ハムフェア2000に寄せられたレポート

【本文中に登場する写真はイメージです】
【なお、詳細にわたるレポートありがとうございました】


ホームページを作りました!ご覧ください

 当局の無線仲間であるJH1IWW(鶴岡氏)が,ハムフェアのほか,横浜中華街および大桟橋からの夜景をまとめたホームページ(http://www.sol.dti.ne.jp/~e-tsuru/)を作成しました。試しにアクセスしてみてください。

(de:JR1KGL 湯浅)




ハムフェア2000盛大に終了,お疲れ様

 今年も見に行きました。今年は真空管S2001をゲットできませんでした。来年は2001年です。来年もS2001を探します。

(de:JS1DCZ オバタ)




「ハムフェア2000」 28th JAIAフェア見学記
JA4KI/JA1BRP 吉岡謙

 昨年のハムフェア99は,私の家の関係の工事があったり,私の勤務校が夏の甲子園へ出場し,その試合がハムフェアの最中にあったりで,見学することができず,大変残念な思いをした。
 今年も,昨年に続いて甲子園へ出場したので,昨年のようになっては,と思っていたところ,ハムフェアが始まる二日前に二回戦で敗退し,ハムフェアの見学が可能になったので,その翌日に出発し,一泊して8月18日の初日に見学することにした。
 若い頃は,ハムフェアは日帰りで見学したものだったが,歳のせいか日帰りは疲れるので,東京都文京区にある我々の共済事業団の施設へ泊まった。残念ながら横浜には共済の施設はない。

 18日は,朝4時前の震度3の地震で起こされた。泊まっていた部屋が10階だったせいもあって,かなりの揺れだった。そのときは,伊豆諸島で頻発している地震だと思っていたが,7時のNHK-TVのニュースでは,東京23区内が震央だったとのことで,なるほどと思う強さだった。
 8時過ぎにチェックアウトし,御茶の水駅から中央線で東京駅へ出て,東海道線へ乗り換え9時に横浜駅へ降りた。昭和30年代に,学生時代の4年間を神奈川県民として過ごしたのだが,県都横浜市は,隣の市であったにもかかわらず全く用件がなく,その後もず一っとご無沙汰で全くの不案内である。

 ハムフェアのリーフレットをバッグから取り出し,駅構内の案内表示と見比べながら,会場行きのバス乗場を探し出して,ようやくのことでバスに乗った。乗客の2/3位は,ハムフェアへ行く人達のように見えた。リーフレットを片手に,書いてある「パシフィコ横浜」なる停留所で下車するために,車内放送や電光表示に注意していたが,「パシフィコ横浜」が案内される前に,「展示ホール前」という停留所で、多くの人が降車し始めた。慌てて外を見渡したが,東京都中央区晴海でやっていたときのような,ハムフェアの大きな看板はどこにも見えない。この先に、「パシフィコ横浜」なる停留所があるのかも知れないが,ここかも知れないと,ハムフェアへ行く人達らしい人の後について降りた。降りた人達は、一列になってバス停近くの建物へ入って行くので,私もその後ろへついて行ったところ見事正解で,入った建物がハムフェア会場の展示ホールであり,入ったところが展示ホールのコンコース(エントランスホール)だった。


 入場してすぐ,右側のインフォメーションセンターで、待望のガイドブックをもらった。ガイドブックをめくりながら歩いていたら,足は自然に派手な展示のJAIAフェアの方へ向く。とたんに美女につかまり,「ターゲットを探せ」なる催しに参加するように勧められ,はがきより少し大きめの参加用紙を手渡された。JAIA出展6社の今回の展示の主力商品を、見学者に探させるもので,全部完全に探すと,出展社提供の抽選会にエントリーできるというものだった。それならばと参加して,各社のブースを見て歩いていたら、ICOMの井上社長と目が合い,挨拶がてら今年はこういう理由で見学できましたと,昨年見学できなかったわけを説明した。JARLのJA1AN会長は,JAIA各社のブースを回って,それぞれのメーカーから,説明を受けておられる様子だった。

 まず,私が代表者をしているクラブ局のJARL会費を支払った。次に,土産をかねて,例年のハムフェアグッズのテレホンカードを買おうと,JARL販売品コーナーへ回ったが,今年はテレカは作っていないとのことで,テレカの販売はなくなっていた。小さくて軽くて値段も手頃で、土産にはFBだったのにと残念であった。いつから作らなくなったのだろうか、来年も制作しない予定なのだろうか,たぶんJARLが儲かるほど売れないので,作るのをやめたのだろう。
 ガイドブックにはJARLカードの申込書が挟み込んである。JNの8・9月合併号に綴り込まれていたものと同じもので,私はすでに申込を済ませている。裏表紙の内側には,記念スタンプを押すところがあり,その続きに,アンケートがついていた。アンケート投入箱の横に,記載台があったので,しばらくかかって記入し,投入箱へ入れた。

 記念局8J1HAMと8J2000が運用しているはずである。ハンディートランシーバーにイヤホンをつなぎ,ダイアルを回してみた。トランシーバーが144〜1200MHzのものだったので,430/1200MHzで,8J1HAMとQSOした。8J2000は聞こえなかったので,V/UHFでは出ていなかったのだろう。
 JARLコーナーの隣は,ビジネスコーナーになっており,業者による販売が主であった。中にはどう考えても,ハムとは無関係なものを販売しているブースもあった。一昨年から気になっていたアンテナのオートチューナーは,今年も出ていなくて「ハムフェア特価」は利用することができず残念だった。CQ誌の広告で見た値段は24万円だったので,仮に5%安くなっても1万2千円も安くなるわけだが,逆に言うと出ていなかったから,買わずに済んだのかも知れないhi。
 
 次はクラブのコーナーである。クラブコーナーの純粋展示コーナーが,ビジネスコーナ一に近いところにあるので,そこから見学を始めた。私が以前関係していたJAMSATにも立ち寄ったが,知らない顔ばかりで,特にコンタクトはしなかった。その隣がファクシミリクラブだ。実は今年はじめに,私が持っていたパナ4000なるファクシミリをもらってくれた2エリアの方が,このクラブのメンバーで,ハム用に改造して展示することを聞いていたので,そのつもりで立ち寄ってみた。ところがこのブースの担当者は1名だけで,若い男性からの質問に一生懸命答えているところだったので,おじゃまをしてはNGとそっと立ち去った。
 次は,クラブコーナーの中の一般展示コーナーである。私の視界の中には,飲み物や弁当を販売する店が2つも見える。そこで一休みして次の見学をとも思ったが,休むのは後回しにして,クラブのコーナーをスイープするようにして一応全部見学した。

 イベントコーナーでは、通信・放送機構のJH1BAM氏が、成層圏プラットホームについて講演しておられ、かなりの人が聴いていた。

 JAIAの「ターゲットを探せ」の抽選会のエントリーの時間になった。JAIAコーナーへ行ったらすでに大勢の人が集まっていて、間もなくエントリーが始まった。朝完成させた用紙を係員に渡すと、半券をちぎって返してくれた。係員が受け取ったはがき大の用紙で抽選し、その番号と同じ番号の返してくれた半券で、賞品を受け取るようになっているらしい。半券の番号を見たら、なんと0001だったのでびっくりした。抽選は12時から行われたが、予定の出展各社からの賞品は全く当たらなかった。JAIA事務局の人の好意で、特別に予定にない賞品が追加されたが、これもだめで、約30分間の緊張は体を疲れさせた。

 昨年から、ハムフェアはパシフィコ横浜で行われている。以前晴海で行われていたときに比べると、規模が小さくなっており、JAIAフェアへの出展社数も随分少なくなっているように思う。現在のハム界の状況をそのまま映しているようで、残念だった。
 
 倉敷へは、予定どおり、19時19分に帰着し、私の19回目のハムフェア見学は幕になった。来年も行ければいいなと思っている。(Aug.2000 吉岡謙)

(一部省略させていただきました/係)


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