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February 2008 NEWS TOPICS INFORMATION


オーストラリアから免許申請不要でアマチュア無線が運用可能に!
 (入国から90日まで、Class Licenceの取り決めの範囲内で)

 ACMA(オーストラリアの主管庁)の発表では、2008年2月15日より、海外から旅行で訪豪するアマチュア無線家に対して、特に免許申請等をしなくても、オーストラリア国内において入国から90日までは、同国の「Class Licence」の取り決めに基づく運用範囲内で、アマチュア無線を運用することが認められることになりました。

 Class Licenceに基づく運用では、「自国に免許されているコールサイン」の後ろに「VK」を付けたものを使用します。

 なお、運用の範囲や方法に関する詳細は、WIAの次のページをご参照ください。

http://www.wia.org.au/newsevents/news/2008/20080213-1/index.php

(2月25日)







米国CQマガジン社が「WPXアワード」に新しいバンド特記とモードを追加

 米国CQマガジン社が発行しているWPXアワードは、世界の異なるプリフィックスを集めるDXアワードとして人気のアワードの一つです。

 JARLも、このWPXアワードの日本のチェックポイントとしてGCRをおこなっています。

 WPXアワードのマネジャーである、N8BJQスティーブ・ボーラ氏は、2008年2月14日づけで、このWPXアワードに新しいバンドの特記と、Digital WPXアワードを追加すると発表しています。
 バンド特記は5MHz(日本では運用できません)、10/18/24MHz帯、および50MHzが追加されます。また、デジタルモードでの運用を対象とした「Digital WPXアワード」も発行されます。

 Digital WPXアワードは、RTTY、PSKなどの文字データ通信モードの交信で、300の異なるプリフィックスを集める(本賞)というものです。

 発表によれば、今回のWPXアワードの新バンド、モードの追加の詳細については、US CQ誌の2008年3月号に掲載され、後日、CQマガジン社のWebサイトにも掲載するとしています。

 ※発表は「米国CQマガジン社のWebサイト」のNews from CQのページに掲載されています。

(2月25日)






宇宙からのオンエアが期待される、長期滞在の若田宇宙飛行士
 2008年12月に国際宇宙ステーションへ!

 NASA(アメリカ航空宇宙局)は2月14日付けの報道発表で、2008年内のスペースシャトルの打ち上げ予定を発表しました。

 国際宇宙ステーションには、2月8日、STS-122ミッション(スペースシャトル・アトランティス号)で、ARISSヨーロッパによりアマチュア無線のデジタルATV(AMSATの解説資料、PDF形式)用のアンテナが装置された、ESA(欧州宇宙機関)のコロンバス・モジュールが送り込まれたばかりですが、これに続いて、日本の宇宙実験棟「きぼう」の国際宇宙ステーションへの打ち上げ建設が開始されます。

 「きぼう」建設のために、2008年のSTSミッションでは、3人の日本人宇宙飛行士がスペースシャトルで、国際宇宙ステーションに向かいますが、今回の報道発表ではそのフライト予定が公表されました。
 土井隆雄(どい たかお)」宇宙飛行士が国際宇宙ステーションに向かう、STS-123ミッション(エデンバー号)は3月11日。
 星出彰彦(ほしであきひこ)宇宙飛行士が搭乗する、STS-124ミッション(ディスカバリー号)は4月24日。
 そして長期滞在クルーとして「きぼう」建設の仕上げに当たる、若田光一(わかたこういち)」宇宙飛行士が搭乗する、STS-119ミッション(ディスカバリー号)の打ち上げは12月4日に予定としています。

 もしかすると、国際宇宙ステーションのアマチュア局で運用する若田宇宙飛行士の 「クリスマス・メッセージ」や、「新年のメッセージ」を聞くことができるかもしれません。

(2月15日)






若田宇宙飛行士がARISSスクールコンタクトの模擬交信を実施

 ARISSによると、2008年2月8日16:05(UTC、日本時間2月9日01:05)から、国際宇宙ステーションの第18次長期滞在搭乗員に予定されている、若田光一宇宙飛行士(KC5ZTA)とマイク・フィンク宇宙飛行士(KE5AIT)が、テキサス州ジョンソン宇宙センターから、地元のチャーター小学校の児童との間で、ARISSスクールコンタクトの模擬練習をおこなう模様です。

 今回の模擬交信は、若田宇宙飛行士、フィンク宇宙飛行士ともに、個人コールサインによるオペレートで、チャーター小学校のW5RRRとの間で実施されます。

 交信は、若田宇宙飛行士が日本時間2月9日01:05から、フィンク宇宙飛行士が、同01:30から実施の予定で、交信の模様は、IRLPとEchoLinkによるインターネット中継もおこなわれます。

  • EchoLinkコンファレンスサーバー情報: *AMSAT*(101 377) *JK1ZRW*(277 208)
  • IRLPレフレクター情報: REF9010

 興味のある方は、ぜひ聞いてみてください。

 今回の模擬交信の子供たちの質問は次のようなものが予定されています。

【若田宇宙飛行士への質問】
  1. When you do not exercise in space how does it feel when you come back on Earth?
  2. How long will you be in space?
  3. Have you seen or reached any planets?
  4. What has to be done when you get back?
  5. What is your longest journey you’ve been on?
  6. Could you travel outside of our solar system?
  7. How large can a Mars rock get?
  8. Is your suit comfortable?
  9. How heavy is your suit?
  10. How does it feel when you are up in space?
  11. What do you do when you miss your family or friends?
  12. Describe what you see?
  13. What do you do if your shuttle malfunctions?
  14. How much area does the solar system take?
  15. What can you eat in space?
  16. How long does it take to get the rocket ready?
  17. Can you sleep?
  18. What do you do in space?
【フィンク宇宙飛行士への質問】
  1. What is the farthest star from Earth?
  2. Have you ever put a dog on the moon before?
  3. Who first thought of going to space?
  4. Is the “VOMIT COMET” fun?
  5. Why do you go in space?
  6. How does it feel up in space when you look out a window and see never ending space hanging all around you?
  7. Were you going to do another job when you were a kid?
  8. What star’s are astronauts currently studying?
  9. Do you test on animals in space?
  10. What is the smallest star in the galaxy?
  11. What kind of equipment do you have to use up in space?
  12. If you shot a bullet in space would it go so slow you could catch it?
  13. If we travel at the speed of light could we go to the future?
  14. Do you think in another galaxy there is a source of life like us?
  15. What kind of plants and medications do you test in space?
  16. Does the moon actually suck a space shuttle in the moon”s orbit?
  17. Is the rover you sent to Jupiter still working and sending pictures after crash landing?
  18. How many “G’s” can a space shuttle withstand?
  19. What was the first animal to go into space?
  20. What animals can be O.K. in space besides monkeys and dogs?
  21. Annie: What types of dried food would you most likely eat in space?

 余談ですが、今回模擬交信を実施する第18次長期滞在クルーは、2名ともに「日本語による交信」もできるクルーとなります。

 フィンク宇宙飛行士は2004年の前回の長期滞在で、日本の3カ所(福岡県立明善高等学校、羽曳野市立羽曳が丘小学校、青山学院初等部)で実施された、ARISSスクールコンタクトにおいて日本の子供たちと交信してくださった実績があります。
 同宇宙飛行士は、過去日本に滞在経験があり、日本語が少し話せることから、このときの子供たちへの回答は、日本語混じりの楽しいものでした。

(TNX 7M3TJZ)

(2月7日)




総務省が、周波数割当計画等の一部を変更する告示案に係る意見募集
【3.8MHz帯等におけるアマチュア業務用の周波数の拡大について】

 総務省は、平成20年2月6日付けの報道発表で、周波数割当計画等の一部を変更する告示案に係る意見の募集を同日から平成20年3月7日(金)の間、広く募集しています。

 今回の周波数割当計画等の一部を変更する告示案は、3.8MHz帯等におけるアマチュア業務用の周波数の拡大についてのものです。
 JARLでは、かねてから3.5/3.8MHz帯の拡大を強く要望してまいりましたが、総務省においても平成17年度に実施した電波利用状況調査の 評価で、「3.5/3.8MHz帯の免許局数に対してアマチュアバンドが狭い」という結果が得られたことから、拡大の検討が進められていました。

 今回の告示案は、下の図のように、

  • 3.5MHz帯に、3599kHz〜3612kHzの周波数幅13kHzの区分、および3680kHz〜3687kHzの周波数幅7kHzの区分を追加
  • 3.8MHz帯に、3702kHz〜3716kHzの周波数幅14kHzの区分を追加、さらに 現在割り当てられている、3747kHz〜3754kHzの周波数幅7kHzの区分を3745〜3770kHzの周波数幅25kHzに拡張する
    (3.8MHz帯の、3791kHz〜3805kHzの周波数幅は現状どおりです)
というものです。

 意見募集の詳細は、総務省のホームページに掲載されています。

(2月6日)




新市・消滅市郡情報
【平成20年11月1日、鹿児島県伊佐市誕生。大口市、伊佐郡消滅】

 平成20年1月30日の官報告示により、鹿児島県大口市と伊佐郡菱刈町が合併し、平成20年11月1日に、鹿児島県伊佐市が誕生します。

 鹿児島県伊佐市の市番号は4625となります。

 鹿児島県伊佐市の誕生にともない、鹿児島県大口市(市番号4609)と鹿児島県伊佐郡(郡番号46002)は消滅市郡となります。

(2月1日)



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