January 2015 NEWS TOPICS INFORMATION


日本無線協会が平成27年度アマチュア無線技士国家試験日程を発表

 公益財団法人日本無線協会は、平成27年度のアマチュア無線技士国家試験の開催日程を正式発表しています。

  • 第一級アマチュア無線技士
    4月期:4月4日(土)、8月期:8月16日(日)、12月期:12月5日(土)
  • 第二級アマチュア無線技士
    4月期:4月5日(日)、8月期:8月15日(土)、12月期:12月6日(日)

    ※1アマ・2アマとも試験会場は例年どおり、東京都、札幌市、仙台市、長野市、金沢市、名古屋市、大阪市、広島市、松山市、熊本市、那覇市となります。

  • 第三級および第四級アマチュア無線技士
     試験地と開催月は次のとおりです。今年は、昨年までおこなわれていた青森市での開催はありません。
    • 東京:平成27年5月、7月、9月、11月、平成28年1月、3月
    • 宇都宮:平成27年10月
    • 札幌:平成27年4月〜平成28年3月の各月
    • 仙台:平成27年5月、8月、11月、平成28年2月
    • 長野:平成27年4月、7月、10月、平成28年1月
    • 新潟:平成27年6月、11月
    • 金沢:平成27年4月、6月、8月、10月、12月
    • 名古屋:平成27年4月〜平成28年3月の各月
    • 静岡:平成27年8月、平成28年1月
    • 大阪:平成27年4月、5月、6月、8月、9月、11月、12月、平成28年1月、3月
    • 広島:平成27年5月、8月、11月、平成28年1月
    • 松江:平成27年7月
    • 岡山:平成28年3月
    • 松山:平成27年5月、7月、11月、平成28年3月
    • 高松:平成27年9月
    • 熊本:平成27年6月、10月、平成28年2月
    • 鹿児島:平成27年6月
    • 福岡:平成27年8月、12月
    • 大分:平成27年9月
    • 長崎:平成27年11月
    • 北九州:平成28年3月
    • 那覇:平成27年5月、8月、11月、平成28年2月

     また、日本無線協会本部(東京)では、平成27年4月〜平成28年3月のうち、8月を除く第3日曜日に当日受付即日結果発表の3・4アマ国家試験を開催するほか、日本無線協会近畿支部では、平成27年7月18日・19日に大阪府池田市で開催の第20回関西アマチュア無線フェスティバルに併せて、7月18日、大阪府池田市の池田市立カルチャープラザで、第三級および第四級アマチュア無線技士の臨時試験(当日受付即日結果発表)を実施します。
     なお詳細な日程などは、日本無線協会のWebサイトでご確認ください。

(1月29日)


「詳細」



沖縄総合通信事務所が「不法無線局未然防止強化期間」を実施
(平成27年2月1日〜28日)

 総務省沖縄総合通信事務所は、不法無線局による混信その他の妨害から、正しく無線局を運用している電波利用者を保護し、良好な電波環境を維持・推進することを目的として、今年も2月1日〜28日までの1カ月間を「不法無線局未然防止強化期間」と設定し、不法無線局未然防止に関する周知啓発活動を重点的におこなうとともに、不法無線局の取締り等を実施しています。

 沖縄総合通信事務所が、管内を対象として集中期間を設けて独自で「不法無線局未然防止活動」をおこなっているものです。
 本年の実施の詳細については、沖縄総合通信事務所の報道発表をご参照ください。

▽沖縄総合通信事務所の報道発表
http://www.soumu.go.jp/soutsu/okinawa/hodo/2015/15_01_26-011.html

(1月29日)


「詳細」



名古屋大学で開催された「おもしろ科学教室」に7回目のイベント協力(東海地方本部)

 国立大学法人名古屋大学東山キャンパス(名古屋市千種区不老町)内IB電子情報館で、平成27年1月12日(月・祝)、第7回「おもしろ科学教室」が開催されました。
 このイベントは、青少年の科学への興味を引き出すことを目標とした各種学会(応用物理学会東海支部、電気学会東海支部、電子情報通信学会東海支部、プラズマ・核融合学会、日本赤外線学会、日本弁理士会東海支部、レーザー学会中部支部)や、学校(豊田工業高等専門学校、名古屋大学)、総務省東海総合通信局、日本アマチュア無線連盟東海地方本部、愛知県電波適正利用推進員協議会等が、毎年成人の日に、子供たちの科学する心を啓発する、興味深い展示やイベントを実施しているものです。

 JARL東海地方本部は、平成21年1月12日に開催された、第1回目から毎年このイベントに出展、参加しています。

 さて平成26年の名古屋大学は、同大学出身で工学研究科所属の天野 浩教授(応用物理学会東海支部)の青色発光ダイオードの開発に関するノーベル賞受賞に大いに沸いた年でした。
 そのことを裏付けるというわけではありませんが、「おもしろ科学教室」が開催されたIB情報館の2階の窓には左下の写真のような掲示がありました。
 各種報道などでも、話題として取り上げられていますが、先端の半導体技術を専門とする天野 浩教授は、小・中学校時代アマチュア無線に大いに熱中された経歴があるそうで、電気関係の研究者や技術者が、アマチュア無線の世界から誕生していったわかりやすい実例の一つとも言えるのかもしれません。

 おもしろ科学教室の事務局では、実は当日の講演等でこの天野教授の参加も予定していたそうです。しかし残念ながら、当日の天野教授のスケジュールが合わず残念ながら参加は実現しませんでしたが、名古屋大学天野研究室と青色LEDの製品化に大きく貢献した、豊田合成鰍フ合同出展により、右下の写真のような青色LEDに関する関連展示がおこなわれました。

 また新規に左下の写真のように、おもしろ科学教室の開催代表者を務める、高井吉明名古屋大学名誉教授の現在の勤務先である国立豊田工業専門学校(高井名誉教授は現在、同校校長)が「豊田工専のロボカップを体験しよう」という展示ブースを設けました。ちなみに、豊田工専はロボカップの世界大会に毎年出場し、好成績を収めていることでも有名です。

 第一部の記念講演では、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の宇宙教育リーダーである、三菱重工鰍フ山中昌弘氏が「宇宙に行くためには〜ロケットが飛ぶしくみ~」と題する講演がありました。「空を飛ぶ」ことと「宇宙を飛ぶ」という、実は似て非なるテーマに関する詳細な解説に、参加者は大いに科学の不思議を体験されていたようです(右下の写真)。

 JARL東海地方本部は例年と同様JA2YRLの公開運用と、子供たちを対象にFM ラジオを使ったFOXハンティング「電波でおにごっこ、キツネを探せ!」や、特定小電力トランシーバーを使った「無線交信体験」を実施したほか、展示コーナーでは「モールス符号で遊ぼう」と題した展示をおこないました。

 また、各種学会等の工作教室は、応用物理学会東海支部が「たたいてピカピカLED」、日本弁理士会東海支部が「LED電子万華鏡を作ろう」、日本赤外線学会・レーザー学会が「作って考えよう!赤外線応用技術 −人接近警報機−」というテーマで実施されました。一方、東海地方本部が開催したイベントでは、工作ではありませんが「見えない電波を見てみよう」の教材として準備した、「LED、ダイオードとコイルで作る簡単電波チェッカー」が今年も大好評でした。子供たちは無線交信体験の途中にもトランシーバーのアンテナにチェッカーを近づけて電波の存在を確認するなど大きな関心を示していました。
 ところで、今回のおもしろ科学教室のメインとなる工作教室などの、各団体の4つのメインイベントには全く偶然とはいえ、実はすべて「LED」(青色ではありませんが!?)が関係していたのです。天野教授の青色LEDの開発のノーベル賞受賞に何とな〜くうなずけるような気がしませんか?

 東海地方本部の「電波でおにごっこ」ですが、実は過去6回、参加者がなかなか集まりにくい傾向が見られました。アマチュア無線家の間では、十分に浸透している「FOXハンティング」という遊びのおもしろさは、電波にあまり興味がない方にはなかなか伝わりにくかったようです。でも、これまでも他の参加学会等が「工作」をメインテーマとしていることもあって、東海地方本部では「不利」とは思いつつ、あえて「工作ではないメインテーマ」を選択して、このイベントを続けてきました。

 ところが、今回は参加者の応募のようすが、例年と全く異なりました。中日新聞折り込みの募集開始早々、参加定員の50名に達してしまったのです。応募をいただいた参加希望者リストを見ると、これまでとはちょっと違った傾向が見られ「小学校1年生」が圧倒的に多かったのです。参加している保護者の方々の会話を耳にしていますと、就学1年目の子供たちに「おにごっこ」という遊びの要素の中から「科学への興味を抱いてくれるチャンスがあれば」と考えた保護者の方々が、これまで以上に多かったのかもしれません。
 好天にも恵まれたことから、今年は会場のIB情報館の館内外のスペースを使用して実施しました。FMラジオを片手に、子供たちはユニークな音を送信する送信機を探し元気に巡っていました。無線交信体験でも、子供たちは交信の楽しさを満喫していたようです。

★          ★

 「おもしろ科学教室」の今後の開催計画について、開催代表者を務めた高井吉明名古屋大学名誉教授は、
「今回で7回目となるこの科学イベントは、さまざまな分野の団体が協力しておこなう国内でも珍しいもので、第1回目から、参加団体が少しずつ、交替して来ていますが、各団体のボランティアによって、このイベントが運営されています。今回は、奇しくも小林 誠、益川敏英両先生のノーベル賞受賞を記念して始めた第1回から数えて7回目で、また赤ア教授・天野教授のノーベル賞受賞を記念して開催する事ができました。
 例年、チラシ案内開始と同時に、多くの応募が届き、すぐに定員が埋まってしまいます。最終的には2倍近くの申し込みとなるので、会場がもう少し広ければ、もっと多くの子供たちに楽しんでもらえるのですが、それが残念です。会場となる名古屋大学の支援はもちろん、各団体の協力が来年度も続くことを期待し、次回の開催を目指して、今年の10月ぐらいから、また、具体的な計画を検討したいと思います。今回は、主催団体の一つである応用物理学会東海支部にノーベル物理学賞を受賞された赤ア教授・天野教授が所属されているということで、ノーベル賞受賞を記念してLED関連の展示を企画しました。来年はどんな展示が出来るのか、今から楽しみです」
と語っています。

(1月16日)


「詳細」



平成27年7月1日に「うるう秒」を実施!

 情報通信研究機構(NICT)電磁波計測研究所時空標準研究室日本標準時グループは、平成27年7月1日に「うるう秒」調整を実施すると発表しています。

 「うるう秒」調整は国際機関のIERS(International Earth Rotation and Reference Systems Service=国際地球回転事業)によって決定、各国の関連機関等に通知され、今回の決定はIERSにより2015年1月5日付けで公表されています。日本での「うるう秒」調整は、このIERSの通知に基づき官報告示され正式に実施の運びとなるもので、今回で26回目。平成24年(2012年)7月1日以来3年ぶりとなります。

 今回の「うるう秒」実施に当たり、平成27年(2015年)7月1日(水)午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に「8時59分60秒」が挿入されます。

 当日は電波時計に利用されている標準電波局JJY(写真は40kHz局の福島局。出展NICT)の2つの送信所が発射する電波にも、「うるう秒」の予告コードが付加され、同日午前8時59分59秒のタイムコード送出の後、午前8時59分60秒のタイムコードが送出されることになりますが、市販されている一般の電波時計は、常に電波を受信しながら表示をしているのではなく、主に深夜の時間帯にJJYのタイムコードによる時刻校正をおこない、通常は自立型のクオーツ時計として自走しているタイプがほとんどで「8時59分60秒」の表示には対応しません。
 また同日9時00分00秒以後、電波時計がタイムコードを受信するまでの間、表示時刻は1秒違いで表示となります。もし「うるう秒」の後の、電波時計の1秒の違いが気になる場合は、強制受信をして時刻校正をおこなうとよいでしょう。

 なお、国際電気通信連合(ITU)では、これまでも世界無線通信会議(WRC)において、「うるう秒」の存廃に関する議題の協議が継続されており、本年(2015年)11月に開催のWRC-15においても、引き続きその存廃に関する議題(2015年世界無線通信会議(WRC-15) 議題1.14「世界協定時(うるう秒挿入)の見直しに関する議題」)が上程されています。

【NICT電磁波計測研究所時空標準研究室日本標準時グループの発表】
http://jjy.nict.go.jp/QandA/data/leapsec.html
【国際地球回転事業(IERS)のWebサイト】
http://www.iers.org/IERS/EN/Home/home_node.html
【IERS Bulletin C (leap second announcements) 、 05 January 2015】
http://datacenter.iers.org/web/guest/eop/-/somos/5Rgv/latest/16
【総務省の発表(1月16日付け)】
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02tsushin03_03000140.html

(1月14日)
(1月16日更新)


「詳細」



【訃報】JARL理事 関西地方本部長 JA3HXJ 長谷川 良彦 氏

 JARL理事 関西地方本部長 JA3HXJ 長谷川 良彦 氏(67歳)は、昨年夏より病気療養中のところ、薬石効なく平成26年12月26日夕刻に逝去されましたので、お知らせいたします。

 なお、葬儀は故人のご遺志により近親者で執り行うこととしておりましたが、急報を聞いて駆け付けた親しい友人方も参列して野辺の送りを行ないました。

 JARLからは、JH3GXF 安孫子 達 理事が会長代理で参列し、ご冥福をお祈りいたしました。

 JARLでは、故人のご遺志を尊重いたしますとともに、年末年始という時期を考慮のうえ、新年の業務開始日を持ってみなさまにお知らせすることといたしました。

 山之内会長は、長谷川理事の逝去を悼み、次のとおり弔意を表しました。

長谷川理事の訃報にふれて

一般社団法人日本アマチュア無線連盟
会 長 山之内 俊彦

 平成26年12月26日夕刻にJA3HXJ長谷川良彦理事が逝去されました。
 急報を聞き、大変驚き信じられない思いで一杯でした。

 長谷川理事は、平成2年から平成4年まで兵庫県支部長を、平成8年以降は理事・関西地方本部長を務められ、理事在任中は平成24年から2年間の副会長をはじめ、電波環境改善対策委員長(平成8年〜10年)、不法局対策委員長(平成10年〜26年)、定款・規則等改正審議委員長(平成22年)、財政問題検討ワーキンググループ(WG)座長(平成22年〜24年)、財政・機構検討WG座長(平成24年〜25年)、機構改革WG座長(平成25年〜26年)を歴任し、JARLの各種事業や総会運営・組織改革に力を振るっていただきました。

 さらに、関西地方では、地方本部並びに各支部の運営をはじめ、総務省近畿総合通信局、各府県、市町村の行政当局との折衝や、毎年の関西アマチュア無線フェスティバル(関ハム)開催に尽力されるなど、その功績は極めて大きなものでありました。

 本来なら、今後もJARL運営の根幹をささえていただくべき人材であり、この時期に長谷川理事を失ったことは誠に残念であり、JARLにとって非常に大きな痛手であります。
 ご本人も、道なかばで世を辞することは大変不本意なことであったろうと推察いたしております。

 昨年夏ごろから体調がすぐれないとは聞いておりましたが、病に立ち向かう姿を見るにつけ、必ずや克服して活躍していただけるものと期待しておりました。

 長谷川理事の霊前に、日本のアマチュア無線とJARLの発展のため尽くすことを誓い、謹んでご冥福をお祈りいたします。

(1月05日)





日本無線協会平成27年度の第一級・第二級アマチュア無線技士国家試験開催予定

 公益財団法人日本無線協会は平成27年度に次のとおり、第一級・第二級アマチュア無線技士の国家試験の開催を予定しています。

  • 4月期
    • 試験申請書の受付期間
      書面申請、電子申請ともに2月1日〜20日
    • 試験日
      第一級:4月4日(土)、第二級:4月5日(日)
  • 8月期
    • 試験申請書の受付期間
      書面申請:6月1日〜22日
      電子申請:6月1日〜20日
    • 試験日
      第一級:8月16日(日)、第二級:8月15日(土)
  • 12月期
    • 試験申請書の受付期間
      書面申請、電子申請ともに10月1日〜20日
    • 試験日 第一級:12月5日(土)、第二級:12月6日(日)

 ここで紹介している日程は予定で、試験会場については未定です。

 第一級・第二級および第三級・第四級アマチュア無線技士国家試験の詳細が確定する1月下旬ごろ、日本無線協会(本部:03-3533-6022)におたずねください。

▽日本無線協会のWebサイト
http://www.nichimu.or.jp/

(1月05日)


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