大阪府池田市立細河中学校が国際宇宙ステーションと交信に成功

交信した中学生たち 大阪府池田市立細河中学校は、5月9日ARISSスクールコンタクトで国際宇宙ステーションとの交信に成功しました。
 国内では11回目で関西では6回目となるスクールコンタクトですが、今回もJARL関西地方本部のメンバー(関西ARISSプロジェクトチーム)の協力で実施されました。

 今回のスクールコンタクトのために臨時に開設した社団局(8N3H) が、17時00分:25秒、国際宇宙ステーション(NA1SS)をコールすると、第11次クルーのジョン・フィリップス宇宙飛行士から日本語で「こんにちは」と応答があり、その後、JL3JRY屋田純喜コントロールオペレーターのもと全校生徒の代表の12人の生徒たちが、22問の質問に答えていただき大成功でした。

 全体のとりまとめをつとめた、田中 透JARL大阪府支部長(JR3QHQ)によれば、「今回の交信は最大仰角28度と、今年1月7日に兵庫県稲美町立母里小学校で実施されたケースより、さらに低い軌道で実施されました。また会場の細河中学校から見たISSの軌道コース上には、標高約400mの山が身近にあり、いままでのスクールコンタクトよりさらに厳しい条件での交信で、10分間明瞭にコンタクトが取れるかが最大の問題だった」とのことです。

 そのような条件の中、無事、交信に成功した細河中学校のみなさん、おめでとうございます。また全体の運営管理に当たった関西ARISSプロジェクトチームのみなさんお疲れ様でした。

 なお今年は、高知県高知市立横浜小学校、そして愛・地球博特別記念局8J2AIブースでも、ARISSスクールコンタクトの実施が計画されています。

(TNX JR3QHQ)