JARL NEWS 履歴
今月の JN0207 ■7月号の表紙■
 5月1日〜6月30日、全国の10都市で「2002ワールドカップTMにちなむ特別記念局」がアクティブに運用されました。
 試合の方は日本チーム初の決勝トーナメント進出もあって、大いに盛り上がりを見せ、各競技開催都市のオペレーターもその熱気を記念局のアクティブな運用を通じて内外のハムにPR。
 表紙は大分県支部のメンバーが中心となって「日本文理大学」で運用された8J6Cのようす。

■7月号の主な記事■   
QTC
TOPICS
W杯TMにちなむ特別記念局(関連)
ながら川総会終了
JARLの支部と支部長
電子回路のおもしろさ再発見 楽しい電子工作のすすめ
第45回フィールドデー・コンテスト規約
地方だより
インフォメーション
「とくとく旅情報」JARL会員割引


QTC

電力線搬送通信(PLC)問題について

 すでに本誌ほかでお知らせしておりますが,JARLではこれまでの実験結果を通じて,通信機器関連団体等の間で現在検討が進められている「電力線搬送通信」(PLC)が,短波帯通信に対して悪影響を与えると判断し,各方面でその旨アピールをおこなっております。
 総務省でも「電力線搬送通信設備に関する研究会」を設け,電力線搬送通信設備の短波帯への影響に関する研究を開始しています。
 その第1回の研究会が4月30日に開催され,PLCの現状などについての検討がおこなわれました。同日この研究会では「ヒアリングワーキンググループ」が設置され,(社)電波産業会(ARIB)とJARLのヒアリングが実施されました。JARLからは原会長をはじめ電磁環境委員会の芳野委員長,吉村委員,武藤委員,事務局職員2名が出席し,本年1月に実施したARIB/JARL合同実験結果の報告書をもとにPLCのHF帯通信への影響について説明いたしました。
 このワーキンググループでは,2回目以降も短波帯の利用者およびPLC関連メーカーなどのヒアリングが順次実施され,6月6日現在で6回のヒアリングがおこなわれています。
 また研究会には「実環境実験ワーキンググループ」も設置され,第1回が5月22日,第2回が6月6日に実施され実験方法などについて検討がおこなわれました。この実環境実験ワーキンググループの委員としてJARLからは森技術研究所長が参加しています。このワーキンググループにより6月中旬から7月中旬にかけて実際の環境により近い形で実験が各地でおこなわれます。
 研究会や各ワーキングループの会合は公開でおこなわれています。PLC問題に関心の高いアマチュア無線家も多数傍聴出席して,速記メモがアマチュア無線家の共同作業で作 成されています。
 一方JARLでは,6月24日〜7月3日に松本理事(JA1AYC)をドイツに派遣し,欧州のPLCの実情調査などをおこなっています。調査結果は「電力線搬送通信設備に関する研究会」に資料として提出する予定です。


【研究会,ワーキンググループの実施状況】
「電力線搬送通信設備に関する研究会」第1回 平成14年4月30日,第2回6月 6日
同研究会「ヒアリングワーキンググループ」第2回 平成14年5月16日,第3回5月23日,第4回5月27日,第5回5月30日,第6回6月6日,(第1回は4月30日の研究会で実施)
同研究会「実環境実験ワーキンググループ」第1回 平成14年5月22日,第2回6月6日



TOPICS


8J1RL運用スタンバイ ハムフェア2002 「チケットぴあ」で前売り券販売り券の販売を開始 アマ局数が 805,280 局  電波タイムス紙によると,平成14年3月末の用途別・局種別無線局施設状況(総務省情報通信 政策局総合政策課調べ)のアマチュア無線局数は,805,280局でした。なお,前年度は898,288局 でした。 JAIA新会長に井上徳造氏  5月16日,日本アマチュア無線機器工業会では,出席会員7社19名などにより第32回定時総会 がメルパルク横浜で開催され,当日の理事会で新役員が選任され,アイコム(株)社長の井上徳 造氏が新会長に就任しました。 不要協が「電波環境協議会」に名称変更  「不要電波問題対策協議会」の平成14年度総会が5月29日に,東京都千代田区霞が関の東海大 学校友会館で開催されました。  平成13年度の事業報告・収支決算と平成14年度事業計画・予算の承認のあと,規約改正案が提 示され,協議会の名称を「不要電波問題対策協議会」から「電波環境協議会」に変更することが 決まりました。電波の利用が大きく変わった現在,「不要電波問題」との表記が分かりにくいと のことが改正の理由です。  なお,英文名「Electromagnetic Compatibility Conference Japan」と略称「EMCC」は現行ど おりです。 長崎県赤十字無線奉仕団が防災通信網確立などで表彰  日本赤十字社法制定50周年と創立から125周年を記念する全国赤十字大会が,5月16日明治神宮 会館に,天皇,皇后両陛下,皇太子ご夫妻,小泉総理を迎えて開かれましたが,その席上,長崎 県赤十字無線奉仕団(JA6YIY)(委員長=松田謙治・11分団156名)は,厚生労働大臣特別賞を受 けました。  これはアマチュア無線による県下の防災通信網確立,防災ボランティア活動などが評価され,功 績が顕著だった全国の奉仕者・奉仕団体とともに表彰されたものです。(TNX:JH6HAZ) 選挙結果告示 中国地方本部評議員補充選挙 7月1日から JARL Webに会員専用のページ





JARL NEWSの今後の発行について

 
平成14年8月以降の「JARL NEWS」の発行は、次のとおり予定されています。

     
8月号 ・・・・・・ (8月1日発行予定)
9・10月号 ・・・・・・ (9月1日発行予定)
11月号 ・・・・・・ (11月1日発行予定)
12月号 ・・・・・・ (12月1日発行予定)


HomeHOME MenuMenu Sub MenuSub Menu Page TopPage Top

Copyright © 2002 by
The Japan Amateur Radio League, Inc.