October 2012 NEWS TOPICS INFORMATION


国土地理協会が「平成25年カレンダー全国市町村マップ」を発行


※平成25年カレンダー全国市町村マップの配布は終了しました(国土地理協会12月10日付け発表)。

 財団法人国土地理協会(JGDC)は、「平成25年カレンダー全国市町村マップ」(B1判、72.8cm×103cm)を作成し、希望者に向けて配布をおこなっています。
 この地図は、平成24(2012)年10月1日現在での全国の市町村名を載せた日本全図です。
 地図には、平成11(1999)年4月以降のいわゆる平成の大合併で誕生した市町村は、その範囲とともに名称を赤い文字で表示してあります。合併前の旧市町村名は紺色で表示してあります。

 JCC、WACA、AJAなど、アワードハンティングの有効な参考資料と、平成25年のカレンダーの役割を兼ね備えたものです。みなさんのシャックに1枚いかがでしょうか?

 「平成25年カレンダー全国市町村マップ」の配布を希望の方は、送付先の住所・氏名を明記した返信用封筒(角形2号、240mm×332mm、A4判の用紙が入る大きさ)に返信用切手200円を貼ったものを同封して、下記の「国土地理協会カレンダー担当」まで申し込んでください。

 なお、国土地理協会によればこの地図の配布は一人1部としています。

【問い合わせ・申込先】
〒105-0003 東京都港区西新橋3-5-2
財団法人国土地理協会 カレンダー担当

 地図の詳細や配布に関する詳細については、国土地理協会のWebサイトの次のページを参照してください。

http://www.kokudo.or.jp/marge/calendarpage.html

(10月30日掲載)
(12月13日更新)


「詳細」


茗溪学園高等学校・中学校科学部無線工学班(JJ1YAF)の 生徒たちが星出彰彦宇宙飛行士との交信に成功

 10月23日、茨城県つくば市にある、茗溪学園高等学校・中学校の科学部無線工学班(JJ1YAF)の生徒たちが、国際宇宙ステーションに長期滞在中の星出彰彦宇宙飛行士との交信に成功しました。
 既報のとおり茗溪学園は星出彰彦宇宙飛行士の出身校。JJ1YAFのスクールコンタクトは、8月17日に1回目がスケジュールされ、実施に至りましたが、残念ながらこのとき交信は失敗に終わり、再スケジュールされたものです。今回の再スケジュールに当たって、8月17日の時点ではアマチュア無線の免許を未取得だった生徒たちも無事免許を取得して、交信メンバーに加わり、総勢27名(当日の参加は26名)での交信再チャレンジとなりました。
 生徒たちが8月に質問する予定だった内容は、どちらかと言えば「宇宙の科学や、国際宇宙ステーションの業務などを宇宙飛行士に問う」という内容が多かったようです。
 しかし、今回の再チャレンジに当たって、生徒たちは質問予定の内容を1回目の時点の「宇宙飛行士の星出彰彦さんに聞く」という質問から「母校の先輩の星出彰彦宇宙飛行士に聞く」という内容が主体になる質問に替えたそうです。


▲会場準備のようす。生徒たちはたいへん手際よく進めていた

▲会場準備の終了後、最終リハーサルがおこなわれた

 さて当日、顧問の中村泰輔先生(JI1RGZ)の指導のもとで、会場の設営、アンテナや機器の配線等は生徒たちにより、放課後の15:30から開始されました。約2カ月前の会場設営の経験もあるのでしょう。たいへん手際よく準備が進んでいくようすがありありと感じ取れました。
 一応の会場設営が終え、数回の最終確認のリハーサルを実施。いよいよ、星出先輩との交信の仕切り直しの時が近づいてきました。


▲当日交信に挑戦した生徒たちは26名

 しかし、無線設備の最終送信のテストの段階で思わぬアクシデントが確認されたのです。どうやら正常に電波の送信がおこなわれていないということに、メンバーが気付いたのは18:00ごろ。交信開始の予定時刻は20:09です。タイムリミットまで約2時間。
 原因の究明と対策に奔走する機器担当の生徒たち。定刻までに原因を突き止めて、対策を施さない限り交信の成功はありません。このとき一瞬とは言え、残る参加者の間では8月17日の悪夢が蘇っていたようにも見えました。

 そして18:30ごろでしょうか、機器担当の生徒たちにより原因が発見されました。中継用の同軸コネクターの一つが接触不良になっていたのです。速やかに、同軸コネクターの付け替えが終了し、再度送信テストをおこなったところ正常な送信が確認され、こうしてようやく全ての準備が整ったのです。

 開会セレモニーの後、生徒たちは交信開始時刻を待ちました。


▲無線機の最終送信テストのようす

▲交信中のひとこま

 定刻の20:09の少し前から、顧問の中村先生が星出宇宙飛行士の呼出を開始、数回のコールの後、シグナルが弱いながらも星出宇宙飛行士からの応答が得られ、星出宇宙飛行士と母校の後輩との待望の交信が開始され、交信に参加した26名の生徒のうち23名の生徒たちの質問に回答をもらうことができました。

 JJ1YAFのスクールコンタクトは、こうして無事大成功をおさめました。今回の大成功には、前回の失敗の際のさまざまな経験が、十分生かされていたようにも見えます。JJ1YAFにとって8月の交信失敗は、星出先輩との交信成功のための、なかなか体験することができない、たいへん貴重なリハーサルだったのかもしれません。

(10月25日)




星出彰彦宇宙飛行士の小型衛星放出ミッション
 4機の小型アマチュア衛星を放出に成功

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、星出彰彦宇宙飛行士による、小型衛星放出ミッションが2012年10月4日(UTC)に実施され、日本のアマチュア衛星2機を含む次の4機のアマチュア衛星が国際宇宙ステーションから放出されました。

 各衛星とも、すでに各地のアマチュア衛星通信愛好者の方々が受信に成功している模様です。

 なお各衛星の詳細は、製作団体のホームページなどをご参照ください。

(10月05日)


「詳細」


IARU第3地域の新議長にZL2AZピーター・レイク氏が就任

 さる9月22日に急逝した前IARU第3地域議長VK3KIマイケル・オゥエン氏の後任として、第3地域理事の互選に よりZL2AZピーター・レイク氏が選任されました。

 同氏の任期は、本年11月5日からベトナム、ホーチミン市で開催されるIARU第3地域総会で理事の改選がおこなわれるため、12月15日までとなります。

(10月05日)


「詳細」


総務省が周波数割当計画の作成案等に係る意見を募集
 国際電気通信連合(ITU)2012年世界無線通信会議(WRC-12)の審議結果等に基づく作成

 総務省は、国際電気通信連合(ITU)2012年世界無線通信会議(WRC-12)の審議 結果を受けて、ITU憲章及び条約に規定する無線通信規則の一部改正が発効される こと等に伴い、周波数割当計画の作成案及び電波法施行規則(昭和25年電波監理 委員会規則第14号)の一部を改正する省令案を作成し、平成24年10月4日(木)から 同年11月2日(金)までの間、意見を募集すると発表しています。

 今回の意見募集では、周波数割当計画関連でアマチュア無線に関係するのは、 「472-479kHz帯におけるアマチュア業務用周波数の分配」があり、WRC-12において アマチュア無線への国際分配が決定した中波帯「472-479kHz」の国内分配をおこなう というものですが、430MHz帯など他のアマチュアバンドにも、改正案が示されています。

(10月03日)


「詳細」


   
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