韓国で大ヒットしたラブストーリー
“リメンバー・ミー”10月20日公開
日本版リメイク
“時の香り 〜リメンバー・ミー〜”
11月24日公開


昨年,韓国で大ヒットした,全編通じてアマチュア無線が欠くことのできない韓国映画“リメンバー・ミー”と,日本人キャストによるリメイク版“時の香り 〜リメンバー・ミー〜”(日本映画)の,2本の映画が公開されました。

 オリジナル「韓国」版は10月20日から公開、リメイク日本版も11月24日に東京銀座のシネラセット東京で公開(このほかの地域は順次公開)、上映が開始されました。(写真は7月30日の記者会見の模様)


 “リメンバー・ミー”は,原題「同感」の言葉が韓国で流行語になったほど。今回は,透明感ある清楚な魅力で韓国でも多くのCMに出演し活躍している,主演女優のキム・ハヌルさんが7月に来日しました。
 キムさんは,「自分が出演している作品の日本版ができるというのは,それだけ反響が良かったということで名誉なことと思います。1979年の女性を演じるにあたって,外見こそその頃の雰囲気が出るよう監督とも話し合いましたが,内面的には1979年の女性も2000年の女性も感じ方は変わらないように思いますので,自分の中にある近い部分を出して演じることができました。この映画を観て,心の温かさや新鮮さを感じてください」とコメントしました。


 一方,日本版リメイク“時の香り 〜リメンバー・ミー〜”は,韓国版のイメージを踏襲しつつ,オリジナルに負けないような切ないラブストーリーを!とスタッフ&キャストがまとまり,8月1日にクランクイン。監督は「ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け」の山川直人氏。主演には「あしたはきっと…」やドラマなどで活躍中の吹石一恵さんと,国際的に活躍中のモデル出身・斎藤工(たくみ)さんが,1979年と2000年という21年もの時代を越えて不思議な交流を深めていく男女の大学生を演じました。
▲左から山中聡さん,吹石一恵さん,キム・ハヌルさん,斎藤工さん
 アマチュア無線を愛好する大学生・優二を演じる斎藤工さんは,「21年の間に携帯電話などの普及でどんどん便利になっていくにつれ,人間の温かさを感じることが希薄になってきているけれど,アマチュア無線は相手としっかりキャッチボールができる人間くささがあり,今のこの時代にはとても安心します」と,語りました。本編中でアマチュア無線の交信をするシーンを演じることから,アマチュア無線についても熱心に勉強していました。


 制作・脚本吉田啓氏,せつなくて繊細な心情のラストを感慨深く描いた“リメンバー・ミー”の作品の素晴らしさを,リメイク版ではどのように描かれているのか。
 「TOMORROW」「サヨナラ」などのヒット曲で知られるシンガーソングライターの岡本真夜さんがイメージソングを書き下ろしてるだけに公開が待たれるところです。