2010 IARU HF World Championships、7月10日〜11日開催
世界のIARU(国際アマチュア無線連合)加盟団体のHQ局がアクティブに運用

 すでにお知らせしていますが、2010年の「IARU HF ワールド チャン ピオンシップ コンテスト」が7月10日(土)21:00〜11日(日)21:00の 24時間、開催されます。
 このコンテストでは、世界のIARU(国際アマチュア無線連合)加盟団体 のHQ局がアクティブに運用をおこないます。

 すでに本ページでもお知らせしていますが、今年のJARL HQ局は次の9局です。
 みなさんもぜひ、多くのHQ局との交信に挑戦してください。

【2010年のJARLのHQ局(9局)】
運用バンド・モードコールサイン(運用場所)
160m(1.8/1.9) CW8N3HQ (兵庫県神戸市灘区:大阪大学アマチュア無線クラブ)
80m (3.5) CW8N4HQ(岡山県岡山市北区:JH4WBYグループ)
80m (3.5/3.8) Phone8N1HQ(神奈川県南足柄市:足柄平野DXer)
40m (7) CW8N3HQ(兵庫県神戸市灘区:大阪大学アマチュア無線クラブ)
40m (7) Phone8N4HQ(岡山県岡山市北区:JH4WBYグループ)
20m (14) CW8N3HQ(兵庫県三木市:Kansai Crazy Contesters)
20m (14) Phone8N8HQ(北海道岩見沢市:JA8CDTグループ)
15m (21) CW8N3HQ(奈良県奈良市:関西HQグループ)
15m (21) Phone8N1HQ(千葉県君津市:東京大学コンテストクラブ)
10m (28) CW8N1HQ(東京都港区:FEDXP 有志グループ(JARL登録クラブ))
10m (28) Phone8N2HQ(岐阜県中津川市:チームひるかわ)

 またIARU役員局として、日本からはIARU第3地域理事のJE1MUI遠藤静夫 さん、IARU第3地域事務局長のJA1TRC岡 誠一さんがオンエアします。

●日本の個人アマチュア局が参加する場合のルール

 日本の個人アマチュアとして参加する場合の、ルールを簡単にご紹介します。

  • 開催日時:2010年7月10日(土)21:00(JST)〜11日(日)21:00(JST)
  • 使用できるバンド:160m〜10mまでの6バンド。
  • 電波型式:CWまたはPhone
  • 参加部門・種目:
      シングルオペ・Phoneのみ (電力別にHigh、Low、QRP種目あり)
      シングルオペ・CWのみ  (電力別にHigh、Low、QRP種目あり)
      シングルオペ・Mix (電力別にHigh、Low、QRP種目あり)
      マルチオペ・シングルTX(Mixのみ。10分間ルールあり)

    電力別種目は、High=出力150W超、Low=出力150W以下、QRP=出力5W以下。
  • 交換ナンバー:RS/T + ITUゾーン番号(日本は45)
  • 得点:
    • 同一ITUゾーン内の局/HQ局/IARU役員局との1交信1点
    • 同一ITUゾーン内で異なる大陸の局との1交信1点(日本はITUゾーン45で あり、ゾーン45内では異なる大陸は存在しないため、この項目は日本からの 参加者には不要です)
    • 同一大陸で異なるITUゾーン内の局との1交信3点
    • 異なる大陸の局との1交信5点(なお、Mix部門では同一局のCWとPhoneによる交信はそれぞれ得点になる)
  • マルチプライヤー:
     バンドごとの(モードごとではない)、ITUゾーン数+HQ連盟の数。 なお、IARU役員についてはバンドごとに最大4(AC、R1、R2、R3)を加算で きる。
     HQ局およびIARU役員局については、ゾーンとしてはカウントできない。
  • 書類の提出先と締切日:
     書類の提出先は
     IARU International Secretariat, Box 310905, Newington, CT 06111-0905 USA
     電子申請は
     IARUHF@iaru.org  締め切りはコンテスト終了後30日以内まで。

    ▽規約の詳細はこちら(英文)
    http://www.arrl.org/iaru-hf-championship
    ▽2009 IARU HF World Championshipsの結果
    http://www.arrl.org/results-database?event_id=13637

●世界のHQ局はどのぐらいオンエアするのだろう?
 2009 IARU HF World Championshipsの結果から

 さて、IARU HF World Championshipsは、世界の連盟のHQ局がどのぐらい オンエアしてくるのでしょうか。

 2009年のIARU HF World Championshipsの結果から、ちょっと調べてみる ことにしました。あくまでも2009年の実績ですので、2010年もすべての局 が出てくるとは限りませんが、かなり参考になると思います。

 まず世界の連盟のHQ局と言っても、コールサインの一部に必ずしもHQが 付くとは限りません。コールサインの中にHQの2文字を含まない局も多数 ありますので、注意が必要です。

◆アフリカ
ナイジェリア(5N0HQ)、南アフリカ(ZS0HQ)

◆アジア
日本(8NxHQ)、クェート(9K9HQ)、カタール(A71A)、インド(AT1HQ)、台湾(BV0HQ)、中国(BxHQ)、アルメニア(EK0HQ)、キプロス(H2Q)、タイ(HS0AC)、ロシア(R0HQ)、トルコ(TC7HQ)、香港(VR2HK)

◆オセアニア
フィリピン(DX1HQ)、オーストラリア(VK7WI)、インドネシア(YB41AR)、ニュージーランド(ZL6HQ)

◆ヨーロッパ
クロアチア(9A0HQ)、スペイン(AO8HQ)、ポルトガル(CR5HQ)、ドイツ(DA0HQ)、ボスニア・ヘルツェゴビナ(E7HQ)、アイルランド(EI0HQ)、ウクライナ(EM5HQ)、モルドバ(ER7HQ)、エストニア(ES9A)、イギリス(GB7HQ)、スイス(HB9HQ)、ハンガリー(HG0HQ)、イタリア(IUxHQ)、ノルウェイ(LN2HQ)、ルクセンブルグ(LX0HQ)、リトアニア(LY0HQ)、ブルガリア(LZ7HQ)、オーストリア(OE1A)、フィンランド(OH2HQ)、チェコ(OL9HQ)、ベルギー(OP0HQ)、デンマーク(OZ1HQ)、オランダ(PA6HQ)、スロベニア(S50HQ)、スエーデン(SK9HQ)、ポーランド(SN0HQ)、ギリシャ(SX0HQ)、フランス(TM0HQ)、ラトビア(YL4HQ)、ルーマニア(YR0HQ)、セルビア(YT0HQ)、マケドニア(Z30HQ)

◆北アメリカ
ホンジュラス(HQ2W)、キューバ(T40C)、アメリカ(W1AW/KL7、NU1AW/KH6)、メキシコ(XE1LM)、エルサルバドル(YS1YS)、ケイマン諸島(ZF1A)

◆南アメリカ
トリニダード・トバゴ(9Y4HQ)、ウルグアイ(CX1AA)、アルゼンチン(LR4D)、アルバ(P40HQ)、ブラジル(ZW5HQ)

 最も参加が多いのは、ヨーロッパ各国の連盟のHQ局です。34の国や地域の連盟がHQ局を運用しています。

 JARLのHQ局は、8NxHQのスタイルのコールサインで複数のHQ局がオンエアする形の参加ですが、中国やイタリアのHQ局も同様な運用スタイルでのでエントリーをしています。

 またスペインの連盟のHQ局は、本土ではなくカナリア諸島(大陸州はアフリカ)から運用、アメリカの2局のHQ局は、本国のエンティティー内ではなくNU1AW/KH6がハワイ(オセアニアに所属)、W1AW/KL7がアラスカからの運用というスタイルで運用をおこないました。


2010 IARU HF チャンピオンシップコンテストが7月10日〜11日に開催!
9局のJARL HQ局を運用

 2010年も「IARU HF ワールド チャンピオンシップ コンテスト」が7月10日(土)21:00〜11日(日)21:00までの24時間、開催が予定されています。

 JARLでは今回もHQ局を募集していましたが、JARL HQ局が次の9局に決まりました。コンテスト中の「運用バンド・モード」など詳細は次のとおりです。

運用バンド・モードコールサイン運用場所
160m(1.8/1.9) CW8N3HQ兵庫県神戸市灘区:大阪大学アマチュア無線クラブ
80m (3.5) CW8N4HQ岡山県岡山市北区:JH4WBYグループ
80m (3.5/3.8) Phone8N1HQ神奈川県南足柄市:足柄平野DXer
40m (7) CW8N3HQ兵庫県神戸市灘区:大阪大学アマチュア無線クラブ
40m (7) Phone8N4HQ岡山県岡山市北区:JH4WBYグループ
20m (14) CW8N3HQ兵庫県三木市:Kansai Crazy Contesters
20m (14) Phone8N8HQ北海道岩見沢市:JA8CDTグループ
15m (21) CW8N3HQ奈良県奈良市:関西HQグループ
15m (21) Phone8N1HQ千葉県君津市:東京大学コンテストクラブ
10m (28) CW8N1HQ東京都港区:FEDXP 有志グループ(JARL登録クラブ)
10m (28) Phone8N2HQ岐阜県中津川市:チームひるかわ

 また、日本の個人アマチュアとして参加する場合の、ルールを昨年のルールに基づき次に簡単にご紹介します。

 コンテスト期間中にJARL HQ局と4波以上で交信された局には、JARLビューロー経由で記念の達成証を送るとともに、その方のコールサインをJARLWeb上に掲載してその栄誉を称えます。皆さん頑張ってください。

□開催日時:2010年7月10日(土)21:00(JST)〜11日(日)21:00(JST)
□使用できるバンド:160m〜10mまでの6バンド。
□電波型式:CWまたはPhone
□参加部門・種目:
 シングルオペ・Phoneのみ (電力別にHigh、Low、QRP種目あり)
 シングルオペ・CWのみ  (電力別にHigh、Low、QRP種目あり)
 シングルオペ・Mix (電力別にHigh、Low、QRP種目あり)
 マルチオペ・シングルTX(Mixのみ。10分間ルールあり)
 電力別種目は、High=出力150W超、Low=出力150W以下、QRP=出力5W以下。
□交換ナンバー:RS/T + ITUゾーン番号(日本は45)
□得点:

  • 同一ITUゾーン内の局/HQ局/IARU役員局との1交信1点
  • 同一ITUゾーン内で異なる大陸の局との1交信1点
    (日本はITUゾーン45で あり、ゾーン45内では異なる大陸は存在しないため、この項目は日本からの 参加者には不要です)
  • 同一大陸で異なるITUゾーン内の局との1交信3点
  • 異なる大陸の局との1交信5点
    (なお、Mix部門では同一局のCWとPhoneによる交信はそれぞれ得点になる)
□マルチプライヤー:
 バンドごとの(モードごとではない)、ITUゾーン数+HQ連盟の数。
 なお、IARU役員についてはバンドごとに最大4(AC、R1、R2、 R3)を加算できる。
 HQ局およびIARU役員局については、ゾーンとしてはカウントできない。
□書類の提出先と締切日:
 書類の提出先は
 IARU International Secretariat, Box 310905, Newington, CT 06111-0905 USA
 電子申請は
 IARUHF@iaru.org
 締め切りはコンテスト終了後30日以内まで。


2010 IARU HF チャンピオンシップコンテスト」に参加する
連盟本部局の公募について


 IARU主催の「2010 IARU HF チャンピオンシップコンテスト」(7月10日(土) 21時 〜11日(日) 21時JST、全24時間)に参加する連盟本部局を運用していただく団体を公募いたします。
 参加を希望する団体は、昨年から新たに定めた「IARU HF World Championship に参加する連盟本部局(HQ局)の運用者(局の開設を含む)の公募および運用等に関する要領」(「HQ局の公募と運用等に関する要領」と略称する)をご覧いただき、団体名、代表者(代表者名と代表者のコールサインは必須)または連絡者の住所・氏名・コールサイン・TEL・e-mailアドレス、運用予定場所、運用可能バンド・モード、運用希望のバンドモードについての自局で達成ができるQSO・マルチ・スコア等を記載したものを、2010年1月1日から2月28日までの間に、JARL事務局運用課宛て“電子メールで”お申し込みください。 (mailto:oper (at) jarl.or.jp (at) は@マークに変えてください)


【連盟本部局の条件など】

  • 連盟本部局はバンドおよびモードごとに異なるコールサインの使用が認められています。運用可能な波は次の11波。:1.8-CW, 3.5-CW, 3.5-SSB, 7-CW, 7-SSB, 14-CW, 14-SSB, 21-CW, 21-SSB, 28-CW, 28-SSB
  • 空中線電力は1kW(少なくとも500W)で24時間トラブルなく運用できることが望ましい。
  • コンテスト運用において十分な実績を有する局であることが望ましい。
  • 運用に係る必要経費(QSLカード作成費ほか若干の連盟補助を除く)を負担していただきます。
  • 無線設備は、無線局の指定事項変更に伴う落成検査などを行う場合も含み、運用者で準備していただきます。
  • バンド・モード別に最大11局のエントリーは可能ですが、数局のエントリーを予定していますので、予定を超える応募があった場合や局数や運用バンドなどに調整が必要な場合は、JARL-IARU-HQ-WG(ワーキンググループ)で協議のうえ決定させていただきます。

「IARU HF World Championship に参加する連盟本部局(HQ局)の
運用者(局の開設を含む)の公募および運用等に関する要領」

(略称:「HQ局の公募と運用等に関する要領」)

 IARUの構成団体であるJARLは,IARU主催のHF World championship に連盟局として参加します。参加するにあたっては得点最大化を目指し,IARUにおけるJARLの実績を十分にアピールしたいと考えています。
 本趣旨に賛同していただけますJARL会員の協力をいただき,運用に有利な特別コールサイン8NxHQ局(予定)を用い,各国の連盟局に遜色ないスコアを達成したいと考えますので,本運用に協力いただける団体を次の要領で公募します。
  なお、募集期間は2010年1月1日から2月28日までとしますので、JARL事務局運用課宛て“電子メールで”お申し込みください。 (mailto:oper (at) jarl.or.jp (at) は@マークに変えてください) 。申込み書(フォーム)は、こちら

1.応募について
 応募資格は,代表者がJARL会員である任意の団体か,またはJARL登録クラブとし,局の運用については,代表者および構成員の中のJARL会員が行うこととします。
(注:運用資格については,5.実運用について(4)項も参照してください)
 前記の応募条件を満たしている運用希望団体は,次の(1)と(2)で,自局がどの形態で運用可能であるかを確認してください。

(1)基本事項
 参加形態について申告してください。 ((a),(b)のいずれかになります)
(a)個人局免許を基とした応募
 8NxHQ局を個人局との設備共用で免許申請します(社団局同士の設備共用は認められませんので,ご注意ください)
 その際に必要となる設備共用の同意書などの提出をお願いします。
 なおこの場合,局の実態を客観的に把握するため,監査指導委員などが現地確認をすることがありますので,あらかじめご了承ください。
(b)新たに免許申請を行う形態での応募
 8NxHQ局は各地方総合通信局の新設検査を受けることになります。
 この検査に費用の負担を含めて対応をお願いします。

(2)運用に関する事項
  @ 参加希望のバンド・モードについて(a)か(b)のどちらかを申告してください。
  (a) どのバンド,どのモードでも対応可能である。
  (b) シングルバンド・モード,または限定されたバンド・モードを希望する。
  A (a) (b) どちらを選択しても,第1希望バンド・モードは申告していただきます。
  B (b) を希望された方で,希望されたバンド・モードの割り当てがなされなかった場合,次のどちらにされるのかあらかじめ決定しておいていただきます。
  (b−1) 8NxHQの運用は辞退します。
  (b−2) 希望以外のバンド・モードでも引き受けます。

(3)選定プロセスに必要な情報に関する事項
 運用が可能な,あるいは運用希望のバンド・モードについて,自局で達成ができるQSO,マルチ,スコアを各々申告してください。
 申告例: 7MHzSSB 2000QSO 50マルチ 14万点
 申告の最終締め切りは2月28日です。
 過去の歴代スコアはここに参考掲載した資料のとおりです。

2.運用担当バンド・モードの決定について
 申込受付後、連絡用のメーリングリスト(ML)を設置します。運用担当のバンド・モードの検討もこのMLで行います。

 1.応募についての(3)項により,この時点で参加希望者全員が納得できる最高スコアを申告された方が,そのバンド・モードの担当に決定となります。
 申告の最終締切日までは,スコア申告は何回でも差し替えや取り下げが可能です。
 申告スコアが同じ場合は,早期に申告された局を優先します。

 申告スコアに疑義等がある場合は,その旨の申し出を受け付けます。
 疑義を受けた局は,客観的なデータや過去の実績などに基づいて,申告スコアの妥当性を説明してください。
 参加希望者全員が納得できる申告スコアを再提出できない場合は,スコア申告はなかったものと判断します。

 なお,次年度以降はこのスコア申告値に前年度の[達成値/申告値]で表される「信頼値」を掛けて評価を行います。
 信頼値の最高は100%で最低は0%です。(0%とは無断不参加などです)
 複数のバンド・モードを担当された場合は,ハイバンド(21/28MHz),ミッドバンド(7/14MHz),ローバンド(1.8/3.5MHz)で区分して信頼値を適用します。

 過去の歴代スコアと自局の保有する能力を十分に勘案の上,達成可能なスコアの検討をお願いします。

 このプロセスにより,IARU特別局を運用担当する局と,バンド・モードの割り当てが決定される予定です。
 運用希望があげられなかったバンド・モードについては,ML上で個別に依頼をしますので,検討をお願いします。
 この決定プロセスでバンド・モード割り当てが困難となった場合は,JARL-IARU-HQ-WGにて検討を行って決定します。
 なお,ML上でのやり取りの内容はML登録者以外への転送はしないでください。
 関係者で情報共有する必要がある場合は,当該MLに参加登録の申し出をしてください。

3.免許について
 JARL事務局から,1.応募についての(1)項の参加形態にあわせて,免許申請に必要な書類の作成依頼が個別に出されますので,遺漏のないように進めてください。
 必要な書類の提出時期と必要書類一覧は別便にて情報提供と依頼をしますが,大まかには次のとおりです。
[運用担当局決定時]
 運用申込書
 特別局,特別記念局の申請,運営等に関する調査票
[免許申請時]
 無線局の設置同意書
 無線局の設備共用同意書(必要な局のみ)
 既設局の免許状,事項書,工事設計書,送信機系統図の写し
[運用後]
 運用記録(ログ,オペレーターリスト,運用風景の写真など)
 運用報告書
 収支報告書

4.事前運用について
 例年,おおむねコンテストの10日〜1週間位前に免許が発給されています。
 コンテスト前の事前運用については特にバンド・モード等の制限はありませんが(免許の範囲であれば,V/UHF-FM,RTTY,SSTV,衛星なども可),運用予定日とバンド・モードなどは事前にMLでアナウンスしておいてください。
 また,6mAND DOWNコンテストでも運用可能です。この場合,スコアの評価はなされずチェックログの扱いになりますので了承願います。

5.実運用について
(1)連絡先について
 実運用の直前や運用中に不慮の事態に陥った際の連絡先として,各局の電話番号を事前に確認します。
 コンテスト中に確実に電話連絡が取れる番号をお伝えください。

(2)運用の留意点
 コンテストルールでは,運用地点からのオペレーターの個々のコールサインを使ってのHQ局との交信は禁止です。
 しかし,運用地点以外からの交信は禁止されていません。
 ですから,各オペレーターが自宅からあるいは自動車からなどのQSOサービスは可能です。
 また運用中は,HQ局から他のコールサインでの運用は禁止されています。
 ですから,HQ局から個人のコールサインでむやみにQSOしないでください。

(3)DXクラスターの利用について
 DXクラスターなどを積極的に利用していただくことを推奨します。
 ただし,自らの運用情報を自らがスポットすることは禁止されていますので注意してください。
 他のJARL−HQ局のスポットについては,ML上で検討して,その扱いを決定します。

(4)運用者について
 運用者は,一般のJARL記念局の場合はJARL非会員でも運用可能となっていますが,本行事はIARU構成団体のJARLが,JARLとして各連盟とスコアを競う行事ですので,運用する方はやはりJARL会員でなければ整合性が取れないと考えます。
 特に問題が発生しない限り,当面の間はJARL会員の方を運用者に選定していただきますようお願いします。
 この点につきましては継続協議としていますので,参加団体の構成員中のJARL非会員が運用を希望する場合はゲストOP制度による運用で対応します。
 もし,JARL非会員の運用者が多数となった場合には事前に,JARL-IARU-HQ-WGあて相談してください。

6.運用記録の提出について
 運用の記録や整理集計結果は,運用後の翌週日曜日2400JST(2010年は7月19日2400JST)までにJARLに一旦お送りください。
 テキスト形式でも各ログの独自形式でもかまいません。
 その後,JARLにおいて一本化作業を行い,IARUに提出できる体裁に整えていきます。
 運用終了後に,速報値をMLあてポストしていただけるとなおいいと思います。

7.諸注意
(1)運用が個人宅などで行われる場合,本人や家族の不慮の事故や病気などで運用が継続できなくなることがない措置を講じてください。
 運用を担当する方がごく少数の場合も同様で,運用可能時間帯に運用が中断することがない措置を講じてください。
 以上の措置については事前にお尋ねしますので措置の内容の回答をお願いします。
 運用中断のリスクが高い局については,参加形態を再検討していただくお願いをすることがあります。

(2)各運用担当局において作成されるログは,JARL局の運用である関係上,JARLの管理下にあるものとお考えください。
 基本的にログ内容の公開はJARLにおいて必要の範囲で行いますので,個人的な判断でログ内容の公開をされないようご注意ください。

(3)一本化後のログを利用希望の場合は,別途申し込みをお願いします。
 ご指定の形式で送付します。

(4)次年度以降の参加局については,単に代表者が違うとかコールサインが違うといった点で異なった局であるとの判定はせず,局実態を勘案して総合的に同一であるか否かを判断します。

(5)QSLカードは,運用終了後3箇月以内に発送完了となるようお願いします。

8.免許申請等にかかる費用の負担と連盟からの補助について
(1)免許申請費用の負担
 参加形態(a),(b)について,新設,変更等にかかる免許申請費用は参加者が負担することとします。
(2)連盟からの補助金
 @ 局の保守・管理費等として,連盟より各局につき1万円を補助します。
 A 各局のQSLカード制作費として,上限2万円以内の実費を補助します。

・ 2008年12月10日一部修正  1.(1)(a)  1.(1)(b)  8.(1) 
-------------------------------------------------------------------------
2008年11月16日制定
JARL-IARU-HQ-WG (JARL IARU HF World Championship WG )
座長:JA3HXJ
構成員:JF1SQC,JA3NDM,JH4NMT,JA8CDT