一般社団法人 日本アマチュア無線連盟


 令和5年3月22日に電波法施行規則等の一部改正が行われました(制度改正の一部については、令和5年9月25日に施行)。

 今回の制度改正は、JARLから、令和2年12月に「デジタル変革時代の電波政策懇談会」で行われた意見募集に提出した「技術者の人材育成や無線技術の実験・研究開発の促進を見据えたアマチュア無線の制度緩和が必要」との意見をきっかけに議論・検討が始まったものです。
 その後、ワイヤレス人材育成の観点からアマチュア無線をより活用しやすい制度・環境等の実現に向けて、令和4年1月から開催された「ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線アドバイザリーボード」において、同年8月に「ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線の活用に関する提言」が取りまとめられ、その提言等をふまえたものです。
 これにより、ワイヤレス人材育成の裾野を広げるための、アマチュア無線の体験機会や活用機会の拡大、デジタル化の推進、免許手続の迅速化や制度の簡素合理化による申請者の負担軽減や申請処理期間の短縮、行政の効率化等がより一層進むことになります。

 詳細につきましては、JARL NEWSにおいて、総務省総合通信基盤局電波部移動通信課様に解説いただいております。今回の制度改正については広くご理解をいただき、ワイヤレス人材育成へのご協力をいただきたたく、掲載記事を本ページでご紹介させていただきます。
 是非、ご覧ください。

▽ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線の活用等に係る制度改正について① (JARL NEWS 2023年春号掲載/PDF・9ページ)
https://www.jarl.org/Japanese/2_Joho/News2023/seidokaisei1.pdf

<主な内容>
・これまでの主な経緯等
・アマチュア無線の交信体験制度(体験運用)
・教育活動や研究活動でのアマチュア無線の活用の明確化
・電波の強度に対する安全施設について
・二次業務の周波数の使用
・再免許申請期間の始期の見直し
・その他の改正事項
・お知らせ


▽ワイヤレス人材育成のためのアマチュア無線の活用等に係る制度改正について② (JARL NEWS 2023年夏号掲載/PDF・13ページ)
https://www.jarl.org/Japanese/2_Joho/News2023/seidokaisei2.pdf

<主な内容>
・無線従事者免許と無線局免許の同時申請
・アマチュア局の申請書等の特例様式
・周波数等の一括表示記号
・適合表示無線設備の取替・増設・撤去に係る手続の簡素合理化
・アマチュア局特定附属装置
・いわゆるバンドプラン(法令)の簡素合理化
・アマチュア局の周波数測定装置に係る規定の整理
・お知らせ
・電波利用ホームページ「アマチュア無線」コーナーの公開
・アマチュア無線交信体験(体験運用)のリーフレットの公開