JARL NEWS 履歴
今月の JN0212 ■12月号の表紙■
  11月15日、東京都千代田区のホテルグランドパレスで「JARL創立75周年、アマチュア無線再開50周年記念式典」が盛大に開催されました。
 当日は、片山虎之助総務大臣、内海善雄ITU事務総局長、W1RUリチャード・ボールドウィンIARU名誉会長ほかの来賓を迎えてアマチュア無線の75年を振り返るとともに、今後ますますの発展を祈念いたしました。

■12月号の主な記事■   
QTC
TOPICS
JARL創立75周年記念式典・記念運用について(関連)
JARL会員増強キャンペーンについて(関連)
第56回QSOパーティー規約
第45回フィールドデー・コンテスト結果
地方だより(各地の行事案内については、こちらをご参照ください)
おもな記事とインフォメーション
アマチュア無線機器総合保険についてのご案内


QTC

JARLの2002年を振り返って!

 2002年1月26〜27日、JARLでは昨年来の懸案事項であった電力線搬送通信(PLC)問題への対策のため、群馬県勢多郡の(財)電力中央研究所・赤城試験センターで(財)電波産業会(ARIB)との合同実験をおこないました。この実験をはじめ多くのアマチュア無線家の皆さんの積極的な活動があって、7月31日「現時点において電力線搬送通信設備に使用する周波数帯の拡大は困難」との総務省の見解を得るにいたりました。
 5月から6月にかけては、FIFAワールドカップTMサッカー開催にちなむ特別記念局8M1Cなどを全国10カ所で開設しました。7月にはJARL創立75周年運用が全国で開始され、特別記念局8N1OGAも小笠原・父島でただいま運用中です。8月24日(土)・25日(日)には「ハムフェア2002」が、東京ビッグサイトに会場を移して開催されました。
 このように今年は大きな催しなどが続きましたが、JARLのホームページにおいても7月1日から会員専用のページがスタートしました。会員IDとパスワードによる認証システムの導入により、自分の会員データの一部がオンラインで変更・登録ができるようになりました。
 そして11月15日「JARL創立75周年、アマチュア無線再開50周年記念式典」を東京で開催しました。当日は片山虎之助総務大臣、内海善雄ITU事務総局長、IARUの名誉会長(JARL名誉会員)であるR・L・ボールドウィン氏をはじめとする関係各位を来賓にお迎えして、約400人の出席者でにぎわいました。
 式典では多くの方々が功労表彰され、祝賀会では出席者一堂でJARL75年の足跡を振り返るとともに、今後のアマチュア無線の発展を祈念いたしました。(なお、JARLは1926年6月に設立され昨年創立75周年を迎えております)



TOPICS


ハムフェア2003 8月23・24日に開催!  ハムフェア2003の開催日などが決まりました。会期は2003年8月23日(土)と 24日(日)の2日間で,開催場所は東京ビッグサイト西2ホール。  キャッチフレーズは「世界をめざそう! アマチュア無線!」,自作品コンテ スト規定部門テーマは「再現性の良い調整用機器」(VSWR計,インピーダンスメ ーター,アンテナアナライザーなど)。  入場整理費は一般1,500円,高校生800円,小・中学生無料。実施要項などの詳 細は次号にて紹介いたします。 4月1日に新市が誕生  2003年4月1日、静岡県と香川県に新市が誕生します。 ●静岡県静岡市と清水市が合併し静岡市に  静岡県の県庁所在地の静岡市(市番号1801)と清水市(市番号1804)が合併して 静岡市となります。  県庁所在地の市の合併は、2001年5月1日の、さいたま市(旧浦和市・大宮市・ 与野市の合併)以来となります。  新しく誕生する静岡市の市番号は現在の静岡市と同じ1801です。この合併により 静岡県清水市は消滅市となります。 ●香川県大川郡の3町が合併 東かがわ市が誕生  香川県大川郡(郡番号36002)の3町(引田町・白鳥町・大内町)が合併して東か がわ市が誕生します。  東かがわ市の市番号は3607となります。 ●香川県大川郡は消滅!  今年3月31日まで8町あった香川県大川郡ですが、4月1日に5町(津田町・大 川町・志度町・寒川町・長尾町)が合併して、さぬき市(市番号3606)が誕生。  さらに今回、大川郡の残る3町が合併して、東かがわ市が誕生することにともな い、香川県大川郡は消滅郡となります。

■ おもな記事


 外国コールサインのQSLカードの転送取り扱いについて
(QSLマネージャーの取り扱いを含みます)

 JARLでは,会員の特典としてQSL転送サービスをご利用いただいておりますが,会員登録している
コールサイン以外にも「転送手数料」をお支払いいただくことによって,2つ目以降のコールサイ
ンの転送サービスもおこなっています。
 このたび,外国コールサインで海外運用したQSLカードおよび外国局のQSLマネージャーとなって
JARL・QSL転送サービスを利用する場合,平成15年7月7日よりつぎのとおりの取り扱いを実施する
こととなりました。
 なお,QSLマネージャーとは,特定の外国局からの依頼でおこなわれる運用局のログ管理,QSLカ
ード発行・受け取りをおこなう方をさします。

1.外国コールサインのQSLカード転送手数料
 JARL会員の登録をしている「日本のコールサイン」または「准員番号」以外の外国コールサインの
QSLカードについて,日本国内からJARL・QSLビューローを経由して国内外の交信相手局に転送する場
合は,外国コールサイン1つにつき3,600円(1年間有効)の転送手数料が必要になります。
 なお,外国コールサインの中には,「プリフィックス/日本のコールサイン」などの外国で運用し
たコールサインも含まれ,この対象になります。

2.外国コールサインのQSLカードの取り扱い
(1)JARL会員であって,自分が発行する外国コールサインのQSLカードを送る場合がこの対象となり,
  転送手数料が必要となります。
(2)QSLカードの受け取りは,従来と同様,転送枠の欄に「Via」および「会員登録されている日本の
  コールサイン」が記載され,カードのTo Radio欄に「外国コールサイン」が記載されている場合
  に限り,日本国内で受け取ることができます。
(3)転送枠に直接「外国コールサイン」が記載されている場合は,ARRLエンティティーリストに準拠
  した国または地域のQSLビューローなどに送られますので,ご注意ください。

3.QSLマネージャーによるQSLカード取り扱い
(1)JARL会員であって,特定の外国局からの依頼でQSLマネージャーとして外国コールサインのQSLカ
  ードを送る場合がこの対象となり,転送手数料が必要となります。
(2)QSLカードの受け取りに関することは,前項〔2−(2),(3)〕と同じです。
(3)国内局間(JD1局を含む)のQSLマネージャーによるQSLカードの転送は,従来どおりできませんの
  でご注意ください。

4.転送取り扱いの申し込み方法
(1)転送手数料の納入
 外国コールサインによるQSL転送サービスを受ける場合は,転送を希望する月の2週間程度前までに
 転送手数料の納入を済ませてください。
 @郵便振替
 郵便局の払込取扱票(郵便振替票)の2枚目の通信欄に「会員登録されている日本のコールサイン」
 と「転送を希望する外国のコールサイン」の両方を記入して,外国コールサイン1つにつき転送手数
 料3,600円を納入してください。
 AJARL Webからの手続き
 JARL Webメニュー画面の「QSLカードの転送」からお申し込みください。なお,転送手数料3,600円の
 振り込みは,ネットバンキング,ATM,銀行窓口などをご利用のうえご送金ください。
(2)転送手数料をすでに納入されている方の場合
 従来から会員登録したコールサイン以外のQSLカードの転送サービスを希望されていて,すでに転送手
 数料を納入されている場合は,新たに転送取り扱いの申し込みは不要です。
(3)受付起算日
 会費と同様に毎月6日を締め切り日とし,翌7日より1年間の利用が可能です(例:6月20日に転送
 手数料を納入された場合→7月7日より1年間有効)
(4)ご注意
 転送手数料の領収書がお手元に届いた後で,転送を希望する外国コールサインのQSLカードを送ってく
 ださい。転送手数料の支払いとほぼ同時にQSLカードを送られた場合は,外国コールサインのデータ上
 のチェックができませんので,一定期間保留扱い(約3ヵ月)となった後で外国コールサインの照合
 となる場合があります。
 ※転送を希望する月の2週間程度前までに手続きをお願いします。
(5)その他
 外国ビューローなどの外国から送られるQSLカードの場合は,従来どおり取り扱います。
【お問い合わせ】JARL会員部会員事業課
 電話:03-5395-3109 fax:03-5395-3134
 E-mail:kaiin@jarl.or.jp



 第5回IARU HST世界選手権大会 JARL代表選手団募集

  IARU(国際アマチュア無線連合)第1地域主催の第5回HST(High Speed Telegraphy=高速電信術)
世界選手権大会が,2003年5月4日〜8日,ベラルーシ共和国の首都ミンスクで開催されます。
 この大会はアマチュア無線におけるモールスの普及を目的として開催されるもので,個人による参加
もできますが,JARLでも代表選手団を送るため,参加希望選手を次の要領で募集します。

 開催の概要

【日時】2003年5月4日(日)〜8日(木)
【開催地】ベラルーシ共和国ミンスク
【競技部門・クラス】
○JUNIOR/JUNIOR YL(男女とも20歳未満)
○SENIOR/SENIOR YL(男性20歳以上45歳未満,女性20歳以上40歳未満)
○OLD BOY/OLD LADY(男性45歳以上,女性40歳以上)
【競技種目】「受信競技」と「送信競技」があります。
【派遣選手の募集要領】JARLの会員の方を対象として代表選手団の募集をおこないます。代表選手は各
クラスとも最大2名(計12名)とします。
【JARL代表選手の条件】
・JARL会員であること。
・「モールス電信技能欧文2段」または「モールス電信技能総合2段」以上の免状を所持しているかた。
【選考方法】書類選考(年齢,資格などの確認)をおこないます。希望者多数の場合は抽選とします。
【必要経費】大会参加にかかる経費(渡航費,滞在費,参加費など)はすべて参加者に負担していただき
 ます。
【申し込み方法】氏名,コールサイン,年齢(2003年1月1日現在の満年齢),住所,電話,E-mailアドレ
 スを明記し,返信用封筒(80円切手貼付)と免状のコピーを同封してお申し込みください。
【申込先】〒170-8073東京都豊島区巣鴨1-14-5 JARL運用課HST係
【申込締切日】2003年1月10日(金)
【必着】
【問い合わせ先】JARL会員部運用課 103-5395-3112 E-mail:oper@jarl.or.jp



JARL展示室について

 JARLでは経費削減の一環として,事務局として借用中の第1松岡ビルのフロア数の縮小のため,1階展
示室の所蔵品の保管・展示にご協力いただける機関を探しておりましたが,アマチュア無線にも大きな理
解のある東京都調布市の国立電気通信大学のご厚意により,展示室所蔵品の展示・保管にご協力をいただ
けることとなり(第450回理事会で協議),9月17日に無線機,真空管などの所蔵品を同大学歴史資料館
に寄贈いたしました。

 調布市の同大学キャンパス東地区にある歴史資料館では,JARL展示室から寄贈した展示品の展示準備を
進めています。同館の開館は月・水・金曜日12:00〜13:00ですが,月〜土曜日の,他の時間帯の見学は予
約により可能です(年末年始,日曜祝日は休館)。
 同館には,JARL展示室の展示品の他,往年の業務用無線設備などの豊富な展示もあります。

■電気通信大学歴史資料館
〒182-8585 東京都調布市調布ヶ丘1-5-1
見学の予約:@0424-43-5296 Fax:0424-43-5291,
E-mail:adachi@ice.uc.ac.jp http://ssro.ee.uec.ac.jp/lab_tomi/uec/museum/
 なお,東京・巣鴨のJARL事務局1階の展示室は「資料室」と名称変更し,アマチュア無線関連の文献など
の資料について,これまでどおり閲覧いただけます。
 またフロア内の無線局JA1YAAも会員の方はこれまでどおりオペレートできます。



■ インフォメーション


■ 委員会委員の委嘱 ●技術政策委員会 委 員 JA1XF  芳野赳夫 委 員 JA1AYO 丹羽一夫 委 員 JA1CIN 三木哲也 委 員 JF1QCI 鈴木 昭 委 員 JG1QGF 種村陽亜 委 員 JA3OZ  藤原功三 委 員 JA3FMP 櫻井紀佳 委 員 JA7CRU t橋勝平 ●電磁環境委員会 委 員 JA1LAS 高井正興 委 員 JE1PIK 椎名厚夫 委 員 JH1DGF 吉村裕光 委 員 JH1VCC 木本 徹 委 員 JH2VOT 富田幸政 委 員 JH5ESM 武藤浩二 ●マイクロ波委員会 委 員 JA1CYC 下村 茂 委 員 JA1MTL 明山 哲 委 員 JF1VAS 成澤 融 委 員 JG1IIK 新井宏之 委 員 JH1UGF 槇岡寛幸 委 員 7K4NWW 釘宮昌平 委 員 7L1WQG 荒井義浩 委 員 JAWBQU 阿部五男 ●次世代通信委員会 委 員 JA1KP  鈴木 稔 委 員 JA1AYO 丹羽一夫 委 員 JA1OHP 梅田政夫 委 員 JJ1LYU 渡川洋人 委 員 JK1FNL 小林直行 委 員 JR1LQK 土屋 勝 委 員 JH2VOT 富田幸政 委 員 JA3OZ  藤原功三 委 員 JA3FMP 櫻井紀佳 委 員 JA3FPY 小川伸郎 委 員 JA3VAP 水島章広 委 員 JA7CRU 高橋勝平 ※技術政策・電磁環境・マイクロ波・次世代通信委員会委員は 平成14年11月6日付 ■ レピータ局の告知 <停波>JR1VV(2425.76MHz),JP4YDR,JP6YCJ,JPEYCZ 無線設備故障のため当分の間 <廃止>JP1YFU(平成14年10月25日付),JR4WF(平成14年10月28日付) ■ JARL事務局では12月29日〜1月4日まで年末年始のため休業します。  なお新年は1月6日から業務を開始します。  また、JARL NEWS 1・2月号は合併号として、12月末の発行予定です。 3月号,4月号は通常どおり発行されます。



JARL NEWSの今後の発行について

 
平成15年1月以降の「JARL NEWS」の発行は、次のとおり予定されています。

 
1・2月合併号 ・・・・・・ (年内発送 1月1日発行予定)
3月号 ・・・・・・ (平成15年3月1日発行予定)
4月号 ・・・・・・ (4月1日発行予定)


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