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 December 2002


■ WRC-03に対する日本提案策定にむけて総務省が意見を募集


 総務省は平成15年6月から7月に開催される国際電気通信連合(ITU)世界無線通信会議(WRC-03:World Radiocommunication Conference 2003)に対する日本提案策定に当たっての考え方を12月26日付で公表し、この考え方について、平成15年1月23日まで意見を募集するとしました。

 WRC-03は、5GHz帯無線アクセスシステムへの周波数分配など、各周波数帯の利用方法、衛星軌道の利用方法、無線局の運用に関する各種規定、技術基準など国際的な電波秩序を規律する無線通信規則を改正する会議であり、平成15年6月9日から7月4日まで、スイスのジュネーブで開催されます。
(12月28日)




■ JARL元専務理事 JA1AR 木賀忠雄氏が逝去


 JARLの元専務理事 JA1AR木賀忠雄さんが、12月21日腎不全で逝去されました。享年84歳。
 木賀さんは早くから、アマチュア無線で技術関係の著作も多く、昭和47年には初代のJARL専務理事に就任、3期6年勤められたあと同技術研究所の所長としても活躍され、多くの方々に親しまれました。つつしんでご冥福をお祈りいたします。
 喪主は奥様の木賀 貞様。通夜は25日午後6から、告別式は26日午前11〜12時、ともに禅林寺(東京都三鷹市下連雀 TEL 0422-44-8365)
(12月22日)




■ 電波法関係審査基準の一部改正に対する意見を再募集


 総務省は12月17日付で、52MHz帯の周波数の電波を使用するアマチュア局について、500Wを超え1kW以下の空中線電力を指定するものは、電離圏散乱を利用して、海外のアマチュア局との通信または電波伝搬実験をおこなうものとする電波法関係審査基準(平成13年1月6日総務省訓令第67号)の一部改正案を公表し、平成14年8月28日から同年9月27日まで意見募集をおこないました。
 その結果、11件の意見が提出されましたが、提出された意見および関係団体との調整を踏まえて検討した結果、つぎの改正案で再度、意見を募集することとしました。
(12月18日)




■ カメルーンとマカオがIARUに加盟


  12月10日のIARUニュースリリースによると、IARU加盟団体による投票の結果、カメルーンとマカオがIARUに加盟しました。マカオの加盟に関して、中国無線電運動協会(CRSA)は「中華人民共和国マカオ特別行政区基本法に基づき、CRSAはARMによるすべての決議事項を尊重し、内部事情に決して干渉しない。」と確固たる支持を表明しています。

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1.カメルーン
カメルーンアマチュア無線協会は1998年に設立され、略称はARTJ。公式住所はEcole Nationale Superieuse des Postes et Telecom, B. P. 6132 Yaounde, Cameroun.
Faxは+237-23-3748。ARTJには14名の会員がおり、カメルーン国内の50人の免許保持者のうち7名が会員となっている。
ARTJの役員は次のとおり。会長:Francois Kamgam, TJ1KF 事務局長:David Acho 財務:Florence Ntsiyep 会長はIARUリエゾンを兼任する。

2.マカオ
ARMは1992年6月15日に7名の会員によって組織され、現在の会員数は85名。
役員は次のとおり。 会長:Leong Kam Po, XX9BB 副会長:Lao Kit Cheong, XX9KC 専務理事:U Son San, XX9AH 事務局長:Chang Heng Pan, XX9BH
公式住所:Box 6018, Macau SAR Email: arm@macau.ctm.net.

(12月11日)





■ ロシアのRS-20誕生!


 Russian Space Agency は、11月28日にアルジェリアのAlsat-1衛星と、ロシアの衛星Mozhayetsを打ち上げました。
 Mozhayetsの実験的なペイロードの一つが、RS-20と命名されたアマチュア無線のCWビーコンテレメトリーシステムです。
 Mozhayetsの軌道高度は720km、99分で地球を1周します。RS-20の軌道要素(NASA2ラインフォーマット)は次のとおりです。

1 27560U 02054B 02332.86497891 -.00019965 00000-0 -47472-2 0 37
2 27560 98.2411 217.5728 0044302 75.5447 285.0613 14.53325574 86

 RS-20は145.818と435.319MHzで、CWテレメトリービーコンを送信しています。(12月11日)



 November 2002


■JARL創立75周年・アマチュア無線再開50周年

 記念式典を11月15日 東京で開催!


 JARL創立75周年・アマチュア無線再開50周年記念式典が、11月15日(金)16:00から東京・九段のホテルグランドパレスで開催されます。
  JARLは大正15年(1926年)6月に設立され、昨年創立75年を迎え、本年、戦後アマチュア無線再開50周年を迎えました。
 12〜13日にかけて、式典出席のため各国のアマチュア無線連盟首脳などが来日しています。
 写真は12日夕方、成田国際空港におりたったW1RU リチャード・ボールドウィンIARU名誉会長ご夫妻。(11月14日)

関連 記念運用等

関連 表彰者名簿
W1RU


 October 2002


■249GHz帯が4局に免許(日本では初)


 関東総合通信局管内で、このほど249GHz帯の免許がおりました。免許されたのは、JA1ELV 太田さん、JA1GLD 町田さん、JA1KVN 武藤さん、JE1XHP 重盛さんの4人で、日本では初の免許となりました。
 免許を受けた4人によると、申請から免許まで6カ月を要し、その間何度か書類の作り直しもおこない、特にオフバンド対策や不要輻射対策などで厳しいチェックを受けたのことでした。
 4人のかたの今後の活躍が期待されるところです。

(10月11日)





■ITU事務総局長に内海善雄氏が再選


 モロッコのマラケシュで開かれている国連の専門機関、ITU(国際電気通信連合)の第16回全権委員会議(9月23日〜10月18日開催)で10月1日、事務総局長に立候補していた現事務総局長の内海善雄氏(60歳)が再選されました。任期は2003年2月から2007年1月まで4年間。
 内海氏は1999年2月に日本人として初のITU事務総局長に就任されています。

(10月3日)



 September 2002


■JARL創立75周年特別記念局 8N1OGA

 9月28日 HF帯1kWを開設、本格運用に!


8N1OGA設置場所になった交流センターとANT  JARL創立75周年記念運用「小笠原・父島ペディション」の特別記念局8N1OGAは9月15日から小笠原村扇浦交流センター(東京都小笠原村父島字扇浦)で運用を開始していますが、9月28日に関東総合通信局による落成検査がおこなわれ、1.9〜28MHz帯で1kW、50MHz帯で500Wの局が新たに免許され、同日、本格運用にはいりました。
 これで、移動する局の1.9MHz〜430MHz帯50W、1200MHz帯10W と合わせて、今まで以上に強力なシグナルが聞こえると思われますので、ご期待ください。
なお、運用企画チームの派遣されない時期については、運用者の募集もおこなっています。

(9月28日、10月2日)





■第11回ARDF世界選手権大会 終了(速報)

女子 D50クラスで日本初の表彰台


D50クラスで日本初の入賞  9月2日からスロバキアで開催されていた第11回ARDF世界選手権大会は、日本を含め29カ国から490人あまりの選手が参加しておこなわれました。
 日本からはJA1HQG有坂団長以下23人が参加。競技は、3.5MHz部門と144MHz帯部門に分かれておこなわれました。
 直前に欧州を襲った大洪水も大会には影響もなく、7日には競技のすべてが終了し日本選手団も無事帰国しました。
 今回の大会では、特にD50クラスで日本が団体部門で第3位に入賞するなど健闘しました。なお、主催者による大会公式結果は下の詳細ボタンをクリックしてください。
 写真左上は、D50クラスでみごと入賞した3人。左からJH6BPK 穴見敬子さん、JR0CEJ 新井恵子さん、 JF0REU 岡田美和さん 写真左下は日本選手団

(9月11日)

総勢23名の日本選手団




■H-IIAロケット3号機の打ち上げライブ中継(NASDA放送)


H-IIAロケット2号機 写真NASDA  宇宙開発事業団では、9月10日種子島宇宙センターから打ち上げ予定のH-IIAロケット3号機の打ち上げライブ中継(NASDA放送)をブロードバンド、ナローバンド双方に向けて配信。

NASDA放送開始予定 : 9月10日(火)16時35分〜18時(打上げ時刻の45分前より中継開始)
ロケット打上げ予定時刻 : 午後17時20分〜午後17時50分

※打上げ時刻は、当日の準備作業の状況・天候等により、翌日以降に延期になる場合があります。詳細は宇宙開発事業団ホームページ「DRTS・USERS/H-IIAロケット3号機カウントダウン」ページ http://h2a.nasda.go.jp/ (NASDAミラーサイト)

当日は、回線の混雑が予想されるため、通常のNASDAアドレス(http://www.nasda.go.jp)ではなく、上記のミラーサイトよりご覧ください。ライブ中継をご覧いただくにはWindows Media PlayerまたはReal Playerのプラグインが必要です(写真提供NASDA)

(9月8日)





■JA2IGY 14〜28MHz帯までのHF5波を停波

 機器故障とアンテナ不具合のため


 JA2IGY局は、機器故障とアンテナ不具合のため、国際ビーコンとして運用している14MHz〜28MHz帯までのHF5波を当分の間停波します。
 なお、50MHz帯については常時運用中です。

(9月7日 JA2IGY管理団体・JARL運用課)



 August 2002


■JARL創立75周年特別記念局

 8N1OGAを9月15日から運用予定


 JARL創立75周年記念運用「小笠原・父島ペディション」の特別記念局8N1OGAを9月15日から小笠原村扇浦交流センター(東京都小笠原村父島字扇浦)で運用する予定です。
 8N1OGAはHF帯1kW、50MHz帯500Wの移動しない局も開設し、JARL創立75周年を広く海外の局にもPRする予定で準備を進めています。
 なお,運用者の募集もおこなう予定です。
 詳細については、本ホームページでも随時ご紹介いたします。

(8月30日)





■電波法関係審査基準等の一部改正に対する意見募集

 貨客運送事業用等およびアマチュア局関係で


 総務省では、52MHz帯の周波数の電波を使用するアマチュア局について、近年、リニアアンプの性能向上および海外のアマチュア局との交信の機会が増加したことなどを踏まえて、以下の概要のとおり電波法関係審査基準等の一部改正案を作成し、この案に対して意見募集を開始しました。

「52MHz帯の周波数の電波を使用するアマチュア局のうち、500Wを超え1kW以下の空中線電力を指定するものは、電離圏散乱を利用して、海外のアマチュア局との通信又は電波伝搬実験を行うものであること」

(8月29日)





■ハムフェア2002 24日(土)25日(日)に開催!

■「東京ビッグサイト」西3・4ホールで


ハムフェア会場「東京ビッグサイト」  総務省ほかの後援で、JARL主催 真夏のアマチュア無線の祭典「ハムフェア2002」が、8月24日(土)・25日(日)の2日間にわたって「東京ビッグサイト」西3・4ホール(写真左)で開催されます。開場時間は両日とも10:00〜17:00。
 毎年、全国から多くのクラブ出展があるほか、アマチュア無線機器メーカーや関連販売店などの出展でにぎわいます。
 なお、今夏から高校生(高専生を含む)の入場料が800円に優待されています(小中学生は無料・大人1500円)。
 キャッチフレーズは「JARL誕生75年 リフレッシュ・ハムフェア!」。
 たくさんの方のご来場をお待ちいたします。

 ※詳細のご案内は、下のロゴマークをクリックしてください。

東京ビッグサイト

(8月20日)





■元気な小・中学生が国際宇宙ステーションと感激の交信

■法令改正後初 − ARISSスクールコンタクトに歓喜の声! −


国際宇宙ステーションと交信するこどもたち  8月2日17:31(JST)から約10分間、大阪府池田市の池田市民文化会館でおこなわれた「ARISSスクールコンタクト」で15人の子供たちが、国際宇宙ステーション(ISS)との交信に成功しました。

 17:31分、8N3ISSの呼びかけに対して、NA1SSのオペレーター女性宇宙飛行士ペギー・ウイットソン(KC5ZTD)さんの宇宙からのメッセージが池田市民文化会館に響きわたりました。緊張した表情で宇宙に問いかける子供たち一人一人に、ISSからの優しいメッセージが帰ってきました。
 交信終了後の場内はもちろん喝采の渦! 飛びあがって喜ぶ子供たち、そして、ホッと胸をなでおろしながら微笑むボランティアスタッフのみなさんの姿が印象的でした。
 当日はNHK・TVも取材にきていて、報道陣からのインタビューに答えて子供たちは、「宇宙から私の質問に対して答えてくれたのがとてもうれしかった」と口々に語り、未知の宇宙への興味はもちろん、「英語をしっかり勉強して、楽しく会話したい!」という、コミュニケーションへの願望が強く感じられました。
 日本ではまだ動き出したばかりのARISSプロジェクトですが、子供たちの夢を叶えるスクールコンタクトには、今後も大きな期待がよせられます。

交信を終え全員で記念撮影!  ■国内では2回目…制度改正後初のスクールコンタクト

 今回のスクールコンタクトは、昨年11月の埼玉県入間市の入間市児童センター(JK1ZAM)に続くもので、日本では2回目。
 昨年JK1ZAMのスクールコンタクトでは、アマチュア無線の有資格者の子供たちによる交信でしたが、その後本年3月22日の総務省告示により、アマチュア無線の操作に必要な無線従事者の資格を持っていない小中学生でも、一定の条件の下であれば、国際宇宙ステーションのアマチュア局と交信できるようになりました。
 今回のスクールコンタクトはこの制度を生かしておこなわれた、初めてのケースで「ISSとの交信を希望する子供たち」を、免許の有無を問わずに募っておこなわれました。

 ■スクールコンタクトのために臨時に開設したアマチュア局は8N3ISS。最初は5月末の交信が予定で準備が進んでいましたが、ISSのロボットアーム補修点検の都合で、この時期に日程が変更となったものです。

ARISS Japan

KANHAM-ARISS

(8月3日)



July 2002


■CRL 通信総合研究所が、今年も施設を一般公開

 CRL 通信総合研究所では、今年も各地で施設の一般公開をおこないます。各施設とも、小中学生の夏休みを利用した参加を呼びかけ、スタンプラリーや子供工作教室、楽しい手話教室、「南極」ってどんなところ?  など。。 楽しい企画を用意してますので、ご家族連れで参加してください! と呼びかけています。入場無料。

  • 通信総合研究所(小金井本所):8月2日(金)、3日(土)10:00〜16:00
  • 平磯太陽観測センター :7月27日(土)10:00-16:00
  • 鹿島宇宙通信研究センター:8月3日(土)10:00-16:00
  • 関西先端研究センター 公開日:年7月27日(土)10:00-16:00
  • 沖縄亜熱帯計測技術センター:7月20日(土)13:00-17:00、7月21日(日)10:00-17:00
  • 稚内電波観測所:7月27日(土)10:00-16:00
詳細は、下の詳細ボタンをクリックしてください。

(7月15日)





■7月1日 JARL Webに会員専用のページ

 本サイトでは、7月1日からJARL会員専用のページを新しく設けました。
 JARL Web 内の会員専用のページの一つである「JARL会員の認証と登録」のページで、会員個人を認証・登録して、JARL会員だけがアクセスできる「会員データの照会・変更」ページから、会員の方々の転居などによる郵便物の送り先の変更や局免許更新などの登録情報をオンラインで自分の手で変更することができます。
 また、会員専用のページでは規程類や資料などを掲載した資料の窓「会議・規程・資料情報」や「ダウンロードサービス」、「コンテスト・アワード情報」など、貴重な情報を掲載しているほか、過去のいろいろな資料もご覧になれます。
 なお,会員専用のページをご覧になるにはJARL会員の認証と登録が必要です。詳しくは、下の詳細ボタンをクリックしてください。

(7月1日)



 June 2002


■KANHAM2002(関西ハムの祭典)を6月8・9日開催!
 池田市民文化会館 新会場で


 KANHAM2002(関西ハムの祭典)を6月8日(土)・9日(日)の2日間、大阪府池田市の池田市民文化会館で開催。最寄り駅は阪急電車宝塚線「石橋駅」徒歩8分。開場は両日とも10:00から(終了時刻 8日17:00、9日15:30)。
 テーマは「科学でむすぶ親と子」。屋外フリーマーケット、各種展示、講演、DXCCフィールドチェック、クラブミーティングなど各種イベント。
 会場そば池田市青年の家では、日本無線協会が当日受付・受験 即日合否発表の4アマ臨時国家試験を開催(両日とも11:00、14:00の2回)。

(6月3日)



 May 2002


■「不要電波問題対策協議会」が「電波環境協議会」に名称を変更

 「不要電波問題対策協議会」の平成14年度総会が5月29日に、東京都千代田区霞が関の東海大学校友会館で開催されました。
 平成13年度の事業報告・収支決算と平成14年度事業計画・予算について説明がおこなわれ承認されました。さらに今回、規約改正案が提示され、協議会の名称を新しく「電波環境協議会」に変更することが決まりました。
 電波の利用が大きく変わった現在、「不要電波問題」との標記が分かりにくいとの指摘があったことが改正の趣旨です。
 なお、英文名「Electromagnetic Compatibility Conference Japan」と略称「EMCC」については現行のとおりです。

(05月30日)





■平成14年度電波利用保護旬間の実施
−STOP THE 不法電波−
不法電波は犯罪です。守ってください、電波のルール


 総務省では本年度も「STOP THE 不法電波 不法電波は犯罪です。守ってください、電波のルール」をキャッチフレーズに、6月1日(土)から6日(月)まで「電波利用保護旬間」を実施します。

 この間、電波利用に関する周知・啓発活動を集中的・重点的におこなうとともに、不法無線局の取締りを強化することにより、不法無線局による被害から正しく無線局を運用している電波利用者を保護し、良好な電波を効率よく利用できる電波利用環境の整備を推進します。

(05月30日)





■フランスのアマチュア衛星IDEFIX 2機が打ち上げ成功

 AMSAT-FranceのIDEFIX 2機が5月4日にアリアン4 V151で打ち上げられ、高度800kmの太陽同期軌道を周回中です。
 IDEFIXはロケットの三段目に固定された超小型のアマチュア衛星で、設計寿命(電池寿命)は約40日。1機は145.840MHz、もう1機は435.270MHzで、ナローバンドFM音声を送信する機能を持ち、デジタル・テレメトリーは400bps BPSK(AO-40に使われていたものと同様)を使って発射します。
 なお,現在運用中の世界のアマチュア衛星情報はJAMSATのホームページをご覧ください。
  ※資料提供:AMSAT-France,
JAMSAT

(05月15日)


 April 2002


■総務省が「電力線搬送通信設備に関する研究会」を開催

 総務省では、電力線搬送通信(PLC)の高度化のための使用周波数の拡大について、既存無線通信との共用の可能性およびその条件を検討するため「電力線搬送通信設備に関する研究会」を開催すると4月23日発表しました。

 同研究会の主要な検討事項は次のとおりですが、第1回会合を4月30日に開催し、本年7月を目途に取りまとめをおこなう予定としています。

(1)実環境実験等による電力線からの漏洩電波の調査
(2)漏洩電界強度の許容値の検討
(3)既存無線局との共用の可能性及び共用条件の検討
(4)その他、必要な事項

 総務省では第1回会合の際、JARL、ARIBに対して意見聴取をおこないますが、JARLとしては、さきにARIBと合同でおこなった実験データなどをもとに、PLCがアマチュア無線に与える影響を示し、アマチュア無線の不利益とならぬよう、強く意見陳述する予定です。

(04月25日)





■ARRLのWASとVUCCが申請料金を改定

 ARRL(アメリカの連盟)は、同連盟が発行するアワードのうち、WAS(Worked All States=全州交信賞)と、VUCC(VHF/UHF Century Club Award)の申請料金を次のように改定しました(4月17日付けE-mailによる)。

○WAS(Worked All States=全州交信賞)
・BASIC AWARD:10$
・特記申請料(特記を希望する時に加算する料金):7.5$
・5BAND WAS(賞状):12.5$
・5BAND WAS(楯):30$(日本から申請する場合は送料 23$を加算してください)
※5BAND WAS完成記念バッチ(5$)は,ARRLの出版/販売部(Publication/Sales Department)で販売しています。

○VUCC(VHF/UHF Century Club Award)
・初回のAWARD申請料:10$(1枚の賞状と記念バッチの代金を含みます)
・追加のAWARD申請料:10$(2枚目以降の賞状代金)
・特記申請料(特記を希望する時に加算する料金):5$

(04月25日)





■ひとにやさしい技術って、何だろう。

■地球を思いやる進歩って、何だろう


 4月20日(土)東京都小金井市の独立行政法人 通信総合研究所(4号館大会議室)で、科学技術講演会2002が開催されます。
 講師に科学技術評論家の小出五郎氏を迎えて、おもに小中学生などを対象とした「21世紀にあたり科学や技術を使って、地球の生活スタイルや環境を改善していこう」との講演がおこなわれます。

 講演:「21世紀の通信技術と環境やくらし」科学技術評論家(NHK解説委員)小出五郎氏(14:00〜16:30)

○ミニトーク&コンサート・展示会 同時開催

(04月10日)





■「科学大好き土よう塾」の実験にJARLが協力!

NHK教育放送で4月13日に放送


 きたる4月13日(土)午前09:30〜10:30 放送予定のNHK教育放送の科学番組「科学大好き土よう塾」の実験にJARLが協力ました。
 13日放送予定の内容は「君もガリレオ」というタイトルで、奈良県の生駒山に多数設置されているアンテナについての、こどもからの質問に答えるもの。これにJARL技術研究所が協力して、電波とアンテナの長さ(波長)の概要についての解説をおこないました。

(04月01日)



 March 2002


■総務省が電波法施行規則関連の告示

アマチュア無線で小中学生に科学技術への興味を


 総務省はかねてより検討していた、青少年の国際宇宙基地に開設されたアマチュア局との通信について、3月22日、アマチュア無線の操作に必要な無線従事者の資格を持っていない小中学生でも、一定の条件の下であれば国際宇宙ステーションのアマチュア局と通信をおこなうことができるよう告示しました。

 なお、3月22日付官報に掲載された告示の内容は、下の詳細ボタンからご覧ください。

  

ARISSのページへ

(03月22日)





アマチュア無線で小中学生に科学技術への興味を

 総務省では、さきに意見募集していた−「臨時に開設するアマチュア局の無線設備の操作を行う場合の条件を定める件」等について、その結果をまとめ、国際宇宙ステーションのアマチュア局と通信を行う場合の特例として、アマチュア無線の操作に必要な無線従事者の資格を持っていない小中学生でも、一定の条件のもとであれば、国際宇宙ステーションのアマチュア局と通信をおこなうことができるよう、平成14年3月中に新たな制度を設けると発表しました。

 同時に、こどもたちの理科離れをくい止め、無線通信技術への興味に期待する旨言及しました。

 なお、本件に関する詳細は下の詳細ボタンからご覧ください。

  

ARISSのページへ

(03月14日)





ARDF業務の外部委託団体を公募

 JARLでは、事務局業務の見直しの一環として、現在連盟本部でおこなっているARDF関連業務について、外部委託していただける団体を公募します。
 委託の条件などについては、JN3月号(11ページ)または下の<詳細>アイコンをクリックしてください。
  なお、公募期間は、平成14年3月1日〜4月25日までです。

  

(03月01日)



 February 2002


「1.2GHz帯以上のバンドの使用区別について」ご意見を!

■JARL周波数委員会

 JARL周波数委員会では,理事会諮問の「アマチュア無線のデジタル化に対応した周波数使用区分の改正案の検討について」を,現在検討中です。
 特に1.2GHz帯以上の周波数帯においては,今後のアマチュア無線におけるデジタル技術の導入とアマチュアバンドの活性化に向けて無線局運用規則第258条の2に基づく告示「アマチュア業務に使用する電波の型式及び周波数の使用区別」について検討をおこない,総務省に具体的な告示改正の要望をおこなっていく予定です。

 ご意見はJARL技術課気付 周波数委員会 あてに4月10日(必着)までに書面または
E-mail(lab@jarl.or.jp)でお寄せください。

 委員会では,皆様からいただいた意見を参考にして早急に検討を進めていく予定です。

  

(02月18日)



 January 2002


「臨時に開設するアマチュア局の無線設備の操作を行う場合の
条件を定める件」等に対する意見募集


■国際宇宙ステーションのアマチュア局と通信を行う場合の特例

 総務省は、一定の条件の下、アマチュア無線の操作に必要な無線従事者資格を有しない小中学生(義務教育就学年齢の者)でも、1・2アマなど上級無線従事者の立会いの下であれば、国際宇宙ステーション(ISS)のアマチュア局と無線電話による通信を行うことができるよう、新規に告示を制定することを検討しております。  また、これにあわせて「電波法関係審査基準」(平成13年1月6日総務省訓令第67号)の一部改正を行うことを検討しているため、意見募集をおこなっています。

  

(01月18日)





「2.4GHz帯を使用する無線システムの高度化」について

■電監審が総務省に答申

総務省は1月16日、電波監理審議会から電波法施行規則等の一部を改正する省令案及び周波数割当計画の一部を変更する告示案について、概ね適当であるが、規定の明確化のため一部修正することが適当である旨の答申を受けました。総務省では今後、本件答申及び意見募集の結果を踏まえ、無線設備規則第7条第15項について一部修正を行った上で、関係省令及び告示を速やかに公布・施行する予定としています。

  

(01月18日)





新市 守谷市が誕生

■新市ナンバーは 1424

 茨城県北相馬郡守谷町は、東京都心から40km圏内の首都圏のベッドタウン。
 秋葉原―つくば間を45分で結ぶ新線「つくばエクスプレス」の誕生を間近に控えて、つくばエクスプレスの沿線に位置する守谷町は、常磐線沿線の取手市とともに茨城県南の玄関口としての発展が期待されています。

 その守谷町が2月2日から市に昇格し守谷市が誕生します。守谷市の市ナンバーは1424です。
 今回の守谷市の誕生により市数は673市、新市誕生にともなう消滅郡はありません。

  

(01月17日)





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