December 2014 NEWS TOPICS INFORMATION


関東総合通信局三浦電波監視センターが、
 新バンドプラン施行に併せてHF帯以下のアマチュアバンドを特別監視

★国内の電波監視の総合拠点・三浦電波監視センター

 関東総合通信局電波監理部(三浦電波監視センター、神奈川県三浦市初声町高円坊1691)は、国際電気通信条約附属無線通信規則や国内電波法に基づく電波監視をおこなう重要な拠点の一つです。

 三浦電波監視センターの業務には、宇宙電波監視業務(静止衛星や周回衛星の位置確認や運用状態などの電波監視)をはじめとした多岐な業務がありますが、日本国内ではHF帯以下の周波数の電波監視をおこなっている唯一の施設でもあります。
 HF帯アマチュアバンドへの侵入電波等についても、同センターの電波監視により発信地点を特定し国際電気通信連合(ITU)への報告をおこなったり、各地の総合通信局の電波監視業務支援のため、HF帯などにおける不法・違法局による電波の発信源探索などもおこなったりしている、実は私たちアマチュア無線家も、普段気づかないところで大変お世話になっている施設と言えるでしょう。

★平成27年1月5日、新バンドプラン施行!HF帯以下の周波数を特別監視

 さて、平成27年1月5日、新しい周波数使用区別(バンドプラン)が施行されます。
 今回のバンドプラン改正ではHF帯以下の周波数および50MHz帯等において、細かな改正がおこなわれます。

 三浦電波監視センターは、平成26年12月26日付けの報道発表で、新バンドプランの施行に併せて「周波数等使用区別の移行状況確認等のため、施行の日から約1カ月間、HF帯以下のアマチュアバンドを重点的に監視する」と発表しています。

 三浦電波監視センターによれば、今回の特別監視では「HF帯以下の各アマチュアバンドで、アマチュアバンドプランの改正を知らずに、改正前の区分で運用をおこなっている局等に対して注意喚起をおこなう」とのことですが、この記事をお読みの皆さんも注意を受けることがないように、新バンドプランを守った運用を心がけていきましょう。


▽関東総合通信局の報道発表
http://www.soumu.go.jp/soutsu/kanto/info/26/1226uk.html
▽アマチュアバンドプラン
http://www.jarl.org/Japanese/A_Shiryo/A-3_Band_Plan/A-3-0.htm
▽関東総合通信局・三浦電波監視センターってどんなところ?
(2010年4月28日に掲載の記事)

http://www.jarl.org/Japanese/2_Joho/News2010/2010_news-4.htm#0428

(12月26日)


「詳細」


総務省が、2015年世界無線通信会議(WRC-15)に向けた我が国の暫定見解(案)に係る意見を募集

 総務省は、平成27年(2015年)11月2日〜27日の間、スイス・ジュネーブで開催予定の2015年世界無線通信会議(WRC-15)の議題に対する「2015年世界無線通信会議(WRC-15)に向けた我が国の暫定見解(案)」を作成し、平成26年12月20日から平成27年1月19日までの間、意見の募集をおこなっています。

 今回意見を募集している暫定見解(案)の中で、アマチュア無線に関係しているのは、

  • 議題1.4「5250-5450kHz帯におけるアマチュア業務への二次的基礎での分配」
  • 議題1.6「固定衛星業務(FSS)への追加一次分配」(10.1/10.4GHzアマチュアバンド関連)
  • 議題1.10「22-26GHz帯の周波数範囲内での移動衛星業務(MSS)(地球から宇宙、宇宙から地球)への分配」(24GHz帯アマチュアバンド関連)
  • 議題1.18「自動車用高分解能レーダーのための75.5-78.0GHzにおける無線標定業務への一次分配」(77GHz帯アマチュアバンド関連)
があります。

(12月19日)


「詳細」


アマチュアバンドプランが平成27年1月5日から改正されます

 平成26年12月17日付けの官報に、アマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別を定める告示の一部改正等が公告され、平成27年1月5日から施行されます。

 今回の改正等により、平成27年1月5日から、中波帯の475kHz帯(472〜479kHz)がアマチュア無線に新規分配になるほか、アマチュアバンドプランが改正となります。

 現行のアマチュアバンドプランは、第68回QSOパーティ(平成27年1月2日〜3日開催)の翌日の1月4日までで、1月5日以降は新バンドプランに改正となりますので十分にご注意ください。

 なお475kHz帯は、当面のところ保証による免許申請は認められておらず、免許を受ける場合は、検査を受ける必要があります。

 新バンドプランの概要は、JARL Webの次のページをご参照ください。

http://www.jarl.org/Japanese/A_Shiryo/A-3_Band_Plan/A-3-0.htm

(12月17日)


「詳細」


フィリピンの台風被害の災害支援通信終了

 既報の通り、12月6日、フィリピンを直撃した大型の台風22号(ハグピート)は、フィリピン国内に大きな被害を与えたようです。

 今回の台風災害に当たって、フィリピンの連盟PARAの災害支援チームH.E.R.O.(Ham Emergency Radio Operations)が、7MHz帯を使用した災害支援通信をおこないました。

 このほど、PARAの Thelma C. Pascua会長(DU1IVT)から、フィリピンでの災害支援通信が無事終了した旨の連絡がありましたのでお知らせします。

 連絡の文面の中で、Thelma会長は「日本のアマチュア無線家の皆様方には期間中、災害支援通信用に設定した通信周波数をクリーンにしてくださったことをたいへん感謝しています。今回の活動の最終報告は、PARAのホームページに掲載しているのでご参照ください。どうもありがとう」と記しています。

▽Typhoon Ruby (Hagupit) Final Report (12MB pdf file)

http://www.para.org.ph/legacy/downloads/HERO%20Final%20Report.pdf

(12月17日)





フィリピンの連盟から日本のアマチュア無線家に協力要請(台風被害の災害支援通信について)

 12月6日、フィリピンを直撃した大型の台風22号(ハグピート)は、フィリピン国内に大きな被害を与えているようです。

 今回の台風災害について、フィリピンの連盟PARAから、JARLに次のような協力要請が届きましたのでお知らせします。

 PARAによれば、「今回の台風災害に当たって、フィリピンのアマチュア無線家が、7MHz帯を使って災害の支援通信をおこなう体制を組んだ。通信周波数として7.094〜7.096MHzを設定している。災害支援通信が終了するまでのしばらくの間、この周波数をクリアーにして欲しい」とのことです。

 日本のアマチュア無線家の皆さんもしばらくの間、フィリピンでおこなわれる災害支援通信に支障を与えないように十分に注意してください。

(12月08日)





北海道総合通信局主催「アマチュア無線ゼミナールin函館」終了

 総務省北海道総合通信局主催の「アマチュア無線ゼミナールin函館」が、11月29日(土)午後12時から4時まで函館市港町1丁目のポールスターショッピングセンターでおこなわれ100名超の来場者で賑わいました。

 12時からの開会式では、北海道総合通信局の田向無線通信部長からの挨拶に続き、電子申請デモンストレーション「電波利用 電子申請・届出システムLiteにチャレンジ!」がスクリーンを使いながらおこなわれました。次に、一般財団法人日本アマチュア無線振興協会(JARD)の有坂芳雄会長(JA1HQG)が「アマチュア無線の楽しみ方」と題した講演をおこないました。

 電子申請体験コーナーでは、これから申請を始めたい方のID・パスワード申請受け付け、再免許の電子申請指導と申請擬似体験を常時受け付けしていました。出展ブースは、JARL、JARD、北海道受信環境クリーン協議会、北海道電波適正利用推進員協議会、メーカーではアイコム、八重洲無線の2社が並びました。

 JARLの行事紹介では、JARL渡島檜山支部長が同支部の年間行事を中心に説明し、JARL事業の一端を紹介しました。

 また、コミュニティ放送局「FMいるか」が、公立はこだて未来大学学生の担当するバラエティ番組「キャンパスデイズFUNラジ」の中でまるまる2時間会場の様子を生中継しました。プログラムの中で、日本航空の現役客室乗務員で構成する「ジャルベルスター」のハンドベル演奏メンバー8名が澄んだ音色を会場に響かせ、クリスマス音楽の数々で来場者を魅了していました。


(レポート:JE8HLA伊藤秀夫渡島桧山支部長)

(12月03日)




   
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