June 2022 NEWS TOPICS INFORMATION



JARL第11回定時社員総会開催される(速報)



 一般社団法人日本アマチュア無線連盟(JARL)の第11回定時社員総会が、令和4年6月26日(日)、東京都新宿区のベルサール西新宿で開催されました。
 今回の総会は、令和2年4月の通常選挙で選出された社員の方々により審議がおこなわれました。昨年に続いて新型コロナウイルス感染拡大が終息していない状況であり、そのリスクを最小限に抑えるため、出席者の協力と適切な感染防止策を施したうえで実施されました。

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 当日は、社員総数134名のところ、12時50分現在において、会場へ出席している社員は129名(委任状及び議決権行使書での出席を含む)となりました。
 定時社員総会は13時00分に開始され、まず最初に、JG1KTC 尾義則 JARL会長より開会の挨拶がおこなわれました。

▲開会の挨拶をする尾会長
 コロナ禍が完全に終息しない状況の中、本日無事に開催できる運びとなったことへのお礼と、地方本部・支部との連携をはじめ積極的な組織運営、会員増強活動により2年連続で会員数増加となったご報告とともに、JARL100周年に向けて、皆様との建設的な議論と理解の共有により、本日の社員総会をとおして連盟の将来展望が開かれることを願いますとの挨拶がありました。

 続いて、尾会長から出席社員の中から、次の2名の方が議長団として指名されました。

  議長団
  • JA1STY 鈴木 清 氏(写真右)

  • JA7UQB 佐藤 雄孝 氏(写真左)
 ここからの進行は議長となり、事務局から社員の出席状況などの報告が次のとおりおこなわれ、定款第37条に定める、総社員の議決権の過半数、すなわち67名を超え、定足数を満たしていることから、議長から第11回定時社員総会の成立が宣言されました。
  1. 議決権を有する総社員の数(134名)
  2. 総社員の議決権の数(134個)
  3. 総会当日12:50現在の出席社員の数(87名)
  4. 委任書面による出席社員の数(37名)
  5. 議決権行使書面による出席社員の数(5名)
  6. 同時刻時点での出席社員数計(129名)
 このあと書記の指名と、出席社員の中から議事録署名人の指名がそれぞれおこなわれ、議長から議事進行に際しての注意事項が伝達され議案審議に入りました。
  • 書記 福井直喜 総務課長
  • 議事録署名人 JE8JOK 竹内秀則 氏、JH9MDO 松江和成 氏、JA0CFA 西澤令一 氏

▲議案を説明する日野岳専務理事

▲質問に回答する吉井事務局長
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第1号議題 令和3年度決算の件

 第1号議題については、JE1KAB 日野岳充 専務理事が議案の説明をおこないました。

▲監査報告をする佐藤監事
 議案の説明のあと、JE7JGG 佐藤眸 監事により、令和3年4月1日から令和4年3月31日までの監査をおこない、会計および理事の職務の執行に関して定款等に照らして妥当である旨の報告がなされました。
 監査結果としては、法令及び定款に従い当連盟の状況を正しく示しており、理事の職務執行に関して不正の行為並びに法令若しくは定款に違反する重大な事実はなく、計算書類と附属明細書については、適正に表示している旨の説明がありました。
 令和3年度決算の件については、「QSLカードの転送状況」「財政の収支均衡への取り組み」「地方本部・支部の予算」「JARL NEWS電子版について」「局免許情報による会員台帳整備」「選挙の実施方法」「連盟の会計監査」等、準備書面や出席社員の質疑や意見に対し、尾会長、日野岳専務理事、吉井周一事務局長らにより回答がなされた後、第1号議案の採決を挙手によりおこなうこととし、集計には佐藤監事と出席社員1名が立ち合うこととしました。
 採決の結果、賛成多数(委任状、議決権行使書を含めた賛否の数 賛成:82票、反対:46票、保留:4票)で第1号議案は原案どおり可決承認されました。

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第2号議題 役員選任の件

 続く第2号議題 役員選任の件の審議については、尾会長から通常選挙および理事会による理事候補者選任の経過や推薦理事、監事の経歴などの議案の説明があり、日野岳専務理事による事前に提出された準備書面に関する回答の一括説明と、質疑応答がおこなわれ、「QSLカード転送の安定化」「法制度・バンドプラン」「財政の収支均衡」「個人情報保護」「推薦理事・監事の選任」「選任対象の候補者情報」などについて質問、意見、要望がありました。
 質疑終了後、議長より、採決の方法に関し、一般社団・財団法人法やJARLの定款に則り、候補者ごとに挙手による採決とし、時間の関係により賛成票のみ計数するとの説明がなされました。これに関連して出席社員から議長解任の動議が出され、採決の結果、賛成54票となり、採決時の議決権数124の過半数の63票に達せず、動議は否決されました。

 その後、議長より第2号議案の挙手による採決について説明がなされ、第2号議案の各候補者に対する挙手による採決がおこなわれ、集計には佐藤監事と出席社員1名が立ち合いました。
 挙手による採決の結果、次のとおり理事および監事の選任議案の可否が決定しました。

※採決時点の議決権の数:
 会場内123、議決権行使書5、合計128、過半数となる数65

(理事の選任)
JE1KAB 日野岳 充(否決:賛成63票)
JG1KTC尾 義則(可決:賛成76票)
JH1LWP島田 守康(可決:賛成95票)
JL1ALE菊池 宏 (可決:賛成90票)
JA2HDE木村 時政(可決:賛成78票)
JG2GFX種村 一郎(可決:賛成78票)
JH3GXF安孫子 達(可決:賛成76票)
JR3QHQ田中 透(可決:賛成76票)
JH4NMT松田 佳之(可決:賛成76票)
JA5SUD森田 耕司(可決:賛成121票)
JA6HUG中村 信雄(可決:賛成91票)
JA7AJH尾形 和俊(可決:賛成84票)
JA8ATG原  恒夫(可決:賛成92票)
JA8DKJ三井 武(可決:賛成93票)
JH8HLU正村 琢磨(可決:賛成95票)
JA9PPC森田 喜邦(可決:賛成117票)
JF0JYR橋 哲也(可決:賛成105票)
(監事の選任)
JA1MEK 志村 文夫(可決:賛成82票)
JE7JGG 佐藤 眸 (可決:賛成76票)
(敬称略)
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 第2号議案の採決結果集計の間に、次の「報告事項」について報告がおこなわれました。
(1)令和3年度事業報告
(2)令和4年度収支予算
(3)令和4年度事業計画
 「報告事項」については、日野岳専務理事より説明があった後、準備書面や出席社員により「予算案における収支均衡」「青少年振興・体験局・社会貢献への取り組み」「ガイダンス局の更新」「電子QSLシステムの検討状況」「LoTWのデータ利用」「不法局対策」「アマチュアバンド防衛」などの質問・意見・要望が出され、日野岳専務理事らからの回答、出席社員との質疑応答がおこなわれ後、第11回定時社員総会の全日程を終了しました。

(18時31分)

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 第11回定時社員総会の終了後、第61回理事会が別室で開催され、理事の互選により、会長にJG1KTC 尾義則 理事、副会長にJA5SUD 森田耕司 理事、JA7AJH 尾形和俊 理事が選出され、JARLの新執行部がスタートしました。

■JARLの新役員(令和4年6月26日から)

会長・理事 JG1KTC 尾 義則
副会長・理事・四国地方本部長 JA5SUD 森田 耕司
副会長・理事・東北地方本部長 JA7AJH 尾形 和俊
理事・関東地方本部長     JH1LWP 島田 守康
理事            JL1ALE 菊池 宏
理事・東海地方本部長     JA2HDE 木村 時政
理事            JG2GFX 種村 一郎
理事          JH3GXF 安孫子 達
理事・関西地方本部長     JR3QHQ 田中 透
理事・中国地方本部長   JH4NMT 松田 佳之
理事・九州地方本部長   JA6HUG 中村 信雄
理事           JA8ATG 原  恒夫
理事           JA8DKJ 三井 武
理事・北海道地方本部長 JH8HLU 正村 琢磨
理事・北陸地方本部長   JA9PPC 森田 喜邦
理事・信越地方本部長   JF0JYR 橋 哲也
監事           JA1MEK 志村 文夫
監事           JE7JGG 佐藤 眸

今回の社員総会の議題等は以下のホームページでご覧いただけます。
▽JARL Web(JARL会員専用)
https://www.jarl.org/Japanese/4_jarl/4-3_soukai/22-teiji/gian-m.htm

(6月29日)



JARL協力「モールス電鍵 ミニチュアコレクション」発売決定!

 令和4年10月頃、JARL協力のもと開発中の「モールス電鍵 ミニチュアコレクション」(カプセルトイ)が発売予定です。

 押すと音が鳴り、モールス符号冊子がおまけで付いているので、アマチュア無線を知らない方でも気軽にモールスを楽しむことができます。商品はカプセルに入っているため4種類の内のどれが当たるかはお楽しみ。ぜひ全種類集めてみてください。
 詳しい情報は追ってお知らせします。

▽株式会社ケンエレファント(発売元)
https://kenelephant.co.jp/

(6月29日)



令和3年度(令和4年3月末時点)のアマチュア局数

 総務省が発表している、令和3年度(令和4年3月末時点)の総アマチュア局数は378,680局で地方別の内訳は次の通りです。

北海道34,660 東北39,771 関東111,059 信越15,399 北陸9,121 東海48,649
近畿45,855 中国22,903 四国17,527 九州31,546 沖縄2,190 総計378,680

(6月13日)



JARL中央局(JA1RL)が「電波の日」特別運用を実施!

 6月1日に「電波の日・情報通信月間」の中央式典をはじめ、3年ぶりに日本各地で記念式典等が挙行されました。

 JARLでは週末の土曜日4日に、コロナ禍ソーシャルディスタンスを確保して感染防止に努めて、東京都豊島区のJARL本部から、JA1RL中央局運用委員会(JG1KTC尾義則委員長)によるJA1RL「電波の日」の特別運用をおこないました。
 バンドコンディションも上昇、当日は10時ころから夕刻まで、HF帯ハイバンドから430MHz帯にて、国内外の約900局と交信をおこなうことができました。
 今後も、JA1RL中央局運用委員会では積極的に運用を実施して参ります。

※一部マスクを外して撮影

≪電波の日≫
 昭和25年(1950年)に電波法、放送法及び電波監理委員会設置法が施行され、電波の利用が広く国民に開放されたことを記念して「電波の日」を設け、国民各層の電波の利用に関する知識の普及・向上を図るとともに、電波利用の発展に資することとしている。

(6月7日)




   
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