュア無線局全体では、残念ながら局数の減少傾向が続いておりますが、今般の制度改正を機に、より一層、アマチュア無線の振興に励みますとともに、お一人でも多くの方が連盟会員としてご活躍いただくことがなにより重要であり、引き続き会員皆さまの満足度向上、会員サービスの更なる充実を図り連盟運営に取り組んでまいります。

(3月30日)


無線設備規則の一部を改正する省令の一部改正等に係る意見募集を3月27日より開始 −新スプリアス規格への移行期限の延長−

 総務省では、無線設備規則の一部を改正する省令の一部改正等に係る意見募集が令和3年3月27日から同4月26日までの間おこなわれます。
 この改正については、新型コロナウイルス感染症による社会経済への影響等により、新スプリアス規格への移行に遅れが予想されることから、引き続き新スプリアス規格への移行を継続し、各免許人等への働きかける一方、社会情勢を鑑みて令和4年11月30日とする経過措置を当分の間に改めるというものです。
 詳細については、次のURLからご確認ください。

●無線設備規則の一部を改正する省令の一部改正等に係る意見募集
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban12_02000124.html

(3月26日)


「QSOパーティ・お年玉特別企画」と「入会金無料キャンペーン・ハンディトランシーバープレゼント」の抽選をおこないました

 QSOパーティの「お年玉特別企画」と、入会金無料キャンペーンの「ハンディトランシーバープレゼント」の抽選が尾会長によりおこなわれ、厳正な抽選の結果、当選者が決定しました。
 QSOパーティにご参加された皆さん、また、キャンペーンにより入会された方、紹介いただいた方、ライフメンバー会費をお支払いされた方、誠にありがとうございました。なお、当選者の発表は、賞品の発送をもってかえさせていただきます。

■QSOパーティ・お年玉特別企画
 令和3年1月2日から7日までの6日間にわたり、恒例のQSOパーティを開催しました。
 今年のQSOパーティでは、6日間連続して参加いただいたJARL会員の局へ「お年玉特別企画」として抽選で記念品をプレゼントすることといたしました。
【記念品】
・ハンディトランシーバー: 3台
・JARLオリジナル手ぬぐい:100名
(該当者多数のため100名といたしました)

■入会金無料キャンペーン・ハンディトランシーバープレゼント
 令和2年12月7日〜令和3年3月6日のキャンペーン期間中に、新規でJARLにご入会いただいた方や、期間中に新規にライフメンバー会費をお支払いいただいた方、本キャンペーンで入会者を紹介してくださったJARL会員の皆さんの中から抽選で下記をプレゼントすることといたしました。
【プレゼント】
・ハンディトランシーバー: 3台

(3月23日)


「ヤバいエモいラヂオ展」開催中!
 〜NHK放送博物館で3月28日(日)まで〜

 NHK放送博物館(東京都港区)では、3月28日(日)まで 〜もうすぐ放送100年・所蔵コレクション大公開!〜 企画展「ヤバいエモいラヂオ展」を開催中です。
 1925年に日本のラジオから第一声が流れました。それからラジオはたくさんの情報を放送し続け、2025年に放送100年を迎えます。
 100年を前に、ラジオにあまり馴染みのなかった若者からラジオが青春だったシニア世代までが「ヤバい(=すごい)エモい(=感情が揺さぶられる)」発見のできる企画展を開催。ラジオ受信機はもちろん、約100年前の無線雑誌や戦中のニュース原稿、GHQによって検閲された放送台本など、NHK放送博物館ならではの展示品が集まっています!

1.ラジオって、なんだ?
 このコーナーでは聴取方法と原理を中心に、日本のラジオ放送が始まった1925年にアメリカで作られた受信機や、放送が始まった当時に流行した手作りラジオ(ゲルマニウムラジオ)の作り方などを展示・掲載しています。
 中でも、第29代内閣総理大臣・犬養毅氏が首相官邸で実際に使っていたラジオ(左下)は歴史を伝える貴重な逸品で、足を止めて見られる方も多いのだとか。


▲犬養毅氏が首相官邸で使っていた手作りラジオ(1931年)
 
▲「無線と実験創刊号」(1924年)など、アマチュア無線にも関係が深い冊子なども展示

2.ラジオって、凄かったんだぜ!
 放送が始まった頃の貴重な資料が展示され、当時の熱狂ぶりや社会に与えた影響の大きさがうかがえるコーナーです。
 ラジオは災害などの情報を伝える重要な役割をはじめ、ラジオ講座などの教育の社会化や、視聴者を楽しませる娯楽など幅広い役割を担います。機材や予算が限られていた時代の中でも、試行錯誤を繰り返してさまざまな番組が作り出されました。このコーナーでは戦時中の放送原稿(1943年)や、当時のユニークなラジオ講座のテキストなどが展示されています。


▲少年棋士による「リモート対局」が東京と大阪間でおこなわれた(のちの大山名人も出演)
 
▲芝増上寺から借用して除夜の鐘の音を出した

3.みんなでラジオを囲む
 一台のラジオのもとで家族が団欒する時代が訪れたあと、さらに時は進み、技術や生活基準の向上と共にラジオはより身近な存在へと変遷していきます。

 3月16日(火)〜28日(日)には、「ラジオ深夜便」元アンカーの宇田川清江さんによる館内FM音声ガイドも期間限定で実施しています。イヤホン付きのFMラジオをお持ちいただいてお楽しみください。いま話題のSNS映えスポットで、美しく“エモい”ラジオの世界を堪能してみてはいかがでしょうか。


▲当時、多くのメーカーが真空管も製造・販売していた(右下)

▲当時のポスターなどの展示の模様

[取材協力・NHK放送博物館]


「ヤバいエモいラヂオ展」
■会期:2021年1月23日(土)〜3月28日(日)
■場所:NHK放送博物館(東京都港区愛宕2-1-1)
■入場料:無料
■休館日:毎週月曜日
▽詳細(NHK放送博物館・企画展示情報)
https://www.nhk.or.jp/museum/event/221012301.html


(3月12日)

 



アマチュア無線の社会貢献活動での活用と小中学生のアマチュア無線の体験機会拡大の制度の見直しが3月10日から実施!

 令和3年3月10日に電波法施行規則等の関係省令や告示等の改正が公布・施行され、アマチュア無線の社会貢献活動での活用や、小中学生のアマチュア無線の体験機会拡大について制度の見直しが行われました。
 すでにJARL NEWS2021年冬号やJARL Web等でもお知らせしておりますとおり、この見直しは昨年10月にJARLとJARDが共同で総務省へ提出した要望書を踏まえたもので、今後、より一層、アマチュア無線の活用の場が広まるとともに、親子や学校での体験機会拡大を通じてのアマチュア無線普及に繋がることが期待されます。
 今後、JARLとしては非常災害時等のボランティア活動や、国や地方公共団体等の施策で共助を背景とする地域における活動等において、アマチュア無線を身近なくらしの中で活用し、アマチュア無線の地位向上を図るとともに、地域社会に貢献できるように努めて参ります。

※JARL NEWS2021年春号(4月1日発行予定)では、今回の制度見直しにご尽力いただきました総務省総合基盤局移動通信課から、今回の改正のポイントについて詳しく解説していただく予定ですので、併せてご参照ください。

●令和3年3月10日付官報 関連省令・告示
無線局(基幹放送局を除く。)の開設の根本的基準の一部改正

https://kanpou.npb.go.jp/20210310/20210310g00052/20210310g000520002f.html

電波法施行規則第三条第一項第十五号の規定に基づき、総務大臣が別に告示する業務を定める件
https://kanpou.npb.go.jp/20210310/20210310g00052/20210310g000520042f.html

電波法施行規則第三十四条の十の規定に基づき、アマチュア局の無線設備の操作をその操作ができる資格を有する無線従事者以外の者が行う場合の条件を定める件
https://kanpou.npb.go.jp/20210310/20210310g00052/20210310g000520042f.html

●アマチュア無線の社会貢献活動での活用に係る基本的な考え方(総務省のWeb)
https://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/others/ama_social_contribution/index.htm


(3月10日)



   
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