いよいよ動き出すD-STARシステム
D-STARネットワークシステム通信実験コーナー

 アマチュア無線へのデジタル通信技術を導入するシステムとしてJARLが研究開発を進めてきたD-STARシステムがいよいよ始動します。ハムフェア2003では、次世代通信委員会がD-STARの通信実験を紹介していました。
 今回の実験では、D-STAR展示ブースに設置されたD-STAR無線機(1200MHz)と東京ビッグサイトがある臨海副都心のフィールドに移動する移動局をレピータ局(1200GHz)と10GHzアシスト局(中継局)を介して結び、デジタル音声通信、データ通信をおこなう実験です。データ通信については静止画像のほか、44.1kHzサンプリングのハイクオリティーな音源の伝送再生もおこないました。
 デモンストレーションでは高品位な音場の再現に当たって、高級オーディオスピーカーのメーカーとして有名な、BOSE(株)の協力を得て、音像位相結合システムを用い、高品位な音場再現を来場者のみなさんに体験していただきました。


▲移動局は臨海副都心の「ゆりかもめ」青海駅付近で運用。お台場にある特徴的なフジテレビの局舎ビルが見える

 D-STARシステムは、インターネットと非常に親和性の高い通信システムです。ハムフェア2003のD-STARシステムとインターネットを接続した実演では、レピータをインターネットに接続し、D-STAR実演に協力をいただいているアイコム(株)のならやま研究所(奈良県奈良市)とも接続し、研究所内からの画像伝送をおこなう実演もありました。

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 D-STARブースには、次世代通信委員会が組み上げた、ポータブルD-STAR通信システムの展示(写真右)もありました。でも、これを背負って歩く人って本当にいるのかな?

 


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