「みんなで楽しむハムライフ」

8月23日・24日、東京ビッグサイトで
盛大に開催される

 8月23日(土)・24日(日)の2日間、東京都江東区有明の、東京ビッグサイト西2ホールで、日本のアマチュア無線界最大のイベント「アマチュア無線フェスティバル ハムフェア2014」が開催されました(後援:総務省・文部科学省・東京都・NHK・読売新聞社・公益財団法人日本無線協会・一般財団法人日本アマチュア無線振興協会・日本アマチュア無線機器工業会・公益財団法人東京観光財団、協賛:電波新聞社・電波タイムス社・CQ ham radio・子供の科学)。

 今年のハムフェアは「みんなで楽しむハムライフ」をキャッチフレーズに、来場者の皆様にこれまで挑戦する機会が少なかったサブテーマを発見していただくことを呼びかけました。

 開催当日は全国からのべ34,000名(初日:23,000名、2日目:11,000名)の方々が来場し、JARLコーナーや出展の220団体(ビジネス:34、クラブ純粋:72、クラブ一般:114)のさまざまな展示や催事の見学、久々のアイボール、そして掘り出し物探索や買い物をなどを十分に満喫されたようです。

 特に初日は、開会前の09:00ごろから、入場ゲート前に来場者の行列ができ、開会式が開始された09:45ごろには上の写真のような大行列となりました。開幕後も発券場に並ぶ来場者の方々の行列は、お昼近くまで途切れることなく続きました。

 また、初日の8月23日にはハムフェア会場そばの東京ファッションタウンビル(TFTビル)で、日本無線協会が当日受付即日結果発表の3・4アマ臨時国家試験が開催され、220名(3アマ101名、4アマ119名)の方々が受験に挑戦され、3アマは68名が合格4アマは89名が合格されたそうです。

 このページでは、楽しかったハムフェアのようすをご紹介します。

 なお来年のハムフェア2015は平成27年8月22日・23日の2日間、今年と同様に東京ビッグサイト西2展示ホールで開催を予定しています。来年もぜひ東京ビッグサイトでお会いしましょう。

【開催前のご案内はこちらをご覧ください】


JARLコーナー

■テーマ展示「みんなで楽しむ ハムライフ」

 ハムフェア2014のキャッチフレーズは「みんなで楽しむ ハムライフ」。これまで挑戦できなかった新たな楽しみ方のサブテーマなどを発見していただこうという趣旨です。

 そこで、今年のテーマ展示として「アマチュア無線仕様キャンピングカー」の展示をおこないました。展示した2台の「アマチュア無線仕様キャンピングカー」は、日本アマチュア無線機器工業会(JAIA)加盟のアンテナ・周辺機器メーカー、第一電波工業がキャンペーンイベント用に製作されたもので、同社のご厚意により展示させていただいたものです。

 ランドローバー社の四輪駆動車をキャンピングカーに改造し、アマチュア無線の各種設備で武装(!?)した、アマチュア無線家にとってはまさにあこがれのキャンピングカーです。

 入場口正面に展示されたそんな2台のキャンピングカーに、あこがれのまなざしを送る来場者の方々もたいへん多く、ブース担当者の方々は多くの質問を受けていたようです。

■ハムフェア2014特別記念局8J1A

 ハムフェア特別記念局8J1Aは、今年もハムフェア会場から各周波数帯でアクティブに運用されました。

また、東京都支部と栃木県支部の協力で8月1日から会期前のPR運用もおこなわれました。

 ハムフェア当日は両日とも、開会前から運用受付に運用希望者の行列ができていて、開場後早々には当日の定員がいっぱいになる大人気ぶりでした。

■今年も開催スタンプラリー

 今年のハムフェアでも、会場にご来場いただく子供たちに、ハムフェア会場内の見学を楽しみながら参加していただけるイベントとして、中学生以下のお子さんを対象にスタンプラリーを開催しました。

 来場の元気な子供たちが、スタンプカードを片手にスタンプ設置の各ブースを駆け巡っていました。

■今年のDXCCデスクではARRLのノーム・フサロ氏(W3IZ)が申請受付を実施

 ハムフェア2014のDXCCアワード申請受付にはW3IZノーム・フサロ氏が来日しDXCC申請受付をおこないました。ノーム・フサロ氏の来日は2007年、2012年に続いて3回目となります。

 DXCCアワード申請受付では、JARLのDXCCフィールドチェッカーも補佐して申請受付をおこないました。

 ノーム・フサロ氏の協力を得て会期前の事前受付(8月18〜21日は郵送等による受付、21〜22日はJARL事務局会議室での受付)もおこないました。
 なお、郵送受付、事前受付を含むハムフェア2014会期中のDXCC申請受付件数は、トータル287件を数えています。

■人混みが絶えなかった自作品コンテスト入賞作品展示コーナー

 今年の自作品コンテストの入賞作品の展示コーナーは、来場者の興味を引き出す入賞作品が見られたせいか、例年にも増して見学者が多く、常に人混みが絶えませんでした。

 8月23日には、イベントコーナーで見事入賞に輝いた方々の表彰がおこなわれました。

ハムフェア2014自作品コンテスト入賞作品

■大好評のうち終了!「イベントコーナー」


 「みんなで楽しむハムライフ」
 新たな楽しみ方への挑戦、
 さらなる楽しさを発見!

 アマチュア無線フェスティバル
 実行委員会
 JG1KTC尾義則氏
 (JA1STY、JH8HAV)

 「松田百香のアマチュア無線
 入門ナビゲーター」

 よしもとクリエイティブ・
 エージェンシー
 松田百香氏

 「DXバケーションの楽しみ方、
 いろいろ!」

 JE2EHP堤 善昭氏

 JAIA関連講演
 JAIA技術委員会
 「やさしいデジタル大研究」

 アイコム(株)CS部・若槻 晃氏

 表彰式
 ・ハムフェア2014自作品コンテスト


 総務省・JARL

 「私のハムライフ」

 阿藤ギャラリー、
 西洋アンティーク専門
 JH1OBS阿藤芳樹氏

 「小さな力で大きな世界へ、
 みんなで楽しもう!D-STAR」
 JR1UTI藤田孝司氏
 JP1EED小笠原 朗氏
 7M3QXW依田康義氏

 「ARRL100周年について」


 W3IZノーム・フサロ氏
 (通訳:JE2EHP堤 善昭氏)

 表彰式
 「関東UHFコンテスト」


 JARL関東地方本部

■今年も大人気の「工作教室」

 今年の工作教室は、ハムフェアにご来場のできるだけ多くの子供たちに工作を楽しんでいただくために、2種類のAMラジオキットを準備しました。一つはハンダ付けなしで組み立てできる手作り感満点のワンコインAMラジオ。もう一つはハンダ付けタイプの高感度AMラジオキットです。

 開幕早々から子供たちが集まり製作に挑戦。特に初日は早々に教材のキットが完売するほどの盛況ぶりでした。製作に挑戦した子供たちは、ベテランスタッフのアドバイスで全員無事製作に完了、大喜びしていたようです。

■電気の不思議をワクワク体験!「電気の散歩道」

 「電気の散歩道」は、身近な素材を使って電気の不思議が体験できる実験コーナーで、毎年子供たちや親子連れに大人気のコーナーです。今年も例に漏れず、多くの子供たちが興味深げに実験に取り組んでいました。

 ところでこのコーナー、子供たちや親子連れだけではなく、実は大人にも人気のコーナーであることをご存じでしょうか?毎年、子供たち顔負けの熱心なまなざしで、コーナーの教材実験を楽しむ大人の方も決して少なくないのです。今年も子供たちの他、そんな大人の方々が多数いらっしゃいました。

 コーナーの実験を楽しんでいる方々はきっと、「身近な素材でこんなおもしろい実験ができるのか」という感激と「実験の楽しさ」を通じて童心を取り戻しているのかもしれません。

■海外の連盟による出展参加(JARLコーナー内)

 毎年、ハムフェアには海外のアマチュア無線家が多数見学に訪れます。

 今年も、近隣諸国の韓国、中国ほか多数の国からお客さんを迎えましたが、JARLコーナー内にブースを出展した海外の連盟がありました。

 ドイツ(DARC)、ルクセンブルグ(RL)、チュニジア(ASTRA)、タイ(RAST)の4カ国の連盟で、それぞれ各国のアマチュア無線のPRをおこなっていました。

クラブコーナー

 上の写真は、初日8月23日13:30ごろ、ビジネスコーナー方面からクラブコーナーを見渡したようすです。写真をご覧になってもおわかりのとおりの大混雑でした。

 クラブコーナーは数々の発表展示やイベントの中から「これまで挑戦する機会が少なかったサブテーマ」を発見する宝庫です。そして楽しいアイボールの場でもあります。

 また「各種ジャンク品などの散策が楽しめる場」という側面もあり、今年もまさに熱気むんむんでした。

 当日ご来場のみなさん、「新たなサブテーマ」を発見していただけましたでしょうか?
ビジネスコーナー
/JAIAコーナー

 無線関連機器メーカーでは自慢の製品の展示の他、注目の新製品や最新技術等を披露する各種イベントが開催され来場者の注目を集めていました。

 またハムショップ・パソコン関連機器販売店のブースでは、ハムフェア特価品など掘り出し物散策を楽しむ方々であふれ、アマチュア無線関連団体のブースでは、各団体の事業に関する紹介やPRなどが積極的におこなわれていました。

 ここではとても全部を紹介することはできませんが、ビジネスコーナー/JAIAコーナーの代表的なブースのようすを写真で紹介します。


開会前のご案内は
こちらをご覧ください


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