Febrary 2020 NEWS TOPICS INFORMATION

総務省が陸上無線通信委員会報告(案)に関する意見募集
【構内における空間伝送型ワイヤレス電力システムの技術的条件】

 総務省は、情報通信審議会 情報通信技術分科会 陸上無線通信委員会が「空間伝送型ワイヤレス電力伝送システムの技術的条件」のうち「構内における空間伝送型ワイヤレス電力伝送システムの技術的条件」について検討をおこなっていた結果の報告案について、令和2年2月22日〜3月23日の間、意見の募集をおこなっています。

 この報告案中でアマチュア無線に直接関係する項目としては、同システムとの2400MHz帯及び5600MHz帯の周波数共用に関する内容が見られます。

▽総務省の報道発表
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban16_02000232.html

(2月26日)




関西ハムシンポジウム2020、2月9日(日)に盛大に開催される

 新春恒例のJARL兵庫県支部・JARL大阪府支部共催による関西ハムシンポジウム2020が2月9日、兵庫県尼崎市(エーリック)で開催され、今年も朝早くから全国の多くの来場者(約1,500名)が集まりました。

 今年も人気の「ジャンク市」には、45団体59ものブースが1F多目的ホールに集まりました。
 アマチュア無線家ならではのジャンク品はじめ無線機やSWR計など周辺機器が数多く登場し、中にはあっと驚く価格の出品もあり特にオープン直後はいち早く掘り出し物を探そうとする人で、一時通路も通りづらいほどの来場者で満員となり多目的ホールの前もメーカー展示でにぎわいました。


▲メーカー展示

▲近畿総合通信局「電子申請相談」

 関西ハムシンポジウムの魅力は「ジャンク市」や製品展示ばかりではありません。2階の会議室で午前・午後に開催される各種講習会そして講演も大きな魅力のイベントです。
 今年も「これから始めるARDF」「初心者の衛星通信入門」の講座が開かれ、盛況でした。また、「FMラジオキットの製作」講習会も開催されました。


▲FMラジオの製作

▲電信術を習得する高校生

 お昼になると恒例の「新春パーティー」が開催され、立食スタイルでのパーティーで関西ならではの気取らないだれでも気軽に参加できるスタイルは豪華景品も当たる抽選会などもおこなわれるとあって、今年も多くの方に参加いただき久々のアイボールなど笑い声が絶えないパーティーとなりました。

 新春パーティーが終了後も、午後からの会議室でおこなわれた「新デジタルモード FT8 の実践と活用術」では2部屋に広げた会場が満席になるほどの人気で、新デジタルモードの皆さんの関心の高さが感じられました。また、小ホールでは「IC−705の魅力」としてアイコム鰍謔骰ナ新機種の解説や、JARDによる「スプリアス確認保証と模擬測定」の講演がおこなわれるなど、来場者を飽きさせないイベントがおこなわれていました。


▲FT8の講座を受講

▲IC−705の魅力

 また会場内では神戸VEチームによるアメリカFCC試験や相談、QSLカードの無料転送受付(最終的にはみかん箱9箱もの数に)そしてJARL会員入会受付、会費受付など来場者それぞれに魅力のある楽しいイベントにとなりました。


▲アメリカ FCC の試験と相談室

▲QSLカードの無料転送受付

 関西ハムシンポジウムの開催は、JARL大阪府支部・そして兵庫県支部の2支部が共催して開催するイベントです。
 これだけ大きな規模のイベントになると早朝より多くの支部役員が総動員して会場のレイアウトそして机や椅子の配置をおこないます。そんな中、出展者そして早く会場に着いていた来場者から「一緒に手伝うよ」と温かい声を多くいただきました。
 支部役員そして来場者もボランティアスタッフです。またイベント終了後も同じように多くの方の協力をいただきました。ありがとうございました。
 来年も開催の予定です。是非、来て見て楽しんでください。

[レポート:JE3DBS蛭子・JA3NDM藤原]

(2月18日)




福井県福井市の森田中学校で中学生たちが国際宇宙ステーションと交信に成功

 2020年1月22日、福井県福井市の森田中学校の生徒の皆さん15名が、国際宇宙ステーションに長期滞在中のルカ・パルミターノ宇宙飛行士とARISSスクールコンタクトで交信に成功しました。国内でスクールコンタクト成功は99例目、福井県内での実施は2例目となります。
 森田中学校のスクールコンタクトのサポートに当たったJR9AXJ佐々木 正盛さんに、当日の実施レポートをお送りいただきましたのでご紹介します。

  ★    ★  

 このスクールコンタクトは、福井県で2例目・北陸地方で3例目になり、中学校での開催は初めてになります。2016年5月に町内のイベント企画会議でARISSの話をしたことがきっかけで始まりました。私の娘が中学校に在籍しており、うまくいけば一緒に交信できるのではと思っておりました。
 私は衛星通信の経験や設備もなく、自動追尾などやったことがなかったので、申請する前に経験者を探しお願いするか、自前で準備して開催するか迷っておりました。2017年6月に福井市にあるハムショップの中部特機産業(株)に相談に行ったところ、衛星通信のエキスパートがいらっしゃるとお聞きしました。そこでご紹介していただいた方が、JA9BOH前川 公男さん(JARL北陸地方本部長)でした。後日、連絡して相談したところご快諾いただきました。
 メンバーが増えて前川さんと知り合いのベテランOMで、私の高校の先輩や福井高専・福井工業大学の現役の先生方もメンバーに加わりました。前川さんや先輩OMのご指導のもと、交信の練習をおこない、着々と準備を進めていきました。また、福井宇宙通信愛好会も立上げ、JARL福井県支部の登録クラブにも登録しました。

 数カ月練習し、衛星通信やISSの自動追尾などができるようになったので申請の準備に入りました。当時、森田中学校のPTA役員に知り合いがおり中学校での開催について相談させていただきました。相談を進めるうちに学校行事との調整や準備など、先生やPTA役員の方々が大変忙しくなることが予想されました。提案だけでは実現は難しいと思っておりました。
 そんな時、当時のPTA会長から「自分自身もPTA役員になれば、事業がやりやすくなる」との入会のお誘いを受けまして、PTA会員からPTA役員になりました。
 森田中学校PTAに参加後は、月に一度の役員会で進捗などを報告しました。申請書はJA9BOH前川さんと相談しながら作成しました。森田中学校の校長先生と教頭先生からサインをいただき、2017年7月28日付けでARISS Japanに申請しました。

 2018年3月にARISS運用委員の7M3TJZ安田さんから交信のスケジュールについて連絡がありました。このときは残念ながら、学校行事や福井国体の開催など、学校とPTAの都合がつかず、2018年度はキャンセル(延期)させていただきました。

  ★    ★  

 2018年12月に福井県児童科学館・エンゼルランドで「ふくい宇宙博」が開催されました。福井宇宙通信愛好会と福井高専無線研究会のメンバーで移動運用サービスをおこないました。ふくい宇宙博には、金井 宣茂 宇宙飛行士が来られ、ミッション報告会がおこなわれました。
 2019年2月に,ARISS JAPANから予定日の連絡があり森田中学校は7月頃のスケジュールで準備に入りました。全校生徒に募集のチラシを配布しましたが英語での交信とのことで、すぐには生徒が集まらず学校の先生から声かけなどをしてもらい、予定していた15人が集まりました。

 同年6月に福井市で、第32回宇宙技術および科学の国際シンポジウム(ISTS)福井大会が開催されました。新聞でJAXAの古川 聡 宇宙飛行士が講演されるとの記事を見て、交信予定の生徒にも聴いてほしいと思い、聴講を申し込みました。講演は90分間で「宇宙の今と未来〜君も宇宙へ行こう」と題し、自身の経験や宇宙のことについて語られました。生徒は真剣に聴いているようすでした。質問タイムでは、参加した一人の生徒が古川宇宙飛行士に質問をしました。古川宇宙飛行士はマイクを持って近くまで来て、笑顔で対応してくれました。

 その後6月、7月は特に連絡もなく、また延期かと思っておりました。仲間のPTA役員からは心配の声が聞こえてきましたが、私は気長に待つことにしました。質問の確認やいろいろ準備しながら待っていたところ、10月にARISS JAPANから2020年1月後半で交信可能かと連絡がありました。中学校の先生やPTA役員と相談し、実施したいとお願いしました。
 12月に入ると書面で通知が届きやっと決まったと安堵の気持ちと、1月なので雪が降らないか懸念されました。JA9BOH前川さんは“雪が降ったらみんなで除雪しましょう”と言われ、屋上で除雪は寒いだろうなと思っておりました。
 保護者の方から英語で発音のビデオがほしいとの要望があり、ALT(外国語指導サポート)の先生にお願いして15人分の質問ビデオを作りました。編集したビデオをDVDにコピーして、生徒に渡しました。保護者の皆さまからは自宅でも練習できるから助かると好評でした。




 会場は当初体育館を使う予定でした。屋上のアンテナから無線機まで距離があるので無線機(IC-9100M)とアイコムのリモートコントロールソフト(RS-BA1)を使って遠隔操作をする予定でした。ところが学校の都合で体育館が使えなくなり、屋上に近い教室へ変更になりました。同軸ケーブルも直接、教室に引き込んで無線機に接続しました。PTT操作はパソコンでRS−BA1を使用しリモートで送受信しました。このソフトはスプリット運用にも対応するので、スプリット運用が前提となるスクールコンタクトの交信でも使用可能です。

 年も明けて1月に入ると忙しくなりました。
 ARISS運用委員の安田さんに準備状況の報告や、関係者で校舎の屋上にクロス八木アンテナを設置、ALTを交えての交信練習、やることが山ほどあり大変でした。1月15日に安田さんから、1月22日(水)の17時に決まったとの連絡がありました。
 当日は会社を休んで、朝から中学校へ行き、準備に入りました。天気も冬には珍しい快晴です。16時からセレモニーが始まり、17時ちょうどからNA1SSを呼び始めました。トラブルもなく15人の生徒が質問し交信は大成功で終えることができました。開催に当たりまして、たくさんの方のご協力とご尽力を賜り心から感謝申し上げます。

[レポート:福井市森田中学校PTA副会長 佐々木 正盛(JR9AXJ)]

(2月17日)

 





狭山市立笹井小学校で小・中学生たちが国際宇宙ステーションと交信に成功

 2020年1月13日、狭山市立笹井小学校を実施会場としてARISSスクールコンタクトが実施され、小・中学生20名が国際宇宙ステーションに長期滞在中の欧州宇宙機関(ESA)のイタリア人宇宙飛行士であるルカ・パルミターノ宇宙飛行士との交信に成功しました。

 このスクールコンタクトは、狭山市北西部に設置された水富公民館が「宇宙ステーションと交信しよう!」と題する子供体験講座の一つとして、狭山市水富地区およびその近隣地区から参加する小・中学生を公募して実施されたものです。
 このスクールコンタクトは、国内では98例目、埼玉県内では9例目の実施となりました。

●参加者の公募から実施まで
 水富公民館は例年の事業として多くの地域ボランティアの協力で、地域の活性化を図る各種の講座やイベントなどを積極的に開催しています。このスクールコンタクトはこの事業の一つとして、2019年6月18日〜7月19日の間、定員を40名として、狭山市水富地区および近隣地区から参加の小・中学生を公募したそうです。
 公募で集まった小・中学生たちは、7月から11月にかけて何回かに分けて、国際宇宙ステーションやアマチュア無線、質問に使用する英会話などの講座を受けて勉強してきました。  そして11月末には、当日交信をするメンバーの選抜をおこないました。選抜は「アマチュア無線の免許の有無」「英語力」「質問内容の面白さ」を基準としておこない、残念ながら選抜に至らなかった子供たちもバックアップスタッフや会場、運営のお手伝い等の形で当日参加していただく形をとりました。 選抜の基準の一つに、アマチュア無線の免許の有無があり、講座の実施期間中に、アマチュア無線の免許を取得した子供たちも多く見られたようです。
 その後、ARISSから2020年1月第3週中の実施の内諾を受けて準備は大詰めに入ります。
 当初は公民館を会場としての実施も検討されましたが、見学者の収容人数の点や公民館自身が周辺地域より低い窪地に当たる地点であったことから、比較的小高い地点に位置している狭山市立笹井小学校の体育館を会場としてお借りし実施することが決まりました。

●交信当日

▲交信当日。開会に当たって当日参加した子供たちの紹介がおこなわれた

▲緊張の交信開始!

▲今回の交信で得た感想を語る子供たち

 そして当日、アンテナを体育館横の校舎屋上に設置し交信リハーサル、開会式の後、定刻を待ちました。
 今回のスクールコンタクトのために臨時に開設した社団局8J1SSでマイクコントローラーを努めたJG1RNL比嘉 隆太さんが20:58の定刻通り、国際宇宙ステーションのアマチュア局であるNA1SSのコールを開始します。しかし、NA1SSから一度コールバックがあったものの、その後の応答がなく交信が始められない時間が1〜2分続きました。国際宇宙ステーションの高度が上昇し、ルカ・パルミターノ宇宙飛行士の応答が次第に強力に聞こえてくるようになり子供たちが質問を開始。無事20名の子供たちが無事の交信に成功。場内は大きな歓声と拍手の渦に包まれました。
 その後、今回の交信でルカ・パルミターノ宇宙飛行士が送ってくれた質問の回答の説明がおこなわれ、その後のインタビューで交信した子供たちが、今回の交信で得た感想を嬉しそうに語る笑顔がとても印象的でした。

(2月3日)

 




日本無線協会が令和2年度のアマチュア無線技士国家試験の日程を発表

 日本無線協会より、令和2年度に開催予定のアマチュア無線技士国家試験の開催日程が正式に発表されました。

【第1級・第2級アマチュア無線技士】

★試験地
各期とも、東京都、札幌市、仙台市、長野市、金沢市、名古屋市、大阪市、広島市、松山市、熊本市及び那覇市
★4月期
・試験の期日:1アマ:4月4日(土)、2アマ:4月5日(日)
・申請書受付期間:2月1日(土)から20日(木)まで
★9月期
・試験の期日:1アマ:9月27日(日)、2アマ:9月26日(土)
・申請書受付期間:7月1日(水)から20日(月)まで
★12月期
・試験の期日:1アマ:12月5日(土)、2アマ12月6日(日)
・申請書受付期間:10月1日(木)から20日(火)まで

※インターネットによる申請の受付期間は、曜日にかかわらず受付月の1日から20日までです。

▽1アマ・2アマ詳細(PDF)
http://www.nichimu.or.jp/kshiken/pdf/ama1-2.pdf


【第3級・第4級アマチュア無線技士】

★試験地
東京、札幌、仙台、長野、長岡、新潟、金沢、名古屋、静岡、大阪、広島、松江、岡山、松山、高知、高松、徳島、熊本、鹿児島、福岡、大分、北九州、那覇

※各試験地での試験の期日や申請書の受付期間などは、日本無線協会の発表(PDF)でご確認ください。

▽3アマ・4アマ詳細(PDF)
http://www.nichimu.or.jp/kshiken/pdf/ama3-4.pdf

★当日受付の試験について

●日本無線協会本部(東京都中央区晴海)では、令和2年4月19日、5月17日、6月21日、7月12日、9月13日、11月15日、12月20日、令和3年1月17日、2月21日、3月21日に、3・4アマの当日受付による試験が行われます。

●10月31日(土)には、ハムフェア2020が開催される東京ビックサイト会議棟6階研修室609会議室で3・4アマの当日受付による臨時試験が行われます。

●7月18日(土)には、関西アマチュア無線フェスティバル2020が開催される大阪府・池田市カルチャープラザで3・4アマの当日受付による臨時試験が行われます。

「詳細」

(2月1日)



   
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